寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真面目だけれど不器用な女性、万智子の精神的な成長と自立を描くヒューマンドラマ。
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主人公の万智子は、物事について感じたことをじっくり考えてからしか言葉にできないという、内省的なところのある女性です。
また、女性であることを前面に出す生き方に否定的な点で『水を縫う』の水青にも通ずるところのある女性でもあります。
そして、自分というものに誠実に向き合って生きてきただけにこだわりが強く、いわゆる「面倒くさい」ところもあります。
そんな万智子が、3人の高齢女性と出会うことによって少しずつ柔軟性を身につけ、自身のスタンスを確立していく過程が描かれます。
どちらかと言えば頑固なところがある万智子が、「女性であることをきちんと認識して生きること」と、「女性であることを利用して世渡りする生き方」は違うということに気づいていくさまが寺地はるなさんらしい丁寧な筆致で描かれていて、共感できる筋立てでした。
自立する主人公の姿が魅力的であり、良作だと思います。 -
Posted by ブクログ
ワインてこうやって作るんですね!奥が深い…
自分を嫌ってる人にそんなに好かれたいのか?ここ個人的に刺さりましたね。よく考えれば現実でもそんなことはあって、何でわざわざ好かれようとしてんだろって目が覚めた感じがしました(⌒‐⌒) 自分を嫌いな人は何したって嫌いなんです。そんな人にわざわざ好かれようとしなくていいんだなと。
あと、日野さんいい味だしてますね(^^)/日野さんが上手い具合に物語を支えてるような気もします。
最後のお祖父さんからの手紙で涙ぐみました。
まさに結婚ってそうですよね。お祖父さん好きです。笑 歩も三実もこの一冊ですごく成長したと思います(⌒‐⌒) 頑張りすぎる人に読んでほしい本。 -
Posted by ブクログ
主人公の珠がジュエリーデザイナーとして働いていた会社が営業終了することになった。しずく・高峰・森との友情が芽生えた中学時代からの30年間を5年ごとに遡りながら、4人の男女の友情について語られています。
『雨のしずくはあつまって川となり、海へと流れ込み、やがて空にのぼっていく。その繰り返しが『永遠』を意味する』
なんでも話せるのことが友情じゃない。ずっと名字で呼ばれていてもそれは関係ない。多くを語らないしずく。でもちゃんと大切なことは忘れない。お互いのやりたいことを尊重し、ずっと大切な友達でいられる。
色々な出来事があって、培ってきた年月や出来事が雨の雫のように循環して、この4人の友情はずっと続くんだろうな、と思います。
いざというときは守ってくれる友達がいる。だからお守りはいらない。そしてそのお守りは次の世代に引き継がれて循環していく…
心温まるお話でした。