寺地はるなのレビュー一覧
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2025年春、リフォームジュエリーの事業を畳むに伴ってしんみりとビルの退去作業しているところからスタートする。主人公が肩回して憧れのジュエリーデザイナーに明け暮れるお仕事小説かと思っていると、拍子抜けするかも(;´∀`)
5年刻みの副題がついており、だんだん時系列が前に遡っていく。普通なら学生時代を序章にして始まりそうだけど逆順にしてある。体調とか家族とか何かが微妙に変化していて、時の流れを感じるし、意外と4人でドライな関係を構築してるけど学生時代はどうだったんだ?と最後まで興味を持って読むことが出来ました。
『「古代、雨は神々が流す涙であると考えられていました。雨の中の雫はあつまって川とな -
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以前出版社主催の寺地さんのお話会で受けた印象そのもので、実直で嘘のない、お母さんじみてない感じが好きだ。自分の人格を強く保っている感じ、とても素敵だ。
『浮遊霊ブラジル』
p.103 よく、子どもを近所の公園に連れて行ってあそんだ。「遊びにつきあう」ではない。鬼ごっこでは必死のパッチで走り、砂場では地の底目指して穴を掘り、ブラソコは天まで届けと高くこいた。要するに、全力で自分の子どもと遊んでいた。体力的につらいなという日も多かった。仕事で悩んでいる時はとてもじゃないが子どものテンションについていけなかった。それでもこんなふうに一緒に遊べるのは今だけで、「大人と会話ができる」ことよりもずっ -
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ネタバレ全て投げ出してしまいたくなるような過酷な状況の中でも碧の、素直で誠実な姿がとてもキラキラしてるように感じました。
中学生の時居場所のなかった碧が一歩一歩成長して周りの協力を得ながら、気がついたらたくさんの仲間に囲まれていて、自らの力で居場所を作っていて魅力的な主人公でした。
(もしかしたら碧本人は自分が不器用だと思ってるかもしれないけど、床のタイル張り替えたりカフェのメニュー考えたり、会話の無い親娘の仲を取り持ったり現実ではかなりハイスペだと思いました。)
朝花がご飯を「適当に済ませる。どうせ食べたら無くなっちゃうし」という言葉に対して碧が「なくならないよ」「誰かと一緒にご飯を食べて楽しかった -
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初読みの作家さん。
なかなか深い所を突くなあと、予想以上に心に響く。
仲が良くてもそうでなくても、人間同士の心の機微の複雑さを細かく深く描写している。
そんな鋭さと繊細さを持った作品だなと思う。
かなり大まかではあるけれど、
「相手を助けたいと思って行動したとしても、相手にとってみたら迷惑で不快だった」という事ってあると思う。
偽善とかそういったものだけでなく、逆に相手を傷つけてしまった場合…とか。
いろんなタイプやパターンがあると思う。
人の心って難しい。
そして心は相手によって様々。
それでも誰かの幸せを思う気持ちって、何より希望に満ちてて温かいものだなと思う。
私はこの物語に温かい -
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自分の思春期の頃を思い出した。
学生の頃って、他者を通して自分を見るしかなくて、
自分は自分、これでいいんだってなかなか思えないよね。
周りを見て、わたしも頭良くなりたいなとか、可愛くなりたいなとか。諸々。
今でこそ、人は人、自分は自分と思えるけど、
自分のいいところも、悪いところもわかってきたのは
お恥ずかしながら、
社会人3年目になった今ぐらいからで、
本当最近だなと思うんですよね。。
他者からの評価と、自己の内省を繰り返して、
自分とはなにか、分かっていくんじゃないかなと思っているわたし。
実は寺地はるなさんの作品は初めてですが、
他にも読んでみたい。
装丁をみると、
自分を中心と -
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Posted by ブクログ
居なくなった弟は色んな顔を持っている。
私も人によってきっとキャラが少し違う。
そんな共通点から気になり読んでみた。
所詮親も人。
自己都合で生きてしまうものなのかもしれないと思うと自分が親になるのが怖くなった。
事勿れ主義は言わば自分を振りにさせない自己防衛だからこそ、誰も救わない。自分すらも救いはしない。
そんな当たり前のことに気づかされるお話でした。
子供は親の道具ではない。
そんなのわかってる。
でも、気が付けば自分の為に動かし、自分に都合いい形の教育を強いてるのかもしれない。
貴方の為に言っている。
私はこの言葉が大嫌い。
この言葉を使う人で
本気で私の心配をしている人はい