寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレワイン農園で働く双子の姉弟。母の意思を守ろうとする姉と特にワインに興味があるわけでもない弟。この2人の違いがいい。自然を相手にし、うまくいくこと。いかないこと。どうしようもできない出来事。そういうことを繰り返しながらワインを作り、自分の立ち位置を見つめる2人。1人で背負いこむ姉と1人ではまだまだな弟。でも近くに誰かがいるという救い。苦しくなる時、逃げ出したくなる時にそういう存在がいることの心強さ。たくさんの工程を経て熟成して作られるワインのように、たくさんの人と出逢い、感情を知ってその人の味が作られ年々深くなっていく。新しいことを始めるワクワクと恐怖。でもその先にあると信じるもの。さまざまな想
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Posted by ブクログ
ネタバレ鳴海と彌栄子の物語、でいいのでしょうか。
あの環境だったからこそ会えたけれど、
あの環境だから2人は一緒にいることができなかった。鳴海が本当に盗んだものは彌栄子の気持ち。偽りの気持ちを盗んでいったのだと感じました。
2人の関係は一体なんなのか。
友情では足りない。愛が近い。けれど恋人に対する愛でも家族に対する愛とも違う気がする。
わたしが鳴海の年になればわかるのか、
それとも彌栄子のような存在に出会った時に気づけるのか。2人の存在は尊いもののように感じました。
そしてp194の「わたしたちは踊れる。まだ、こんなに踊れる。音楽がなくても。腕がうまく上がらなくても。息が切れても。通りかかる人に指を -
Posted by ブクログ
お母さんってめちゃくちゃ大変だなぁ。
子どもにどれくらい干渉すればいいのか、ママ友とどう付き合うのか、子育てや家事を妻任せにする夫に自分事として考えてもらうにはどうしたらいいのか…今作の主人公の希和は小学4年生の子どもを持つ母として正解のない日々に悩むことばかりです。
物語の最初は、声の大きなボスママに流されてしまいがちな希和でしたが、新しくできた民間学童の『アフタースクール鐘』で働くことになり少しずつ自分の声を発信できるようになっていきます。
読んでいて一番あ〜私も気をつけないとなぁと思ったのは、「頑張りすぎないでね」という言葉。ついつい使いがちなんですが、
「がんばりすぎるあなたが心配だ