寺地はるなのレビュー一覧

  • ぬすびと

    Posted by ブクログ

    25歳の時に「なぐも製菓」でベビーシッターとして働いていた鳴海。20年経って一本の電話をきっかけに再会。
    登場人物それぞれがすこしずつ絡み綺麗なループができあがっていた。暖の人間性が素晴らしかった。

    0
    2026年07月07日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    山田さんの回で出てくる、照代さんの「鯖豆腐」が美味しそうだなーと思った。レシピをグーグルで検索してみたけど、ドンズバリ!なものは、ヒットせず…メジャーな料理では無いのか!と思うとますます食べてみたくなった。

    0
    2026年06月29日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    自分の輪郭をはっきりさせたい、それが人の言葉を歪曲して受け取ったり、比べたりさせる。いろんな経験をしながら、自分自身を認められるようになる。
    そんなことが2人と周辺の話から描かれている。

    0
    2026年06月28日
  • ぬすびと

    Posted by ブクログ

    登場人物たちはみな少し変わった人。不器用で独特な空気感を持ちながらも、どこか素朴で「愛らしい」人間味に溢れており、自然と親しみを感じさせてくれる。こんな人間関係や信頼関係があったらいいなと思った

    0
    2026年06月24日
  • 雫

    Posted by ブクログ

    実体のない「世間の当たり前」に自分から雁字搦めになっていないか、良かれと思って誰かを縛りつけていないか。形を変えながらも続いてゆくものを自分で選び、自分なりに大切にすればいいのだ。過去へ遡るなかでルーツが明らかになり現代へ戻る構成にも舌を巻く。

    0
    2026年06月21日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夕暮れの盆地。どこにも行けないと思っていた拗れた家族の物語。
    現実を見つめるおばあちゃんと紅、目を逸らし続ける母と男たち。
    不覚にも涙しました。

    それにしてもこの表紙と中身の差!表紙に惹かれて手に取ったので裏切られた感あり。
    でも読んでよかったです。

    0
    2026年06月21日
  • 白ゆき紅ばら

    Posted by ブクログ

    善意の皮をかぶった支配と、無意識的な女性蔑視

    主人公の祐希は、施設「のばらのいえ」を運営する実奈子の親族の娘であり、志道と実奈子の夫婦の養子だ。
    祐希が幼い頃に施設にやってきた、親のいない同い年の紘果と、その兄の保。
    祐希と紘果はとても仲が良かったが、18歳のときに祐希は施設から逃げ出し、紘果は残った。

    そして10年が経ち、今は28歳。
    祐希のアパートが火事で焼けてしまったところに、かつての支配者である志道が迎えにやってきて、施設に戻ることになるところから物語は始まる。

    とにかく胸糞の悪い物語である。

    本作は「のばらのいえ」の運営側の子どもである祐希の視点から語られる。
    読み始めると

    0
    2026年06月20日
  • 川のほとりに立つ者は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中まで天音さん好きになれないなと思って読んでいたけれど、環境が違えば、出会うタイミングが違えば変わっていたという言葉に気付かされた。
    それに気づいて手を差し伸べようと理解したいと思った清瀬は偉いし見習いたいなと思った。

    0
    2026年06月19日
  • そういえば最近

    Posted by ブクログ

    実を言うと、あまり惹きこまれず、最初の数編は流し読みになってしまったが、「スカートの乱」以降はきっちり読めた。
    特に「焼き上がるまで」という作品が好き。小説のはずなのにレシピ、レシピのはずなのに自己紹介、という独特な雰囲気のものだった。個人的には、隣にいる誰かに料理を教えてもらっている気持ちになれて、あったかいような泣きそうな気持ちになった。
    本筋で惹かれたかどうかは微妙だが、要所要所で出てくる寺地春奈さんらしい表現はやはり好きだなぁと思った。

    0
    2026年06月17日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    前読んだかなあ

    ういこちゃんの気持ちはよくわかる
    私も同じような経験したから

    でも道くんはういこちゃんが羨ましいだろうし、
    お互いないものねだりなのよね

    分かり合えない人とは距離を置くのが
    お互いのために大事なときもあれば
    話すことで分かり合えることがあるかもしれないから
    すぐに距離を置くという選択肢を選ばない方がいい場合もある
    兄妹となるとまたちょっと違ってくるんだろうけど

    自分は本の外の人だから、
    道くんのことばになるほど、って素直に思えるけど、
    身近に道くんがいて、
    あれがいつものやりとりと思うと、
    ちょっとしんどくて、いらっとしてしまいそう

    でも
    元気出してください、泣かない

    0
    2026年06月14日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    発達障害を持つ道と共感力が高く何でもそつなくこなす羽衣子が祖父の死をきっかけにガラス工房を一緒に切盛りする。

