寺地はるなのレビュー一覧

  • 川のほとりに立つ者は

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    登場人物、特に主人公2人にあまり感情移入できずに終わった。2人とも正しくあろうとし過ぎており、読んでいて窮屈に感じた。
    これは教科書なの?
    何故か著者から説教されてるような気になってしまった。

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    2026年04月25日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    「おたがいを永遠に愛したいという、それほどまでに強い願いが、人の短い一生に一瞬でも存在したことの証明という意味らしい。結婚という契約は」
    「奇跡だもんね、そんなの」(165頁)

     SFということもあり、賛否両論あるようですがやっぱり雪舟えま大好きだ……となりました。
     まず、「二人という旅」という題名がいい。旅だよね。異性ではない、ましてや人間同士でもない(⁉︎)シガとナガノが、喜びや悲しみ、苦しみを共有しながら、同じ方向を目指して生きていく……、二人が隣同士で座るところは特に印象的なシーンで、ドキドキしながら読みました

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    2026年04月22日
  • ナモナキ生活はつづく

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    あるがままの自分でいいと気づかせてくれる彼女の小説だが、エッセイはより一層まいにちの暮らしの中での共感にあふれていた。自分のすきな自分は自分でつくるのだなと改めて。世間の声を気にする日もあるけれど、工夫して自分を元気にしてゆくのだ。

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    2026年04月17日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「選ばなかった人生」「選べなかった人生」「選ばずに済んでしまった人生」、人生は選択の連続で、道のようなものだと改めて思った。天、ミナ、藤生。もちろんみんな1人の人間だからそれぞれの道があって、いろんなところで交錯する。その中で、相手の中の自分の見たいものだけを見るからこそ、「どうしてわたしはあの子じゃないんだろう」と思ってしまうときもあるのかもしれない。どんな人生であったとしても、自分で選んだ道を愛して生きていきたいな。

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    2026年04月12日
  • いつか月夜

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    夜の散歩仲間いいな〜と思った。
    ただ物語的には物足りなくて、最後の結末は個人的にはしっくり来なかったかな。

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    2026年04月11日
  • リボンちゃん

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    多様性の社会といいながら、マジョリティに属している人のパーソナリティをないがしろにしている面をハッと気付かされた。際立つものだけが個性ではない、それぞれの人がよいと思って選んだ道を尊重できるひとでありたい。

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    2026年04月11日
  • リボンちゃん

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    他人との関わり方や、夢がなくても別に恥ずかしいことだとは思わないというどこか達観しているところ、自分が悪かったと思うことはきちんと反省するところ、好きなものや正直な気持ちに向き合っているところなど、魅力的な面がたくさんある芯の強いリボンちゃんに惹かれた。リボンちゃんの勤め先が居心地良さそうで、柔軟な環境で良いなぁと思った。

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    2026年04月09日
  • リボンちゃん

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    洋服や下着のオーダーを通して、着心地の良いこだわりの逸品を作り上げるのは素敵だなぁとしみじみ感じた。
    登場人物がみんな素朴で行く末を見守りたくなる人ばかりで楽しく読み進めていたら、恋のはなしやバスの話まで飛び出しびっくりしているうちに突然の終わってしまった。着地点がなかったのが残念。

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    2026年04月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    短編なので読みやすく最後まで読めた。
    こことここが繋がってるのかと気づくのが楽しかった。
    暫くすると内容を忘れてしまった…
    心に深く残るストーリーというよりは、日常の中のこう言うことあるなという物語。

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    2026年04月05日
  • 声の在りか

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    お母さんってめちゃくちゃ大変だなぁ。
    子どもにどれくらい干渉すればいいのか、ママ友とどう付き合うのか、子育てや家事を妻任せにする夫に自分事として考えてもらうにはどうしたらいいのか…今作の主人公の希和は小学4年生の子どもを持つ母として正解のない日々に悩むことばかりです。
    物語の最初は、声の大きなボスママに流されてしまいがちな希和でしたが、新しくできた民間学童の『アフタースクール鐘』で働くことになり少しずつ自分の声を発信できるようになっていきます。

    読んでいて一番あ〜私も気をつけないとなぁと思ったのは、「頑張りすぎないでね」という言葉。ついつい使いがちなんですが、
    「がんばりすぎるあなたが心配だから、という意味がこめられてはいるが、なんの救済にもなっていない。言った側が、その人のがんばらなかったぶんの責任を代わりに負うこともない」
    という文章にハッとしました。確かに無責任な言葉だな…と少し反省しました。
    うんうんと頷きたくなる言葉が沢山あって、とても良かったです。

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    2026年04月03日
  • いつか月夜

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    変わらずの寺地さんの話
    考え方生き方には正解がない
    からこそ、

    自分の気分の問題で、今回は合わなかった気がした
    でもきっと誰かの助けになる本

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    2026年04月03日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    突然失踪してしたしまった弟である希望を兄の誠実が探しながら、真の弟の存在とはどんな存在だったのか、考えたり過去を振り返ったり。

