寺地はるなのレビュー一覧

  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地さんの小説は何冊か読んだことがあり、わりと繊細そうな方と勝手なイメージを持っていましたが、このエッセイを読むとそのイメージとかなり違っていました。
    内容的には、共感できる部分や面白いエピソードなどもあったのですが、度々出てくる乱暴な言葉が気になってしまいました。言いたくなる気持ちは重々わかるのですが、本の中ではもう少しやわらかい表現にしてほしかったです。

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    2026年02月03日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    嘘をつくことは悪いことなのか。
    自分に正直にやりたい事をやる人は、いい人なのか。
    自分に嘘をついて人を優先させる人は、悪い人なのか。
    誰もが自分なりの正解を求めて、時には人に嘘をつき時には自分に嘘をつき、もがく。そんな姿に全て共感はできないが、その時々に救いを求めてつく嘘はその人にとっては必要な嘘だったのだろう。
    人の弱さ、脆さ、優しさとは。そんな事を考えさせられる話である。

    祖母が山吹に贈った言葉がとても印象深い。
    そうだ、自分を大切に生きていくのだ。自分のために。

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    2026年01月30日
  • 雫

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    しずくさんは出てくるけど、しずくさんは主人公じゃない。
    ちょっと不思議な雰囲気を纏ったしずくさんと主人公とあと友達が2人の4人で物語は進んで?過去に遡っていく。
    でも主人公はずっと同じ人。

    しずくさんのことを思って色んな人が色んなことを言うのよ。
    もっとこうした方がいいって。
    でもそれは現在の相手を否定することでもあった。
    言っている本人たちは良かれと思って言っているんだけども。
    ちょっとドキッとしたよね。
    昨日読んだ絵本のことも思い出したよね。

    そうか、あなたはそのままで良いって言ってくれる人がいるだけで人は柔らかく強くなれるんだ。
    ついつい、ああしたら、こうしたら、って言ってしまうけど、そのままを受け入れてあげるのが第一前提で大事だよねって思った。

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    2026年01月30日
  • ナモナキ生活はつづく

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    読書に関する話が読めてなんか嬉しかった
    本を読むなんて偉い
    確かにそう言う人はいるけど私はただの現実逃避に小説を読んでいることが多いし、活字病で読んでしまうことも多々。自由でいいのよという寺地さんにニコニコしてしまった。モモが好きなのもやはり本好きなのだなーという。

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    2026年01月22日
  • そういえば最近

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    確かに相性ってある。
    そして私は相性悪かったっぽい。
    しばらく途中でやめようかと思ったけど
    後半徐々に馴染んできた。
    作中人物の書いたレシピエッセイが一番面白かった。

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    2026年01月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    兄妹がおじいちゃんのガラス工房を二人で引き継ぎ、成長していく話。

    特に印象に残った言葉があります。「前を向かなければいけないと言われても前を向けないというのなら、それはまだ前を向く時ではないです。準備が整っていないのに前を向くのは間違っています。向きあうべきものに背を向ける行為です」以前、私は目の間のことに無理をして向き合おうとしていました。そんなときこの本に出合い、救われました。
    自分の折り合いがついたタイミングで前に進めばいいと気が付かせてくれてた本でした。

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    2026年01月21日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある「ほたるいしマジカルランド」……とね解説文を見て思わず手にしてしまった。
    劇的なことがあるとかではなく、遊園地で働く人たちの日常のお話。
    人との関わりが暖かい。
    いい職場ですね。
    ただ登場人物のなかの1人三沢星哉が苦手。
    読んでいて不愉快で嫌なやつと苛立ちを感じる。
    それでもその嫌なやつもちょっと変わり始めるのだけど、、その章だけは読みづらかった。


    「意味も価値もなくてかまわない。わたしたちは自分の人生に意味や価値を持たせるために生まれてきたわけではないはずだ。」とまた本の中でいいことばに出会えました。

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    2026年01月20日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    親ももちろん人間なので、止まってしまいたい時もあるけど
    でも、それでも子供の成長も止まる訳なんかなく、彼ら彼女らは日々成長するのです。

    家族って近くて遠くて難しい。

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    2026年01月20日
  • 雫

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    急いで読んだせいか内容理解に正直及んでいない。
    ティアドロップ(雫型)には永遠の意味がある。
    永遠とは過去や現在から未来に至るまで、時間を超越して無限に続くこと。
    話の終盤には永瀬としずくが卒業式でこっくり会わなくなってしまうシーンがあるが、その直後の章では同じポーズでおそれなくていいというサインを送る。
    今考えてみると、これは別れを、途絶えるのをおそれなくていい、心配するなという意味なのかもしれない。
    途切れ途切れ、たまに関わりあう四人の関係はすごく心地よさそうだなと思った。
    寺地さんの小説は二作目だが、前に読んだもの同様、いい意味でぬるい感じがして、穏やかに読み進められた。

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    2026年01月18日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    購入済み

    こんぺいとう商店街シリーズ第4弾。いろんな作家さんたちがそれぞれのお店を描くこのシリーズ。いろんな作家さん達によるアンソロジー本。

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    2026年01月17日
  • ほたるいしマジカルランド

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    優しい感じの文章で読みやすかったです。いろんな年代の、いろんな立場の方々が出てきて、途中なかだるみ(?)してしまいましたが、最後まで読みました。お仕事の向き合い方って人それぞれですよね。

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    2026年01月16日
  • そういえば最近

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    作家の思いやら考えやらが詰まった話だけど、これもまたノンフィクションを重ねたようでいて実はフィクション?
    街の片隅に、こういう人たちもいて、元気にやってるなーというお気楽な気分で読めるが、心には特に留まらない。

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    2026年01月14日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    読んでよかった。まずそう思った。いなくなってしまった誠実の弟、希望。誠実は弟の消息をたどるため、関係者たちに話を聞いて回る。そのうち、本当の弟がどんな人間だったのかわからなくなってしまう。そして、誠実自身も自分がわからなくなっていることに気づく。空っぽな人間なのではないかと、私自身がたまに不安になるから、空っぽということはこれからいくらでも好きなものを詰め込めるということ、という言葉に救われた。それにしても話に出てくる希望や誠実な親を含めクソ親ばっかだな。そりゃあ二人みたいに自分がなくなったり、わからなくなってしまうよね。寺地さん、苦手意識があったけど興味が出てきました。心の余裕があるときにまた新しいものも読みたいです。積読に川のほとりに立つものは、もあることだし!!