    道の真っすぐな言葉が刺さった。
    「前を向かなければいけないけど、前を向けないなら無理に前を向かなくていい」

    「伝わっていないと思うなら言い方を変えたらいい。何の工夫もしてないくせに「私の気持ちをわかってくれない」なんてただのわがままだ。何でいつも僕側が譲歩するのが当たり前みたいな言い方なんだ」
    という言葉が印象的だった。

    譲歩できる人が譲歩させられたり、見てる側が辛いから元気を出せと言われたり、世の中にはズルい言葉がたくさんある。

    するといいこと、しなくていいことを教えてくれる

    0
    2026年06月13日
  • 雨夜の星たち

    Posted by ブクログ

    無理に人の感情を理解したり寄り添ったりしなくてもいいんだと思えた。三葉雨音は冷たい人のように思えるけど、自分の気持ちに正直で相手の感情に左右されないからこそ相手にとって楽でありのままの自分でいられる存在なのかもしれない。周りからどう思われるかばかり気にするのではなく、自分の感じたこと考えたことを大事にしたい。

    0
    2026年06月11日
  • いつか月夜

    Posted by ブクログ

    夜型人間の自分としては、深夜に一緒に散歩してくれる人がいるのが羨ましい。お互いの悩みを話ながら、ちょっとずつ皆の距離が近づく感覚も心地よい。癒し系の一冊。

    0
    2026年06月10日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    どうしようもなく、やっかいで、いびつな形してても、家族だから、関係性は続いていく。途中、山吹くんが背負い過ぎてて、心配になった。

    家族を守ることと、自分が犠牲なることは違う。
    だからこそ、お祖母ちゃんが言ってた、誰かのために生きるのではなく、自分のために生きることが必要なのかも。

    なんといっても、頼ちゃんの存在が光だ。

    0
    2026年06月10日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    男子に告白されるような子がいじめにあったりするかなあとちょっと謎だけど、碧が養蜂を通していろんな経験をしていくのが頼もしく感じた。
    終わり方が今ひとつすっきりせず。

    0
    2026年06月08日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

    Posted by ブクログ

    最初は碧にも安西にも不安しか抱かなかったけど、読み進めていくと碧の中にはちゃんと自分の芯があって、しっかり自分で居場所を作っていく様子が描かれていて、安心したと同時に強い子だと思った。
    居場所を作っていく過程が優しく書かれていて、そっと背中を押してくれる1冊になった。

    0
    2026年06月05日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読んで感じたのは、「人は愛によって少しずつ変わっていくのかもしれない」ということだった。

    主人公の山吹は、愛を知らずに育った。心を病んだ母親の顔色をうかがい、自分の本当の気持ちを押し殺しながら生きてきた。子どもらしいわがままも言わず、誰にでも優しく振る舞う。その優しさは美徳のようにも見えるけれど、同時に、自分自身を守るための生き方でもあったのだと思う。

    一方で頼は、山吹とは対照的な人物だ。自分の感情をごまかさない。ボランティア先で感じた不満も口にするし、山吹に想い人の影を見て嫉妬したときには、友人に愚痴をこぼす。良い感情も悪い感情も含めて、自分の心

    0
    2026年06月02日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    世代間の考え方のギャップで面白さを見出していく話で自分自身のところに置き換えたりしてそういえば自分の祖父もそうだったなと思うところがあったりして過去を振り返るいい機会を得られた作品だった。読みやすいけどあまり心揺れる感じは無かったので控えめの評価

    0
    2026年06月01日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    遊園地での様々なお仕事で働く人たちのお話。読んでみたら結構登場人物が多くて、脳内相関図が上手く出来上がらず、ごちゃごちゃした感があったかな。何か凄い展開がある!ってお話ではなかったぶん、連作短編集とは言え、読んでて途中でちょっと飽きてしまった‎のが正直な感想(TT)

    みんな悩みを抱えながら、毎日を生きている。遊園地が何のためにあるのか。意味はなくたって、当たり前に存在するものがこの世にはたくさんある。だからこの世界は素敵なんだ。何気ないことに気づくことができた1冊でした。

    0
    2026年05月31日
  • 白ゆき紅ばら

    Posted by ブクログ

    胸糞話かと思ったら意外と(?)おもしろかった。
    性犯罪、虐待、強い立場を利用した支配。
    あ〜イヤ
    高校時代の祐希が英輔とバイトをして、お疲れ会で本当はファミレスに行きたかったけどお金がなくて行けないと断るんだけど、行きたい気持ちがわかって悲しかったな。
    哀れみの気持ちよさ、でもそれは傲慢。
    紘果は自分の置かれた状況を言語化できてる。祐希も、子どもが子どもの世話をするなんておかしいと気づけているの、すごくない?いつか気づくとして、その気付きにすでにたどり着いている。自分の現状が理解できなくて色々調べたりしたのかもしれない。どこまでがリアルなのかは分からない。

    0
    2026年05月30日