    人って、相手が喜んでくれる自分を演じる所があるし、そうであってもいいと思う。

    ただ、できるだけ自然体で笑える自分の時間も欲しいですよね。
    希望はそんな時間、見つかりそうなのかな。

    兄の誠実もそんな時間をこれからゆっくり見つけてほしい。
    かっこ悪い自分を他人に見せることって難しいのかな。

    私にとって、希望は魅力的な人物にしか想像できなくて、私自身も本を読みながら希望を一生懸命に探していました。

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    2026年04月02日
  • やわらかい砂のうえ

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    人とうまく馴染めない夫をマチコの視点で見ているかのようだった。
    自分が正しいと思うことを人に押し付ける武器にしてしまうのは、自分でもあることだと思うし、友達でもやってる子もいる。
    うまくゆっくり向き合って言語化できるようになりたいなー。

    オートクチュール、砂、砂丘、フリル、ドレスとかそういうふわふわした言葉がたくさん出てきて、やわらかい気持ちになれた

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    2026年03月29日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    シリーズ4作目。
    明日町こんぺいとう商店街、という架空の町を共通の舞台にしたアンソロジー小説の4作目。
    うーん、1番最後の山本幸久さん作の「うさぎや」にはシリーズ1〜3の作品も含めて他の作品のキャラクターがたくさん出てくるけども、どうにもキャラクターの解釈違い感があって、だいぶガッカリ。このシリーズの他の作品にも他の作者さんと物語のキャラクターが出てくることはあったけど、こんなガッツリは出てこなかったから余計かも…シリーズ3作目に出てきた銭湯の孫息子の三助くんのキャラクターが特に解釈違いでガッカリしてしまいました それ以外は他のシリーズ同様ほっこりしたりほろりとしたり素敵な作品でした

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    2026年03月28日
  • リボンちゃん

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    ネタバレ

    大きな事件が起きるわけでもなく、劇的な変化もない。日常の中のちょっとした変化やちょっとしたチャレンジが素敵に響く本。
    『リボンちゃん』というタイトルが最後にこう効いてくるかと感じた。

    夢がなくても、それを恥じたことはない
    リボンのような人って、たしかにいいものかもしれない。

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    2026年03月28日
  • やわらかい砂のうえ

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    良くもわるくも
    主人公の思考が自分に似ている所が多くて、周囲の指摘の言葉にはっとさせられる事が多かった。わかる!このめんどくさい思考回路!
    自分のこと書かれてる??と感じる場面も多々あった。自分に矢印向きがちで繊細メンタルの人は読んだ方がいい作品。
    逆に自分はじぶん、他人はたにんってしっかり分けて考えられる人からするとイライラしちゃう話ではないかなと思う。

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    2026年03月26日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    大きな展開はなくて(なくもないけどサラッと書かれてる)5年間隔での描写だからあっという間に終わった感じ。

    ものすごく機能不全な家庭。子どもたちが置かれた環境は酷だししんどいけど、自立できる年齢になった頃に 逃げなさい、家を出なさい、自分の人生を生きなさい と言ってくれる人がいたのは救いなのかも。

    寺地はるなさんは他にもいくつか気になる作品があるので読んでみたい。発達心理学とかそういう分野に通じる部分がありそうな?

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    2026年04月02日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉店が決まったあかつきマーケットに関係する人達の日常や心の動き等が感じられた。大きなイベントとかはないが少しずつ皆繋がっていて良かった。夜が暗いとは限らないが深いなぁ。朝が明るいとも限らないよね。

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    2026年03月22日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    あかつきマーケットを舞台にした短編連作でした。
    静かに物語が進む短編で、なかなか読むのに時間がかかりました。他の趣味に気を取られていただけかな…
    でも、たまにそうそう❗とか心に刺さる言葉が散りばめられていたり、そう言うマインドでいたら今日を乗りきれるかも的な感じで読後感は良かったです。

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    2026年03月22日
  • ビオレタ

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    読んでいる途中はどうも好きになれなかった
    田中妙の性格というか考え方なんですが、
    こちらのとらえ方の問題でなんだかんだと 
    不器用で周りからの目が気になるただただ
    真面目な子だったのが登場してくる人たちと
    かかわることによって気づかされていくのが
    面白かった。菫さんや千歳さんもなんだか
    とらえどころがわかりにくい感じだったん
    ですが読み終えると納得。そして、蓮太郎は
    いいやつだ!「相手にばっかり要求するなよ」
    って言葉はよかったな!ほんとにそうだよ。
    結局は田中妙自身より父や母、兄弟、
    ツカサ叔父さんなんかのほうがよっぽど
    妙のことがわかっていたんですよね。
    いい人たちに恵まれすぎだわ・・・
    あと、妙が言った「わたしは庭になります」
    の一言に妙の成長というか決意が伝わった。

    この作品がデビュー作なんて・・すごいな。

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    2026年03月21日