寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
寺地さんの小説は難しい
難しいのにすごく気になる
捉え所がないのに自分の気持ちの深い所がザワザワする…なんとも言えないこの気持ちを表現するのも難しく「ザワザワ」が的確なのかもよくわからない(^^;
生きづらい…そんな思いを抱えた人達が生きていく術、そしてその未来に少しでも光を見つける…紛れもなく誠実も希望も手探りで自分の人生を生きているのだろう。
傷付いたり居場所を無くしたり放浪したり迷いながら生きていく2人から寺地さんが何を描こうとしたのかどこに着地点を持っていこうとしたのか…その答えは分からない。
寺地さんの小説はいつもそんな気がする!
答えは「あなたの解釈です」と言わんばかり。
そして自 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ月曜日
萩原紗英
ほたるいしマジカルランドに勤めて五年。大学時代にアルバイトで入った。
国村市子
ほたるいしマジカルランドの社長。マジカルおばさん。元はおみやげ売り場のパートタイマーだった。
木村幹
蛍石市出身の俳優。
香澄。紗英の同僚。
佐門
人員整理を担当。
蛍石西高(仮)
淳朗。孫とはぐれた老人。
村瀬草
山田
マジカルランド内の植物やローズガーデンの管理を任されている株式会社蛍石園芸の社員。
三沢
堀琴音
アイドルみたいなかわいい子。去年アルバイトで入った。
佑
蛍石西高の孫。
火曜日
村瀬草
三十一歳。メリーゴーラウンドが好き。
三沢
国村佐門
市子の息子 -
Posted by ブクログ
「真珠はプラスチックやゴミを核として作られている。そして、その真珠は困難を乗り越えて、より美しくなる。人間も同じだ。」という言葉から、誠実は人間の核はゴミなのかよと感じ、希望はその誠実に核があるだけで羨ましいと感じた。人によって捉え方が異なっていて面白い。また、誠実は父のようにならないように生きてきたが、母に父に似ていると言われて絶望し、有沢彗も父のように上から目線であることを美咲に言われていた。このことは、自分は気づいてないけど、親に似てしまうということが暗示されているのではないかと感じた。
希望の依頼を断る勇気がないということが、自分と重なった。自分もなんでもYESマンになって、八方美人の -