寺地はるなのレビュー一覧

  • 白ゆき紅ばら

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    どんな感想を持つのが良いか迷う作品だった。
    こんな環境で、主人公みたいに芯を持っていられるのだろうか。先生と男の子に全体の暗さが救われた。

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    2025年05月01日
  • ビオレタ

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    婚約解消された妙ちゃんが主人公で偶然出会ったすみれさんのお店『ビオレタ』で働きながら静かで落ち着いた恋愛をスタートさせ幸せになっていく物語。店主の言葉が刺さる。
    ※強いっていうのは悩んだり迷ったりしないことではない、それはただの鈍感な人。『強い』は『弱い』の対極じゃなく自分の弱さから目を逸らさないのが強いってこと。

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    2025年04月23日
  • 彼女が天使でなくなる日

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    劇的でも誇張されたわけでもなく、リアルな人間関係が丁寧に描かれていたのがとても印象的でした。

    当事者の気持ちに寄り添わず、生い立ちや立場だけを見て一方的に「かわいそう」と声をかけるような人間にはなりたくないと強く思いました。

    また、その人の一部分だけを見て「良い人」「悪い人」のように決めつけることはしたくないなと。
    誰しもがさまざまな側面を持っているからこそ、誰かを理解しようとする時には、その人が抱えている背景や思い、日々の言動の奥にあるものなど、いろんな点に目を向けていたいです。

    簡単な言葉や印象だけで人を判断せず、丁寧に関わっていける人間でありたいと改めて思わせてくれました。

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    2025年04月18日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    ネタバレ

    『しあわせとやらが1種類ではないことぐらい、わたしたちはもうちゃんと知っているはずだ、』p96

    短編集。

    殺し屋、コードネーム:保留。
    そういう設定が斬新で、面白かった。
    私もたまにはそんな設定でいく1日があってもいいかも。
    なんて、思って想像したら笑けてきました笑

    とてもユーモア満載の作品でした。

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    2025年04月17日
  • 白ゆき紅ばら

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    最後は明るい希望に溢れてるが、書き出しはねっとりとした暗さがまだ漂っていて、核心はつかないが、想像させることで、読者の胸糞を悪くする。という、作者の描写力が秀逸な作品。
    母子を守る『のばらのいえ』で、親代わりの管理者に世話係として育てられた主人公はその人生が嫌になり家出をするが、数年後連れ戻される。
    しかし、そこには元いた人が死んだりしており、さらに昔、のばらのいえで暮らしていた子ども達は、際どい写真を撮られ、販売されてたと知る…
    毒親の様な人達に育てられながら、それぞれがそれぞれのできる方法で立ち向かい、友を守ろうとするその友情はとても美しい

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    2025年04月10日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    3マイナスor2プラスといったところでしょうか。

    もう一段階深くいけたんじゃないかなぁ
    という期待とともに、他の作品も読んでみたいと思います

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    2025年04月22日
  • ビオレタ

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    婚約者から突然に婚約解消を告げられた妙(たえ)は棺桶屋(?)を営む菫(すみれ)に拾われてその手伝いを始めることになります。関係する人々それぞれの、親、子、兄弟姉妹などとの関係性の中で各人が学び考える物語りだったと思います。親と子、特に母と子の関係性についてよく考察された内容と感じて好印象でした。若干女子的視点が強いように感じてしまい私としては星3つの評価としました。

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    2025年04月04日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    昔にタイムスリップしたような感覚を味わう、それぞれのストーリー。おじさんと知り合って、自分の何かを知っていくタイムマシンの話。現実に生きていることと、苦しくて現実から逃れたい。そういう世界を持っているものだ。
    殺し屋を妄想しながら生きる女の子もまた、今を避けながら、生きる術を学んでいく。それぞれのストーリーが、心にじんわりと訴えかけてくれる。昔悪かった人が、今まともに働いていると、もとからまじめな人が、真面目なまま大人になって、まじめに働いているよりもずっと素晴らしいことでもあるように語られていた。そういう風に世の中を切っていく。
    なにしろ、子供の頃に、ふと通り過ぎていった時のように、なんだか

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    2025年04月01日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    現実においても言える事だけど、自分が嫌いだなぁと思って敬遠していた人や物事と勇気を出していざ向かい合ってみると、存外知らなかった部分が見えてきたり、実際はそんなに苦手じゃなかったりする事って人生において往々にあるよね。知らない事を苦手に思うのは人間の性とはいえ、知る事で得ることは大いにあると思う。

