寺地はるなのレビュー一覧
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ネタバレ朝が明るいとはかぎらない
八波来人
いつも明るい男。
由奈
同じフラワーショップで働く。
あかつきん
あかつきマーケットのマスコット。
芦田
十年前、あかつきマーケットでパートをはじめた。
柊
芦田の息子。
八波
現商店街会長。八波クリーニング。
白川
薄化粧の下に疲労が滲んでいる。
白川結
娘。
リヴァプール、夜明けまえ
ひろふみ
結と同じ三歳児クラスの子。
サエキ
ひろふみの母。リヴァプールへ引っ越した。
白川
清水
蝶を放つ
葉山ひかり
経理部。
時枝
里中
経理部。
白川
真奈美
時枝の妻。
沢田
経理部長。
恵吾
葉山の彼氏。
けむり
恵吾 -
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冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー
6人の作家による個性豊かな短編集で、個人的には
寺地はるなさんと町田そのこさんが好みだった。
以下、収録作品と簡単なレビュー
飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
成年年齢が引き下げられた。
でもどう感じるかなんて自分次第だと思った。
寺地はるな「ありふれた特別」
読者の予想をいい意味で裏切ってくれた。
ずっと何やら面白くてじんわりと温かかった。
雪舟えま「二人という旅」
家読みのシガとクローンのナガノ。
まさかのSFでぶっ飛んでいた笑
嶋津輝「漂泊の道」
葬儀で出会ったうつくしいひと・・・
感じ方や物の見方が年々研ぎ澄まされ無駄を排除していく様子が人生 -
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繊細で触れてほしくない部分をピンポイント爆撃することが上手い作者さんだと思っていたのですが、見事に私の黒歴史の琴線に触れてこられました。
市街地を避けて軍事施設に的を絞って無力化させる戦略なんですが、学校や病院の地下に拠点をおいていると民間の犠牲者は増え憎しみを増すばかりで価値観までは破壊できない。この3人の価値観バラバラで極端すぎて自分勝手で好きになれない。
シングルマザーの朱音に、専業主婦の莉子、それに影の薄い独身の園田。フラッシュバックする中学時代。
どれもこれも忌々しくって吐き出したくなってしまう。
人と関わることが恐ろしく思えるそんなコンプレックス全開にさせてくれました。
人と比べ -
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「嘘や建前ば言わんとは、ただ自分が楽したかだけのこつやろうもん。他人にはいっさい 気遣いとうなかて、そらただの怠慢たい」
嘘や建前を言わず、やりたくないことはしない、そんな雨音に向けられた言葉。
私もずっと「嘘や建前」「察する」ことは善だと、大人の嗜みなんだと思ってきた。
読み始め、雨音の言動がいまいち理解できないというか、「うーん…?」という気持ちだったのはそこから来ているのかもしれない。
読み終わった今、過剰に他人に気を遣うことってはたして本当に必要なんだろうかと思う。それって本当に「気遣い」なのかな。人間って疲れる。
表紙のイラストの傘はあのシーンだったのか、と気付いた。
●よく -
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ふんわりとした終わり方で、あの人やこの人はどうなったんだろうと気になってしまった。大きな事件が起きるわけじゃない、やさしい物語。
やさしい分ちょっぴり退屈に感じる時もあり、私にはあんまり合わなかった。
でも心に残る言葉は散りばめられていた。
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「仕事って楽しいですか」
楽しいものか。なにが楽しいものか。
金のために働いているだけだ。
今日も明日も生き延びるために、
ほんのすこしでも社会の役に立てるなら、
自分みたいなものでも
生きている意味があるもしれないと、
あると思いたいと苦しい息の下で願いながら、
ただただ毎日必死で働いているだけだ。
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「あたりまえ」は変わるんや。
変 -
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「自分」を持つとは何なのか。そんなことを考えた。
兄誠実が、失踪した弟の希望を捜索する中で、様々な人たちの生き方が出てくる。
「自分」を出せない人、「自分」に自信が無い人、「自分」を持っていないと思う人。
多くの人が「自分」を持って、生き生きとした人生を歩みたいと思っている。けれど、その「自分」はどのように見つければいいのだろう。見つけた「自分」は、本当の「じぶん」なのだろうか。
私はこれから多くの経験をする。そんな中でも、自分の意思を考え、尊重し、人と関わり、生き生きとした人生を送りたいと思った。
私がしたいことをする。嫌だと思ったことは、嫌だという。私がありたいような姿を目指し、求め続 -
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突然失踪した弟・希望ノゾミのゆくえを追う兄・誠実マサミ。希望のゆくえ、ね。
希望を捜し、彼と接点があった人とを訪ね歩く中で、自分が知らない弟の姿に出くわし、そして、弟と過ごした記憶をたどるうちに、誠実もまた自らの生き方を省みざるを得なくなっていく、みたいなお話。
現実を『見ずに済まそうとしてきた』誠実は、なんとなく誰しもそういうところはあるよなという感じで、読んでいてちょっとだけ胸が痛かったが、あのラストで浮かばれたのか、どうかな。
一方、自ら『空っぽなので』という希望の姿は、彼の失踪の謎から始まった話としては身も蓋もない。文庫のために書き下ろされた話でなんとか丸め込んだという印象。
好き