寺地はるなのレビュー一覧

  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    双子の姉弟が家業のワイナリーを亡き母の後に継ぐために試行錯誤する。
    二人の考え方、性格の違いが引き寄せあったり反発したりする。周囲の人達の優しさに支えてもらいながらお互いの目指すところがはっきりとしてくる。
    頑張れ!と応援したくなる。

    0
    2022年12月17日
  • 大人は泣かないと思っていた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    田舎の青年の日常の物語だけれども、その周りの人々に語り手が変わっていくことで奥深いものを感じる。人はみんなそれぞれに物語があるんだなーとつくづく思う。時田翼という青年、お菓子作りをしたり少し女っぽいところがあるけれど結構好きなタイプ。高校生で母親に出ていかれてからは大酒飲みの父親と2人暮らし。そんな家庭環境も彼の性格に影響はあるのだろう。少年の時から鉄腕という友人がいたことは彼にとって救いだったに違いない。彼の未来が幸せであることを願うばかりだ。

    0
    2025年11月20日
  • ビオレタ

    Posted by ブクログ

    妙が菫さんや千歳さん、蓮太郎くんと関わっていく中で、自分が孤独を感じたり、傲慢だったり、大切な事に気付き変わっていく様子が描かれていて引き込まれた。物語自体はのんびりしているが、登場人物が素敵だから 最後まであっさり読める。妙の名前の由来や両親の気持ちも話さないと家族でもわからないのだと、改めて思った。

    0
    2022年11月05日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさん…双子の成長物語です。
    こう言うの書かせたら間違いないですね〜

    ちょっと読むのに時間かかりました。
    わたしの姉妹達(三姉妹です)と両親との思い出が
    作品と似ていたから(u_u)

    兄弟姉妹って最初のライバルかもしれませんね。
    「出来のわるいほう」歩の気持ちが良くわかります笑

    父親、祖父、友人達…理解のある人達に囲まれて
    二人が成長し素敵なワインを作り出す日を楽しみに待ちたいとそんな気持ちになりました(^ ^)


    0
    2022年10月06日
  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    閉店が決まったあかつきマーケットが舞台。行方不明になったゆるキャラのあかつきんを軸に、町の人それぞれにスポットライトが当たって行く短編集。

    物語が繋がっているから、前の話でチラッと出てきた人が主人公になるんだけど、ガラッと印象が変わる。
    なんてやつだ!と思っている人の背景を知って、切なくなった。
    誰かのことをちゃんと知るって難しいんだな。

    自分にも同じような後悔ある物語を読んで、前向きなって救われ気持ちになったり、自分もこんな風に考えたいってなったり。
    気持ちがじわじわとあったかくなって前向きになる本だった^^

    自分を大切にする。
    まだ幼い女の子にが言われた「他人の期待に応えるために生ま

    0
    2022年08月29日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    それぞれが何か抱えながら、それぞれに打ち解けていく様がすてきな話だった。きょうだいのそれは、特に良かった。

    0
    2022年07月06日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    付箋をたくさん貼って、迷ったり悩んだりした時に開きたくなるような一冊だった。
    デザートワイン飲みたいなぁ。

    0
    2022年05月24日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    自分もどちらかと言うと弟のような思考なので、
    弟が愛おしくて、でも自分とは違うかっこよさがあって…
    きょうだいのお話は素敵です。

    0
    2022年05月15日
  • みちづれはいても、ひとり

    Posted by ブクログ

    大人になって出会ったふたりの女性の物語。
    誰かと一緒に歩いているつもりでも、自分をしっかりもって生きていきたい。
    タイトルから、「孤独」がテーマなのかと思いきや、真逆のとっても温かい一冊でした。


    「あたしはあたしのために生きている。」


    「夫婦だって、友だちだって、一緒にいるだけで「ふたり」という新たななにかになるわけではなくて、ただのひとりとひとりなのだ。」

    0
    2022年04月21日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    「ワインの製造」と言った場合の工程範囲の広さに改めて驚きつつ、面白く読ませて頂きました。中心人物達の年齢設定が、自分の直感より上で最後まで馴染めなかったが、自分自身の同年齢の頃の事やら、段々と実質的な大人と言える状態迄に必要な期間が長くなって来ていると言う話を思い出したり。何れにせよ、幼少期からの自身への刷り込みの影響力の強さに思いを馳せた。

    0
    2022年03月21日
  • 正しい愛と理想の息子

    Posted by ブクログ

    32歳で、清掃会社でバイトしているハセ。
    見た目はいいが、要領が悪く失敗ばかりしている2歳年下の沖とコンビを組んで、偽宝石売りをしている。
    違法カジノで雇われていた灰嶋に、二百万円を返済するためである。

    噓をつき、騙したり騙されたり、ターゲットが女性からさらには老人へと向かう。
    そんなやりとりが面白くコミカルに描かれていて、この先の2人の展開が気になってしまいます。

    ハセには、働かず女にたかった金で暮らす父親がいて、沖には、自分を認めてくれない母親がいて、誰もがいろんな境遇のもとで生きているけれど、それは考え方を変えれば、どんな人にも背負うものがあって、人としてさほど変わりがないのではない

