寺地はるなのレビュー一覧

  • 世界はきみが思うより

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    ある高校生と、ひょんなことで知り合う大人の女性、それぞれの視点で交互に話が描かれていく。面白くて、ちゃんと人生なんだけど語り口は軽くて、さくさく読めちゃう!タイトルがどう意味づけされるのかなって思いながら読んでたけど、物語のラストでじんわり効いてきてとても好きだった。

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    2026年07月21日
  • 雨が降ったら

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    ネタバレ

    「わかば洋傘店」を中心に
    そこで出会った女性たちの連作短編集。

    それぞれが自分の居場所を求めて彷徨う。
    狭い住まいだけれど快適だ。
    彼女たちには自由がある。

    第四話 ソノミーテルミー
    子育てのとき使っていたリュックが手放せない。
    あるとき、リュックの荷物を軽くする。

    荷物だけでなく
    いろいろなことからの解放なのかな。
    苑美に共感することが多く
    一番好きなエピソード。

    しっかりと踏ん張り
    日々を生き抜く彼女たち。
    その輪の中に入れるかというと少し迷うけれど。
    サラッと読みやすく
    どの読者にも自分と重ねたくなる女性がいると思う。

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    2026年07月22日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    今の私に刺さる言葉がいくつもあった。
    フェミではないけど本文中に出て来るような女性軽視する男性が大っ嫌い。自分のことは自分でやってほしい。
    広海さんのように道を切り拓いていかなきゃね。

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    2026年07月22日
  • 川のほとりに立つ者は

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    自分が見ている世界はほんの一部で、無意識の偏見や思い込みで誰かを傷つけているかもしれない、そんなハッとさせられる気付きをくれる作品でした。
    「分かったつもりになること」の怖さと、相手を知ろうと言葉を重ねる大切さが静かに胸に迫ります。登場人物たちの不器用ながらも真摯な姿に、自分自身の他者との向き合い方を見つめ直したくなる一冊です。

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    2026年07月21日
  • いつか月夜

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    眠れない夜に、不安な夜にひたすら歩く。いつしか一緒に歩いてるメンバー。誰もが不安をかかえて、何かしら感じるものがあって歩いている。實也はその不安をモモヤンと呼んでいる。面白い表現で不安に名前がつくとより具体的になる。實也の言葉がとてもいいなあと思う。丁寧な作品。

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    2026年07月20日
  • 最後の晩餐

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    このテーマでどうしてここまで個性溢れる作品が集まったのか不思議な程だ。大好きな江國氏と井上荒野氏は言うまでもなく、どれも愛おしい程、何度も読み返したい位だった。なかでも私が好きだったのは「最後の鰻」
    病室の様子が目に浮かんでツボった。

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    2026年07月20日
  • 雨が降ったら

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    大好きな寺地はるなさんの作品。
    洋傘屋さんの周りに現れる5人の女性のオムニバス。

    私も洋傘屋さんでお気に入りの傘を買ってみたいのに、なかなかそのタイミングってないものですよね。

    寺地さんの小説には、悩みや生きにくさを感じる登場人物が出てきて、その度合いや深刻さは作品によって結構まちまちですが、本作は暴力的な要素はなく、どの登場人物にも「わかる〜わかるよ〜」という部分があって、それを救ってくれる優しさがあります。

    五篇から成る小説ですが、夫に離婚を切り出されて新しい人生を歩み始めた初佳の「叫び出しそうなほどの幸福感」のフレーズが堪らなく好きです。
    読んでるこちらまで開放感で叫び出しそう!

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    2026年07月19日
  • 世界はきみが思うより

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    高校生の冬真と社会人の紗里。生きづらさを抱えた二人の視点から見た世界。若く真っ直ぐな彼らには幸せになって欲しいと思いました。ラストでタイトルの意味がじんわりと心に沁みます。菜子さんはじめ周囲の人達も個性的で素敵でした。

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    2026年07月19日
  • 川のほとりに立つ者は

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    怪我をして意識不明になった恋人の傷害事件の真相を探る話

    なんと寺地さんのミステリー!自分は恋人の何を知っていたのだろう。周りの情報と松木パートの不一致で分かる認識の難しさ。誰かを慮る心を育むのもまた"育成ゲーム"光あるラストがさすがです

    寺地さんは静かに絶望で囲むのが上手い。でもけして読者をそこに置き去りにしない。この絶望知ったなら引き換えにこんな希望を得られるのだと引き上げてくれる。もう虜である

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    2026年07月18日
  • ぬすびと

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    パートでぎりぎりの生活をしている主人公のもとに、あるとき1本の電話がかかってくる。相手はかつて子守の仕事で面倒を見ていた本人。母がそちらに行っていないかというが、ある出来事をきっかけにその家に行かなくなったのは、20年も前のことなのだが。。。
    思うように生きられない人生、そんな人に影響を与え、短期間で育まれる絆。
    そんな絶妙に刺さる作品は、映画化して単館上映の映画館で一人で見たいと思ってしまいます。

