寺地はるなのレビュー一覧

  • 川のほとりに立つ者は

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    優しくなる一冊
    清瀬の松木への不信感が
    しかし松木は意識不明の重体に
    その原因と真相、そして自分への戒めに
    ADHD(注意欠如・多動症) ディスレクシア(読字障害)にも焦点あて、自分の誤った見方もあるのでは思わせる場面も
    そして読んでいて、登場人物に裏切られた憤りも感じたが清瀬はそれをも受け留められるように!
    「大吉が当たりますように」

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    2025年11月19日
  • リボンちゃん

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    主人公の百花が、相手の素敵なところを見つける天才で、でもそれを「あなたの素敵なところ、もっも自信もっていこうよ!」と押しつけないところが良い。
    近すぎず遠すぎず、相手を尊重しているところ。
    「相手は相手、自分は自分」ときっちり線を引いているところ。
    相手の心情や状況を、冷静な目で慮れるところ。
    こんな女性に、私はなりたい。

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    2025年11月19日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    とある町にある、あかつきマーケットを舞台としたお話で、あかつきマーケットのキャラクターのあかつきんが疾走した事により、物語が進んでいく。

    名前を覚えるのが苦手なわたしはオーバーヒート起こすくらい沢山の人物と名前が出てきて大変でした笑

    とは言っても、短編があかつきマーケット、ちらつくあかつきんが関わりながらも、その人の人生が描かれていて良かったです。

    そんな長く色んな人の傍にあって、見守り続けてきたあかつきマーケット。
    沢山の思い出や色んな時間が詰まってるなぁと。

    素敵な言葉が

    死んだ人間は、天国にもどこにも行かん。死んだら小さい、たくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸

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    2025年11月19日
  • カレーの時間

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    寺地はるなさんの本は20冊目。
    思ったより読んでいた…。
    作品の中でも分厚めな本作。

    序盤では、このおじいさんのこと…どうしよう…好きになれるかなと不安がよぎりました。
    でも読み進めるうちになんかそういうことじゃないかも、となんか溶けていった。

    今の令和の時代から言うと価値観が古い固まったおじいさんと思ってしまうけど、現代の価値観に固執する側は、あるべき価値観を固めすぎているのでは?とちょっと気付きでした。
    単純な実は悪な人が見えないところで良いことしてたとか、そういう構図の話ではなく。
    詰まるところ全てにおいて対話が必要なのではと思いました。
    最近は某氷上の師弟アニメにどハマりしている日

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    2025年11月16日
  • リボンちゃん

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    寺地さんらしい作品
    寺地さんは話の中に多様性を入れてくれるから、色々な人に読んでもらいたい。
    自分が何をしたいのか、人がどう思うのか、生きづらさを感じている人は多いと思う。人間は一人一人違うのが当たり前、何が言いたいのかわからなくなったけど
    いくつになっても自分らしさや夢を叶える為に前を向くリボンちゃんや加代子さんを尊敬します。

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    2025年11月16日
  • 雨夜の星たち

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    Audibleと、積ん読本の併用(笑)
    お見舞い、病院付き添い代行。
    こんな仕事いるよな。このお話はコロナ禍だったりするから尚更。


    「他人に感情移入しない」と言われる主人公。最初、正直羨ましかった。
    それは移入してくる人が苦手だから、なのに移入もしてしまう自身も嫌だから。
    基本、本当に人なんて解らない。自身ですら理解不能なときあるのに。だから移入しても、移入されてもね。。。

    最初から星崎くんが気になってしょうがなかった。最後の方でホッとした。

    母親との付き合い方には、ん?だったり、そんなんじゃね〜とか思ったし、お姉さんが最後の方で吐露したこともわかるようなわからないような(笑)

