寺地はるなのレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    この商店街の魅力というか、根底に流れる想いみたいなもののが自分の好みなのか、「合わないなぁ」と感じるものがなくどれも平均点以上のおもしろさ。
    安定・安心・粒揃い なアンソロジー。
    いろいろ増えてきて忘れてる話もあるので、第1集から読み直してみたくなりました。

    どうでもいいことだけど、巻末の〈初出〉の日付、本当?

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    2021年01月24日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    想定外だった 何となく表紙に引かれ手に取ったこの本。この1冊の中でこれだけの物語が動く。面白いというのかどこかホッとする1冊。

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    2026年01月17日
  • 月のぶどう

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    ワイナリーを営む家の中心だった母が突然亡くなる。双子の姉、光実を手伝う事になった弟の歩は、出来の悪い方だと思っていた…。なんだろう、この作者の作品は、じわじわ心に刺さる、泣きそうになる。自分の事ばかり考えちゃうが、みんな誰かに支えられている。自分の方が上だと思うとホッとしてしまう心理や成長の様子が刺さる、ほんと。

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    2020年12月17日
  • 月のぶどう

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    ワイナリーが家業の男女の双子のお話。
    お酒はなんでも好きだけどワインは敷居が高いイメージがあって…でも歩がいるワイナリーに行ってみたい。
    ワインができるまでの工程を季節の移ろいとともに描写されていて興味深かった。
    美晴が意外にハマった。

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    2020年12月04日
  • 月のぶどう

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    歩のひたむきな姿が良かった。

    母から逃げ、ダメな子で過ごしていたが、母の死をきっかけにワイナリーに戻ってきた。
    ここでやっていくしかない、っていう覚悟で、必死に勉強し続ける歩。
    不器用だけど、少しづつ成長していくお話。
    他の家族もみんないろいろあって、何かを抱えていて、でも、良い方向に向かってくれて、心温まる一冊でした。

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    2020年10月15日
  • 月のぶどう

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    「ダメな子」がいつの間にか、すごく味のある人間に成長している、という寺地ワールドの真骨頂のような作品でした。
    ラストのボイスレコーダーでの挨拶を始め、祖父の台詞が素晴らしい。
    他の登場人物も名言が多く、父と光実の次の言葉が印象深かった。

    P87 父の台詞
    「大切やない、必要のない仕事はない。必要でなかったら、それは職業として成立せんからな」
    P127 光実の気持ち
    誰かが大切に持っている夢は、その人自身がそっと手を開いて見せてくれるまで、軽々しく触れてはならないと思う。

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    2020年09月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • 月のぶどう

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    表紙とタイトルに惹かれて読んだ。お話の中でタイトルの意味がはっきりわかって、じいんときた。双子が主役の物語はたくさんあるけど、こんなにあったかくて、めんどくさくて人間くさい、愛おしい双子は初めてかもしれない。交互に視点が切り替わって互いの気持ちがわかるのがよかった。お酒苦手だけどワインが飲みたくなるおはなし。

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    2020年05月07日
  • 月のぶどう

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    映像化された画がみえる気がするような本。
    できる姉と出来の悪い方の弟。
    柔軟な発想でワイナリーの仕事で芽を出す歩の姿が、とても爽やかです。
    頑なな光実を包む広田も、光実の不器用だけどまっすぐな姿が気持ちがいい。
    爽やかな風と心地良い陽射しを浴びているような気分になれます◎

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    2020年03月20日
  • 月のぶどう

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    ネタバレ

    ワイン農園で働く双子の姉弟。母の意思を守ろうとする姉と特にワインに興味があるわけでもない弟。この2人の違いがいい。自然を相手にし、うまくいくこと。いかないこと。どうしようもできない出来事。そういうことを繰り返しながらワインを作り、自分の立ち位置を見つめる2人。1人で背負いこむ姉と1人ではまだまだな弟。でも近くに誰かがいるという救い。苦しくなる時、逃げ出したくなる時にそういう存在がいることの心強さ。たくさんの工程を経て熟成して作られるワインのように、たくさんの人と出逢い、感情を知ってその人の味が作られ年々深くなっていく。新しいことを始めるワクワクと恐怖。でもその先にあると信じるもの。さまざまな想

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    2018年12月10日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    大きな展開はなくて(なくもないけどサラッと書かれてる)5年間隔での描写だからあっという間に終わった感じ。

    すごく機能不全な家庭。置かれた環境は酷でしんどいけど自立できる年齢になった頃に、逃げなさい、家を出なさい、自分の人生を生きなさいと言ってくれる人がいたのが救いなのかも。

    寺地はるなさんは他にもいくつか気になる作品があるので読んでみたい。発達心理学とかそういう分野に通じる部分がありそうな?

