寺地はるなのレビュー一覧

  • 雫

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     「永遠」とは、ずっと続くと言う意味でとらわれやすいが、答えが分からない物について考え続けるは体力がいる 事であり、分からないと言う思いをとどめておくのは体力 がいるが、本当は美しいことであり愚直なまでに問いと向 き合う姿は美しい事であると言う考えは素晴らしいと思い ました。 また、今迄ジュエリーショップはある程度でき 上った宝石付きの指輪やネックレスを売るだけの店だと思 っていたけれど、親や親せきが亡くなった後形見として受 け取った物を加工し直して自分の物として使う事もあるの だなと思いました。

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    2025年11月01日
  • 水を縫う

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    ただ好きという純粋な気持ちだけで、自分の好きなことを貫くことができる人は素敵だなと、私もそんな風になりたいと思える話でした。

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    2025年11月01日
  • カレーの時間

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    あー⋯この祖父みたいな人、私も苦手だし嫌いだし関わりたくない。

    でもそんな祖父にも経験して積み重ねてきたものがあって、いろんな気持ちもあって。
    善人でもないけど、悪人でもないってことも分かってくる。

    知ったからと言って、受け入れられるわけでも好きになれるわけでもないけど。それでいいんだと思う。

    前半は少し退屈に感じてなかなか読み進められなかったけれど、後半は一気読み。
    やっぱり寺地さんの作品、好きだ。

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    2025年10月31日
  • 水を縫う

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    これができるから「男っぽい」
    これができるから「女っぽい」
    そういう決めつけは良くないけど、無意識に心のどこかで決めつけをしているところがあるかもしれない。気をつけようと思った。
    苦手とか得意とか関係なくて、好きだからする。個人の趣味は人それぞれ。それを否定するような人にはなりたくないし、自分の趣味を否定されたくないな。
    と思った1冊でした。

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    2025年10月28日
  • ガラスの海を渡る舟

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    兄と妹2人の目線で描かれていて
    両者の気持ちが分かりやすかった。
    兄の身になって考えると、ずっと理解されず生きづらい人生だったと思うし、家族にもなかなか理解してもらえない世の中の現状を、何とかならないものかと考えさせられた。
    でもこの話の中では良い方向に向かうような終わり方だったので、良かった。

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    2025年10月23日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ふんわりした雰囲気のあたたかい小説。
    解説を読んで更に深まった。よくいる、仕事をしながらその仕事は日々流れるように。特に仕事が好きでもなく、何か特徴があるわけでもなく(村瀬さんは特徴あったけど笑)そういうどこにでもいる人が仕事を通して感じたことや成長したことを感じ取ることができた。
    それを知ってまた読むのもいいなと思った。

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    2025年10月21日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    嘘をつくしかなかった人に翻弄されて、嘘に付き合うしかなかった子という図式がとても寂しいなと思った

    けれど、最後の一文で泣かされそうになった

    「頼が笑うと、山吹はいつだってうれしい。」

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    2025年10月20日
  • こまどりたちが歌うなら

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    親戚の経営する和菓子店に就職した主人公が、古い体質の会社で格闘する。
    昭和生まれなので、色々、『一昔前ってこうだったよね』って共感しながら読んだ。令和になってだいぶ緩和されてきたんだろうけど、まだまだこういう考え方が生きている職場も少なくないのだろうとも思う。
    正直、ほんきのブラック企業だったら、この程度では変わらないのだろうとは思うけれども、一人一人が自分のやり方で前に進もうとしている姿には素直に感動する。おもしろかった。

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    2025年10月19日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    映画化されて来年上映されるとのこと。
    こうなると気になります。
    と言うことで手に取った作品です。

    家族の話でした。
    それも少し暗い影のある家族。
    家の中で一番年下の人が死に、家族経営していた店も傾きかけている。
    そして、皆が現実から逃げたいと思っていて、それぞれが苦しみもがいていた。

    決して明るい内容の物語ではないけれど、深刻にならずに読めました。
    そして、崩れてバラバラになりそうな家族が持ち堪えて一歩前に進めたのは、読んでいてこちらも安心して心が温かくなりました。

    作品名の「架空の犬と嘘をつく猫」
    どういうことだろうと疑問に思っていましたが、作品を読み進めていくとわかりました。
    ちょっ

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    2025年10月18日
  • 雨夜の星たち

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    「できないことは、できません。やりたくないことも、やりません」を貫き、普通はこうするとか、常識的には公でしょ、みたいな明確に言葉にされないことにも従わない。そんな主人公に感情移入できるかでこの小説の評価は変わってくると思います。私はこの主人公が気に入りましたし、一気に読んでしまいました。

