【感想・ネタバレ】迷いクジラの子守歌のレビュー

あらすじ

悩みながら迷いながらも、幸せを求める海の生きものたちの物語。トビウオのトビィは、いつも思っていました。なぜ魚なんだろう、つばさがあるのに。なぜ鳥にはなれないんだろう、こんなに空がすきなのに――。そして、水にもぐるウミ鵜を見て思うのでした。鳥なのになぜ空だけにいないのか。あんなに軽々と飛べる羽をもっているというのに。そんなある日、トビィたちの群れが船にぶつかりそうになり……。クジラの子どもはかあさんとはぐれて迷子になってしまいました。ちょっとしたことで叱られて、かあさんのもとを離れたのがいけなかったのです。気づいたらまるで知らない海にきていました。そして、海の生きものたちにかあさんを知らないか聞いてまわるのでした。「死の女王」と恐れられ、きらわれているホホジロザメ、いつか竜になれると信じ、泳ぎの練習をするタツノオトシゴ、3億年も前から平穏が好きなシーラカンスなど、心に沁みる7つの短編集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

安東みきえさんの絵本がとても良かったので読んでみました。オムニバスで海の生き物たちが人間のように色んな愛みせる内容でした。
病気で長文が読めなかった私が初めて読めた本。
表現がとても美しくてストーリーも切なさと愛しさと心強さと...(篠原涼子)な感じで、素敵です。
すっかり安東さんのファンです(指ハート)

0
2023年03月20日

「児童書」ランキング