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    2026年03月22日
  • 川のほとりに立つ者は

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    私も川のほとりに立つものなんだなあ
    対人援助職をしているので、グサグサと刺さる箇所がいくつかあった。

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    2026年03月22日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉店が決まったあかつきマーケットに関係する人達の日常や心の動き等が感じられた。大きなイベントとかはないが少しずつ皆繋がっていて良かった。夜が暗いとは限らないが深いなぁ。朝が明るいとも限らないよね。

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    2026年03月22日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    あかつきマーケットを舞台にした短編連作でした。
    静かに物語が進む短編で、なかなか読むのに時間がかかりました。他の趣味に気を取られていただけかな…
    でも、たまにそうそう❗とか心に刺さる言葉が散りばめられていたり、そう言うマインドでいたら今日を乗りきれるかも的な感じで読後感は良かったです。

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    2026年03月22日
  • 川のほとりに立つ者は

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    あなたの明日が、よい日でありますように。
    いい言葉だ。あたたかいものが心に沁み渡るような感じがする。

    日々生活していると、たまに自分はひとりだと感じることがある。どうすればいいのか分からず途方に暮れたとき、何をしてもなぜか上手くいかないことが続くとき、自分 対 世界というような意識に陥ることがある。ひとりの力で、この先の見えない世界を切り開いて行かなければならないのではと怖くなる。

    けれど、誰かが自分の明日を「よい日でありますように」と願ってくれていると思うと、途端に心強くなる。その誰かが大切な友人や家族であれば、より一層。
    そうして思い出す。友人や家族も、同じ季節の同じ今日を生きていて、

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    2026年03月21日
  • ビオレタ

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    読んでいる途中はどうも好きになれなかった
    田中妙の性格というか考え方なんですが、
    こちらのとらえ方の問題でなんだかんだと 
    不器用で周りからの目が気になるただただ
    真面目な子だったのが登場してくる人たちと
    かかわることによって気づかされていくのが
    面白かった。菫さんや千歳さんもなんだか
    とらえどころがわかりにくい感じだったん
    ですが読み終えると納得。そして、蓮太郎は
    いいやつだ!「相手にばっかり要求するなよ」
    って言葉はよかったな!ほんとにそうだよ。
    結局は田中妙自身より父や母、兄弟、
    ツカサ叔父さんなんかのほうがよっぽど
    妙のことがわかっていたんですよね。
    いい人たちに恵まれすぎだわ・・・

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    2026年03月21日
  • 川のほとりに立つ者は

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    一瞬の人の行動や表情で、『この人はこういう人』というラベルを貼って、そのラベルは変わらないと信じこんでしまいがち。
    でも、それはその人の一部分だけを見たに過ぎない。
    ラベルの反対側もあるし、ラベルの内側もあるし、そもそもラベル自体も正面から見るか、左側から見るかで見え方も違う。破れてる箇所や膨らみのある箇所もあるかも。
    そんなふうに人を見て、見たものも受け入れていくようにしたい。

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    2026年03月20日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    子どもを愛せない母親、愛人に逃げる父親、家族が嫌いな姉、家族を振り回す祖父。
    どこの家庭も問題を抱えていて、これらは実際珍しくないことだけど、羽猫家のように全部を抱えて崩壊している状態はしんどいだろうな。
    色々あっても親に愛されて育っているだけでまずは幸せだったんだなと子ども時代を振り返って思う。
    小説は後半は穏やかな印象はあるけど、可哀想に感じる部分が多かった。
    大人になって自立すれば自分で幸せを模索できるし、成長して親の人としての姿が見えてきて家族の関係性も変わってくるわけだから、ほっこり系の話というよりは自然の流れに思えた。
    無駄なものが全然ない世の中なんておことわりよ、という祖母の話が

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    2026年03月17日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    孤独を感じている人たちの短編集。
    周りには気にかけてくれている人たちがいるのに、素直に受け止められない主人公たちに、自分の気持ちもやさぐれていく感じがする。
    表現の仕方はユーモアがあり、クスリと笑えて、それが作品全体の毒消しでもあり、より毒気を際立たせているようでもある。
    どことなくイヤミスのような後味が残る作品だった。

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    2026年03月17日