寺地はるなのレビュー一覧
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その遊園地で働く人々を描く。
〔萩原紗英〕インフォメーション。《仕事ですから》p.40、自分自身の言葉が彼女を変えた。
〔村瀬草〕パールのドールハウス担当。メリーゴーラウンド好き。
〔篠塚八重子〕清掃スタッフ。離婚され息子に会えない。
〔山田勝頼〕ガーデナー。もうすぐ退職する。娘との関係構築に失敗したと思っている。
〔国村佐門〕社長の息子という立場が負担でもある。コミュ強な佑にいくばくかの劣等感を抱いている。
〔三沢星哉〕アルバイト。メリーゴーラウンド担当。イヤなヤツやったけど…
〔すべての働くひと〕それぞれのほたるいしマジカルランド。
〔感想〕佑の視点も欲しかった気がする。
〔感想〕架空の -
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「わたしはたいてい、まちがっているほうを選ぶ」
「すこし、疲れているのかもしれない。だってみんながわたしになにごとかを打ち明ける。その重さにときどき耐えられなくなるのだ。あなたにだけ打ち明ける。あなたは口がかたいから。あなたにだけ、あなたにだけ。そりゃあ、話したほうは楽になるのかもしれないけれども。」
寺地さんの作品、登場人物の性格が自分と違っても、それが楽しめる、というか、そういう人もいるのだと気づかされることが多くて、これもそういう作品の一つではあったけれど、最後までちょっとモヤモヤが残りました。
「今日が、雨でよかった」
なにかが終わって、なにかがまた始まる。
確かにそういうイメ -
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ネタバレおそらく、この本のテーマは「愛」と「時間」だと思う。
たとえ狭くても自分の世界を快適に保ちたい今どきの若者・桐矢と、ガサツで声が大きく、配慮のない昔気質の男・義景。性格も生き方も正反対の二人が、少しだけ一緒に暮らし、義景が亡くなるまでの物語である。
祖父の義景は、三人の娘や孫たちにまで避けられ、嫌われ、恨まれている。妻は三人の娘を捨てて家を出ていったが、実は別の男性のもとへ行っていたことが後に明らかになる。
義景は過去にさまざまな経験をしてきたが、それを表に出さないために誰からも理解されない。そして、彼自身も理解されたいとは思っていない。彼の本当の姿を知っているのは、読者だけ。
実際、物語の中 -
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ネタバレガラス製作の溶解炉から放たれる熱は1300度以上。
まぶしい炉をひたすらに見つめ、ガラス職人は作品と向き合う。
それは「燃える海」へ漕ぎ出す小さな小舟に例えられている。
頭で描いた通りになることはないけれど、思い描くゴールの方向へ、ただひたすらにオールを漕ぐしかない……
ガラス職人の静謐な心理描写が貴いと思った。
物語は、
祖父のガラス工房を引き継ぐことになった兄と妹のお話。
ガラス職人として、人として、成長していく二人を見守るように読み耽った。
兄の道は、おそらく発達障がいを抱えていて、誰からも理解されない、理解できないという苦しみの中で生きている。
一方、妹の羽衣子は、いわゆる「きょう -
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九州の田舎村をいつか出ていくことを夢見る天。
天に特別な感情を抱いている藤生。
そんな藤生に恋心を抱く東京生まれのミナ。
閉鎖的な村で思春期を過ごした3人が、30歳になりふたたび再会する。あのとき、30歳になったそれぞれに宛てて書いた手紙を開封するために。
「どうしてわたしはあの子じゃないの」というタイトルの通り、何者かになりたくてなれなくて、身近な人たちを羨む中学生たち。
でも結局自分は自分にしかなれなくて、ほかの誰も自分にはなれない。
ずるくても悪くても、そうやって生きていくしかない。
〝神さまはちゃんと見とらすよ。俺たちがすることを、ぜんぶ。でもただ見とらすだけ〟
〝というわけで、 -
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いわゆるジャケ買いした1冊。
完全にだまされた。題名と表紙の柔らかさに勝手にほのぼのとした物語だと思い込んだ。
でもこんな騙されかたなら、また騙されたいかもと思える位、テンポも中身も心地よい1冊だった。
三姉妹の母を持つ「桐矢」はいとこも女性だらけという完全な女系家族に生まれる。
男だからと古い固定観念を持つ祖父「義景」は
みんなから嫌われていた。
桐矢自身も、がさつで何にでもすぐに悪口を言う祖父が苦手だった。
祖父も高齢となり、1人で暮らし続けていくことを心配する娘たちに祖父「義景」はこう言い放つ。
「桐矢とだったら暮らしてもいい」
そんなこんなで始まった、祖父と孫の同居生活。
心