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Posted by ブクログ 2024年03月23日
ここは自分に似てる。この人は友達に似てる、知り合いに似てる。誰にでも起こりうる日常の中にある、自分では気づけない自分の嫌なところ、本人に自覚のないあの人の嫌なところ。みんなそれぞれ思いがあって行動してるけど、自分にとっての正解は誰かにとっては不正解になるような複雑な人間関係が描かれていました。その中...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月08日
すごく主人公に自分を重ねてしまった。
田舎出身なので東京にいけば何者かになれるという憧れがあり、田舎特有のコミュニティにもうんざりしていたからだ。
それぞれが表紙のような思いを抱えているが、何者にもなれず、自分のまま生きていくしかなく、そしてなりたいと思う誰かも見えない悩みをかかえているということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月23日
「あなたはあなたでしかない」や「大丈夫」といった、一般的に人に寄り添おうとするときに使われる言葉を簡単に登場させるのではなく、その言葉が登場するまでの過程がより言葉の力を強くしてくれている。ただ優しく寄り添ってくれるだけの都合のいい物語ではないところに信頼が置けるなといつも思う。藤生が天に抱く感情を...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
「ずるくないやつは、どこにもおらんよ」
そう、おらんおらん
30になっても天が天のままで藤生とミナは救われたかも
でもお人形さんのようだったミナが強い女性になって浮立になかば強引に集合をかけたのが面白い
「くだりの階段が苦手な男」がでてくる小説は、たぶん天の衝撃のデビュー作になることはないだろう
そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月27日
Audibleにて。
佐賀の片田舎で繰り広げられる三角関係と成長が描かれた感動の長編小説。
閉塞的な村から逃れた主人公の天が、中学時代の友人ミナと藤生との関係に揺れ動きながら、自分と他人、そして過去と現在と向き合っていく…
友情や恋愛に絡んだ思いや、他者への憧れと自己の受容の葛藤が丁寧に描かれ、登場...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
人には必ず、外からは見えない部分があるのだということがよく分かる。
そのくせ、どうせあの人はこう思ってるとか、勝手に人の考えを決めつけて勝手に傷ついたりしてしまう。
私は誰かになれないことと、誰かも私にはなれないことを、ネガティブに捉えると羨ましいとかずるいとかになってしまうけど、
自分は自分なの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月04日
おもしろかった
ストーリーの運び
それぞれの心情
あのとき本当は何があったのか、
みんなが知りたかったこと、
わたしだけが神様の目線になったかのように
俯瞰で見ているような不思議な感覚、
だけど当人たちは全部を知る必要も、
伝える必要もない
私が強烈に惹かれるだれかは、
他のだれかになりたいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月09日
個性的と言われる天、良い子に囚われているミナ、天にひかれる藤生の3人の視点から、誰かを羨む気持ちを描く。読者は3者の視点を客観的に見れるので隣の芝は青く見えるよなあと思えるが、本人たちの心の葛藤に共感できる。(わたしたちだって人生においては客観的になんてなれない)この小説では、登場人物が最後の手紙開...続きを読む
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