僕が殺した人と僕を殺した人

僕が殺した人と僕を殺した人

770円 (税込)

3pt

夏休みが終わる2日前。13歳だったぼくたちの人生は、大きく狂いはじめた。
1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に、数奇な運命に弄ばれた少年たちを描く、青春ミステリーの金字塔!

2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼〈サックマン〉が逮捕された。
彼の弁護を担当することになった国際弁護士の「わたし」は、30年前に台湾で過ごした少年時代を思い出していた。
当時、13歳だった「わたし」は〈サックマン〉のことを確かに知っていたのだ――。
台湾を舞台に贈る青春ミステリの金字塔。
織田作之助賞、渡辺淳一賞、読売文学賞小説賞をトリプル受賞!

解説・小川洋子

※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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僕が殺した人と僕を殺した人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月28日

    登場人物と共に台北の路地を駆け抜けた日々からの結末に、衝撃が大きすぎて、心が揺さぶられ続け、読後は何も手につかないです。

    あの瞬間の1つの発言が、1つの選択が、ちょっとしたノリが、振り返れば大きく人生に影響を与えていく衝撃。
    切なくて、でも若い頃の勢いってそういうものだったりするよね。

    台湾行き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    流が面白かったので。流の脇役たちもところどころ登場。「おまえがおれたちを思い出さないかぎり、おれたちはおまえといっしょにいられない」で涙が出そうになった。これは誰なのか、想像しながら読むのも楽しかった。

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    Posted by ブクログ 2022年10月13日

    台湾が舞台の話で、聞きなれない名前や生活環境に初めは面食らいましたが、主人公の好きな日本の漫画が「AKIRA」である事に強く惹かれてw一気に読み終わりました。
    連続殺人犯の現在と、子供の力ではどうにも出来ない境遇でもがく子供達の様子が上手いこと並行して進んでいきます。
    ただのミステリーでなく、青春ド...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月27日

    一万円選書で選んでいただいた本作、この機会がなければ読むことがなかったと思うと貴重な機会をいただいたことを感謝せずにはいられません。1985年頃の台湾の雑多な雰囲気がリアルに映し出され、匂いすら感じられるほど。特に蛇の匂い、かつて香港で嗅いだ時のことがまざまざと思い出されました。作品通してとても少年...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    2015年、アメリカを震撼させた連続殺人鬼〈サックマン〉が逮捕された。彼の弁護を担当することになった国際弁護士の〈わたし〉は、30年前、当時13歳で台湾で少年時代を送っていたとき、後に〈サックマン〉となった少年のことを知っていた。
     1984年から1985年、当時中学生だった台湾の三人の少年の物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月28日

    80年代の台湾を舞台に描かれる少年達の美しい夏。一つひとつのエピソードを丁寧に、しかし短く繋いでいくのでとても読みやすいです。
    だからこそ騙されるんだけどね。もう、タイトルを読んだ時から。。。

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    Posted by ブクログ 2020年06月30日

    題名で気になって適当に買ったのに本当に良くていい買い物したなと思えた。

    BL要素もあるけど苦手な私でも総合していい内容だなとなる作品でした

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    Posted by ブクログ 2020年06月15日

    なんと痛ましい。1984台湾の少年時代と2015デトロイトの連続殺人を往還するが、そこには謎の仕掛けもある。少年時代の台湾での生活の描写は、光が眩しく影が濃い。

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    Posted by ブクログ 2020年05月18日

    第34回織田作之助賞
    第3回渡辺淳一賞
    第69回読売文学賞
    三冠達成と、小川洋子さんの「いたましいほどに美しい少年小説の誕生を喜びたい」という帯に魅かれて読みました。

    「1984年の夏休み前後の三カ月がぼくとジェイを結びつけた。アメリカへ渡った両親においてけぼりを食ったぼくは、ジェイのおじいさんの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月25日

    面白かった。ストーリーも良かったけど、1984年あたりの台湾の雰囲気が知れる。毒蛇や龍山寺が出てくるあたりが特に。日本の長屋みたいな感じだったのかな。近所の家に上がり込んで勝手に冷蔵庫のもの食べるとか、信じられない距離感。

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