寺地はるなのレビュー一覧

  • ガラスの海を渡る舟

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    前読んだかなあ

    ういこちゃんの気持ちはよくわかる
    私も同じような経験したから

    でも道くんはういこちゃんが羨ましいだろうし、
    お互いないものねだりなのよね

    分かり合えない人とは距離を置くのが
    お互いのために大事なときもあれば
    話すことで分かり合えることがあるかもしれないから
    すぐに距離を置くという選択肢を選ばない方がいい場合もある
    兄妹となるとまたちょっと違ってくるんだろうけど

    自分は本の外の人だから、
    道くんのことばになるほど、って素直に思えるけど、
    身近に道くんがいて、
    あれがいつものやりとりと思うと、
    ちょっとしんどくて、いらっとしてしまいそう

    でも
    元気出してください、泣かない

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    2026年06月14日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    発達障害を持つ道と共感力が高く何でもそつなくこなす羽衣子が祖父の死をきっかけにガラス工房を一緒に切盛りする。

    道の真っすぐな言葉が刺さった。
    「前を向かなければいけないけど、前を向けないなら無理に前を向かなくていい」

    「伝わっていないと思うなら言い方を変えたらいい。何の工夫もしてないくせに「私の気持ちをわかってくれない」なんてただのわがままだ。何でいつも僕側が譲歩するのが当たり前みたいな言い方なんだ」
    という言葉が印象的だった。

    譲歩できる人が譲歩させられたり、見てる側が辛いから元気を出せと言われたり、世の中にはズルい言葉がたくさんある。

    するといいこと、しなくていいことを教えてくれる

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    2026年06月13日
  • 最後の晩餐

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    7名の作家さんが同じテーマで描き、それぞれの個性が出ており楽しめました。私的に好きなのは一番短い内容だった角田光代さん。自分の最後も皆が美味しく食事をし笑いに満ち溢れたら良いな、と思いました。

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    2026年06月12日
  • 雨夜の星たち

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    無理に人の感情を理解したり寄り添ったりしなくてもいいんだと思えた。三葉雨音は冷たい人のように思えるけど、自分の気持ちに正直で相手の感情に左右されないからこそ相手にとって楽でありのままの自分でいられる存在なのかもしれない。周りからどう思われるかばかり気にするのではなく、自分の感じたこと考えたことを大事にしたい。

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    2026年06月11日
  • いつか月夜

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    夜型人間の自分としては、深夜に一緒に散歩してくれる人がいるのが羨ましい。お互いの悩みを話ながら、ちょっとずつ皆の距離が近づく感覚も心地よい。癒し系の一冊。

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    2026年06月10日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    どうしようもなく、やっかいで、いびつな形してても、家族だから、関係性は続いていく。途中、山吹くんが背負い過ぎてて、心配になった。

    家族を守ることと、自分が犠牲なることは違う。
    だからこそ、お祖母ちゃんが言ってた、誰かのために生きるのではなく、自分のために生きることが必要なのかも。

    なんといっても、頼ちゃんの存在が光だ。

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    2026年06月10日
  • 雨が降ったら

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    傘をモチーフに使いながら、子供を育てている、もしくは、単身暮らしている、女性達を語った連作短編。ごく一般の人の日常が、読みやすい文章で丁寧に描かれていると思います。30代から50代の女性読者に向けたような内容でしょうか。
    私としては、若干出来過ぎた良い話と感じてしまったところがありました。星3つの評価といたしました。

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    2026年06月09日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    ネタバレ

    男子に告白されるような子がいじめにあったりするかなあとちょっと謎だけど、碧が養蜂を通していろんな経験をしていくのが頼もしく感じた。
    終わり方が今ひとつすっきりせず。

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    2026年06月08日
  • 最後の晩餐

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    よく読む作家の名前がずらりと並んでいるので期待していたけど、正直それほどだった。
    最後の晩餐、よく話題にのぼるテーマではあると思うけれど、実際にその状況になったら何を選ぶだろう。
    結局最後は塩おにぎりでいいとか、母親のつくった家庭料理とか、そういう素朴な路線もあるけれど、私はまだまだ寿司とかウニ丼とか食べたいけどな。

    金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」に出てきた、
    〈私はまだ、最後の晩餐の最適解を見出せていない。それは私がまだ自分の人生を見通せていないってことなんだろうか。〉
    という文章にその通りだと頷きながら読んでいたけれど、作中にでてきた、あん肝白子牡蠣雲丹海老がぎっしり詰め込まれた

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    2026年06月07日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    最初は碧にも安西にも不安しか抱かなかったけど、読み進めていくと碧の中にはちゃんと自分の芯があって、しっかり自分で居場所を作っていく様子が描かれていて、安心したと同時に強い子だと思った。
    居場所を作っていく過程が優しく書かれていて、そっと背中を押してくれる1冊になった。

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    2026年06月05日
  • ぬすびと

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    寺地さん、やっぱり読みやすい。流れるような、すーっと入ってくる文章。どちらかというと重い話だけど、あっという間に読めた。
    鳴海と彌栄子という育ちも性格もまったく違う二人が戸惑いながらも立場の壁を超えて、関係を深めていく姿が心に残った。

    また、ぬすびとというタイトルにもいろいろ考えさせられた。
    傍から見ると鳴海が盗んだものより、与えたもののほうが絶対に多い。
    でも、鳴海はきっとそのことに気づけない。
    私たちはいつだってしてしまったことを悔やんだり気にしたりするけど、与えたものには意外に気づけないものなのかもしれないと思った。