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    2026年07月18日
  • 雨が降ったら

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    タイトルの意味にハッとする
    「雨が止んだら」、じゃなく「雨が降ったら」
    雨が降ったときどうするの?
    止むまでじっと耐えるだけじゃなくて、お気に入りの傘をさして歩き出せばいいんじゃない?と優しく背中を押してくれるような物語
    『わかば洋傘店』を舞台に描かれる、疲れた心に爽やかな風を吹き込む心温まる連作短編集でした
    今は、ちょうど梅雨
    新しい傘を買いに行こうかな

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    2026年07月18日
  • 水を縫う

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    書店でこの本を見かけたとき、まずタイトルと表紙に強く目を奪われた。「水を縫う」とは、一体どういうことなのだろう。その不思議な言葉に惹かれ、私は吸い込まれるようにこの本を手に取り、物語の世界へと入り込んでいった。

    ページをめくると、そこに描かれていたのは、世間の言う「普通」から少しはみ出した個性を持つ、愛おしい登場人物たちだった。刺繍を心から愛する男子高校生の清澄(きよすみ)、「可愛いもの」を頑なに避けて生きる姉の水青(みお)、そして、不器用ながらも子どもたちを愛するがゆえに、その思いが時に歪んだ形で伝わってしまう母親のさつ子。それぞれが「男らしさ」「女らしさ」「親らしさ」といった世間の価値観

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    2026年07月17日
  • 世界はきみが思うより

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    ネタバレ

    温かいお話!っていうのが総括
    2つのカップリングで話が交互に進んでいくけどそれが途中で交わってどんどん深くなっていくのが見ていて飽きずに読むことが出来た。

    美しいものしか好きになれない女の子が偶然マチアプで美しいものと正反対の見た目をした男の人と出会い徐々に美しいに対する価値観が広がっていく。
    心の内面まで見られるようになっていく。
    そんないい人の象徴のような男の人にも隠していた暗い過去があってみんな汚い部分を持ち合わせながら一生懸命生きているんだなと思うと自分だけじゃないかもなと思った。
    なんで、料理教室辞めちゃうんだろ…?

    まさかの高校生2人ラブ展開にはびっくり。
    幼少期からの経験やマ

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    2026年07月16日
  • 川のほとりに立つ者は

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    登場人物全員に対して、いい事言うなぁ…って言う箇所が多々ありながらも、一方でイラっとする点も多々あり、何だか現実世界!というような話だった。菅井天音は私は許せないけれど、そう思うのは恵まれた側だからなのか。頑固な自分はラストを見届けてもなお、いやでも許せないけど?と、まだ思っています。そのほかの登場人物の行動やセリフにも、読後すごくすごく考えさせられる話でした。

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    2026年07月14日
  • 雨が降ったら

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    ある洋傘店を巡る短編集。
    登場人物が皆さん好ましく、各話もとても面白かったです。心の疲れをほぐしてくれる様な素敵な小説でした。

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    2026年07月14日
  • 白ゆき紅ばら

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    ハラハラドキドキ、最後までどうなるかわからない展開にぐいぐい引き込まれました。

    誰かを搾取までしてしまっていないか、思わずわが身を振り返ってしまう物語でした。

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    2026年07月13日
  • 雨が降ったら

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    わかば洋傘店に集う女性達。
    人生思う様にならない事も多々あるけれど、傘をさして雨を凌ぐ様に、思う様にならない事から、ちょっと気持ちを遠ざける。
    そんな事が大切だよなぁって思う。
    何気ない日常の中の心温まる数話。
    お気に入りの傘があると雨の日も楽しいね。

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    2026年07月13日
  • 雨が降ったら

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    ちょっとした気持ちの変わり目に傘というアイテムのある人々の話。登場人物が全員知り合いではないが、何かと絡んでいるのがまた良い。

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    2026年07月13日
  • 水を縫う

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    清澄とその家族の視点で語られる。姉の水青のパートが印象的で、父親である全の同僚の黒田さんのパートでうるっときてしまった。

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    2026年07月12日
  • いつか月夜

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    父が亡くなり、読書から少し離れていたところ、寺地さんのこの本になにか共感するものがあるかも、と思い手に取りました。

    實成は父が亡くなったあと『モヤヤン』を時々みるようになる。ただただ、夜の散歩でひたすら歩く。そんな時、いろんな不安、境遇をかかえたメンバーが集まってきた。余計なことは言わずに歩く。
    言葉にしたくない、次どうやって進んだらいいのかわからない。そんな人達が少しずつ前に進んでいく。
    實成の善く生きるとは。静かですがジワジワくる優しいお話でした。

    散歩って前を向いて歩いているので、話しやすい。

    私が印象に残ったのは、實成のお母さんが『わたしのさみしさはわたしのもんや。娘や息子ごとき

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    2026年07月12日