寺地はるなのレビュー一覧

  • 白ゆき紅ばら

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    幸も不幸も救済も、どれも中途半端で曖昧に感じた。どこか振り切れるくらいぶっ飛んだ人物、設定だったら、良くも悪くも心の琴線に触れるけどさらりと読み流せる。

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    2023年12月01日
  • 白ゆき紅ばら

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    英輔がいてくれてよかった。
    英輔の”背負い方”が格好よかった。

    じとっとした嫌な感じ。
    グリム童話の嫌な感じと同じだと思った。
    しらゆきべにばらのような結末にならなくてよかった。

    Good girls go to heaven, bad girls go everywhere.
    アメリカの女優、メイ・ウエストの名言。

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    2023年11月27日
  • 白ゆき紅ばら

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    主人公盛山祐希(慈善団体を経営する遠縁の親戚のうちで家政婦的扱いを受け、能力に見合った高校にも行かせてもらえなかった女子)の家出を幇助する春日先生がカッコよかった。

    慈善と偽善の境目なんてあってないようなものだろうが、『のばらのいえ』オーナーの志道のような、コンプレックスの反動でボランティアに嵌り、内心では、支援対象者のことを侮蔑している、というのは、最悪のパターンだろう。ましてや、施設の子を性的搾取の対象として利用し、とっておきの子を自分のものにするなんて、外道そのもの。

    ラストで、祐希と紘果が新しい生活を始められるのが救い。

    P187-188 (春日先生による家出幇助シーン)
    「もし

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    2023年11月26日
  • 白ゆき紅ばら

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    満たされない不満や不安、劣等感を、他人から何かを搾取して充足しようとする人。
    搾取され続けることでパワーレスになっていく人。
    それぞれ描かれる人が、あまりにも直接的というか想像の余地が無くて、私的には分かりやすすぎた感じ。

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    2023年11月22日
  • やわらかい砂のうえ

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    ネタバレ

    ⚫化粧をしても、服を替えても、わたしは別人のように美しくはなれなかった。でもいつだっ たか美華さんが言った「自分に自信を持つ」ということは「わたしは美しい」と思えるという 意味ではなかったと気づく。
    わたしがわたしのまま世界と対峙する力を持つ、ということなのだ。不躾な他人の視線を、毅然とはね返せるということ。

    この一文が心にストン、と落ちた。
    日々、「自分を好きになりたい」「自信を持ちたい」と悶々と考え、でも自信持をつ方法すら分からず、他人と自分を比べては自己嫌悪な自分。わたしがわたしのままで歩いていくこと。自分に自信を持って生きていくことってそういうことだよなぁ。

    万智子や了さん達、早田

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    2023年11月15日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    感想
    昨日と変わらず太陽が昇っている。心臓の動きもいつもと同じ。でも今日は特別な日。生を、死を、まざまざと感じさせる。自分は社会の一員。

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    2023年11月10日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    短いのですぐ読み切れた。
    行き場のない母子の為の施設「のばらのいえ」の話。
    主人公がすごく芯が強くて、弱さを見せられないようなところが切なかった。
    英輔と共に歩んでほしかったなー。

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    2023年11月02日
  • 月のぶどう

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    ワインを作る描写を交えながら、姉弟それぞれの葛藤や成長が描かれた作品です。淡々と日常が綴られていきます。嵐の日もありますが、淡い緑色に覆われた葡萄棚から爽やかな香りを感じさせてくれました。

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    2023年10月31日
  • 白ゆき紅ばら

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    グリムの童話を題材にしてるのかと思ったらそうでなく、結構暗めの作品で読むのが少ししんどかったかな。鈴木久美さんの装丁は素敵なのだけど……。

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    2023年10月24日
  • 白ゆき紅ばら

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    なんだか常に心がザワザワする感覚が抜けなかった。

    みんな何かを間違えていて、総合的に見たら誰もきっと悪くないけど、世の中的には良くないことが起きてるんだよなぁ。上手く言えない。

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    2023年10月24日
  • 白ゆき紅ばら

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    すべてのお母さんと子供を守るための家「のばらのいえ」。
    でも実際はそんな優しい場所ではなかった。
    小間使いのように家事全般を担っていることに嫌気がさした祐希は高校卒業と共に逃げ出した。
    だが10年後、自宅アパートが火事になり迎えに来た志道と共にのばらのいえに戻ることに。
    そこで知らなかった事実がわかる、という展開。

    アパートが火事になったタイミングで、祐希を迎えに来た志道が火をつけたのでは?と最後まで思っているのだが、そういった記述はなかった。

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    2023年10月05日
  • 白ゆき紅ばら

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    人の為に生きるって逆に人を傷つける気がする。
    人を飼うと言う陰湿さは愛情ではない!

