寺地はるなのレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドの社員、社長のお話。それぞれに闇を抱えている感じ。
    でも、いま、季節柄、退職代行サービスのニュースをよく見るけれども、サービスされてしまう企業の方にぜひ読んでほしいと思った。売店のおばちゃん上がりの(まるで某ホテルの会長のような)社長が社員を見ているからこそ言えたことば。(引用参照)
    大阪北部の蛍石市にある「ほたるいしマジカルランド」は、願いごとを叶えてくれるという噂のあるメリーゴーラウンドが人気の老舗遊園地だ。ここで働くのは、どこか不器用で悩みを抱えた人ばかり。アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフに花や植物の管理。お客様の笑顔のために奮闘する従業員

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    2025年08月05日
  • わたしたちに翼はいらない

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    前に読んだこの著者の本と同じく不思議な雰囲気の話でした。最初は誰が誰なのかよく分からず、さほど多くもないのに登場人物の一覧を付けてくれよ思いながら読んでいました。復讐劇が始まってからは集中度が高まり、最初と最後の女の子3人組もその母親たちもちゃんと誰なのか分かりました。少し難しく、ストーリーや結末に納得出来ない点もありましたが途中からは一気読みでした。読後感はもやもやが残りあまり良いとは言えません。それほど目立つ子供ではありませんでしたが、私も中学生の頃が最も自分の未来を明るく感じていたと今思います。

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    2025年08月01日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    自分のことも身近な人のことも親しい人のことも本当ってなんだろう
    知る、分かる、なんて言葉では表せない

    誠実と希望の兄弟も互いのことが分からない
    弟が失踪した理由も分からないけど
    探して、分かろうと、知ろうとする
    それ自体が大事なことなのかな、と思う

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    2025年07月23日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ

    寺地さんの作品は、何か特別なことが起こるでもなく、何か才能をもった登場人物が出てくるでもなく、ごくありきたりな、当たり前の日常が描かれている。そして登場人物一人ひとりのきれいなだけではない心情が丁寧に描かれている。だからこそ好きなんだと改めて実感した作品だった。
    「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することを許される。だから素敵なんじゃないか、この世界は。」すごく素敵な言葉に出会えてうれしいな。

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    2025年07月21日
  • わたしたちに翼はいらない

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    人生の選択や価値観について考えさせられる。
    学生時代、莉子側にも園田側にもなったことはないが、そういう人いたかな…と思わせる現実と隣り合わせの物語。
    最後の莉子と朱里のようなベタベタしない関係性が理想なのかな。

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    2025年07月14日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ

    遊園地で働くひとたちのそれぞれ。結局みんな仕事に誇りを持ってて、社長の人を見る目がさすがです。
    ちゃんと最後はみんないい方向に向かって終わってくれるので読後感は悪くないです。

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    2025年07月10日
  • わたしたちに翼はいらない

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    お互いの心のうちを勝手に決めつけて、すれ違ったり困惑したりする、そういう小説が好きで、これもまたそういう話だった。
    時間をかけて読むには少々向いてなくて、もっと一気に読めばよかった。視点が結構切り替わり、関係性を把握したまま読むべきだった。
    ありきたりの美しい結末ではなくて、もっと醜くてもいいという決意。「友だち」という関係性だけではない、もっと異なる関係性。そういうものがしっかり描かれていた。

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    2025年07月08日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ

    お仕事小説だけど、「この仕事大好き!!」みたいな人が出てこなくて、逆によかった。
    色んな人が仕事や家族に対して抱えている葛藤、日常の会話で得られるふとした喜び、ちょっと苦手だなと思ってた人が実はいい人だった瞬間などが丁寧に描かれている。
    自分の頑張りを誰かが見てくれているというのは意外と自分では気づかないことなので、自分にもそういう人がいてくれるといいなぁと思った。

    ひらかたパークに行ったことある人は、より楽しめるかも。

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    2025年07月08日
  • そういえば最近

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    どんな話って聞かれたらうまく答えられないような、なんとも言えない、独特なお話だった。それぞれ短編として面白かったし、読んでて現実と小説の境目が曖昧なような不思議な感じ。モチラのイラストが可愛らしい。
    そういえば最近、なんて何気ない話題を話すときの常套句だけど、そこからこんなに話が広がるのだなぁ。

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    2025年07月07日
  • 雨夜の星たち

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    変な終わり方をしなくてよかった。自分とは全く違う生活の主人公だが、こういう見方もあるんだ。
    続編出ないかなぁ

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    2025年07月06日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    田舎の閉鎖的な感じや中学生特有の感情がよく描かれている。
    登場人物それぞれの心情、成長が分かりやすく読みやすかった。

