寺地はるなのレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    その遊園地で働く人々を描く。
    〔萩原紗英〕インフォメーション。《仕事ですから》p.40、自分自身の言葉が彼女を変えた。
    〔村瀬草〕パールのドールハウス担当。メリーゴーラウンド好き。
    〔篠塚八重子〕清掃スタッフ。離婚され息子に会えない。
    〔山田勝頼〕ガーデナー。もうすぐ退職する。娘との関係構築に失敗したと思っている。
    〔国村佐門〕社長の息子という立場が負担でもある。コミュ強な佑にいくばくかの劣等感を抱いている。
    〔三沢星哉〕アルバイト。メリーゴーラウンド担当。イヤなヤツやったけど…
    〔すべての働くひと〕それぞれのほたるいしマジカルランド。
    〔感想〕佑の視点も欲しかった気がする。

    〔感想〕架空の

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    2025年11月25日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「どうしてわたしはあの子じゃないの」
    生きている上でみんな誰しもが一度は抱いたことのある感情
    だけど、自分視点で見えているその人は本当はほんの一部しか見えていない
    冷静になればわかるのに、それがわからない

    小説だけど他人事のように感じられなくて、読み終わった今でも謎にドキドキしている
    だけどそんな自分を肯定してくれるような気もしていて、今まで感じたことのない複雑な気持ちに戸惑っている でもそれは嫌な戸惑いではないから、余計にどうすればいいかわからない

    初めて寺地さんの本を読みましたが、また他の本を読みたくなりました

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    2025年11月22日
  • 水を縫う

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    好きなことを好きと言える世界が当たり前じゃないの?「らしさ」はそれぞれで、誰とも比べちゃいけないと思うの。そういう ふわっとしたものに 理由付けもなにもないんじゃないかなぁと思う。キヨが仕上げた ドレスの刺繍、見てみたいなぁ。全さんのつくるドレスも。どの人もとても魅力的で それぞれの 引っ掛かりが スルスル そう!流れるように解けていく感じが よかった。初めて読んだ作家さんだったけど、他も読んでみようと思ったです。個人的に 黒田さん推しです(笑)

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    2025年11月20日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラス工房を営む兄妹の2011年から2021年までの10年間。

    ガラス製作に対するこだわりや劣等感、兄妹のわだかまり、家族間のすれ違い、新しい出会いや別れ…。
    ガラス作品の中でも骨壷を物語の主軸に死生観も。

    どっちが正しいとか悪いとか、言い切れないのが家族、とりわけ兄妹だなと実感。
    とりあえず茂木くんがめっちゃ良いやつでした。
    2人が作ったガラス作品を見てみたくなる。

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    2025年11月19日
  • 雫

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    「わたしはたいてい、まちがっているほうを選ぶ」

    「すこし、疲れているのかもしれない。だってみんながわたしになにごとかを打ち明ける。その重さにときどき耐えられなくなるのだ。あなたにだけ打ち明ける。あなたは口がかたいから。あなたにだけ、あなたにだけ。そりゃあ、話したほうは楽になるのかもしれないけれども。」

    寺地さんの作品、登場人物の性格が自分と違っても、それが楽しめる、というか、そういう人もいるのだと気づかされることが多くて、これもそういう作品の一つではあったけれど、最後までちょっとモヤモヤが残りました。

    「今日が、雨でよかった」

    なにかが終わって、なにかがまた始まる。
    確かにそういうイメ

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    2025年11月17日
  • 雨夜の星たち

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    個性とは、自分が作ったものではなくて持って生まれた特性って話をどこかで聞いたのを思い出した。
    自分ではどうしても変えられないような事もあるけど、それはどこかで誰かの何かの役に立つって事もある。自分のためにも、人の個性を認められる人でいたいなと思う。
    何にせよ自分の力で前に進もうとする人は素晴らしい。

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    2025年11月16日
  • いつか月夜

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    ネタバレ

    主人公のよく考えるところが好き。最後にウォーキング仲間がバラバラになるのはさみしい。根っこの部分では繋がっているんだろうけど、これからも関係を継続してほしいなーと思った。

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    2025年11月15日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    最初は主人公の碧にも恋人の安西にもイライラしてしまい、読み進められるだろうかと思った。
    だけど碧が周りとの関わりのなかで逃げずに頑張って毎日を過ごす姿にどんどん引き込まれて読むのが楽しくなった。
    みんなダメでどうしようもない部分を抱えて頑張っている。素敵な出会いや気持ちのやり取りに暖かい気持ちになる。
    蜂蜜一時期ハマっていて最近ご無沙汰。
    久しぶりに蜂蜜買ってこようかな。

    すぐに本に感化される私だった。

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    2025年11月09日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    「嘘つき」というより、みんな現実と向き合うことができなくて逃げていたのかなと思います。そして、それは大小はあれど誰にも起こり得ること。
    最後が幸せに終わったことが救われました。山吹がちゃんと自分の大切なものを選べて本当に良かった。人間は弱く危うい生き物なんだなと思うと同時に、どんな状況でも立ち上がって歩く強さを持つ生き物なんだと感じました。
    いろいろな背景のせいにばかりしていないで、私も強く自分の人生を歩いていきたいと思った。

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    2025年11月04日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    碧の行動力は見ていて気持ちよかったが、安西家のことを全然好きになれなかった。碧がそこまで安西を思う理由がわからなかった。