    傘み

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    2025年11月16日
  • リボンちゃん

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    寺地さんのかく、一本芯の通っている女性が好きです。
    普段思っているモヤモヤを上手く言語かしてのせてくれてるところも好きです。
    好きを貫き通すって難しい、周りの目や自分の年齢や諸々が気になってしまい身に付けるのを躊躇したりする事あるもんなぁ。

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    2025年11月15日
  • ナモナキ生活はつづく

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    2018年に刊行された『大人は泣かないと思っていた』が大好きで、それ以来読み続けている寺地はるなさんのエッセイ集。

    お名前の雰囲気から、ふんわりとしたイメージを抱いていたけれど、SNSで発信されている言葉で自身の軸をしっかり持たれている方だなと感じていた。

    このエッセイでやはりと思ったり、こんな一面もあったのねと身近に感じたり、楽しく読み進めた。

    「旅行の友」には甚く共感。
    私も安心材料としてのお菓子とペットボトルは欠かせない。

    意外に感じたのは「ちょっとしたパーティ」
    寺地さんの本音が知れて嬉しい。
    応援しています!

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    2025年11月14日
  • カレーの時間

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    家族から疎まれる偏屈な祖父と同居することになったお話。

    こういうハートフルな話って個人的には正直そこまでお話として面白くはなかったりという印象を持つことが多いんですが思ったよりも楽しめました。なんだろうな?主な登場人物たち、義景桐矢をはじめとした小山田家まわり、がみんな善人でもあるけどあまり好きになれない要素もそれぞれ併せ持ってるあたりがただぬるい話じゃないというように思えたのかもしれない。

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    2025年11月14日
  • こまどりたちが歌うなら

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    和菓子屋さんの甘くかわいいイメージとはちょっと違い苦味が走る。親子経営、サービス残業、パワハラ、モラハラ諸々など正直、親戚でもこんな会社で働くのは嫌だししんどいと思う。見て見ぬ振りも辛いものだと思うし標的にされたらなお辛い。意外と亀田さんは好きだけど、扱いづらい人ばっかりなところに善哉がいい人過ぎて感動すら覚える。茉子の母の言葉にハッとさせられるものが多く、確かに本を千冊読んだからといって感性や想像力や論理観や知識が蓄えられるわけではなく何の自慢にもならないな…と思えた。茉子が前例になったのが感慨深く、和菓子が美味しそうで食べたくなった。

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    2025年11月13日
  • リボンちゃん

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    下着リメイクの話かと思って食いついたけど、
    りぼんちゃんの生き方とかの話だった。
    まぁまぁ緩い人も何人か出てきて
    みんなそれなりに生きてて
    良かった。

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    2025年11月13日
  • 水を縫う

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    〜2025.11.11
    らしさ、って今は嫌われているらしいけど、私は必要だと思っている。男らしいとか、女らしいとか、褒め言葉だとも思っている。ただ、それを敢えて発したりはしないだけ。

    好きを仕事にできなくても、「好き」は強い自分にしてくれるし、自信にも繋がる。そう思えるお話だった。

    全がドレスを作っているシーン、なんか知ってるぞ。そっか、以前、国語の文章問題で読んでいたんだ。前後関係がわかって、良かった。

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    2025年11月11日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    物語全体に、どんよりと暗く重たい空気感が漂う。それでも何か光はあるのか、次はどうなるのかと、どんどん読み進められた。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれていて、感情移入しやすかった。他人の評価や価値観と、自分の価値観は当たり前に違っていて、その違いを認識しながらも、不器用にしか生きられない主人公たちを見ていると、人生ってなかなか上手くいかないことも多いよなぁと感じた。もう少し自分に優しく、過去も許しながら、心の隙を作って穏やかに生きることができたら、また違った未来も描けるのかなぁと考えさせられた。

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    2025年11月11日
  • 水を縫う

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    ネタバレ

    水青は、過去の経験から「かわいい」を生活から削ぎ落とす。
    そんなことで、って言われるのが怖い。
    あなたが悪い、って言われる恐怖から、かわいいを遠ざける。
    でも、その中でも紺野さんとの結婚で気づいたこと。
    「かわいい」は、「好き」ってこと。

