寺地はるなのレビュー一覧

  • 大人は泣かないと思っていた

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    やっぱ若い子好きじゃん笑
    うちもすれてない頃の自分のが好き。
    親友の彼女が親友の家の祭の宴にお呼ばれする話が好き。そこであ、これ九州の話か。。。ってなった。
    日本どこでもそんなもんだと思ってたけど、関東に住んで中年になった今だに九州ってさ亭主関白文化なんでしょ〜wって言われることがたまにある。まぁそうかもせんけど、こちらの生活してても、結婚してなくても割と感じるけどな。

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    2025年11月13日
  • リボンちゃん

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    『女性の幸せ』という言葉はよく耳にする。日本は男性より、女性の方が幸せ度が高いという統計があるみたいだ。幸せな女性とは愛情深い母親というイメージが私の中にある、その固定観念は古い。女性の伝記やエッセイをこれから沢山読んでいきたい。

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    2025年11月10日
  • リボンちゃん

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    よくわかんない店で、自由な社長の下でゆるっと働きながら、紳士服の仕立てをやらないテーラーの手伝いをすることになる、リボンちゃんこと百花。百花の仕事は下着のリフォームやオーダーメイド下着を縫うこと。
    百花は自信があるわけではなく、何か明確にやりたいことがあるわけでもないが、気にせず堂々としている。言いたいこともきちんと言う。加代子さんも今は同じ、百花の同志だ。百花は下着のオーダーを受ける中で、やりたいことをやってみようと考えるようになってゆく。
    「わからない、考えたくない、選びたくない」えみちゃんは、他人の評価を強く意識しながらも、自らのポリシーは曲げない。相当生きづらそうだが、隠し通す生き方を

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    2025年11月10日
  • リボンちゃん

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    装丁がかわいくて寺地さん初読み。
    りぼんちゃんは幼い女の子を予想してたから、立派な大人で大きなリボンをつけてる主人公に驚かされた。自分はアクセサリーとかランジェリーを率先してつけないからオーダーメイドで作ってもらったりするのは素敵だなあと感じた。

    ところどころ共感できるシーンもあって読みやすかった。他にもこの方の本を積読してるから読んでみようと思ったら。

    「人間関係はオーダーメイドのように自分の思い通りにつくり上げるものではないしぴったり合う既製品を探しあてるようなものともまたちがう。」

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    2025年11月09日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    最初は主人公の碧にも恋人の安西にもイライラしてしまい、読み進められるだろうかと思った。
    だけど碧が周りとの関わりのなかで逃げずに頑張って毎日を過ごす姿にどんどん引き込まれて読むのが楽しくなった。
    みんなダメでどうしようもない部分を抱えて頑張っている。素敵な出会いや気持ちのやり取りに暖かい気持ちになる。
    蜂蜜一時期ハマっていて最近ご無沙汰。
    久しぶりに蜂蜜買ってこようかな。

    すぐに本に感化される私だった。

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    2025年11月09日
  • リボンちゃん

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    可愛いものが好きな百花は、頭のリボンがトレードマークで伯母の加代子からは、リボンちゃんと呼ばれている。
    伯母さんは、夫亡き後紳士服のテーラーをたたみ、お直しや小物などを頼まれたのを細々と制作している。
    ある日、下着のリメイクの依頼が届き手芸好きの百花の力を借りることに…。

    下着をオーダーすることなど考えたこともなかったが、これもありなんだと思った。
    単に自分のための気に入ったものというだけじゃなく、体が不自由になったけど自分で着替えたいということもあるんだと。
    さらには移動手段まで考えて…と。

    やりたいことをやる勇気は凄いなと思う。
    新たな何かを見つけることは、自分自身の成長にもなるんだろ

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    2025年11月08日
  • いつか月夜

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    ただ生きていくことは、旅のように流れ移ろい行くのかもしれない。同じ闇を抱えているように見えたから、いっときだけ一緒に歩き、救われる人もいる。が、必ずしも、そのひとたちと一緒に生きていくのが正しいわけではない。
    そして、人が変わっていくことに、何か大きなきっかけが必要なのではないと思った。だから変わりたい時に大きなきっかけを求めなくてもいい。そんな気がした。

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    2025年11月05日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    「嘘つき」というより、みんな現実と向き合うことができなくて逃げていたのかなと思います。そして、それは大小はあれど誰にも起こり得ること。
    最後が幸せに終わったことが救われました。山吹がちゃんと自分の大切なものを選べて本当に良かった。人間は弱く危うい生き物なんだなと思うと同時に、どんな状況でも立ち上がって歩く強さを持つ生き物なんだと感じました。
    いろいろな背景のせいにばかりしていないで、私も強く自分の人生を歩いていきたいと思った。

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    2025年11月04日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    碧の行動力は見ていて気持ちよかったが、安西家のことを全然好きになれなかった。碧がそこまで安西を思う理由がわからなかった。

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    2025年11月03日
  • 川のほとりに立つ者は

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    刺さるセリフがいくつもあります
    偏見や先入観
    知らず知らずのうちに自分ももっていました。
    定期的に読み返し、自分を省みたいと思いました。
    読んで良かったです。

