寺地はるなのレビュー一覧

  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    よかったです。
    誰しもが人生で感じたことがあるであろうモヤモヤを言語化してくれているような物語でした。
    最後にほんのり心が温かくなる短編集です。

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    2026年05月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    平日の夜読み始めて面白くて一気読みだった。
    楽しいことはあまり書いてないのに、読みやすくサラサラ読める。仕事でこういう層の人たちを見るが、なぜ抜け出そうとしないのかと思うが、そこまで行くのにもエネルギーがいるし、考えないほうが楽だからだろうなと感じた

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    2026年05月29日
  • やわらかい砂のうえ

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    めんどくさい女を無理やり型にはめるか、めんどくさいで突き抜けるか、どっちかに進めていかれたら嫌な感じだ、と思ってたらどっちでもなくて、おやおや悪くないじゃないか、という着地点でほっとしている。

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    2026年05月27日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    今の自分は、過去にあった良いことも悪いこともひっくるめて通ってきた先にある。

    碧さんのように自分に素直に生きてる人は素敵だな。

    そしてハチミツを使ったお料理、想像しただけでどれも美味しそう。

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    2026年05月27日
  • 最後の晩餐

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     作中で金原ひとみさんも触れていますが、「最後の晩餐」‥‥学術的には「キリストが処刑される前夜の12人の使徒と摂った夕食」を指し、その代表格があのダ・ヴィンチ作の有名な修道院壁画ですね。

     私個人としてはまさかキリストじゃあるまいし、家族に看取られながら「この中に私を裏切る者がいる」などと予言(遺言)し、パンと葡萄酒を食して逝く…。てか裏切り者のユダは誰よ? 遺族による遺産相続争いではなく、実家と墓じまいというまさかの醜悪な泥仕合…もはや笑えないギャグ! 小金持ちじゃないけど、自分が旅立った瞬間に家族がガッツポーズしてたらやだなぁ、ハハ。

     帯にもある通り、「あなたは人生の最後に何を味わい

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    2026年05月26日
  • リボンちゃん

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    リボンちゃんの像が定まるような定まらないような感じだった。お母さんのエピソードが優しく、また贈り物の下着など、表に出るものじゃないけど、身につけることが心に元気をくれる感じ、わかるなあと思った。

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    2026年05月25日
  • ぬすびと

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    優しいだけじゃない、この世界観が好きだと思った。あの頃に戻りたいと思える人生、そんな一瞬があったなんて羨ましい。戻れないことなんてわかってるし、だからこそ生きていけるのかな。

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    2026年05月25日
  • 世界はきみが思うより

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    じんわりとあったまるお話しだった。
    優しい世界ってあるんだなって。
    彼らの未来が明るいものであるように、願わずにいられないなと思った。

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    2026年05月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    私は小さい頃から、思いやりを大切にしなさいとよく言われて育ってきました。

    なのに清瀬になったつもりでこの本の中で人生を生きていたら、ここは腹立つなぁとか障害を知った途端に、見る目が変わる部分があることを私も知ってしまいました。

    寄り添うことは得意なはずだけど、実際しっかりただただその人と向き合ってちゃんと話して理解出来ているのだろうか?と思いました。

    ただの薄っぺらい思いやりじゃなくて、その人自身をしっかり見ていこうと思いました。

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    2026年05月24日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    2人の合わない兄妹がそれぞれ苦悩を抱えてガラス工房とお互いと向き合っていく。道と羽衣子の
    それぞれの視点で物語が進んで行くのが良かった。
    舞台となった空掘商店街のガラス工房も見てみたい。

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    2026年05月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    目に見えてるものだけが全てじゃない一方で目に見えてるものだけで判断しないといけないという葛藤を感じた。難しい

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    2026年05月23日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    ネタバレ

    前向きで純粋な碧ちゃんに元気を貰った。
    蜜場が荒らされて蜜蜂が女王蜂を守ろうとして
    死んでいるところは切なかった。

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    2026年05月22日
  • こまどりたちが歌うなら

