寺地はるなのレビュー一覧
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登場人物の背景色はこんなんだったな 寺地はるなさんの何かしら癖があるから その人たちが出会う際の化学反応を楽しむってことだろうな、田舎のしがらみとか聞いてるだけで虫唾が走る 父親も会話にならず、朝病院行くよと言うが明日行く 喉が痛いし、じゃあ今行こう、明日は用事あるから と言っても明日行けると変な自信持っている 声だかに喋る相手に通じない自分が可哀想 子供だから介護するの当然と思っている せめてデイサービス休まず行けよ、もう5回休んでる ベッドの上にずっといるから大丈夫だと言う ハッ何が大丈夫 か ?あーいえばこういう 物事考えることやめて薄い知識で生きてる、あんなの介護するの嫌だ。
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Posted by ブクログ
いつも初めての作家さんを選ぶ時には、タイトルに惹かれて手に取り、裏表紙のあらすじを読んで購入するのか決めることが多く、この作品もそうやって手に取った。
タイトルはとても興味をそそるが、それゆえ、タイトル以上の内容でないと、期待が大きい分、読後にうーん、とちょっと残念な気持ちになってしまうことがある。
映画化もされているので、もちろんテーマは引き込まれやすい家族との葛藤が描かれているのだが、私には、所々の文体の癖? が引っかかるのと、母の嘘の後の母子の距離感がちょっと簡単過ぎるように感じてしまった。
リアルならもっと泣き喚いて叫び散らして本音をぶつけてもいいんじゃないのかなと。 -
Posted by ブクログ
人の気持ちは言葉がないとわからないと思う一方で、言葉がなくても心を交わす、というより、人を想うことができる、と改めて思った。
鳴海がプールの清掃のときにエミリに似た人を見て、想いを馳せていたシーン、で特にそう感じた。
個人的に好きなのは、家政婦の三枝さん。ちょっと冷たいと感じるところもあるけど、一番にみんなのことを想ってくれてる感じがする!
ここも好き。
「おれはね、知ってる言葉が増えるのって、器が増えることだと思う」大きすぎる感情を小さな器に注げば
溢れる。...よく器が大きいとか小さいとかいうけれども、おれは自分はきっと器の小さい人間なんだろうと思ってる、でも小さい器をたくさん持つことはできると思ってる(p.120) -
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今どきの本ですね。簡単に言えば、色々な人がいるし、正解はひとつじゃない、的なことが綺麗な文章でまとまっている内容。
普通におもしろかったです。
が、最近この手の本を読んでも、新しい発見がなくなってきました。結局この話ってイタチごっこで、バイアスを指摘している人にもバイアスがあって、それを見ている人にもバイアスはあるのです。何かの認知をする上で、バイアスを外すことはできません。
作中でいえば、道に対して差別的扱いをする人を悪者として扱うことは簡単ですが、それってあんまり意味がないことです。
差別的扱いが生まれてしまう構造が悪いと捉えないと、社会は良くなってないですから。
いつも考えすぎて、無力感を覚えます。
最後に、死と骨壷に関連するエピソードはとても印象的でした。亡くなった後にも尊重される方はとても素敵な人柄だったのだろうなと想像しました。 -
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ただ、面白い!佐賀出身で、大阪在住て、旦那と息子がいる。子供の頃は、食事の時に、テレビを見て怒られ、読書をしても怒られ、勉強しても
やり過ぎと怒られ、遊び場もなく、学校の図書室で本を借りるのもドキドキする。小さな悩みを持ち、ポジティブではないけれど、不器用で共感できる。
少し、口が悪い部分もあるけれど、突っ込んだり、ニヤニヤしたり、声を出して笑える!
何度でも読めるエッセイです。元気ない時に読んでみて!!エネルギッシュ敏子いたらいいなぁ。
後半は、ちょっと地味でネガティブな部分もあって、それも親しみがあって、良いかなぁ。
⚫️読書は自由。⚫️やりたいことリスト⚫️手帳は学習帳⚫️読み物としての辞書⚫️読書は自由⚫️やりたくないことを手放す。 -
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善意の皮をかぶった支配と、無意識的な女性蔑視
主人公の祐希は、施設「のばらのいえ」を運営する実奈子の親族の娘であり、志道と実奈子の夫婦の養子だ。
祐希が幼い頃に施設にやってきた、親のいない同い年の紘果と、その兄の保。
祐希と紘果はとても仲が良かったが、18歳のときに祐希は施設から逃げ出し、紘果は残った。
そして10年が経ち、今は28歳。
祐希のアパートが火事で焼けてしまったところに、かつての支配者である志道が迎えにやってきて、施設に戻ることになるところから物語は始まる。
とにかく胸糞の悪い物語である。
本作は「のばらのいえ」の運営側の子どもである祐希の視点から語られる。
読み始めると、まず「のばらのいえ」がまともな施設ではないことがすぐにわかる。
養親である志道と実奈子は、全くもって不快な人物だ。
わかりやすい暴力などはほとんどないものの、高圧的だったり、人の気持ちを汲まなかったり、利用したりする人物として描かれている。
養子の祐希は、幼い頃から施設を手伝わされており、進路の自由が与えられないなどの束縛を受けている。
紘果は、志道に「お前は何もできない」と言われ続けて育った結果、志道に依存してしまっている。これはガスライティングと呼ばれる心理的虐待の手法だ。
そして徐々に「のばらのいえ」の不都合な真実が明かされていく。
本作において、明確な悪意を持った人物はほとんどいない。みな、自分の信念や善意によって行動している。そして人を傷つけている。
これが恐ろしいところである。
また、本作では男性の登場人物が少ない。しかし、名無しの人も含めて、ほとんどの男性が自覚なき女性蔑視的な発言や行動をする。祐希視点だから、というのもあるかもしれないが、これまた大変不快である。
とはいえ救いはあり、読み味は悪くないと思う。
僅かな本当の善意によって、祐希たちが救われる場面もあるので。