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    2025年12月30日
  • ビオレタ

    購入済み

    ダメなときは

    婚約破棄され、雨の中で号泣していると、通りかかった女性に厳しい口調で声をかけられる。立ちなさい、泣くのをやめなさいと命令口調である。そんな出会いを発端に、主人公である妙の世界が大きく変わっていく。そんな、やんわりとしたサクセスストーリー。

    #ほのぼの #じれったい

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    2025年12月31日
  • ガラスの海を渡る舟

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    兄の道の言葉は刺さるし響く。色々な気遣いとか世間体とかそういったことがなく、そのものに向き合って発しているからだろうな。お世辞とかもない。
    妹の立場もわかるから何とも言えないなぁ。普通とかじゃなく一人ひとり違うと割り切れれば良いけど、まだ若いからな。

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    2025年12月20日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    面白い面白くないはわからない。ただ一気に読めたし、読んだ後しばらく考えた。読んだ後に考えることを残してくれる本は良い本だと思う。だからこの本も良い本なんだと思う。
    色んな人の感想が聞きたくなる本だった。

    「発達障害は人の気持ちが分からない」とよく言われるしこの話にもあったけど、じゃあ発達障害の気持ちが分かる定型発達は何人出てきただろう?
    定型発達が発達障害の気持ちが分からないことは「人の気持ちがわからない」に入らないのなら定型発達以外は人ではないってこと?
    という言い方は意地悪だろうか。

    感情を制御しない妹
    診断を受けさせない、離婚しない、頑なな母親
    穏やかに話し合いのできない伯父
    そのフォローをしなかったくせに罵るいとこ
    浮気男とその相手
    息子を受け入れられない父親
    自分が苦しければ平気で嘘をつく連れ子
    相続の解決もせずに死んだ祖父
    この人たちは真っ当で普通で正常なんだろうか?
    みんな同じ方が不自然だ、という言葉は発達障害者だけに向けられる慰めや希望ではないはずだし、それをこの話は書いていると思う。特にバイトのくだりは分かりやすく、よく使われる手法だ。発達障害の人に合わせたら定型発達も生きやすくなるんだよ理論。
    別の工房の人の言葉も優しかった。
    そうだね、みんなが自然に生きられたらいいね、なんの才能もなくても、あっても、失敗しても、成功しても、噛み合わなくても、そうでなくても、ただ生まれた、生きている、という事実だけで承認できたらいいね、と思う。
    でも発達障害は定型発達のための炭鉱のカナリアではないし、道徳や倫理の教材でもなく、悲劇や感動の娯楽でもない。障害という現実でしかない。そして、この障害を障害たらしめているのはなんだと思う?という冷たい気持ちがスッと差し込む。
    そういう風の吹く海を、この本を読む前も読んだあともずっと渡っている。

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    2025年12月13日
  • ビオレタ

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    婚約者に振られた上に無職になってしまった妙。
    雑貨店の店主菫と出会いそこでアルバイトを始める。不思議な家族関係、胡散臭さ満点の千歳さん、生意気だけど大人な高校生の蓮太郎くんと個性的なキャラがたくさんで面白い。温厚だけどズバズバ物を言う妙のパパさんも素敵。

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    2025年12月12日
  • 雨夜の星たち

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    主人公が少しずつ他人に興味を示したりする様が自然で1人の人の変化として無理がないとこは良かった物語全体を通して起伏が少なく少し退屈なとこがあった。姉に対して「苦しそうよねぇ」と言った母の言葉が表面上心配しているように見えるが嬉しさが見えるシーンなど日々の生活で何気なく見かける事象を繊細に表現している

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    2025年12月08日
  • そういえば最近

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    小説に救いを求めている人におすすめだけど、読むのが大変です。最初の方は日常の描写が多くてすらすら読めたけど、入れ子状態で物語の登場人物が書く小説が何回も出てきます。だから今は現実描写なのか物語の方なのか分からなくなることがありました。

    作家さんの心理描写が描かれていて、寺地さんご自身の価値観なのかなと思ったので、そこにはワクワクした。

    小説家とその奥さんがどうして「失踪」したか、その「真相」を友人の小説家が追いかける物語。

    U-NEXTは短くてすぐに読めるもの、と聞いていたけどこの作品はそうじゃなかったという意味でも評価が低い。

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    2025年12月08日
  • リボンちゃん

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    『リボンちゃん』という名前から、主人公は結構ふわふわしていて、優柔不断とかなのかなぁと勝手に想像しながら読み始めました。
    でも、読み進めるうちに、自分の事を客観視してるし、相手の事を尊重して会話をしているし、全然ふわふわしてない!
    下着のリフォームの話だからといって、『下着が変わると人生も変わる』みたいな話でもなくて、もっとそっと寄り添う存在みたいに描かれていたことに好感が持てました。
    そして「リボンちゃん」の考え方や感じ方に刺激を受け、もっと自分の人生を大切にしようと思えました。

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    2026年08月02日