寺地はるなのレビュー一覧

  • 夜が暗いとはかぎらない

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    「朝が明るいとはかぎらない」
    「昼の月」
    「夜が暗いとはかぎらない」
    の3部構成。

    タイトルからわかる通り、
    “普通”“常識”“一般論”の文脈から
    「いいこと」「幸せ」とされるところの暗い面。
    「悪いこと」「不幸せ」とされるところの明るい面。

    ものごとを一面だけ見ても何も理解できない、という
    ある意味では当然のことを改めて掘り下げてくれる1冊。

    ラベルは理解の一助にはなるけれど、誤解の始まりでもある。

    リレー形式で語られる中に物語の縦軸はあるのだけれど、
    そこが少し弱くて読み進める引力には欠けていた印象。

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    2026年05月31日
  • 白ゆき紅ばら

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    可愛い表紙が目に止まりジャケ買い。御伽話のような小説かなと勝手に思っていたけどそんなきれいな話ではなかった。紘果と祐希の絆の深さが印象的で2人の幸せを願わずにはいられなかった。

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    2026年05月31日
  • ナモナキ生活はつづく

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    ユーモアがあって息抜きにちょうどいいエッセイ。
    本当どうでもいいような話もあるんだけど、時々出てくるエピソードのなかで、著者はうまくできなくてもいいんだよと自分ごと肯定する。
    顔を知らなくても、どこにいるか知らなくても、あなたがどこかにいることは知ってるよ、と言ってくれているような気がした。

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    2026年05月31日
  • 雨が降ったら

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    わかば洋傘店で交わる、30代から50代の女性たち。立場も環境も違う、彼女たちの雨上がりの物語。

    それぞれに人生があって生活があるということ、誰1人として決して同じものはないということ、当たり前のことですが、そんな事をしみじみと感じる作品でした。大きな出来事が起こるわけではないけれど、洋傘店を中心に彼女たちが変わり始める様子がうかがえます。彼女たちの穏やかな変化が心地よく、これからの自分の人生までもが楽しみになります。雨の日に傘の花が咲く様子や、雨上がりのしっとりとした眩しさが伝わってくる、心地よい物語でした。寺地はるな先生の、大好きな作品がまたひとつ増えました☺︎

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    2026年05月30日
  • ほたるいしマジカルランド

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     好きな物語の感じだったが、全部理解できなかった。
     「自分のことは自分では見えにくい」。という一文は、今日飲んだ尊敬する先輩にも言われて改めて感じた。
     30年近く生きても、新しいことに出会うし、新たな感情にも会う。
     解説も素敵だった。「この世界のどこにも、「普通」の人なんていない。」ほんとにその通りだと思う。
     自分の人生を精一杯に行きたいと思った

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    2026年05月30日
  • 雨夜の星たち

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    解説では「生きづらい」と表現されていたけどちょっと違うような
    本人はそんなこと気にしていなさそうだけど、そこを除けば、私に似ているので共感してしまうところが多かった

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    2026年05月30日
  • ぬすびと

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    人との出会いは人を変える。あの時のあの瞬間、同じ場所にいた人しか感じ得ない「なにか」がある。その大切さを思い出させてくれる作品。

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    2026年05月30日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    よかったです。
    誰しもが人生で感じたことがあるであろうモヤモヤを言語化してくれているような物語でした。
    最後にほんのり心が温かくなる短編集です。

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    2026年05月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    平日の夜読み始めて面白くて一気読みだった。
    楽しいことはあまり書いてないのに、読みやすくサラサラ読める。仕事でこういう層の人たちを見るが、なぜ抜け出そうとしないのかと思うが、そこまで行くのにもエネルギーがいるし、考えないほうが楽だからだろうなと感じた

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    2026年05月29日
  • やわらかい砂のうえ

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    めんどくさい女を無理やり型にはめるか、めんどくさいで突き抜けるか、どっちかに進めていかれたら嫌な感じだ、と思ってたらどっちでもなくて、おやおや悪くないじゃないか、という着地点でほっとしている。