    “知らない事を知る”って行為は凄く労力のかかる事だけど、対人関係や仕事面においても、人生を円滑に生きる上で必要不可欠な事だなぁと改めて身に染みた。

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    2025年03月31日
  • わたしたちに翼はいらない

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    難しかった。学校でも働いても結婚してもどんな環境に行っても人間関係はついてまわって悩みの種になるけど、人と本気で関わった時代は思い返して1番あのころはよかったなと思うんじゃないかと思った。
    結婚して専業主婦になるのも幸せなだけじゃないかもね、逃げみたいになる。
    手に職は大事だと思った。でも子供が出来たら専業主婦がいいね。
    いい旦那を捕まえようと思った。

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    2025年03月25日
  • 雫

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    時を重ねる4人 30年は長い、でもずっと自分を続けている。怖くても楽しくても、ずっと自分だった。もちろん、友人もずっと自分だ。飽きることを許されず、一生を自分として終える。怖くないよとサインを残して友人のそばから私は離れていくことは出来ない。

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    2025年12月03日
  • 声の在りか

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    自分の本当の考えや気持ち(社会や所属する集団の影響を受けていない、周囲に忖度していない)を誤魔化す必要なく、素直に気付いて、言語化し、声に出すことのできる世の中になれば、皆生きやすくなるのかなと思った。

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    2025年03月19日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    寺地さんはなぜもこう生きにくい人を優しく描くんだろう。現実逃避のさせ方が絶妙。
    ・コードネーム保留
    わかるわ~働いてる今でも私、人の変な噂話とかになると、自分は今宇宙人だからと殻をかぶってみる
    ・タイムマシンに乗れない僕たち
    「だいじな人ってたまにやっかいだよね」だから大事なんだな
    ・灯台
    だだっぽいところにひとり立つのは心もとない。だから灯台のような誰かが。「まあ、休んじゃっても大丈夫なんですけどね」がいい。
    ・夢の女
    亡き夫は、妻と娘を守る男のロマンのために夢の女を、作り上げたんだな。
    だからこそ残されたものは辛いけど、その想いで妻は生きていけるだろう
    ・深く息を吸って
    は、題名のままだ。

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    2025年03月16日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地という明るい場にいる人たちのリアルな表情を描いた作品。
    大きく心が動くことはなかったけど、知人の話を順番に聞いているような気分になった。

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    2025年03月15日
  • やわらかい砂のうえ

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    個人税理士事務所に勤務する万智子(24)はひょんなことから顧問先のオーダードレス作成クチュリエール・セルクルでアルバイトを始めることに。様々な出会いの中で少し面倒な自分に向き合い成長していく物語りだったと思います。何気ない日常を捉えて上手く表現した作品で面白いと思いました。私としてはリアル感があり過ぎるのか「面倒な主人公だ」と感想。星3つとしました。

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    2025年03月10日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人々の短編ストーリー
    少しずつそれぞれのキャラクターが繋がっています。
    サクサク読めて、ストーリーもほんわかとして読みやすかったです

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    2025年03月08日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    ネタバレ

    学生時代幾度も頭をよぎっていたどうしようもない想いを代弁したタイトルにチリチリと胸を抉られる。答えのない悶々としたその問いを手放すこともできず抱えるしかないのは苦しかったな。
    天、ミナ、藤生の三人の青春時代も互いの一方通行の恋や村の閉塞感がそれに重なり生きづらさがダイレクトに伝わってきて落ち着かない。
    環境が変わっても、どこにいても三島天は三島天なんだと悟るラストに深い安堵感。天がいる限り、ミナも藤生も自分を見失わずに歩いていける気がする。

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    2025年02月27日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    短編集7編
    普通と言われる人から少し外れた人たちが主人公.でもそれぞれがその人らしく生きている様子がすごく真っ当なように思えてきて,がんばってねと応援したくなるような主人公たち.

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    2025年02月26日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドという遊園地と関わる人たちの連作。切ない話が多くて、読後感が明るい話が少なかった。何度か読み直すとまた違った感想が生まれるような気がする。

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    2025年02月22日
  • ほたるいしマジカルランド

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    社長が入院したこともきっかけの一つだったかもしれないけれど、ここで働く人達が各々自分自身と向き合い、肯定していき、自分を受け入れる。
    そして気持ちが自分自身から相手へ、内側から外側に広がる瞬間がどの章でも感じられた。
    少し考え方や見方を変えるだけで、印象が180°変わり物事が良い方向へ進むことがある。
    遊園地のお話だから楽しく明るい話ばかりかなと読む前は思ったけれど、読んでみたらここで働く人達のリアルな私生活が含んでいてそれも良かった。

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    2025年02月16日