東山彰良の作品一覧
「東山彰良」の「【合本版】NARUTO―ナルト― 秘伝シリーズ 全6冊」「NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
東山彰良の台湾に棲む僕の話。なんか東山さんの話は底抜けに明るい。内容はすごく悲惨だったりするのに、僕の性格が明るいのか、もう最初から明るい気分になれてしまうのだ。澤田瞳子さんが旅に出ているようだと評しているけど、それは賛成。
第1話 ニン姐さんはよくうちの食堂に食べに来てくれる彫り師で、フィギュアショップの2階に店がある。一見さんはお断り。ニン姐さんは黒猫の白猫という名の猫を飼っていた。女の子がニン姐さんを探している。
第2話 孤独さんは探偵だ。孤独さんの部屋には本がいっぱいある。孤独さんは野良犬を呼ぶ。ある土地公廟のご本尊が家出した。
第3話 フオ先生は郷土教学の先生だ。クラブのステー
Posted by ブクログ
今まで読んだ本で1、2を争うくらい良かった。大切な作品。
中国や台湾が舞台になっている作品はほぼ読んだことがなかったので最初は登場人物を覚えるのが大変だったけど、色や匂いまで鮮やかに浮かんでくるような文章にすぐ夢中になった。
読み終わったときは自分が台湾の青年として半生を終えたような感覚があり、これが読書の醍醐味だ!と久しぶりに思った。
おそらく誰にでもあるであろう「高校生くらいの多感な時期の、特に人生において重要なことが起きたわけでもないのになぜかはっきりと覚えているワンシーン」みたいなものがすごく鮮やかにうまく書き表されている、そんな感覚。
Posted by ブクログ
小説家が自ら創り出した虚構の世界と現実との境目が不分明になり、虚構世界の側に取り込まれてしまう、という自己言及的展開自体はそれほど珍しいわけではない。しかし、本書の眼目は、それが冷戦期=1950年代末から60年代初めの日本と台湾と中国の歴史の暗部とかかわっている点にある。語りが焦点化する作家・柏山康平(台湾名は王立仁)は、自ら命を絶った叔父の王康平の体験をもとにしながら、「怪物」という小説を書いた。その物語は、叔父が台湾空軍のスパイ中隊のパイロットだったとき、任務中に人民解放軍によって撃墜されたものの一命を取り留め、中国の農村に潜伏して台湾に逃げ戻ってくる、というものだった。柏山はその小説の
Posted by ブクログ
今年の初めに初めて台湾を訪れて、台北市内を観光した。その名残もあったのか、普段はあまり手に取らない台湾に関連したジャンルの本を手に取ってみたのだと思う。最初の方はストーリーに入っていけず、人物名が少々覚えづらくもどかしかったところがある。しかし、ゴキブリや幽霊などの馴染みのある表現に助けられて、大陸と袂を分った台湾の空気感を表現する本作品を一気に読み切ることができた。台湾はスピリチュアルを感じる国だと思う。どこか昭和レトロで、で同時に最先端の技術を併せ持つこの国は興味深い。本来台湾に住んでいた台湾人が、国民党に対して抱く感情を理解するのに役立つ一冊であったと感じる。実際に国民党が国家樹立後に、