    作品の中で春日先生の影は薄いのですが
    最高の教師です❗️


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    2023年09月24日
  • 白ゆき紅ばら

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    のばらの家という母子のシェルター的な施設での話。
    過去と現在が交互に描かれていく。
    2人それぞれが、お互いを思ってやっていた行動、でも2人が大人になり、本気になると環境って変えれるんじゃないかと思える作品だった。

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    2023年09月20日
  • ビオレタ

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    今日のハチミツ〜と同じ、ぶっきらぼうなお姉さんに拾われるという出だしだったが、前より面白く読めた。登場人物は誰にも感情移入できない。可愛いお店行ってみたい。

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    2023年09月01日
  • みちづれはいても、ひとり

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    読んでいくうちに弓子と楓の印象が変わっていった。

    弓子:どっちつかずの優柔不断➔虐待する母親も、無責任な宏基のことも、面倒くさいシズのことも恨んだりせず受け止めている。かなり強い人?
    楓:自由奔放な女性➔ヒラツカさんのことをずっと好きで一途?弓子や周りの男性に甘えてもいる。

    シズの言動がいちいちムカついたけど、この人もいろいろ葛藤があったんだなあ。
    ムカつくと言えば、中沢さん以外の男性陣も腹立たしい!

    「みちづれはいても、ひとり」の真意。すごくいい。

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    2023年08月27日
  • 彼女が天使でなくなる日

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    星母島で民宿を開く千尋は、「モライゴ」として育てられた。
    子どもについての願い事を叶えてくれる「母子岩」というスポットが近年有名になり、そこに訪れた人々と千尋とのショートストーリーが5話収まっている。

    親子と言っても実に様々だ。
    親に捨てられた子供、自分の望みを子供で果たそうとする親、若くして母親になった子供など。
    人の事情はそれぞれだ。

    明るく朗らか、来てくれた人々に何かを導いて、少しその人たちが前向きなる、という話ではない。
    千尋自体が淡々と、どこか世間から一歩引いて見ているような女性で、同調するよりは自分が相手を縛りつけたくないような思いがあちらこちらで見て取れる。

    嫌なことは嫌だ

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    2023年08月06日
  • 月のぶどう

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    人に対する優しさやひたむきに頑張ることの大切さや人と関わることの難しさなどが丁寧に書かれていて優しい気持ちになれる作品だった。ワイン造りの勉強にもなった。
    ただ、色々なエピソードについてもう少し掘り下げてもらいたかった。それぞれの抱いているコンプレックスや人生観の裏付けが理解しにくかった。

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    2023年07月18日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    読んでいる時の私の中の環境も関係してくるかもしれませんが、今回は残念ながら入り込めませんでした
    登場人物の相関図を書きながら読んでいたのですが、なんとまあ多い、40人くらいはいました
    町の住人が少しずつ繋がっていて、人が多くてあまり集中して読めませんでした
    結局繋がりが把握できていなくても、読めてしまう話だったのですが。。。
     
    物語としては、各々が人生色々ありという感じで、大きな変化はありませんでしたが、最後の『夜が暗いとはかぎらない』で母と息子の関係が少し進展したのは、なかなか感慨深いものがありました

    少し間をおいて読んだら、また違った感想が出てくるかもしれませんね

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    2023年06月23日
  • みちづれはいても、ひとり

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    題名の「みちづれはいても、ひとり」 って一見寂しい感じがするけれど、読んでみると凄くいい意味でのひとりで、前向きな良い終わり方だった。

    弓子と楓の会話
    「やさしいね、楓さん」
    「そうでしょ。でも際限なく甘えないでね」
    「甘えないよ」
    ってところ好き。

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    2023年06月17日
  • 彼女が天使でなくなる日

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    タイトルから抱いていた想像とは違う内容で切なくなりましたが、願うものでした。
    いい子になりすぎなくていい、そんなメッセージが素敵でしたがモヤモヤする内容もあり読後は少し微妙な気分になりました。

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    2023年06月14日