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    ネタバレ

    茉子は反論をすぐに出せる反射をもっているからこそ、周りには冷酷で反感を買うことが多い。(私は茉子のことが嫌だなと思った。もしかしたら私の欠点に似ているからかもしれない。正論を正しく言うことが良い訳じゃない)

    玉置さんと江島さんは、パワハラと部下に見えるが、玉置さんは営業に向いてないと分かっていて、江島さんは家族の問題やバックグラウンドの自己承認についての悩みを抱えている。

    亀田さんは仕事ができて、周りの気持ちを察せられるからこそ意見を飲み込むようになってしまった。

    こまどりの「ここにいる」と主張する姿のように、みんな意見を我慢してはいけない、でも勝手に決めつけて言い過ぎるのも違う。登場人

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    2026年05月22日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    この方の本を読むのは初めてになります。
    みんな基本はやっぱり自分がかわいくて、かわいそうで、必要とされたい。存在意義を見出したい。

    生活環境が安定してれば視野も広がり自分で処理できるし、自分のことを自分で幸せにしてあげられる自立した人と認識してもらえる。けれどその土壌が不安定になると隠すべき感情が露呈してしまう。人を使って満たされない穴を埋めようとしてひとりで気持ちよくなってしまう。
    やらない善よりやる偽善という言葉があるしわりとその考え方に同意なのだが、そもそも人が人に善を与える(助ける)シーンにおいては立場の差が生じている。何かしらの理由でそれができないからできる人が手助けする。そこに可

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    2026年05月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    発達障害と思われる兄の道とその妹の羽衣子、そして親や親類との関わり合い、ガラス工房を訪れる人々との交流が細やかに描かれ、読み終えてじんわり沁みるような小説だった。

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    2026年05月20日
  • 世界はきみが思うより

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    毒親というほどじゃないけど、子供が子供でいられる時間を奪うような親が出てきて、うっすら嫌な気持ちになった。特に主人公の父親は本当に気持ち悪い。
    心を許せる人を見つけるのは大変だけど、世界は自分で思うより優しいのかも。

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    2026年05月20日
  • ぬすびと

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    寺地はるなさん、楽しみにしていた新刊ながら、
    タイトルと概要を読んで、どうかなと思ったけれど・・・
    やっぱり寺地さん。
    おもしろく、またイマドキの感覚に、昭和女は我が身を重ねながら読みました。
    今まで流されていたこと、当たり前だと思っていた価値観が
    正しいのか、いつも考えさせられる、寺地作品。

    今回は、高級スポーツクラブで清掃を担当するパート従業員が主人公。
    夫も正社員ではなくて・・・世間的な価値観からいったら、疑問符?
    ある日、ほんの少しだけかつて子守をしていた男の子、長じて
    今は26歳の社長、から連絡があって・・・
    彼に「盗んだんでしょ?母の大事なものを・・・」と言われることから
    過去と

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    2026年05月20日
  • 世界はきみが思うより

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    とても優しい物語だった。
    けっこーハチャメチャな登場人物で、一筋縄ではいかない恋愛や結婚ばかりだけど、冬真の静かな優しさが、物語の全体を落ち着いた雰囲気にしてる。
    ちょっとした仕草や会話や行動の間の、描き方がとても自然で、相手への慈しみを間接的に表現するのとか、うまいなぁと思う。

    身近な家族への不信から、人との距離感がつかめなかったけど、いろんな人に出会って、少しずつ自分を認めて、他者、世界との関係を広げていける…一貫して前向きなメッセージ。
    他人からどう思われるかより、自分はどうしたいか。模索しながら進んでいく若者を、親目線で後ろから応援してるカンジで、とてもあたたかい気持ちになった。

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    2026年05月20日
  • 最後の晩餐

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    作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
    わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。

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    2026年05月19日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    私は、物語の進むスピード感が好きだった。
    無駄にダラダラとしてなく、展開が速すぎるわけでもなく丁度良かった!
    最初は希望のいろんな一面がもっと極端なものだと思っていたけど、現実にもこんな人いるんだろうなぁとミステリーというよりヒューマンドラマのような感じ。誠実が希望に対して最終的に兄として向き合って関わったような家族の絆みたいなのが感じとれて好きな物語だった!

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    2026年05月18日