寺地はるなのレビュー一覧

  • 月のぶどう

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    良かった

    歩が成長していくなかで
    彼の逃げない覚悟が響いた。

    人はそれぞれ色んな事を抱えながら生きていく
    生きる事はそういう事だと言う祖父の言葉も素敵だと思った

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    2026年03月15日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    ネタバレ

    すごく良く練り上げられた物語で、最後には希望も見えるのに、今の私にはあまり刺さらなかった。
    想像よりも辛く重い内容だった。
    自分自身の家族が、山吹の家族とまではいかなくとも多少訳ありなので、素直に受け入れられなかったのかもしれない。
    また時間をあけて再読したいと思う。

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    2026年03月09日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    かわいい表紙だ、うふふ、ってきもちで買ったのに、いざ読み始めたら序盤クッッッソイライラしてしまってちょっと笑った。最後まで読めないかもしれないと思った。何回も本閉じた。あぶない。なんとか読めてよかった。碧と安西の関係について、わたしは最後まで理解できなかったしすきになれなかったけど、でもありふれた歪みなんだろうなあとも思う。居場所を見つける過程の、碧がだんだん顔をあげて前を向いていく感じはよかった。

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    2026年03月08日
  • いつか月夜

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    大きな事件が起きるわけではないけれど
    心の中で何かもやもやすること
    穏やかにでも強かにおかしいと伝えていく
    主人公に元気をもらえる一冊

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    2026年03月08日
  • そういえば最近

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    ネタバレ

    主人公は売れっ子小説家の女性。同期の売れない男性小説家が行方不明になったと、共通の担当編集者から聞かされたあと、その男性作家から未発表の原稿の束が送られてきて…

    男性が書いた作品と、それに感化されて女性が書いた作品、いくつも出てくる劇中作品が面白かった。特に男性の作品の登場人物は、彼の実際の家族やご近所さんがモデルになっていて、その人たちも(劇中作ではなく)本編に出てくるので、現実と虚構を行ったりきたりで、若干混乱しつつも楽しめた。

    ただ、ラストが自分の想像とはまったく違っていて、中盤が面白かった分、物足りなく感じてしまった。

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    2026年03月07日
  • 雫

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    ネタバレ

    変化しながらゆるやかに繰り返し、続いていくことを「永遠」と呼ぶのだから。終わることも、変わっていくことも、離れることも、なにひとつ悲しいことではない。

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    2026年03月06日
  • ほたるいしマジカルランド

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    たぶん酔っぱらっているときに書店に寄って購入したのだと思います。なぜなら帯に「舞台のモデルはひらかたパーク!!」と書かれているにもかかわらず、裏表紙に「大阪北部の蛍石市」とあるのを見て「おおっ、蛍池がモデルの話なんだ」と思ってしまったから。

    枚方と蛍池、大雑把に見ればどちらも大阪北部だけど、阪急沿線の人間からすると京阪沿線に出かけるのは小旅行ぐらいの感覚です。今でもそんな感覚なのに、幼い頃に家族でひらかたパークへ行った日はほぼ旅行のように覚えています。その日を思い出しながら読むと自然に笑みが浮かぶ。

    遊園地を舞台にしつつ、遊園地に勤めるさまざまな職種の人たちの日々が描かれています。

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    2026年03月05日
  • いつか月夜

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    この筆者はジェンダー論者なのかな、過去に読んだ作品においても多少そのようなニュアンスがあり。
    私はこの作品にその辺の社会的な問題を求めて読んでいなかったので本テーマでないんだったら要らなかったのではと思ってしまった。
    ある青年の成長物語なら良作、恋愛モノとしては消化不良。
    この筆者はデリケートな人間のデリカシーの無い人間関係を描くのは上手ですね。

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    2026年03月02日
  • ナモナキ生活はつづく

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    脳内ってこんなものですかね。
    ちょっと作ってる?とも思いましたが、時折自分の考えてることを書いてる時のパートが良かったです。
    ほかはたぶん忘れちゃうと思います。エッセイは読んでる時の共感を楽しむものと。
    共感といえば[読書は自由だ]の項。「世界のコンテンツは知りたいが世界の速度と合わせられない、わたしのような人間にとってぴったりのコンテンツなのだ」

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    2026年03月01日
  • 声の在りか

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    波風を立てず目立たないように暮らす希和。夫とも息子の小学校のLINE仲間ともぶつからないように過ごしている。違和感や怒りを感じていても、声を上げることはしない。思いを言葉にすることはなく、ただモヤモヤするだけ。夫に反撃する言葉が出てくるまでに3日もかかってしまうくらいだ。それは彼女が気持ちを言語化することを避け続けてきたから。形にしなければ思いは言葉にならず、声にならない。彼女はあちらにもこちらにも沈黙を続けている。ただ彼女には正義感が強いところがあり、追従することもしていない。
    同級生の弟である要の始めた学童で働くことになる希和。大人には何も言わないことにしている彼女だが、子供は放っておくことができず、積極的に関わるようになる。彼女にとっては子供は絶対的に守られるべき存在で、そこは譲れないところなのだ。彼女の正義感はアンバランスにも思えるが、その中で彼女は、自分の気持ちに向き合い、声を出そうと努力を始める。思いは声に出さなければ伝わらない。希和にそこまで共感はできないが、声を持った彼女の新たな一歩にエールを贈りたい。

