寺地はるなのレビュー一覧

  • 世界はきみが思うより

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    「がんばりたいよ、ぼくは。世界への信頼を、取り戻したい。」
    世界を信じられなくなったら何を糧に生きていけばいいのだろう。みんなそれぞれに抱えてるものがあって不安があってどうすればいいかわからなくなって。そんな時に「おかずシェアの会」みたいな人に頼るという術を知ること。
    「自分ひとりで解決できる物事には限りがあると知ることが、大人になること。」
    冬真くんにそれを気付かせてくれた母と菜子さんに拍手を送りたい。
    「世界はきみが思うより悪くないかもしれないよ。」

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    2026年05月10日
  • わたしの良い子

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    椿さんがとっても魅力的。
    自分を大切にできる人は、人にも誠実なんだなぁと感じた。
    そういう人に私もなりたい。

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    2026年05月08日
  • ガラスの海を渡る舟

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    2023.7.1
    ☆4.3

    人付き合いが苦手で不器用な道と、周囲に合わせることが得意な羽衣子は、祖父の残したガラス工房を共に継ぐことになる。しかし、考え方の違いから衝突を繰り返し、互いを理解できずに悩む。
    ガラス作りを続ける中で、二人は少しずつ自分自身や相手と向き合い、それぞれの居場所を見つけていく。繊細で壊れやすいガラスを通して、人の弱さや優しさが丁寧に描かれた、温かな作品。


    全体的に羽衣子に共感。"普通"の人から見たら、変わっている"特別"な道に対する嫉妬心とかなんでもっと上手く出来ないの?っていう怒りに似た疑問、特別になりたいという気持ちを持

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    2026年05月08日
  • 白ゆき紅ばら

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    『のばらのいえ』に共に暮らし、逃げるように飛びだした祐希とそこに残ることを選んだ紘果の物語

    帯には
    「良い子は天国に行く。悪い子はどこへでも行ける。善意の顔をした歪な愛と理想と正しさに縛られて、彼女たちはどう生きるのか。」とあって、この文句に惹きつけられたけど、善意という仮面を被った大人に未来を搾取されるようで読んでて心がざわざわした

    主人公の祐希は、高校卒業式前日に飛び出しだ頃から、必死で生きてきたからこそ、自分の意思や考えや責任を身にまとう地に足のついた、強いひとになっていったんだと思う

    枝分かれした別々の道を選ぶ、どこへでも行けるふたりが、安心して帰ることのできる場所
    お互いの存在

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    2026年05月08日
  • 雫

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    過去に遡っていく作品。
    逆から読めば良かったな、と読みながらずっと思っていたけど、最終章の最後の最後ですごく腑に落ちた。人生ってこういうことだな。

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    2026年05月07日
  • 川のほとりに立つ者は

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    帯の内容から、優しくて心が癒されるような内容かと想像していたが、全く違った。

    『川のほとりに立つ者は』
    読み進めるにつれ、徐々にタイトルの意味が分かる。
     川のほとりに立つ者は、
     水底に沈む石の数を知り得ない。

    分かりやすく軽快な心理描写ではないが、誰しも思い当たる節がある人の心の裏表、そして他人を理解することの難しさが、誠実に丁寧に描かれていた。
    ミステリー要素もあるので、先が気になりながら読み進められるのもよかった。

    読後、他人を理解することの難しさを、改めて考えさせられる。
    先ずは気付き、幅広く知ること。
    知ったつもりではなく、理解して想像すること。
    なかなか実生活で意識するの

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    2026年05月07日
  • 世界はきみが思うより

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    ダイバーシティ。
    普通なんてない。みんな多少なりとも何かを抱えていたりする。
    おかずシェアの会は素敵なアイデアだと思った。1人、2人分も5人分も材料はそんなに変わらない。だから一品だけつければ3品4品のおかずが手に入るってシステムは素晴らしい。
    水田さんとの関係性に共感。

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    2026年05月05日
  • ナモナキ生活はつづく

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    とても親しみを感じるエッセイ。

    ユーモアたっぷりながら、
    所々に、小説に描かれている
    生きにくさを肯定する、強さ、優しさを感じた。

    とりわけ「いいな」と思ったのは
    「方向性の違い」。
    「かっこいい」の方向性が違うことで
    その人を笑いものにしたり、笑われる人になったり。
    でも、時の流れの中で、との時の「かっこいい」も
    また別のものになる。

    その時に、「ほらね」と笑ったり
    「かっこいい」ではなかったからやめたりする
    ことはないということ。

    それを貫いた先に、今の寺地はるな、という
    作家がいる。

    嬉しくあたたかく、ちょっと
    自信が持てるようないいエッセイだった。

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    いろんな作家さんのいろんな作風の物語を読めるのでアンソロジーは好きです。お得感がある(笑)。
    好きなのはやっぱり寺地はるなさん。最高にハッピーな成人式の話でした^^

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    好みなのは「祀りのいきもの」。祖母は何を飼っていたんだろう。南洋の妖精?そもそも南洋の妖精は生き物なのか。不思議が心地よく残るお話だった。
    文章が全体的にひんやりと静かなイメージで好み。

