寺地はるなのレビュー一覧

  • 雨が降ったら

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    5人の中年女性が主人公の連作短編集で、わかば洋傘店のスノ・太志親子との関わりが描かれる。
    初佳は傘を洗う、走れ杏子、ソノミーテルミーが好きだった。

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    2026年09月26日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    初めての作家さん!
    読みやすい文章だったけど、想像してた話ではなかった笑
    最後のお話が好きで、一番サクサク読めた~!大人でも全然泣くよね、うん。笑

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    2026年09月25日
  • きよくしぶとくやかましく

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    前編、江南ちゃん。後編、マキオ。田舎町で起こるアレコレって感じで面白かった。“あなほりおんな”怖い。そして、練乳大福が美味そうでした。

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    2026年09月25日
  • 世界はきみが思うより

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    連作短編集。
    高校生の冬真くんは、母親と二人暮らし。彼はお母さん以外の他人の作った料理はたべられない。仲良くなった時枝君は、精神が不安定な母親を支えるために、両親とは別居して、今は叔母さんと妹の3人で暮らしていて、妹は難病で学校には通っていない。
    一方で、国際交流プラザで働いてる紗里は、自分が撮影した写真で時枝君を傷つけてしまい、すごく後悔する。

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    2026年09月25日
  • 雫

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    ビルの取り壊しに伴うリフォームジュエリー会社の廃業を起点に時間をさかのぼりながら、物から物へ、人から人へと、30年の月日のなかで巡る想いと“つながり”、そして新たなはじまりを描く。

    現代から過去に遡り、現代に続くパターンはあるが、どんどん時代が遡って行くのが新しいパターンだと思った。

    今日が、雨でよかった――
    と思う主人公の一人・永瀬。
    以前、美術の先生の言葉、
    「古代、雨は神々が流す涙であると考えられていました。雨の雫はあつまって川となり、海へと流れ込み、やがて空にのぼっていく。その繰り返しが『永遠』を意味する、という説があります」
    をずっと胸にしまって、大人になった。
    永遠を信じる永瀬、そして中学からの友人のしずく、森くん、高峰。
    不器用な4人が不器用ながら、お互いを支えて、30年を過ごす様子には、正直羨ましい気持ちが大きい。
    4人のそれぞれの永遠を探す物語にラストはほっこりするが、読んだ時期が悪かった。

    今は雨がとても神様の涙とは思えないぐらい、人間を苦しめてる…

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    2026年09月25日
  • 雫

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    大切な人を心配し「もっとこうしたほうがいい」という言葉ではなく、伝えるべきことは「そのままで充分素敵だよ」だったのだ………。

    ずーんときました。

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    2026年09月24日
  • きよくしぶとくやかましく

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    表紙を見た時は日本昔ばなしでも書いてあるのかと思ったけど(笑)、読み終わったら意外に考えさせられたのと、少し笑えました。あと、タイトルの秀逸さに感心しますね。ホンット、タイトル通りでした。
    寺地さんらしい、人らしさ?人間臭さ?みたいな、そうゆうのがちゃんと書かれてて、いつも感情をいい方にも悪い方にも動かされて、良かったですね。
    私の勝手な印象ですが、寺地さんの作品に出てくる人達は100%悪い人も、100%良い人も居ない、本当の意味での生きてる人間が書かれてて好きですね。
    個人的には第一幕のたぬきの夢が好きでした。人間臭くて、カッコ悪くて、でもカッコイイ女性が出てて良かったです!

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    2026年09月23日
  • 雨が降ったら

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    傘を差し掛けてもらえるような優しい物語。
    直接傷を治すような大きな気遣いが重くて受け付けられないとき、こんなささやかな優しさこそ身にしみる。
    そして今度は自分が誰かに傘を差し掛けてあげたくなった。

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    2026年09月23日
  • いつか月夜

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    とりとめのない出来事をとても丁寧に書いていてじわじわ心に沁みてくるのだが、DVや同性愛や不登校などはやや無理矢理かなと少し興醒めした

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    2026年09月23日
  • カレーの時間

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    義母が三姉妹の長女で、よく自分の父のことを「あの頑固じいさん」と言っていたのを思い出した。
    祖母との離婚、娘たちへの思い、父親って切ない。
    カレー、美味しそう…

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    2026年09月22日
  • きよくしぶとくやかましく

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    昔ながらの男中心で封建的な田舎の白日町が舞台。老人会、こども会、婦人部、祭りなど、昔から続いてきているしきたりに、それが当たり前のことだと思い込んで今までのやり方を守ろうとする人たち、思うことはありながらそういうものだとあきらめて踏襲している人たちの中で、ささやかに自分の思いを出してみようと抵抗してみる人たちがいる。登場人物が多くて、メモをとりながら読んだ。結構はちゃめちゃな展開に読む手が止まりかけたが、だんだん引き込まれて最後まで読み終えた。

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    2026年09月22日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    4歳の弟を不慮の事故で亡くしてから家族が機能しなくなった。祖父母、父、母、姉。そして僕。それぞれ傷を心に抱えながら向き合うことなく月日がたち、劇的なファイナルを迎えるでもなく、そこにリアルな日常が淡々とある。ドラマチックな展開はないけど、逆にそれがリアリティでよい。

