寺地はるなのレビュー一覧

  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    食事を共にした記憶は残るから食べたものはなくならないっていう発想は素敵!
    過去の苦い経験を思い出す話が出てきてちょっと心にダメージをくらいながら読むことになったのは想定外でしたが主人公はそれすらも受け入れ力にしていた。

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    2025年12月01日
  • こまどりたちが歌うなら

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    話せば分かるって普通に使ってたけど
    相手が分かってくれるから成立するんだ

    大丈夫っても簡単に声かけていたけど
    大丈夫って思える人に声かけていたのかも

    話の所々に凄く深い話が散りばめられていた

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    2025年11月30日
  • 川のほとりに立つ者は

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    大切なのは、相手を理解しようとする気持ちと想像力だと改めて感じた作品でした。
    しかしそれが、自分の経験や価値観、尺度だけで推し量ろうすると却って相手を尊重できていないという難しさがあるのですが。

    川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知り得ないー
    人間関係で摩擦が生じたとき、もしかしたら今自分は川のほとりに立つ者なのではないかという心を持っていきたいです。
    助けられなかったと思う人がいるとき、救いの手を差し出した気になってもいい結果を生まなかったときには、それでもせめて、あなたの明日が、良い日でありますように。と祈れる人になりたいです。

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    2025年11月29日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    良い話?ではないのに、なぜかほっこりしちゃうのは山吹のパワーなのか。
    ふとしたところに心の支えになる言葉があって良かった

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    2025年11月28日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    この一冊でいろんな人のドラマを見た。亜衣の友達をまっすぐに想う心と他人に迷惑をかけろよという鉄腕の言葉が刺さった。

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    2025年11月26日
  • 雫

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    本の表紙に惹かれて読んで見ました。
    瀬尾まいこさんの紹介文が素敵でメモさせていただきました。
    中学時代の4人の同級生たちが再会してのお仕事小説。人生のままならさ、読んでて自分たちの周りでも近しいような気持ちを言葉にしたいけど、上手く心の中で折り合いがつかないような出来事を重ね合わせてこういう事なのかなーなんて考えながら読みました。

    「今日が、雨でよかった」
    この一文が、印象に残りました。

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    2025年11月25日
  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地さんの日常を描いたエッセイ。
    名前のつかない仕事や生活は山の様にある。
    家事もそのひとつ。
    そんな名前もない仕事や生活を作家さんが文書にすると、ちゃんとした、しかも何か素敵な生活となる。
    作家さんって凄いなぁ〜と思わせる、そんなエッセイ。

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    2025年11月25日
  • ほたるいしマジカルランド

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    その遊園地で働く人々を描く。
    〔萩原紗英〕インフォメーション。《仕事ですから》p.40、自分自身の言葉が彼女を変えた。
    〔村瀬草〕パールのドールハウス担当。メリーゴーラウンド好き。
    〔篠塚八重子〕清掃スタッフ。離婚され息子に会えない。
    〔山田勝頼〕ガーデナー。もうすぐ退職する。娘との関係構築に失敗したと思っている。
    〔国村佐門〕社長の息子という立場が負担でもある。コミュ強な佑にいくばくかの劣等感を抱いている。
    〔三沢星哉〕アルバイト。メリーゴーラウンド担当。イヤなヤツやったけど…
    〔すべての働くひと〕それぞれのほたるいしマジカルランド。
    〔感想〕佑の視点も欲しかった気がする。

    〔感想〕架空の

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    2025年11月25日
  • 世界はきみが思うより

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    結末は思っていたものと違ったけど、温かい世界にも刃はあるという言葉には共感した。勝手に決めつけて寄り添う優しさは嘘くさい。時枝くんの写真を突きつけてきた女子のような無遠慮な人間て必ず存在する。触れないで!ほっといて!と思う。

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    2025年11月23日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「どうしてわたしはあの子じゃないの」
    生きている上でみんな誰しもが一度は抱いたことのある感情
    だけど、自分視点で見えているその人は本当はほんの一部しか見えていない
    冷静になればわかるのに、それがわからない

    小説だけど他人事のように感じられなくて、読み終わった今でも謎にドキドキしている
    だけどそんな自分を肯定してくれるような気もしていて、今まで感じたことのない複雑な気持ちに戸惑っている でもそれは嫌な戸惑いではないから、余計にどうすればいいかわからない

    初めて寺地さんの本を読みましたが、また他の本を読みたくなりました

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    2025年11月22日
  • 水を縫う

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    好きなことを好きと言える世界が当たり前じゃないの?「らしさ」はそれぞれで、誰とも比べちゃいけないと思うの。そういう ふわっとしたものに 理由付けもなにもないんじゃないかなぁと思う。キヨが仕上げた ドレスの刺繍、見てみたいなぁ。全さんのつくるドレスも。どの人もとても魅力的で それぞれの 引っ掛かりが スルスル そう!流れるように解けていく感じが よかった。初めて読んだ作家さんだったけど、他も読んでみようと思ったです。個人的に 黒田さん推しです(笑)