    印象に残ったのは「二人という旅」。冠婚葬祭というテーマにSFチックな作風という斬新な角度?からの物語だなと思った。アンソロジーにスパイスが効いて私は好き。
    あと、結婚について、契約の女神と対話するシーンがとても好き。結婚の誓いは後に夫婦が別れたとしても破られたことにはならない。なぜなら、結婚という契約はお互いを永遠に愛したという、それほどまでに強い願いが、人の短い人生に一生に一瞬でも存在したことの証明だから

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    2026年05月04日
  • 白ゆき紅ばら

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    装丁の色味やデザインが素敵でほぼジャケ買い。あとは、寺地はるなさんの小説が好きで信頼して購入したのもある。一気に読み終えた!実際こういう世界も世の中たくさんあるんだなぁと思うと悲しい。
    もし自分に子供ができたら、最初からできないなんて決めつけたくない。誰にとって何が幸せかはわからないけど、その子にとっての幸せな方向に少しでも導いていける大人でありたい。

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    2026年05月04日
  • ぬすびと

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    寺地さんらしく、優しくそっと寄り添ってくれるような小説。主人公の鳴海は昔子守係として働いた南雲家で一悶着あり辞めて、それから20年経ち…というストーリーだが、育ちの良さ悪さ云々いう鳴海さんの南雲家に働いていた頃と辞めるきっかけになった出来事がそんなことが大きな確執となるのか…というかんじなのと、20年経ってあったらわあ!と意気投合じゃないけど、息子も覚えてるの?ってかんじなのは気になった。あとは優しく心情に寄り添うストーリー。旦那の暖くんはダメンズなのかと思いきやそうでもなかった。ちょっといろいろ詰め込まれて最後はとっちらかったかんじ??なのかな。

    でも心情を丁寧に描く寺地さんらしい小説。

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    2026年05月03日
  • 雫

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    雫型、ティアドロップのモチーフに『永遠』という意味が込められているということを、この物語ではじめて知りました。
    わからないことを考え続ける人でいられたら…わたしもそうでありたいと思うエピソードに惹き込まれます。
    雫と雨と、友人や周りの人々と自分の心の声。
    永遠の意味を見出す。

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    2026年05月03日
  • 世界はきみが思うより

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    自分にとっての居心地のよさだったり、快不快を感じる基準は、人に理解されなかったり、“ふつう“から離れていることがある。
    本来は“ふつう“なんてものはないのかもしれないけれど、人と違うと不安になったり隠したくなったりしてしまう。
    その隠すことすらも、なんだか良くないんじゃないかと思ってしまうこともあるが、自分の心地よさを大事にして良いのだと思えた。

    世界にひとりでも、数人でも、心地よさを共有できる、あるいは自分の基準を理解してくれる人がいるだけど生きやすくなるのだろうか。
    まず自分の身近なところに、その心地よさがどんどん広がっていったら嬉しい。

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    2026年05月02日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    登場人物全員に人間味があって良かった。
    間違っている事に気付いていても自分の意見を伝える事なく従うことは過去に何度もあったなぁ〜。
    自分の考えや思いを大切にしよう。
    この本を教えてくれてありがとう。

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    2026年04月30日
  • 水を縫う

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    それぞれ思いはあるけど、どうせ分からないと伝えるのを諦めてしまってる。分かるよ。でも押し付けとも言えるんよな。

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    2026年04月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    幼い頃からヤングケアラーとなり理不尽な生活を強いられてきたが、高校卒業と共にその環境から逃げ出し1人で生きる祐希
    自分を犠牲にすることで祐希の幸せや施設の母子を守ることに徹してきた紘果
    2人とも最終的に自由を手に入れ、自分の人生を歩めるようになったのがスッキリした
    複雑な環境で育った2人に反して、普通の一般家庭で育った英輔の存在が眩しかった

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    2026年04月28日
  • 川のほとりに立つ者は

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    考えさせられた。知ってるつもり、わかってるつもり。だけど、「川のほとりに立つものは川底の石の数を知らない」全くその通り。

    理解しようとする、なんだかそれもおこがましい。
    でも関心がない社会も辛すぎる。

    答えは出てこない問題なのかな。何が正解か多分ずっとわからないと思う。でも、考えたい。

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    2026年04月27日
  • ナモナキ生活はつづく

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    日々の生活で発生する小さな違和感、嫌悪感を変にポジティブに捉えたりしていい人を取り繕ってしまいそうになるが、この本はその人間らしい感情を解放してくれるように感じた。その感情にしっかり向き合って考えていかないと自分の意見が溶けてなくなってしまうような気もする。

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    2026年04月26日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ひらパーイメージでふむふむ、と読み進めた
    各章ごとに主人公が変わるシステムで、テーマパークが舞台に繰り広げられる世界は多少ダークな面もほどよくポップな印象を受ける
    再読はないけれど、読めてよかったと感じる一冊

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    2026年04月26日