作品一覧 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ワルイコいねが 3.8 児童書 / よみもの 1巻1,320円 (税込) あの転校生の辻アキトだ。 ジャンパーにジーンズの辻さんは電柱のうしろにかくれるようにして、お寺をじっと見つめていた。 道をへだてたところにいるあたしには気づいていないようすだ。 しんせきの集まりできたのだろうか。いや、それならば同じように黒い服を着るだろうし、かくれてながめる必要はない。 めずらしいのか。 おそうしきや法事といった風習が、前に住んでいた町とはちがっていいて、何かよほどきょうみをひかれるところがあるのだろうか。 まったく周囲に注意をはらっていないほどの真剣さが不思議だった。(本文より) あらすじーー「うっかり自分の考えを言わないのがせいかいなのだ」と思いつつ、そんな自分を少しみみっちい性格だと思っている美海は、正直になんでも言いすぎて「性格が悪い」とクラスメートから言われている隣のクラスに転校してきた辻アキトと仲良くなる。 アキトは別に悪い子ではなく、少し変わっているだけだと思っていた美海だが、 やがてアキトがお寺だのおそうしきだの、不吉な場所にばかり興味を持ったりお年寄りに厳しい様子を何度か見てしまい胸がざわざわしてくる。 試し読み フォロー ワンス・アホな・タイム 3.6 小説 / 国内小説 1巻1,430円 (税込) いつかどこかの国の、王や王女たちのお伽話集。まじめで滑稽でおろかな彼らをシニカルに描く―――何かを気づかせてくれる七話。 試し読み フォロー メンドリと赤いてぶくろ 4.3 児童書 / 児童文学 1巻1,650円 (税込) 洗濯されて庭に干されていた赤いてぶくろ。右手と左手がケンカをしています。もち主のゆうちゃんが右ききだから、自分のほうがえらくて立派なんだ、と右手はいばっています。――と、風が吹いて、右手は遠くに飛ばされてしまいました。そこで出会ったのが、若いメンドリ。オンドリのように「コケコッコー」と朝を告げたいという夢があるのですが、トサカがないメンドリは、鳴くことができません。「よし、りっぱな トサカになってやろう!」。赤いてぶくろは、はりきってメンドリのトサカ代わりになりますが――。 「自分のままじゃ、いけないの?」と悩むメンドリと、「立派って、なんだろう?」と考えるようになる赤いてぶくろ。 冬の日の偶然の出会いが、ふたりの未来を大きく変えます。 ●小学校低学年の読み聞かせや、読書感想文にもオススメ! 試し読み フォロー グリム童話 - 児童書 / よみもの 1巻1,760円 (税込) ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中で読みつがれてきた「グリム童話」から10編を収録。やさしく、あたたかく、時につめたく、みにくい…おもしろいだけじゃない、ありのままの人間の「こころ」を知り、考えていくお話たちです。 試し読み フォロー ゆめみの駅 遺失物係 4.2 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 越してきた田舎の町で、中学校に馴染めずにいた少女は、ひょんなことからゆめみの駅にある遺失物係にたどり着く。そこは誰かが忘れた「おはなし」が世界中から届けられ、「遺失物語台帳」に収められている不思議な場所だった。係の人から一日一話ずつ物語を読み聞かせてもらいながら、自分が失くしてしまった物語を探すのだが――。痛みを抱える人にそっと寄りそってくれる、切なくもやさしい物語。 試し読み フォロー 夜叉神川 3.6 児童書 / よみもの 1巻1,265円 (税込) 「ここは夜叉神川の上流。 両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」――『川釣り』より。 「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に鬼の字が入るのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるからだと。」――『鬼が森神社』より 全ての人間の心の中にある恐ろしい夜叉と優しい神、その恐怖と祝福とを描く短編集。 「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼が森神社」「スノードロップ」「果ての浜」 夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。 野間児童文芸賞受賞後初作品 試し読み フォロー 夜更けのおつまみ 3.7 小説 / 国内小説 1巻682円 (税込) 31名の人気クリエイターが語る、とっておきの“夜更けのおつまみ”。 読んだら一杯やりたくなること間違いなし!おいしい記憶がたっぷり詰まった珠玉のエッセイ・アンソロジー。巻末にはキリンビールとコラボし、noteで開催したコンテスト大賞受賞作も掲載! 試し読み フォロー 夕暮れのマグノリア 3.8 児童書 / よみもの 1巻1,155円 (税込) 児童文学界からきらりとその姿をあらわした、美しく巧みな筆致の、新・ヤングアダルト小説。