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    2026年03月01日
  • 声の在りか

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    少しだけでも正義があると
    こんな立ち位置になるのだろうか

    母親のモヤモヤが手に取るように感じられ
    今ってこんななのかなと
    一冊を通して思い続けた

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    2026年02月27日
  • ナモナキ生活はつづく

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    日々のちょっとした悩みや気が重くなるような出来事は誰にでもあって、でも自分で自分の機嫌をうまく取れたら、色んな日があっても楽しく過ごせそうな気がした。

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    2026年02月26日
  • ナモナキ生活はつづく

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    前半までは、独特の謎のテンションについていけず、変わった人だなと思っていたが、徐々に慣れてきたのか、共感できるところも増えて、読みやすくなった。

    特に、郷里の佐賀県に対する思い。
    作家になって佐賀県に凱旋するにあたって、自分が嫌いだった頃の、惨めでオドオドした自分を知っている人々に会うのは、とても勇気がいったが、新たに幸福の記憶を描き足すことができたそうだ。
    多くの人が、過去に対して、同じような思いを抱いているのではないだろうか。

    ところで、取材される時、写真を撮られる際に、笑顔を要求されるのは女性作家が多いとあったので、ちょっとググると、なるほどそうかもしれない。
    男性作家は笑顔ではない人も多い気がする。

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    2026年02月25日
  • いつか月夜

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    ネタバレ

    家族なのか己の内面なのか、主軸が定ってるようで揺らいでいるような。最終的には恋愛で締め。やや物足りない。

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    2026年02月19日
  • 雫

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    寺地はるなさんの作品で、次に読むならこの本かなってずっと思っていました
    願いが叶って良かったです

    ジュエリーリフォーム
    想いを受け継ぎ、形を変えて引き継いでいく
    キラキラと光り輝くジュエリーのようなそんな内容ではないし、ジュエリーリフォームというお仕事小説とはちょっと違う

    過去を遡っていくことで、見えてくるものがある

    あなただから言うけどって、言われる方はけっこう重い
    そう打ち明けられること、私にもある
    距離が近いと心配で、ついアドバイスとかしたくなるけどそっと見守るだけでいいこともある
    なかなかその匙加減が難しかったりするけれど

    雫型のアクセサリーは私も好きなデザインです

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    2026年02月16日
  • わたしたちに翼はいらない

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    狭い教室で、毎日同じメンバーで顔を合わせることで築かれる学生時代の序列(今の言葉でいう「スクールカースト」)みたいなものを、大人になってもまだ引きずるのは、その時代から変わらないコミュニティ・世界の中でずっと生きているからなのかなと思う。
    昨年のドラマ「良い子・悪い子」を思い出したりもしたけれど、まだ学生時代の「栄光」や「屈辱」や、親からの影響など、子供時代の残像から抜け出せきれていない感じだった登場人物たちが、自分を認め、一歩を踏み出したのが清々しかった。

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    2026年02月13日
  • 月のぶどう

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    葡萄の栽培からワインの醸造までを一貫して行う葡萄農園を営む双子の物語。
    ワインを作るまでにどのような苦悩や想いが込められているのかを知ることができた。
    その反面、この双子を中心とするワイン製作以外の心情などに割かれるページが多いかつそれが1人にフォーカスされていなかったので若干没入感に欠けたかなと個人的に思った。

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    2026年02月12日
  • ガラスの海を渡る舟

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    まさに寺地はるなさんの小説だった
    いつも自分を見つめ直す事になる
    特に反省とか解決とか救いとか、に至るわけではないけれど
    ただ自分ってこうなんだ、と分かってたことを確認するような…

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    2026年02月11日
  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地さんの小説は結構読んでいます。どんな人なのか知りたかったので、この本を読んでみました。

    「辞書は最高の読み物」

    僕のなかでの読書家のイメージが三つあります。一つに読むこと自体が好き、というのがあり、寺地さんはまさにそれだ!と思いました。

    読書は、映画と異なりマイペースで進めていける自分に合ったコンテンツだという意見は、同感です。
    一緒でとても嬉しい気持ちになりました。

    寺地さんがどんな人なのか、少しでも知ることができて良かったです。

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    2026年02月07日
  • ナモナキ生活はつづく

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    名もなき家事というのはよく聞くが、ナモナキ生活とは面白いなと思って、手に取った。
    飾らない言葉で、等身大の日常を綴っていて、共感もしたし、なんだかこれでいいんだなという気持ちになって、肩の力が抜けて楽になった。

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    2026年02月05日