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    2026年09月20日
  • カレーの時間

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    寺地はるなさん、12冊目。

    偏屈な祖父・義景と二人で暮らすことになってしまった孫息子・桐矢。
    義景の過去と、桐矢の現在が交互に語られ、噛み合わない同居生活が描かれる中で、義景がひとりでずっと抱えてきた秘密が明らかになる……。

    お話そのものは作者さんの語り口に乗ってすんすんサクサク読むことができたが、なんだか読後感は微妙。
    男尊女卑で頑固で昭和の価値観そのものの義景とローリスクローリターンを願い生きる潔癖で現代的な桐矢。
    この作者さんがずっと取り上げてきている“普通”とか“あるべき”とか“らしさ”などが下敷きになっているが、二人ともその時代の中で悩みながら懸命に生きてきた/いるというところは汲み取れ、その生き方のどちらもが否定されなかったところは良かった。
    ただ、時代が変わったことにアップデートできない義景にも(ああいう老人にはならない)、「影が薄いくせにへんなところでめんどくさいやつ」と自覚し25歳とは思えない桐矢にも(あれぐらいで泣くなや)、どちらにもあまり共感できず、物語に入り込めなかったのでした。

    カレーもおいしそうにできた割にはお話の中であまり目立たなかったのも残念。

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    2026年09月20日
  • 雨が降ったら

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    家庭に入っていたり、育児で時短で仕事をしたり。
    それはブランク、と一般的に言われるが、その間もその人は成長し続けている。だから、家庭に入った時間はキャリアなんだ。
    そう言われて救われました

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    2026年09月19日
  • わたしたちに翼はいらない

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    ネタバレ

    学校でいじめを経験していじめた相手を殺したいと願う園田、いじめと離婚を経験し自分の人生は自分で生きていこうとする朱音、学校ではいじめる側だったが、夫に軽視され園田の考えに共感する莉子。
    似た体験をする3人の、仕事や子育て、恋愛が描かれている。

    似ている体験をしているが、
    出会う人や環境などで全く違う考えを持ち、違う人生を歩んでいる姿が描かれていて面白かった。

    自分が弱い立場・恥ずかしい立場に立たされているという現実を認める難しさ、認められない故に問題が解決されない。
    朱音は先生から「いじめられています」と断定してもらえたことで、上手くやるという選択肢を選ばず、自己防衛できたように感じる。

    莉子→園田→朱音の依存関係もみていて興味深かった。
    自分をわかってくれそうな人に寄りかかろうとしている。

    一人で立つのは大変だからね。
    特定の一人に寄りかかるのではなく、寄りかかれる人やコミュニティを周りにたくさんおけると、辛い現実から目をそらさずに、直視できて、そうすると自分が抱える本当の問題解決に迎えるようになるのかもしれないと思った。
    (自分の中に園田も朱音も莉子もいるなぁと思った。)

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    2026年09月19日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    女は大人しく、三歩後ろを歩くべき。という旨の発言を繰り返す親友の父に同情する気もないし、言動は肯定できない。過去の行いも許せたものではない。けど、"男としての責任。長男としての責任。家長としての責任。たくさんの責任を重たい外套のように着こんでふうふう言いながら歩いていくおれの脇を、かろやかに通り過ぎて行く者たち。過去という外套を、古い価値観という外套を、あっさり脱ぎ捨てていく者たち。ミユキに妻に鉄也に雪菜。"
    とあるように、彼らにも背負ってきたつらさってものが皆無だった訳じゃないことに気付いた。勝手に背負ってきたのは彼らって言われればそれまでだけど。

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    2026年09月18日
  • 雨が降ったら

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    「わかば洋傘店」に関わる人達の連作短編集。
    最近 傘の個人店て殆ど見かけなくなった気がします。
    スノさんと大志さんの親子関係がいい感じです。
    出てくる女性たち それぞれ悩み抱えてるけど この洋傘店やスノさん達に知り合って 心が軽くなっていく 全体的に寺地さんらしい 優しさに溢れてます。
    ソノミーさんの心配で荷物が増えていく感じよくわかる。
    「親子でもお互いのしんどさを無視する権利はある」
    「止まない雨はない でも止んだ後も後処理だって大変 でも必ず雨は止む その雨を心配して晴でも傘を持つのは無意味」

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    2026年09月18日
  • 最後の晩餐

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    短編集は初めて読む作家さんだったり、得した気分
    最後の晩餐かぁ鰻もいいなぁ
    まだ、先も長いのでゆっくり考えよう

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    2026年09月17日
  • 世界はきみが思うより

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    「世界はきみが思うより生きづらい」なのか
    「世界はきみが思うよりやさしい」なのか、読む前はどっちだろうなと思っていた。でも実際はやさしさの中に悪意のない棘やいらん一言が紛れていて「気を悪くしないで」「今こんなこと言っちゃいけないんだっけ」とか無意味な(言った側の自分への)フォローが溢れてて、まじりっけのない、さりげない優しい世界は無いんだよなあと切なくなった。

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    2026年09月15日
  • 雫

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    ジュエリーリフォームで働く永瀬珠さん。しかしそのお店が閉店することに。。物語は章を追うごとに過去へと戻っていく。ほっこり系で読みやすかったです。

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    2026年09月14日