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    2025年11月20日
  • 水を縫う

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    自分だって年齢や性別で括られるのが嫌だけど、キヨみたいな人がいたら純粋に「すてき」と言えるだろうか?考えさせられました。偏見は日常に転がっていて、転がっているからこそ気付いてないことが多くて、私も日々踏んづけてしまったりしているんだろうな。

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    2025年11月19日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラス工房を営む兄妹の2011年から2021年までの10年間。

    ガラス製作に対するこだわりや劣等感、兄妹のわだかまり、家族間のすれ違い、新しい出会いや別れ…。
    ガラス作品の中でも骨壷を物語の主軸に死生観も。

    どっちが正しいとか悪いとか、言い切れないのが家族、とりわけ兄妹だなと実感。
    とりあえず茂木くんがめっちゃ良いやつでした。
    2人が作ったガラス作品を見てみたくなる。

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    2025年11月19日
  • リボンちゃん

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    ネタバレ

    表紙の雰囲気が可愛くて読みたいなと思った作品。
    寺地さんは2作品目かな?(* .ˬ.)

    幼い頃から可愛いものが大好きで
    頭のリボンがトレードマークの百花⋈
    リボンちゃんというからてっきり小さい女の子かと思ったらそうではなく大人の女性。
    周りの目とかも気にせず自分の好きなものを貫く姿はかっこいいなと思った。私はすぐ他人の目とか気にしちゃうから。
    でもとりあえず下着のお話だとは思わなかったのでびっくりしたけど、サクサク読めた♩¨̮
    あと百花の心の声がたくさん出てくるように感じた。

    下着に対する固定観念は少なからずあるよなぁとしみじみ。でも保奈美さん(?)の旦那さんが「誰に見せるんだ!」みたい

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    2025年11月18日
  • リボンちゃん

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    ネタバレ

    うーん。やっぱり寺地さんの作品はもう良いかなー。

    子供の頃、若い頃なりたいものがなかった事にコンプレックスに近いような気持ちもあったし、大人になってからもやっぱり夢がある人、あった人が羨ましかったりするんだけど、大人になってこれから何がしたいと思える事も悪くないなと思い始めていたからこの本の中で同じように大人になってからこれからの事に夢を持てるのもやっぱり良いなと思った。
    んまあ、若い頃に夢を持てたほうがやっぱり良い気はするけど。

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    2025年11月18日
  • リボンちゃん

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    えつ、ここで終わり⁈が正直な感想。
    続きがあるのかな?あって欲しいな。
    リボンちゃんの人との接し方がいいな。というか登場人物みんななんか良かった。こんな人たちに囲まれて過ごせたら、ストレス少なそう。

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    2025年11月18日
  • 雫

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    「わたしはたいてい、まちがっているほうを選ぶ」

    「すこし、疲れているのかもしれない。だってみんながわたしになにごとかを打ち明ける。その重さにときどき耐えられなくなるのだ。あなたにだけ打ち明ける。あなたは口がかたいから。あなたにだけ、あなたにだけ。そりゃあ、話したほうは楽になるのかもしれないけれども。」

    寺地さんの作品、登場人物の性格が自分と違っても、それが楽しめる、というか、そういう人もいるのだと気づかされることが多くて、これもそういう作品の一つではあったけれど、最後までちょっとモヤモヤが残りました。

    「今日が、雨でよかった」

    なにかが終わって、なにかがまた始まる。
    確かにそういうイメ

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    2025年11月17日
  • 雨夜の星たち

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    個性とは、自分が作ったものではなくて持って生まれた特性って話をどこかで聞いたのを思い出した。
    自分ではどうしても変えられないような事もあるけど、それはどこかで誰かの何かの役に立つって事もある。自分のためにも、人の個性を認められる人でいたいなと思う。
    何にせよ自分の力で前に進もうとする人は素晴らしい。

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    2025年11月16日
  • いつか月夜

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    ネタバレ

    主人公のよく考えるところが好き。最後にウォーキング仲間がバラバラになるのはさみしい。根っこの部分では繋がっているんだろうけど、これからも関係を継続してほしいなーと思った。

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    2025年11月15日
  • リボンちゃん

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    夢か。なんだったかなあ。下着の話とは思わなかった。男用のオーダーメイド下着屋。デパートで服買うたびに思うが紳士用は柄を含めて選択肢の幅が狭い。下着も然り。でも利用しないか。ものぐさだから。

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    2025年11月14日