    0
    2022年03月19日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

     急死した母の後を継いで、ワインづくりに奮闘する双子の姉弟の成長と自立を描くお仕事ヒューマンドラマ。

          * * * * *

     大阪南部の山間にあるワイナリー。そこで醸造家を目指して修業中の姉弟には、双子ならではの苦悩があります。

     何かと比較されることの多いのがきょうだいというもの。ましてやそれが双子ならなおさらでしょう。出来の良し悪しに関わらず、周りの評価が本人たちの縛りとなるのはよくあることです。
     その葛藤と呪縛からの脱却を、寺地さんらしい丁寧なタッチで描かれていました。

     何でもソツなくこなす姉の弱さ。
     逃げ癖のある弟の強さ。
     表裏一体の双子の自覚と覚悟。クライ

    0
    2022年03月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある商店街の物語、第4弾。
    戦後の焼跡に24軒集まって始まった商店街ということだったけれど、今では80軒近くの店があるという。
    毎回、冒頭に地図が載っているけれど、その本に載っている短編のタイトルのお店だけなので、これは・・・あの物語のお店の場所なのだが・・・と迷ってしまう。
    今回の桜さんのように、お店を出て歩きながら紹介してくれると、ふむふむ、川平金物店は、水沢文具店の向かって左隣なのだな?とわかって嬉しい。
    今までに登場した、全部のお店が載った大きな地図が見たいなあ〜

    老朽化した二階建てで、一階がお店で二階が住居という作りが多い。
    看板も古い言葉で、若い

    0
    2022年03月02日
  • やわらかい砂のうえ

    Posted by ブクログ

     真面目だけれど不器用な女性、万智子の精神的な成長と自立を描くヒューマンドラマ。

          * * * * *

     主人公の万智子は、物事について感じたことをじっくり考えてからしか言葉にできないという、内省的なところのある女性です。
     また、女性であることを前面に出す生き方に否定的な点で『水を縫う』の水青にも通ずるところのある女性でもあります。
     そして、自分というものに誠実に向き合って生きてきただけにこだわりが強く、いわゆる「面倒くさい」ところもあります。

     そんな万智子が、3人の高齢女性と出会うことによって少しずつ柔軟性を身につけ、自身のスタンスを確立していく過程が描かれます。

     

    0
    2022年02月23日
  • 正しい愛と理想の息子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【完璧に美しい月の下に、無数の美しくない愛を抱えた人間が、ひしめきあうようにして生きている。】自分の人生に飽きているハセ。そんなハセを慕う沖。二人が生きてる物語の中にもこの世の中にも無数の理想と真っ直ぐでも曲がっていても届いても届かなくても無数の愛がそこかしこに。読み終えてちょっぴりまたこの世界が愛しくなった。2021年、寺地はるなさんの小説に出逢った。とても嬉しく素晴らしい読書時間を過ごせたことに、感謝。

    0
    2021年12月30日
  • 正しい愛と理想の息子

    Posted by ブクログ

    暴力に嫌悪感があったけど、乗り切って読み終えた。今の自分の母の姿と、これからの自分の姿がみえろところは、目を逸らしたかったり、逸らしたり。

    0
    2021年12月12日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    描写が細かくて引き込まれました。亡くなってしまったお母さんが子供達を想う気持ちがよく伝わった。その想いが、実は上手く伝わっていなかったり、誤解されていたり…なるほどなぁと思いながら読み終えました。なんだか足りないものを自然に補いながら、頼り頼れるのも兄妹ならはで温かい気持ちになりました。

    0
    2021年09月29日
  • みちづれはいても、ひとり

    Posted by ブクログ

    題名イイですね。 爽やかな勇気をもらえます。
    それは、読後によく分かります。

    夫と別居中の弓子とアパートの隣人・楓の「宏基(夫)をとっちめるツアー(仮)」という名の二人旅。
    笑いもあり、考えさせられるディープな部分もあり、素敵な物語でした。

    『夫婦だって、友だちだって、一緒にいるだけで「ふたり」という新たななにかになるわけではなくて、ただのひとりとひとりなのだ。』

    『普通の幸せな人生。そんなもの、どこにもない。手にしているように見える人でさえ、きっと違うのだ。内情はさまざまなのだ。』
    「普通」というフレーズもよく登場しました。考えさせられますね。

    弓子が夫・宏基(頼りなくてずるい男、私

    0
    2021年08月26日
  • 夜更けのおつまみ

    Posted by ブクログ

    まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。

    0
    2021年06月10日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    ワインてこうやって作るんですね!奥が深い…
    自分を嫌ってる人にそんなに好かれたいのか?ここ個人的に刺さりましたね。よく考えれば現実でもそんなことはあって、何でわざわざ好かれようとしてんだろって目が覚めた感じがしました(⌒‐⌒) 自分を嫌いな人は何したって嫌いなんです。そんな人にわざわざ好かれようとしなくていいんだなと。
    あと、日野さんいい味だしてますね(^^)/日野さんが上手い具合に物語を支えてるような気もします。
    最後のお祖父さんからの手紙で涙ぐみました。
    まさに結婚ってそうですよね。お祖父さん好きです。笑 歩も三実もこの一冊ですごく成長したと思います(⌒‐⌒) 頑張りすぎる人に読んでほしい

    0
    2021年05月01日