寺地はるなのレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ4弾

    『サクマ手芸店』寺地はるな
    糸子さんと充輝の不器用な親子関係のなかに温かさが良い
    康恵さんと城戸の関係が切ない

    『川平金物店』綾瀬まる
    主人公がなんて可哀想な人と思ったら、、
    意外性のある生き物
    その生き物が商店街を歩く
    理由が涙ぐましい
    傷ついた茂さんにジイちゃんはじめ商店街の人々が温かく優しい

    上記の2作品が良かった

    人気作家さんが描く商店街
    現代に失われつつある人情味があり
    通いたくなるお店ばかりだった

    疲れた私の心が癒された

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    2024年06月07日
  • わたしたちに翼はいらない

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    スクールカースト上位だったヒト、下位だったヒト、それ以外のヒト(中間ではなくカースト外のヒト)。
    大人になった三者が、子供に悩み、夫もしくは妻に悩み、義父母に悩み、死にたくなったり殺したくなったりして成長していく物語だったと思います。

    陽キャと隠キャと孤高のヒト、三者三様それぞれに対して共感できてしまう、そんな語り口が大変興味深く面白かったです。星3つです。

    #美文

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    2024年05月31日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    これから生きていこうとするそれぞれの主人公達。
    エンドは何かそよ風が吹くような終わり方で嫌いじゃない。
    短いストーリーだけれど、同じキャラクターが出て来たりだとか
    色々な人の目線を知れることに面白みを感じた。

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    2024年05月25日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    ある商店街を舞台に、ゆるきゃらのあかつきんがちょこちょこメインに引き出されてくる連作短編集。
    短編の中で、育児でめいいっぱいになってしまう母のこと、最後の母と息子の関係性など、引き込まれるがあった。
    ただ、登場人物が多くて、整理しながら読むのがちょっと大変だった。

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    2024年05月15日
  • 水を縫う

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    終始温かい。それぞれが周囲の固定観念から脱却していく。その中でも清澄の成長は目を見張るものがある。理解すること、受け入れることの大切がよくわかる。自分にとっての善は他人にとっても善とは限らないんだ。

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    2025年10月18日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    なんか前を向いて、ちょっと顔を上げて歩いていけそうな気持ちにさせてくれるお話ばっかりやった!
    でも、人数多すぎて『この人誰やっけ?』となってしまった。。
    もっかい改めて読まねばならんな。。

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    2024年04月16日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    大阪市近郊の暁町。
    閉店近い創業60年を超えるあかつきマーケット。
    人気のゆるキャラ“あかつきん”が突然失踪のあと、町のあちこちに出没。なんだか人助けをしているようだが。

    マーケットを中心に その町に住む母親・父親・娘に息子。13の連作ショートで多くの物語を連ねていきます。
    「ただの朝と夜」を過ごしている住人達の 心がざわつく悩みや葛藤。一つの町を俯瞰しているようです。
    奇跡は起きないけれど、それでも明日のために。
    優しすぎない、踏み込みすぎない、そんな住民達の現実的な距離感。
    みーんな何かしら心配事があるんだなって、なんだか安心したりした。

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    2024年04月15日
  • 白ゆき紅ばら

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    行き場のない母子を保護する目的で作られた「のばらのいえ」それは、大学のボランティアで知り合った志道と実奈子が運営する慈善施設なのですが、崇高な理想が現実の荒波に削られ少しずつ破綻していく。やがて実奈子は酒浸りの生活に堕ち、志道は見て見ぬふり。
    祐希が実質、家事全般を担当し母子たちの世話をする。幼いころに引取られた祐希はそれが当たり前の日常と思い、疑問を隠しつつ成長していく。もう一人の少女の紘果は志道に溺愛されて人形のように扱われる。
    ヤングケアラー&性的グルーミングのコンボで、ホラーハウスのようなキモさを感じてしまいました。
    弱者を無抵抗にさせるエぐさに思考停止してしまう悪環境。真綿で首を絞め

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    2024年04月10日
  • みちづれはいても、ひとり

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    ネタバレ

    主人公が36歳と40歳台ということで、自分の年齢より年上だったこともあり、内容の理解はできても少し入り込みにくいところはあった。

    再婚した夫が、前妻の元にいる娘の支えになろうと奔走したり、遁走されてしまったり。はたまた、大好きだった男性と、別れの予感がしていたからとあっさり別れてしまったり。

    人生経験豊富な女性2人が、「綺麗に生きる」物語ではなく「泥臭く生きる」ことを描いた物語だった。明るい希望というより、暗雲から差し込む光を感じるストーリー展開だった。読破にちょっぴり体力がいりました。

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    2024年04月09日
  • みちづれはいても、ひとり