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    2026年05月27日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    今の自分は、過去にあった良いことも悪いこともひっくるめて通ってきた先にある。

    碧さんのように自分に素直に生きてる人は素敵だな。

    そしてハチミツを使ったお料理、想像しただけでどれも美味しそう。

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    2026年05月27日
  • 最後の晩餐

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     作中で金原ひとみさんも触れていますが、「最後の晩餐」‥‥学術的には「キリストが処刑される前夜の12人の使徒と摂った夕食」を指し、その代表格があのダ・ヴィンチ作の有名な修道院壁画ですね。

     私個人としてはまさかキリストじゃあるまいし、家族に看取られながら「この中に私を裏切る者がいる」などと予言(遺言)し、パンと葡萄酒を食して逝く…。てか裏切り者のユダは誰よ? 遺族による遺産相続争いではなく、実家と墓じまいというまさかの醜悪な泥仕合…もはや笑えないギャグ! 小金持ちじゃないけど、自分が旅立った瞬間に家族がガッツポーズしてたらやだなぁ、ハハ。

     帯にもある通り、「あなたは人生の最後に何を味わい

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    2026年05月26日
  • リボンちゃん

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    リボンちゃんの像が定まるような定まらないような感じだった。お母さんのエピソードが優しく、また贈り物の下着など、表に出るものじゃないけど、身につけることが心に元気をくれる感じ、わかるなあと思った。

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    2026年05月25日
  • ぬすびと

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    優しいだけじゃない、この世界観が好きだと思った。あの頃に戻りたいと思える人生、そんな一瞬があったなんて羨ましい。戻れないことなんてわかってるし、だからこそ生きていけるのかな。

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    2026年05月25日
  • 世界はきみが思うより

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    じんわりとあったまるお話しだった。
    優しい世界ってあるんだなって。
    彼らの未来が明るいものであるように、願わずにいられないなと思った。

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    2026年05月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    私は小さい頃から、思いやりを大切にしなさいとよく言われて育ってきました。

    なのに清瀬になったつもりでこの本の中で人生を生きていたら、ここは腹立つなぁとか障害を知った途端に、見る目が変わる部分があることを私も知ってしまいました。

    寄り添うことは得意なはずだけど、実際しっかりただただその人と向き合ってちゃんと話して理解出来ているのだろうか?と思いました。

    ただの薄っぺらい思いやりじゃなくて、その人自身をしっかり見ていこうと思いました。

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    2026年05月24日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    2人の合わない兄妹がそれぞれ苦悩を抱えてガラス工房とお互いと向き合っていく。道と羽衣子の
    それぞれの視点で物語が進んで行くのが良かった。
    舞台となった空掘商店街のガラス工房も見てみたい。

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    2026年05月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    目に見えてるものだけが全てじゃない一方で目に見えてるものだけで判断しないといけないという葛藤を感じた。難しい

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    2026年05月23日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    ネタバレ

    前向きで純粋な碧ちゃんに元気を貰った。
    蜜場が荒らされて蜜蜂が女王蜂を守ろうとして
    死んでいるところは切なかった。

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    2026年05月22日
  • こまどりたちが歌うなら

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    ネタバレ

    茉子は反論をすぐに出せる反射をもっているからこそ、周りには冷酷で反感を買うことが多い。(私は茉子のことが嫌だなと思った。もしかしたら私の欠点に似ているからかもしれない。正論を正しく言うことが良い訳じゃない)

    玉置さんと江島さんは、パワハラと部下に見えるが、玉置さんは営業に向いてないと分かっていて、江島さんは家族の問題やバックグラウンドの自己承認についての悩みを抱えている。

    亀田さんは仕事ができて、周りの気持ちを察せられるからこそ意見を飲み込むようになってしまった。

    こまどりの「ここにいる」と主張する姿のように、みんな意見を我慢してはいけない、でも勝手に決めつけて言い過ぎるのも違う。登場人

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    2026年05月22日