寺地はるなのレビュー一覧

  • いつか月夜

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    p229
    私なんかもう何者にもなれないもんね。でもね、何者かにならねばならないというプレッシャーもない。
    ピアニストになれるわけじゃないし、って母は言ってたけどじゃあ今の私は自分の楽しみのためだけにピアノを習える。それって意外と悪くないよね。可能性が少ないって、もう何者にもならなくていいって自由だね。

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    2026年09月08日
  • カレーの時間

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    頑固ジジイと孫・桐矢の同居生活。分かり合えなくても、知ることで様々な気づきがあって、見えていなくても優しさも温かさもある。不器用でちょっと身勝手な家族愛の形が愛おしかった。

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    2026年09月08日
  • 世界はきみが思うより

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    題名に惹かれて・・・Audibleで。
    寺地さんならきっと。「世界はきみが思うより」の後は「悪くない」っておちにしてくれるはずと、ちょっと心がバテて居たときに聞き始めた・・・ら、「悪くない」じゃなくて「すごくいい」でした。

    みんなちょっとずつなんらかの事情を持っててなかなか表には出せないけど、少しずつ話せる人が出来ていたり、その中で混じり合って影響して、すこし変わって、離れていく、、ともすれば一部分の人の生活の営みのある時期をゆっつくり、やさしく進んでいく。親子の関係も友人?の関係とか、男女の関係とかすごくよくて。こういうのあるかも。でも、世界はきっと解ってくれないんだろうなとハスに見てる感

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    2026年09月07日
  • いつか月夜

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    眠れない夜の散歩。
    得体の知れない不安を遠ざけるために歩くうち、いつしか仲間が増えていく。
    割りきれない想いを有耶無耶にしない
    優しいけど強い人たち。

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    2026年09月07日
  • ぬすびと

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    ネタバレ

    ほんとひとときだったとしても、その後の人生の心の支えとなる友情はあったりするなって思った。
    映画を見て踊るシーンがとても素敵だった。

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    2026年09月06日
  • きよくしぶとくやかましく

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    ちょっと不気味で、まあまあ苛つき、くすっと笑えて、なんだかよかった『さす九』物語

    作者が佐賀県出身…分かる。
    うちは配偶者が九州出身で、SNSのさす九ネタが大袈裟で無いことを知っている。
    でもそこにそれぞれの人格と人生を当てはめたら、人間臭くて捨てたもんじゃないなとも思う。寺地さんはそこが上手い。

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    2026年09月06日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    初っ端からダメ男みたいなん連続で出てきて、人間関係に振り回されながら自分を取り戻す、みたいなお馴染みの話かなぁと思ったら全然違った。
    最初っから主人公は自分を生きてて、そのまっすぐさで自分とまわりをさらにあったかくするお話だった。

    とにかく主人公の碧が魅力的だった。
    採りたての蜂蜜をひと匙口にして、蜜蜂の一生を口にしたと感極まる感受性の豊かさや、
    シリアスなシーンをユーモアを感じさせる言い方で表現しているのが、物事をポジティブに捉えてるようで好ましい。

    「運が良かったんじゃないよ。その人たちと会えたのは偶然かもしれないけど、会えただけで終わらせなかったのは、それは碧が行動したからだよ。碧の

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    2026年09月06日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    町田そのこさんの話目当てに読んだ。
    遺族が、死と向き合う。
    いい話だと思ったら…
    なかなかいい話だった。

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    2026年09月04日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」と言えばダ・ヴィンチの有名な絵を思い出します。7人の女性作家による短編集は、どれも読みやすく楽しめました。

    江國香織【コインランドリーの夜】
    自分を取り戻した主人公に共感。自分らしい最後の晩餐に気づけたことに爽快感を味わえました。

    金原ひとみ【ラストサパーフォーエバー】
    初読みの金原さん。勢いのある文章。この最後の晩餐は、最後にクスッと笑えました。

    角田光代【最後の鰻】
    この作品は個人的な思い出と重なって、すごくよかったです。いつまでも忘れることはない時間の物語。読者の私にとっても。

    寺地はるな【小曾根幸子の送別会】
    この作品も、色々な気持ちが詰め込まれた物語。読者の私の

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    2026年09月04日
  • 世界はきみが思うより

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    ネタバレ

    高校生の冬真は、父の不倫がきっかけでひとの作る料理を食べられない。家の裏に住む同級生・綱と、その妹の難病の美少女・弓歌と、ある日のやりとりをきっかけに仲良くなる。

    それぞれ世界に息苦しさを感じる登場人物たちが、大切なひとと出会い関わり、世界への信頼をほんの少し取り戻していくお話。

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    2026年09月04日
  • ぬすびと

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    貧困層の女が経歴を詐称して裕福な家庭の子守りとして雇われる話