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    2025年11月03日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    短編で少しずつ繋がっている登場人物たち、多分見落としている関わりもあると思う。
    人とのかかわりは簡単に上手くいかないけど、それぞれの物語がほんのり前に進む描き方は柔らかく、ふんわりとした読後感だった。
    悩みのない人はいなくて、簡単に生きている人は居なくて、つい誰かに嫉妬したりうらやましく思ったり、疎ましく思ったり、してしまう時、自分の殻に篭もりすぎないように、この気持ちを思い出したいと思った。

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    2025年10月31日
  • いつか月夜

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    何か大きな出来事があるわけではなく、誰にでも起こりうる日常を描いた作品なんだなと思った。
    主人公で語り手の實成は、人に流されず、自分の気持ち、考え、抱いた違和感など、機微を大切にしていて、そして言葉も選んで会話ができる人で素敵だなと思った。
    塩田さんとの最後のシーンは、2人の会話がとても素敵で、互いのことを深く理解しあっていることが伝わってきて感動した。

    ただ「もっちゃん」はそこまで作中で触れられてなかったので、最後いきなり話が飛んだような、少し気持ちがついていけなかった。
    そして真面目で大人しい人だと思ってた伊吹さんはいろいろ大変だった……實成への嫌がらせはさすがに酷いと思った。

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    2025年10月31日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人達の悩みや日常を描いたお話
    曜日毎に主人公がかわった
    あなたを見てくれている人は必ずいるからね!と思えるやさしくて温かいお話でした

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    2025年10月30日
  • 川のほとりに立つ者は

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    清瀬と松木の関係良いなぁ。距離感がすごく好き。

    天音が初手から生々しいキャラでものすごい不快。
    でもいるよね。こういう人。

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    2025年10月28日
  • わたしたちに翼はいらない

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    面白かった
    自分の中学生の頃を思い出し、妙に納得したり共感したり
    確かにこんな瞬間があった
    こんなふうに信じていた
    あの言葉だけは許せなかった
    いつも何かを探していた

    そして気づくと大人になっていた
    たくさんの時間が過ぎても心の奥にはあの頃の残酷な自分や傷ついた心がずっと残っていたことを知る

    改めて自分の歩いて来た道を振り返ってみた
    なんて未熟なままなのだろう、と思い知った

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    2025年10月26日
  • ビオレタ

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    最初は主人公の立場に共感できなかったけど、読み終えた時には不思議と納得できてた。
    じんわり心にしみてくるお話でした。

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    2025年10月22日
  • リボンちゃん

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    テーラーを引き継ぎリメイクを手掛ける伯母・加代子。
    姪の百花は会社勤めの合間に店を手伝う。

    下着リメイクの依頼がある。
    「しっくりくる下着」を身に着けられたらいいのに。
    加代子と百花の挑戦は始まったばかり。

    百花の勤め先の社長はどんな人?
    その会社に勤めていて生活はできるのだろうか。
    加代子と百花のやりたいことが夢物語と思えてしまう。
    皆が抱える葛藤や思いを丁寧に描いて欲しかった。

    散らばっているメッセージを拾い集め
    答えはなく問いかける一冊であったとしても
    何かが残る作品であったなら...。

    補足
    2025年8月3日付 中日新聞記事より

    個性の是非を問う問題作ではないかと尋ねると

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    2025年10月27日
  • カレーの時間

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    ネタバレ

    おそらく、この本のテーマは「愛」と「時間」だと思う。
    たとえ狭くても自分の世界を快適に保ちたい今どきの若者・桐矢と、ガサツで声が大きく、配慮のない昔気質の男・義景。性格も生き方も正反対の二人が、少しだけ一緒に暮らし、義景が亡くなるまでの物語である。
    祖父の義景は、三人の娘や孫たちにまで避けられ、嫌われ、恨まれている。妻は三人の娘を捨てて家を出ていったが、実は別の男性のもとへ行っていたことが後に明らかになる。
    義景は過去にさまざまな経験をしてきたが、それを表に出さないために誰からも理解されない。そして、彼自身も理解されたいとは思っていない。彼の本当の姿を知っているのは、読者だけ。
    実際、物語の中

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    2025年10月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    ガラス製作の溶解炉から放たれる熱は1300度以上。
    まぶしい炉をひたすらに見つめ、ガラス職人は作品と向き合う。
    それは「燃える海」へ漕ぎ出す小さな小舟に例えられている。
    頭で描いた通りになることはないけれど、思い描くゴールの方向へ、ただひたすらにオールを漕ぐしかない……
    ガラス職人の静謐な心理描写が貴いと思った。

    物語は、
    祖父のガラス工房を引き継ぐことになった兄と妹のお話。
    ガラス職人として、人として、成長していく二人を見守るように読み耽った。

    兄の道は、おそらく発達障がいを抱えていて、誰からも理解されない、理解できないという苦しみの中で生きている。
    一方、妹の羽衣子は、いわゆる「きょう

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    2025年10月20日
  • ビオレタ

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    仮と思った仕事や場所や人とのつきあいに、徐々に自分の居場所を見つけていく女性の物語。

    一時的に関わると思いながら、過ごしていくうちに、自分がその場所に馴染んでいくものなんだなと感じた。そして、その過ごす中で、前向きになれる自分を意識したときに、その場所が自分の居場所とわかるのかもしれない。

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    2025年10月20日