寺地はるなのレビュー一覧

  • 声の在りか

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    主人公の気持ちに共感するところが多かった。自分や周りの人の行動に考えを巡らせて時に苦しくなる。不器用、繊細、生きづらい性格のようだけど、自分とうまく付き合っていくために受け入れて変化していく姿、羨ましく思います。

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    2025年01月30日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    寺地さんの小説は難しい
    難しいのにすごく気になる
    捉え所がないのに自分の気持ちの深い所がザワザワする…なんとも言えないこの気持ちを表現するのも難しく「ザワザワ」が的確なのかもよくわからない(^^;
    生きづらい…そんな思いを抱えた人達が生きていく術、そしてその未来に少しでも光を見つける…紛れもなく誠実も希望も手探りで自分の人生を生きているのだろう。
    傷付いたり居場所を無くしたり放浪したり迷いながら生きていく2人から寺地さんが何を描こうとしたのかどこに着地点を持っていこうとしたのか…その答えは分からない。
    寺地さんの小説はいつもそんな気がする!
    答えは「あなたの解釈です」と言わんばかり。
    そして自

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    2025年01月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    1つひとつの話の中で大きな出来事が起きるわけではないんだけど、日常の小さな変化によって考え方や今まで抱いていた印象が変わっていく様子がおもしろかった。
    こんなふうに小さな選択の繰り返しで人生は進んでいくんだなあと、大袈裟にいうとそんな感じ。

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    2025年01月16日
  • みちづれはいても、ひとり

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    ワケあって失業中のふたりは、たまにご飯を一緒に食べる隣人同士。ある日、失踪中の旦那探しという名の休息旅に出る__
    ひとりは決して孤独という意味ではないのだなと。寂しさを感じるタイトルとは違って、視界がクリアになるような前向きなお話でした。

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    2025年01月11日
  • わたしたちに翼はいらない

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    p199
    「でもおかしくてもいいじゃないですか。他人にそれだけ?って言われるようなことでも、園田さんにとっては重要なことだったんでしょう。」
    p206「だって娘よ。自分の娘よ。幸せになってほしいじゃない。だから悩むの。莉子も芽愛にたいしてはそうだ。かわいい洋服。すてきな両親がそろった、笑顔の絶えない暖かい家庭。すべてを与えたかった。すべては芽愛の幸せの為。でもそれらはほんとうに芽愛にとっての幸せの条件だったのだろうか。
    誰もが迷う。誰もが間違う。母でさえも。わたしが、そうであるように。」

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    2025年01月11日
  • わたしの良い子

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    解説の「ノーマは存在しない」という話が印象的。

    椿の落ち着いていて寛容でたまに毒を吐く感じが好き。
    私も「奥さんに休みをあげようと思って」と言うやつに会ったときは、雇用主かとつっこみたい。

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    2025年01月08日
  • やわらかい砂のうえ

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    最近、ホラーだとかサスペンスだとか美しくないものばかり読んでいたので心が洗われた(笑)
    若くて青くさいマチコが、その青臭さ故に自分や相手を傷つけてしまう。自分にも覚えがあり過ぎて直視できない恥ずかしさを覚えた。
    かっこいい大人に囲まれて世界を広げていくマチコの成長譚のような話だった。

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    2025年01月03日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    中学生の頃なんて、お互いに頭の中で思っていることが的はずれということは、しょっちゅうあったのだろうな。言葉にしていたら違う展開もあったのだろうに。人生って不思議

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    2024年12月30日
  • わたしたちに翼はいらない

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    シングルマザーやスクールカースト上位にいた夫婦、いじめられていた人など、そういう人いるなあと感じながら読んだ。
    大樹みたいな人は嫌いだ。でも、こういう人と日常関わっていると、こどもも同じような思考になっていくんだろうなと危機感を感じた。

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    2024年12月27日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    製菓会社に勤める誠実はある日母から弟の希望が失踪したと知らされる。母に頼まれ弟を探し始めた誠実は、それまで知ろうともしなかった弟の姿を追ううちに自身の生き方と向き合う事にもなる。
    希望と関わった人達と誠実自身の生活が交互に語られる形式で少しずつ希望の姿が現れる。
    最後まで希望がどんな人物なのかわからないまま進んでいく。
    考えさせられる一冊。

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    2024年12月26日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    放火犯の疑いのある女性と一緒に失踪した弟の希望(のぞむ)の行方を探す兄を描くお話。

    希望が出会った人々を主人公にした短編の間に兄が彼らを訪ねて話を聞くエピソードが挿入されるという形式で、連作短編のような構成になってました。

    希望はその名前の通り、出会う人々に希望を与えていくのだけど、裏を返せば彼自身は主体性が感じられない空虚な存在で、彼を主人公にしたエピソードはないものの、希望自身の葛藤も描かれていくところが面白かったです(重い設定のエピソードも多かったですが)。