夕暮れ時、静かに目をこらして。ふしぎな世界はすぐそばにある。それはほんのいっときで消えてしまう。あらわれるのはきまって夕暮れ時。光と闇のまざる時間、生と死の境目がぼんやりするころ――。女子中学生・灯子の感受性がつむぐ、やさしさと不思議さに満ちた1年間。 試し読み フォロー 満月の娘たち 3.9 児童書 / よみもの 1巻1,155円 (税込) まるで神話のようだ。新しい時代の母娘の。梨木香歩氏推薦!標準的見た目の中学生の私と、オカルトマニアで女子力の高い美月ちゃんは幼なじみでママ同士も友人だ。ある日、美月ちゃんとクラスの男子を誘い、幽霊屋敷へ肝だめしに行くことに。幽霊屋敷探検に発端におこる出来事を通じ母娘たちの葛藤と成長が描かれる。"母娘問題"を独特の観察眼で捉えた感動作。椋鳩十賞、小さな童話賞大賞受賞作家、安東みきえ氏、初の長編小説。 試し読み フォロー 迷いクジラの子守歌 5.0 児童書 / 児童文学 1巻1,200円 (税込) 悩みながら迷いながらも、幸せを求める海の生きものたちの物語。トビウオのトビィは、いつも思っていました。なぜ魚なんだろう、つばさがあるのに。なぜ鳥にはなれないんだろう、こんなに空がすきなのに――。そして、水にもぐるウミ鵜を見て思うのでした。鳥なのになぜ空だけにいないのか。あんなに軽々と飛べる羽をもっているというのに。そんなある日、トビィたちの群れが船にぶつかりそうになり……。クジラの子どもはかあさんとはぐれて迷子になってしまいました。ちょっとしたことで叱られて、かあさんのもとを離れたのがいけなかったのです。気づいたらまるで知らない海にきていました。そして、海の生きものたちにかあさんを知らないか聞いてまわるのでした。「死の女王」と恐れられ、きらわれているホホジロザメ、いつか竜になれると信じ、泳ぎの練習をするタツノオトシゴ、3億年も前から平穏が好きなシーラカンスなど、心に沁みる7つの短編集。 試し読み フォロー 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> 安東みきえの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 満月の娘たち 児童書 / よみもの 3.9 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ なんともやるせない。 皆母子の関係に注目しているけど、私はこれは少女たちの友情の話として読んだ。変かな……? 安東みきえさんの作品は、クジラとか魔女とか熊とか遺失物とか亀の絵本とか夜叉川とか読み漁ったけど、全部最高に面白かった。彼女の表現、語彙力は、すべて私に刺さる。超癖。安東さん最高。大好きだ。特にこの本は色んな人に読んでほしい。児童書の傑作のひとつだと思う。青春の懊悩とはまさにこのことだ。 0 2025年10月09日 夕暮れのマグノリア 児童書 / よみもの 3.8 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 見に見えないものを信じる、現代の日本人はどれくらいの人がそうするのだろうか。 見えるものしかないという考えは悲しい。形の残るもの以上に残るものも世界にはきっとたくさんあって、その最たる例が記憶だったりするのではいだろうか。文字に残していない言葉がふと心に残ったり、意識して残そうとしたりする。誰かの断片を大切にすることで日々薄れていく記憶の中で相手を愛せるのではないかと思う。 この本では見えなくても美しいものや恐ろしいものがあるという考えが、一貫して描かれている。 優しい記憶のような話。 0 2025年04月22日 夜更けのおつまみ 小説 / 国内小説 3.7 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ 31人の人気作家さんたちがそれぞれの夜更けのおつまみ語るというなんとも豪華でお腹が空きまくるエッセイアンソロジー。 私はお酒は飲めないけど酒の肴と呼ばれるものが何より大好き。 それぞれの作家さんの私だけのおつまみが沢山詰まっていて最高だったー✨ 共感できるおつまみもあれば初めて知るおつまみやお酒もあって面白い。 この本を片手に晩酌するのも最高のおつまみになりそう 0 2025年02月24日 メンドリと赤いてぶくろ 児童書 / 児童文学 4.3 (8) カート 試し読み Posted by ブクログ 手袋がめんどりのトサカに! 発想が楽しいお話です。 絵も好き! はっきりらくっきりした絵で、めんどりや手袋の顔の表情もわかりやすく、子供たちに人気が出そう。 0 2023年03月25日 迷いクジラの子守歌 児童書 / 児童文学 5.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 安東みきえさんの絵本がとても良かったので読んでみました。オムニバスで海の生き物たちが人間のように色んな愛みせる内容でした。 病気で長文が読めなかった私が初めて読めた本。 表現がとても美しくてストーリーも切なさと愛しさと心強さと...(篠原涼子)な感じで、素敵です。 すっかり安東さんのファンです(指ハート) 0 2023年03月20日