    全の世界観はとっても素敵。
    でも共同生活には向かないってこと、そうそう!って思いながら読んだ。
    さつ子の「精一杯」と、もっとやれたんじゃないかという後悔。
    普通、から外れるのを嫌う。それは、傷ついてほしくないから。
    「わかるよ」の共鳴以外が怖い、そんなさつ子。

    男と女、比べちゃならぬと心に決めている段階で、
    その思想は消えてはくれない。
    男と女で分けられ

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    2025年11月10日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    ネタバレ

    この本を読んで、まず心に残ったのは
    「誰かと一緒にご飯食べて楽しかったとか美味しかったとか、そういう記意ってずっと残るから、食べてもなくならないよ。記憶が残るなら、それはご飯も残ってるってことだよ。という言葉。
    気づかないうちに “なくなること” を惜しんでいたけど、なくなるのは形だけで、感じたあたたかさは残り続ける。それに気づけた瞬間、日々の食事にも少しだけやさしい光が差した気がしました。

    もう一つ深く刺さったのが
    「自分の居場所があらかじめ用意されてる人なんていないから。いるように見えたとしたら、それはきっとその人が自分の居場所を手に入れた経緯なり何なりを、見てないだけ」という言葉。

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    2025年11月10日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    良かった。
    じれったいけど、当事者はそんなもんかも。
    私から見たら、20代も30代も、同じくらい若いけどね。

    この作家さんの作品の中では、上位な印象だった。
    表現的には中学生でも問題はないけど、主人公の葛藤や心の揺れは理解できないかもね。

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    2025年11月06日
  • こまどりたちが歌うなら

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    仕事への向き合い方や、昔との価値観の違いを考えさせられたが、やっぱり寺地さんの小説は安心して読めて、優しい感じがあるので好きだ

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    2025年11月05日
  • こまどりたちが歌うなら

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    古い大勢のブラック企業の体制に立ち向かう勇ましい女子と言うありきたりな物語と思いきや、意外な内容と一見勇ましく正しくみえる主人公の迷いに、すごく共感覚えた。
    「大丈夫って聞く時は、相手の返事はあんまり信用したらあかんし、大丈夫って答える時はほんまに大丈夫な時だけにせなあかんらしいです」

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    2025年11月04日
  • カレーの時間

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    83歳の祖父は絵に描いたような男尊女卑、高圧的で頑固で粗暴で、不器用。
    そんな祖父を苦手に思う25歳の孫 桐矢は潔癖気味、神経質で優柔不断、そして不器用。
    性格も価値観も全く異なる二人の同居生活が始まる。

    初っ端の祖父 義景さんの登場があまりにも強烈すぎてダメージを食らい心折れそうになったけど、戦中から戦後と激動の昭和を生き抜いてきた背景を知ると印象が変わった。口は悪いしデリカシーもないけど、どこか憎めない。対する孫の桐矢は現代的というか押しに弱くどこか頼りないけど、思慮深くて芯が強い。
    義景さんの過去パートは時代背景のせいか割とシリアスめ、対する現代の桐矢視点は真反対のおじいちゃんとの生活

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    2025年11月03日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    自分のためにもう少し頑張ってみようと思える本。
    知らない土地でも、少しずつ周りと関係を築き、養蜂の楽しさを見つけて、自分の居場所を自分で作る碧は逞しくて憧れる。

    それに対し、恋人の安西は、人生そんなに甘くないという現実から目を背ける弱さがあったが、根から悪い人でなくてよかった。彼は自分と対象的な、碧の強さが眩しかったのだと思う。

    「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日はきっと今日より良くなる。」
    不思議と力が湧いてくる言葉。碧のように、悲しい時こそ、食べることを大切にしたい。

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    2025年11月02日