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    2025年11月03日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    短編で少しずつ繋がっている登場人物たち、多分見落としている関わりもあると思う。
    人とのかかわりは簡単に上手くいかないけど、それぞれの物語がほんのり前に進む描き方は柔らかく、ふんわりとした読後感だった。
    悩みのない人はいなくて、簡単に生きている人は居なくて、つい誰かに嫉妬したりうらやましく思ったり、疎ましく思ったり、してしまう時、自分の殻に篭もりすぎないように、この気持ちを思い出したいと思った。

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    2025年10月31日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人達の悩みや日常を描いたお話
    曜日毎に主人公がかわった
    あなたを見てくれている人は必ずいるからね!と思えるやさしくて温かいお話でした

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    2025年10月30日
  • わたしたちに翼はいらない

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    面白かった
    自分の中学生の頃を思い出し、妙に納得したり共感したり
    確かにこんな瞬間があった
    こんなふうに信じていた
    あの言葉だけは許せなかった
    いつも何かを探していた

    そして気づくと大人になっていた
    たくさんの時間が過ぎても心の奥にはあの頃の残酷な自分や傷ついた心がずっと残っていたことを知る

    改めて自分の歩いて来た道を振り返ってみた
    なんて未熟なままなのだろう、と思い知った

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    2025年10月26日
  • ビオレタ

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    最初は主人公の立場に共感できなかったけど、読み終えた時には不思議と納得できてた。
    じんわり心にしみてくるお話でした。

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    2025年10月22日
  • カレーの時間

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    ネタバレ

    おそらく、この本のテーマは「愛」と「時間」だと思う。
    たとえ狭くても自分の世界を快適に保ちたい今どきの若者・桐矢と、ガサツで声が大きく、配慮のない昔気質の男・義景。性格も生き方も正反対の二人が、少しだけ一緒に暮らし、義景が亡くなるまでの物語である。
    祖父の義景は、三人の娘や孫たちにまで避けられ、嫌われ、恨まれている。妻は三人の娘を捨てて家を出ていったが、実は別の男性のもとへ行っていたことが後に明らかになる。
    義景は過去にさまざまな経験をしてきたが、それを表に出さないために誰からも理解されない。そして、彼自身も理解されたいとは思っていない。彼の本当の姿を知っているのは、読者だけ。
    実際、物語の中

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    2025年10月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    ガラス製作の溶解炉から放たれる熱は1300度以上。
    まぶしい炉をひたすらに見つめ、ガラス職人は作品と向き合う。
    それは「燃える海」へ漕ぎ出す小さな小舟に例えられている。
    頭で描いた通りになることはないけれど、思い描くゴールの方向へ、ただひたすらにオールを漕ぐしかない……
    ガラス職人の静謐な心理描写が貴いと思った。

    物語は、
    祖父のガラス工房を引き継ぐことになった兄と妹のお話。
    ガラス職人として、人として、成長していく二人を見守るように読み耽った。

    兄の道は、おそらく発達障がいを抱えていて、誰からも理解されない、理解できないという苦しみの中で生きている。
    一方、妹の羽衣子は、いわゆる「きょう

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    2025年10月20日
  • ビオレタ

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    仮と思った仕事や場所や人とのつきあいに、徐々に自分の居場所を見つけていく女性の物語。

    一時的に関わると思いながら、過ごしていくうちに、自分がその場所に馴染んでいくものなんだなと感じた。そして、その過ごす中で、前向きになれる自分を意識したときに、その場所が自分の居場所とわかるのかもしれない。

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    2025年10月20日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    九州の田舎村をいつか出ていくことを夢見る天。
    天に特別な感情を抱いている藤生。
    そんな藤生に恋心を抱く東京生まれのミナ。

    閉鎖的な村で思春期を過ごした3人が、30歳になりふたたび再会する。あのとき、30歳になったそれぞれに宛てて書いた手紙を開封するために。

    「どうしてわたしはあの子じゃないの」というタイトルの通り、何者かになりたくてなれなくて、身近な人たちを羨む中学生たち。
    でも結局自分は自分にしかなれなくて、ほかの誰も自分にはなれない。
    ずるくても悪くても、そうやって生きていくしかない。

    〝神さまはちゃんと見とらすよ。俺たちがすることを、ぜんぶ。でもただ見とらすだけ〟
    〝というわけで、

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    2025年10月19日
  • カレーの時間

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    カレーライフ竹内真以来のお題で食いつく文庫本。カレーがめちゃくちゃ食べたいとならないか〜孫の日常とおじいちゃんの回想と、最後どうなるかと思ったらおじいちゃんが弱って行く 根がとてもいい人で娘と孫思い、と全然無鉄砲とちゃう。孫とおじいちゃんと同居して何かが生まれた筈だけど自分は辿り着けず寺地はるなさんの伝えたいことが見つけられないよう。情け無いってこと

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    2025年10月18日
  • カレーの時間

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    いわゆるジャケ買いした1冊。
    完全にだまされた。題名と表紙の柔らかさに勝手にほのぼのとした物語だと思い込んだ。
    でもこんな騙されかたなら、また騙されたいかもと思える位、テンポも中身も心地よい1冊だった。

    三姉妹の母を持つ「桐矢」はいとこも女性だらけという完全な女系家族に生まれる。

    男だからと古い固定観念を持つ祖父「義景」は
    みんなから嫌われていた。
    桐矢自身も、がさつで何にでもすぐに悪口を言う祖父が苦手だった。

    祖父も高齢となり、1人で暮らし続けていくことを心配する娘たちに祖父「義景」はこう言い放つ。
    「桐矢とだったら暮らしてもいい」

    そんなこんなで始まった、祖父と孫の同居生活。

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    2025年10月18日