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    2026年06月03日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読んで感じたのは、「人は愛によって少しずつ変わっていくのかもしれない」ということだった。

    主人公の山吹は、愛を知らずに育った。心を病んだ母親の顔色をうかがい、自分の本当の気持ちを押し殺しながら生きてきた。子どもらしいわがままも言わず、誰にでも優しく振る舞う。その優しさは美徳のようにも見えるけれど、同時に、自分自身を守るための生き方でもあったのだと思う。

    一方で頼は、山吹とは対照的な人物だ。自分の感情をごまかさない。ボランティア先で感じた不満も口にするし、山吹に想い人の影を見て嫉妬したときには、友人に愚痴をこぼす。良い感情も悪い感情も含めて、自分の心

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    2026年06月02日
  • カレーの時間

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    世代間の考え方のギャップで面白さを見出していく話で自分自身のところに置き換えたりしてそういえば自分の祖父もそうだったなと思うところがあったりして過去を振り返るいい機会を得られた作品だった。読みやすいけどあまり心揺れる感じは無かったので控えめの評価

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    2026年06月01日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地での様々なお仕事で働く人たちのお話。読んでみたら結構登場人物が多くて、脳内相関図が上手く出来上がらず、ごちゃごちゃした感があったかな。何か凄い展開がある!ってお話ではなかったぶん、連作短編集とは言え、読んでて途中でちょっと飽きてしまった‎のが正直な感想(TT)

    みんな悩みを抱えながら、毎日を生きている。遊園地が何のためにあるのか。意味はなくたって、当たり前に存在するものがこの世にはたくさんある。だからこの世界は素敵なんだ。何気ないことに気づくことができた1冊でした。

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    2026年05月31日
  • 最後の晩餐

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    七人の人気作家が“最後の晩餐”をテーマに描いた短編集。

    「コインランドリーの夜/江國香織」
    「ラストサパーフォーエバー/金原ひとみ」
    「最後の鰻/角田光代」
    「小曾根幸子の送別会/寺地はるな」
    「最後に、何を食べたの?/原田ひ香」
    「もうひとりのねえちゃん/藤野千夜」
    「本当の話/井上荒野」

    お気に入りは江國さんの物語。
    離婚を経て一人暮らしを始めた女性がコインランドリーで過ごす短い時間。
    その場面が脳内映像で流れ柔らかな余韻を残す。

    角田さんが描く病室での最後の晩餐は、切なさと可笑しさが共存し泣き笑いしてしまう温かさがある。

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    2026年05月31日
  • 白ゆき紅ばら

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    胸糞話かと思ったら意外と(?)おもしろかった。
    性犯罪、虐待、強い立場を利用した支配。
    あ〜イヤ
    高校時代の祐希が英輔とバイトをして、お疲れ会で本当はファミレスに行きたかったけどお金がなくて行けないと断るんだけど、行きたい気持ちがわかって悲しかったな。
    哀れみの気持ちよさ、でもそれは傲慢。
    紘果は自分の置かれた状況を言語化できてる。祐希も、子どもが子どもの世話をするなんておかしいと気づけているの、すごくない?いつか気づくとして、その気付きにすでにたどり着いている。自分の現状が理解できなくて色々調べたりしたのかもしれない。どこまでがリアルなのかは分からない。

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    2026年05月30日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    希望って、名前やったんか~と。
    希望という名の弟を探す誠実と言う名の兄。いい人だと言われる希望、とりとめのない兄誠実・・そんな誠実とともに希望がどんな人だったのかと思いながら読んだ。
    いくつか、残る言葉。「いい人でした悪い人でしたと、そんな単純な分類に落とし込んで、彼のことをわかったような気にはなりたくない」「柳瀬さんは柳瀬さんでした」 「他人が欲しがっているものを、ひたすら差し出し続ける人間はきっとどんどん心からっぽになっていく。自分の意見じゃなくて相手の言って欲しいことを勝手に汲み取って口にするような他人の欲求を際限なく受け止めようとする奴は苦し過ぎる」
    本質すぎる。
    もし希望と出会ってい

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    2026年05月28日
  • カレーの時間

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    祖父と桐矢、2人ともそれぞれの信条を持っている。時代背景やこれまでの生き方で染みついたその価値観は互いに受け入れ難いものだろうし、理解できないだろうとうっすら感じではいたのだろう。ただ、互いに分かり合えない存在でも、その中に相手を見捨てきれない、心の深い部分でのつながりは確かにあった。
    甘口のカレー、あらゆるところに残された祖父の殴り書き、戦後幼かった祖父の経験、子どもへの愛情。祖父の本当の一面が見え隠れする描写が、頑固で口が悪くてずんずん突き進む祖父を、憎めない存在として惹きつけさせていた。

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    2026年05月28日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    オムニバス
    親のこととか仕事のこととか歳をとると考えがちな胸がぎゅっとなる出来事について、それぞれの登場人物がどう向き合うのかがおもしろいし、救われる爽やかな作品。
    映像化したら翼役は松下洸平にやってほしい。

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    2026年05月28日
  • ぬすびと

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    サラッと描かれているけど、
    よく考えればドロッドロな状況
    まぁでも歳を重ねるのも悪くないかもしれないね、
    と思えた。
    オクラホマミキサーって、そうだったの!?と
    ビックリしたけど。

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    2026年05月28日