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    ネタバレ

    個人的にこの物語の重要な部分は、登場人物の弓子と楓がともに失業中であるということに感じる。普通なら、40前後で職がないとなると旅などしている余裕もないはずなのにこの2人は旅している。そこに私は励まされた。普通という言葉に、悩み苦しんできたからこそ。人と違うところに劣等感も感じなければ誇らしさも感じない。そこが凄くいいなと思った。

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    2024年03月21日
  • みちづれはいても、ひとり

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    実際にこの物語の登場人物が近くにいたとしたらまず、皆好きにはなれない。
    だけど、皆寂しい人達で何かがそれぞれ異なる部分が欠けている。だからひとりなのかもね。
    けど、人間ってそんなもん。そんな気がする。

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    2024年03月20日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物が多くて混乱した部分はあるけど、見えないところで頑張っていると見てくれている人は必ずいいる!というのが、この作者の作品の共通するところかなと思う。

    『生きる私たちのためのスープ』が一番好きだった。

    しんどいと感じる相手への心情を「卒業」すると表現したり、「めんどくさくない距離」を保つことはとても大切。

    「わたしの人生はわたしのもの。それ以外のことはたぶんあとからついてくるから、大丈夫。」

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    2024年03月08日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    「あかつきマーケット」という市場が閉店することをきっかけに、マスコットキャラのあかつきんが町の各所に現れるようになる。そんな町で暮らす人々、その家族等の老若男女の悩みや変化を描いた短編が15篇ほど収録されている。

    タイトルがとても素敵だと思った。第一章のタイトルが「朝が明るいとはかぎらない」でプロローグでもそれに触れており、個人にとって明るくない朝もあるし暗くない夜もあるよ、という優しいメッセージを感じた。
    各短編からも様々な感情や人生を肯定してくれるような優しさを感じられ、好みの短編もたくさんあった。
    しかし各短編が20ページ程で、もう少し読みたかったという気持ちに度々なった。
    物語の中で

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    2024年02月25日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物がたくさんなので、全部覚えてないかも…ごめんなさい…

    だけど、最後の方の、同級生が亡くなった自転車屋さんのお孫さんの話は、なんだか切なかったな。

    いろんな人がいろんな生活を送っていて。
    いろんな過去があって、いろんな出会いがあって別れもあって。

    それでも、明るい朝と暗い夜が繰り返してる。
    良いことがあっても悪いことがあっても、それは死ぬまで繰り返されて行く。

    ってことよね。

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    2024年02月25日
  • みちづれはいても、ひとり

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    主人公の女性2人、39歳と41歳。
    年齢ほどには、達観した大人でもない、だがしかし、高校生や20歳そこそこの頃のような考え方ももう出来ない。しないんじゃなくて、できなくなるんだよな。
    主人公の弓子が幼い尚太君に言った、大人はいつも正しい事を言うわけじゃない、大人になったって何にでもなれるわけじゃないし、何でもできる様になれるわけじゃない。
    だけど、少なくとも、自分の食べる物を自分で用意できる。
    自分で、ひとりでだって、生きていける、歩いて行ける。
    依存体質の人や搾取しようと近寄ってくる人や、色んな人がいますが、取り込まれない様自分の足で立って歩いて、生きていきましょう。

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    2024年02月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    あかつきマーケットと着ぐるみマスコットのあかつきんを中心とした短編をたくさん繋ぎ合わせた話になっている。
    正直、話が細切れで登場人物が多すぎて、相関図を書きながら読んでいったが、頭を切り替えていくのが大変でスムーズに読めなかった。
    結局ぼやっとした話で、読んだらすぐ忘れてしまいそうな話だ。

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    2024年02月06日
  • ビオレタ

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    デビュー作ということで、最近の著作に比べるとやはり若い感じがするなと思った。ちょっと「ランチのアッコちゃん」を思い出した。

    「あんまり、自分は駄目だ、なんて言わないほうが良いよ。そういう奴らは委縮してる相手を見て満足するんだ。人を見下して喜ぶようなくだらない奴にサービスしてやる必要はないよ。相手を貶めたら自分が良くなるってわけでもなかろうに」(81頁)
    この考え方、すごく共感する。他人を落として相対的に自分を上げることでマウンティング取ろうとする人って結構多いけど、虚しくないのかな?

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    2024年02月05日
  • 白ゆき紅ばら

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    うーん、ほんと読んでいて辛くなってくる話。
    メンタルやられる話は、正直最近は辛いな。
    でも最後は少し希望の見える終わり方でよかった。

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    2024年01月30日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    大阪の暁町を舞台にした短編連作集。
    ままならない日常が13の物語となっており、なんとなく自分や、知人と似ているなと当てはめながら読んだ。
    自転車やのおじさんの生き方が、さらっと格好よくていいなと思った。

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    2024年01月29日