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    2025年07月05日
  • 彼女が天使でなくなる日

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    千尋のようなしっかりとした『自分軸』を持った人になりたいと思う。媚びることなく同調するでもなく、「自分以外の人間の気持ちなんかわからない」と言いきりながらも相手の気持ちに寄り添うことが出来る。上部だけの優しさではななく、言うべきことをしっかり言える。カッコいい!そんな人になりたいけどたぶん一生なれない…

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    2025年07月03日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    あの人になれたらとか、ここじゃなければもっといいはずとか。自分にも身に覚えのある気持ちがギュッと詰まっていて刺さるところもあった。藤生はちょっとヤバすぎでしょ。私だったら友達としてもう信じられないかな。

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    2025年06月30日
  • わたしの良い子

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    ネタバレ

    育児放棄をする妹の鈴菜に代わって子ども(朔)の世話をする主人公。
    この主人公が大変魅力的。
    朔との向き合い方も、セクハラ発言をする上司への言葉も、何もかも、軸があってかっこいい。

    大人の都合で子どもの居場所が奪われていくなんてあってはならない。
    子どもは大人が思ってるよりもずっと聡いし、大人が話していることを聞いている。
    そして自分の意志も持っている。
    朔を尊重する姿勢を保とうとする主人公には尊敬しかない。
    自分も主人公のような良い人でありたい!

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    2025年06月27日
  • 声の在りか

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    ネタバレ

    子どもの世界でも親の世界でも、理由なくふとした拍子にものすごく息が苦しくなるような時があって、そういう“声にならない声”を掬いとって文字にして代弁してくれる寺地さんはやはりスゴいな。
    協力的でない夫や少し距離を感じ始めた小4の息子、あっち側の同級ママたちに抱く希和のモヤモヤとした思いも、息子の晴基の本音も解決することはないのだけど、こういう感情を抱えながら続いていくのが生きることなんだなと思える。
    大人だから完結してることはなくて、大人でも成長途上にいるんだと『声の在りか』を見つけた希和を通して気づかされた。

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    2025年06月24日
  • そういえば最近

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    これまでにないタイプの作品で真実と虚構の間で、こっち側とあっち側今どこにいるのか混乱してパニック起こしそうでした。読者の視点はジャイロセンサーに3軸加速センサー付きで時間軸も加わった4次元マルチタスクなのですが処理が追い付かなくって置いてきぼりくらった感じでした。

    今回の作品は長編の中に作中作のように短編や連作短編が散りばめられており、寺地さんの遊び心とチャレンジ精神を感じられる作品なのでした。
    スナックのママとその旦那である売れない作家の失踪の謎を追って友人である人気作家が近所の人たちから事実を探ろうとするのですが、これがまた面白い。

    売れない作家は神経質で扱いにくく、嫉妬と承認欲求とか

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    2025年06月25日
  • ビオレタ

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    主人公のちょっと捻くれた考え方がビオレタで出会った人たちの言葉や行動によって少しずつ変化していく。
    寂しさを感じて立ち止まったとき、周りの人の言葉を聞いてみると自分にも自分にしかない良さがあると認めることができたり、みんなの優しさに心の隙間を埋めてもらいながら、愛しさに気づいて歩き出すような、温かくて前向きな物語だった。

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    2025年06月24日
  • そういえば最近

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    小説家であるために、もがく様子が虚(登場人物の書いた小説)実(登場人物たちの日常)混交で進んでいく。しかも、小説家が2人いるので、多分すごく読みにくいと感じる人が多いのではないか?しかも私小説っぽく、身の回りの人や出来事しか書けない、谷川治の小説が紛らわしいし(逆に名前が似ている登場人物いたら、彼の創作と思えばわかりやすい?)、それが、どこまでこの話の中の"実"なのかは想像力に任せられるし。
    でも、私はこの本面白かったです。谷川治と奥さんの愛里咲がどうなったのかな~と思ってたらどんどん脇道に進むような、問題がすごく増えすぎて収束しないのかと思ったらしっかり纏まってくれたりと

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    2025年06月21日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 雨夜の星たち

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    この表紙の裏に描かれてるあらすじを見て
    実際に今関わっている後輩に似ていると感じたので購入。
    出てくる人それぞれに人間味があり、それに対する雨音の感覚と行動にある意味尊敬と羨ましさを感じました。
    最後の喫茶店シーンでの霧島と雨音のやりとりがすごい良かった。
    霧島の雨音への考え方がかっこよすぎて、刺さりました。
    察するとこがない人の感覚が少し理解出来たような
    読んで心地良い気持ちになりました。

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    2025年06月20日