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    2024年12月18日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    「真珠はプラスチックやゴミを核として作られている。そして、その真珠は困難を乗り越えて、より美しくなる。人間も同じだ。」という言葉から、誠実は人間の核はゴミなのかよと感じ、希望はその誠実に核があるだけで羨ましいと感じた。人によって捉え方が異なっていて面白い。また、誠実は父のようにならないように生きてきたが、母に父に似ていると言われて絶望し、有沢彗も父のように上から目線であることを美咲に言われていた。このことは、自分は気づいてないけど、親に似てしまうということが暗示されているのではないかと感じた。
    希望の依頼を断る勇気がないということが、自分と重なった。自分もなんでもYESマンになって、八方美人の

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    2024年12月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉店が決まった「あかつきマーケット」を舞台にしたお話。
    マスコットキャラクターのあかつきんが失踪して、色んなところに現れる。

    各話のどこかにあかつきんの描写があって、なかなかに面白かった。
    ほっこりもさせてくれるので、読んでいて気持ちよくなる。

    なぜ、あかつきんは、あちこちに現れるのか。
    その中身は?え?中身なんていませんよ。
    あかつきんはちゃんといるんですから。

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    2024年11月27日
  • やわらかい砂のうえ

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    主人公の駒田万智子さん、なんだか煩わしいけれど、共感できました。私も同じタイプかもしれません。チャラチャラと意味のない会話でその場を楽しむより、真面目考えすぎてしまうみたいな感じのお付き合いの方が良いかなぁ…

    不器用な万智子さんにエール!

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    2024年11月25日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    ≪すぐれた誰かがそばにいると、自信が揺らぐ。他者との比較によって自分の価値は変動する。この比較軸を自分が決めてしまっていることに、なかなか当事者は気付けない≫

    比べての自己評価
    うーん
    若い時は、特に……

    ≪自分は自分にしかなれない――。「嫉妬心」と向き合う小説≫

    語り手が章ごとに代わり、時も変わり
    でも、寺地はるなさん、やはり読みやすかった

    ≪ 巨視的に みることやっと 年を経て ≫

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    2024年11月20日
  • わたしの良い子

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    『たぶん誰もが「どうしよう」とか「わからない」とか「もういやだ」とか、そんな気持ちを腕いっぱいに抱えて歩いている。後戻りができないことをみんな知っている。だから、進むしかない。』

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    2024年11月17日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    読んだことない作家で自分に合う人を探していた。
    久しぶりにすらすら最後まで読める人に出会った。
    ただ、どーんと、ずーんと心に届いたわけではなく。
    もう少しこの人の本を色々読んでみようと思った。

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    2024年11月16日
  • 声の在りか

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    普通の、ありきたりな、よくありそうな主婦が、交流の中で自分の声の出しかたを再認識する描写が、自分の事のように感じた。主人公をとりまく人間模様が妙にリアリティがあったのも共感しやすくもあり、生々しかった。読み終えて私は少し呼吸が苦しくなった。

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    2024年11月15日
  • みちづれはいても、ひとり

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    結婚はしているけれど、子供はいない。しかも夫と別居中で、ちょっと前まで契約社員で今は職を探している弓子39歳。
    男とすぐに付き合ってしまうけれど、二股をかけない、既婚者とは関係を持たない、というルールがある、独身で休職中の楓41歳。

    弓子の夫は島で生まれたのだが、その島で夫を見かけた人がいると聞いて弓子と楓は島へ出かける。
    夫を探すことが目的だったけれど、島での生活にも小さな出来事はあって・・・

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    2024年11月08日
  • わたしの良い子

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    ネタバレ

    小山椿
    三十一歳独身。文具メーカーの経理部に勤める。

    鈴菜
    椿の五歳年下の妹。朔を置いて沖縄に行った。


    鈴菜の子供。父親は誰なのか知らない。

    椿の母
    順子。祖母と同じ病気でこの世を去った。享年も同じ。

    椿の父
    製薬会社の役員。

    須田高雄
    椿の恋人。つきあって六年になるが、そのうち四年は遠距離恋愛。

    アパートの大家
    椿が心の中でマダムと呼んでいる。

    ゆり
    保育士の先生。

    静原
    椿と中学・高校と同級生だった。娘が朔と同じ保育園。

    杉尾
    椿の隣の席。

    穂積
    椿と同期入社。

    愛結
    静原の娘。小学校で朔と同じクラスになった。


    朔の塾に通う三年生の母。

    大洋
    朔と同い年。

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    2024年11月01日