    なんだこれぜんぜん共感出来ない!笑、と読み始めたが後半に向かうにつれ激しく動揺した。私はこの感情を知っている。涙が止まらなかった。正確に思い描けない感情で泣かせる描写力に度肝を抜かれる

    ここを辿るとこの感情に行き着くのか!と身に覚えのない経路から気持ちを引き出された不思議な感覚を覚えた本だった。他の本も読みたくなる、吸引力すごいな

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    2026年09月04日
  • きよくしぶとくやかましく

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    ちょっと不思議な感じもあるミステリーもちょっとあるお話。
    青年団 婦人部 子供会に長老会(あったかな?)
    女の人が行事のたびに手伝いに駆り出される事に誰も疑問に思わないような 男尊女卑が残る 閉鎖的な田舎。昔はみんなこんな感じだったんじゃないかな?
    今でもあるかも。
    死体が出てきたり 穴掘ったり ミコさんて?
    と不思議とミステリーが混ざってる感じ
    でも みんなそれぞれの個性 キャラクターがあって読んでて面白かったです。
    女な人が強いのもいい。
    ラスト 民宿のおじさんと娘さんはちょっと出来過ぎかな。
    「負けない方法」…いいですね。
    タイトル 内容にピッタリ!

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    2026年09月03日
  • ぬすびと

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    寺地はるなさんを、リボンちゃんに続けて読みました。ぬすびとは、鳴美さんの悪態つきつつも、一緒に寄り添っていくところが好きだなーと思いました。

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    2026年09月03日
  • きよくしぶとくやかましく

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    表紙の今風ではないアホっぽさに惹かれて買ってしまった

    すいすい読めて楽しかったな
    寺地はるなワールド イエーイ!

    〈 笑福来福 なんと愚かで愛しき人間道中。
    白日町の中に、きっとあなたが見つかる人間讃歌長編。〉

    人間関係がややこしい田舎町
    そこに暮らす老若男女
    それぞれ個性が際立っている
    悩みながら笑いながら泣きながら前に進む
    やはり婦人部が秀逸

    ≪ お茶しましょ 穴を掘るのは その後で ≫

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    2026年09月03日
  • 雨が降ったら

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    洋傘店に関わる人達の日常が描かれていて、思いやりや、優しさが感じられるほんわかとする物語でした。
    人と人が繋がることの大切さを感じ取れる内容でした。

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    2026年09月02日
  • 世界はきみが思うより

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    登場人物がどこかで繋がっていて、伏線回収みたいで面白かった!
    みんなそれぞれの悩みや葛藤や優しさがあって、いろんな人の気持ちを覗き見ることができた気持ちになった。それぞれのキャラがはっきり分かれていて、連想しやすく読みやすかった。
    読み終わった後に、題名の意味をゆっくり考えたいなと思った。

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    2026年09月02日
  • リボンちゃん

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    テーラーを営む伯母(68)から「リボンちゃん」と呼ばれている百花(33)の物語。

    下着のリメイクのお手伝いをきっかけに、自分のやりたいことをようやくみつけていく百花。ゆっくりゆっくり馴染んでいく百花だけど、自分の意思ははっきりしていて、人の気持ちには敏感だった。

    読み進めると、テーラーの伯母が女だからとさせてもらえなかったことをやりとげたときの笑顔、リメイクをしてもらった人たちの笑顔も浮かんできた。

    やっとみつけた百花のやりたいこと。これからどうなるのか、続編を読んでみたくなった。



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    2026年09月01日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    どうしてわたしはあの子じゃないんだろう…。
    誰でも一度はそんな感情を持ったことがあるんじゃないかな。

    そんな気持ちを否定するのではなく、
    そのままを受け入れてくれる寺地はるなさんの
    暖かく包んでくれる小説。

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    2026年08月31日
  • リボンちゃん

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    大好きな寺地さんの、10周年記念作品。
    「雨の夜の星たち」をオブラートに包んだ作品だなあ、好き嫌い分かれるだろうなあ⋯と思った。
    むしろ、珍しく嫌な奴が出てこなくて私は好き。あと、主人公がちゃんと失敗するところもいいよね。

    おそろしくサクサク読めた。2時間くらい?こういう水みたいな流れる文章大好き。
    そして、自分にピッタリ合う下着って本当に貴重だよね。なんというか、既製品の安いのは「私のもの」って感じがしない。いつもずっと誰か用をつけてるみたいな。それが地味に「普通」と違うわたしを感じさせてくるところはある。
    本作で一番好きなのは社長のたかし。

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    2026年08月31日
  • ぬすびと

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    わたくしめはこのような、成人した女性同士の友情とも愛情とも言い難い、代替不可かつ心に深く刻まれた人生のごく僅かな、しかしそうとは思えないほど濃密な日々を記した物語を主食とさせていただいております。

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    2026年08月31日