ゆめみの駅 遺失物係

ゆめみの駅 遺失物係

660円 (税込)

3pt

4.2

越してきた田舎の町で、中学校に馴染めずにいた少女は、ひょんなことからゆめみの駅にある遺失物係にたどり着く。そこは誰かが忘れた「おはなし」が世界中から届けられ、「遺失物語台帳」に収められている不思議な場所だった。係の人から一日一話ずつ物語を読み聞かせてもらいながら、自分が失くしてしまった物語を探すのだが――。痛みを抱える人にそっと寄りそってくれる、切なくもやさしい物語。

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ゆめみの駅 遺失物係 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    誰かが失くした物語は「ゆめみの駅の遺失物係」に届けられるそうです。7つの拾得物語はどれも切なくもほんのりと暖かく、それを読み聞かせてもらう訥々と語るのが特徴的な少女と一緒になってあれこれと思索を巡らすのが楽しくありました。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月08日

    小説と児童書の間のような本。
    静かで、あたたかいけど、寂しくて。
    「かたくてあたたかくてつめたくてやわらかいもの」の空気感を思い出しました。

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月09日

    物語が愛おしくなる物語。

    駅の遺失物係で、物語を探す物語。

    私たちは物語をなくしていて、そして物語を探している。
    人の物語と出会うことで、自分の物語を思い出すこともある。

    やわらかで、あたたかくて、やさしい物語でした。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月29日

    タイトルとあらすじと装画にやや期待しすぎたな。
    文体がちょっとくどくてあまり好きな語り方ではなかった。
    土曜日のおはなしが好きだな。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年12月14日

    中学生の少女が失くしたお話を探しに辿り着いた、ゆめみの駅の中にある遺失物係。
    そこは誰かが忘れたお話が世界中から届けられる不思議な場所。
    係の人から一日一話ずつ読んでもらい、少女は自分の失くしたお話を探していく。

    がっかりすることには慣れているから、と学校にもなかなか馴染めずいつも寂しい思いを抱え...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月29日

    “がっかりすることには慣れています。それに、立ち直るコツも知っています。かんたんです。それ以上を望まなければいいのです。”
    “手にしていたはずのものを、気づいたら失っていたのです。”
    “失くしたことだけがわかっていて、なにを失くしたのかを覚えていないだなんて”

    小説の始めの方からこんなフレーズが続...続きを読む

    0

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