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    2025年10月18日
  • リボンちゃん

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    ネタバレ

    「水を縫う」を読んで
    寺地はるな氏のジェンダー視点を
    持った作品をまた読みたいと思った

    チェックの赤いリボンが
    可愛い表紙、どんな内容?とワクワク

    気になった箇所を以下抜粋

    ・でも男ってさ、ほんとバカだよね。
    女の下着は男の気をひくための衣装かなんかで、目的はそれしかないとでも思ってんのかね

    ・男も女もやりたい人はおおいに
    やればいい。やりたい人は、だ。

    ・外野が『そうに決まってる』
    『それしかない』と勝手に決めつけて、
    「いい歳』だからその資格はないとかなんとか判定したり、自分こそがその判定員で
    あると思いこむのは、愚か
    (P35)

    ・ああいう会議って、おじさんとおじいさんばっか

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    2025年12月03日
  • ガラスの海を渡る舟

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    羽衣子がまさに自分すぎてびっくりした、、
    自分が今もがいてあがいてることってこういうことだったのか、って言語化されて新たに自覚した。
    自分が特別な人間だと思い込んで、人とは違うと偉そうに心の中で周りの人を見下している。そのプライドの高さが漏れ出てるんだろうなぁ、と。恥ずかしい。
    羽衣子はその点ガラスに向き合う毎日がある、ってことだったけど、私の場合どうなんだろう、って考えさせられる、、。

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    2025年10月14日
  • こまどりたちが歌うなら

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    仕事がメインの寺地はるなさん作品読んだの、初めて。寺地さんの目線で書くと、こうなるよね。
    やさしい文章だし、お話もやさしいんだけど、かなり重ためのテーマもガッツリ差し込んでくる。寺地さんのそういうところが、現実っぽい。

    主人公が自分かと思ったという人、意外といて安心した。
    「傷ついたり迷ったりするのは弱い人間だけだとでも思っているのか」って、別の寺地作品のセリフを思い出すシーンが度々あった。
    自分の意見をはっきり言うの、少なくとも私は「自分の意見を聞いてくれる環境があったから」ではない。「その言葉に従っていたら自分が壊される」という確信があって、そんなことされない権利が自分にあると信じるため

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    2025年10月13日
  • わたしの良い子

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    妹の子である朔と2人で暮らす椿とその周りの人たちの物語。

    椿は空気を読めなかったり読まなかったりして、一見、確かに実際にいたら個性的に見えそう。でも色んな人とのやりとりの中で椿の考えることや迷いに共感できるところがたくさんあった。

    寺地さんのお話で好きなところは、人と違ったり当たり前のように言われている価値観だったり無意識のモノサシに疑問を持つこと、勝手に判断しないというか判断してしまったとしてそれを流さないところ、それっていいの?と主人公や登場人物が考えて考えさせてくれる。

    穂積や高雄、真弓さんもみんなそれぞれの魅力があって、椿との関係性もとてもよかった。

    同期の杉尾に椿が言った言葉

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    2025年10月12日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    あとがきにも書かれていた通り、寺地はるなさんの視点がフェアであることがとても好み

    女だから〜、男だから〜、というのは全く必要なくて、その人そのものをみて理解することが大切なんだと思う

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    2025年10月11日
  • 雨夜の星たち

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    これは哲学。
    最初の方は何が面白いのかわからず寝落ちしてしまうことも。100ページくらい読んでなんとなくエンジンがかかった。みんな気を使いすぎ。私も配慮を求める方なので読んでてハッとすることがたくさんあった。

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    2025年10月10日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    寺地はるなさんの本を読むのは2冊目。
    前回の「水を縫う」でも感じだけど、本作でも登場人物たちが誰も“善悪”で描かれていないことに感心した。
    誰かの生き方を絶賛するでもなく、誰かの価値観を否定するでもなく、「その人はそう生きている」という事実として丁寧に描かれている。

    最初は「嫌な人だな」と思う登場人物でも、読み進めるうちに「ああ、私の中にもこういう感情があるな」と気づかされる。
    そして、そんな自分の中の不器用で複雑な部分までやさしく掬い上げて、「それも人間らしさだよ」と受け止めてくれるような温かさがある。

    「違いがあるまま、そこにいる」ことの尊さを感じさせてくれる物語だった。

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    2025年10月10日
  • 水を縫う

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    『「明日、降水確率が五十パーセントとするで。あんたはキヨが心配やから、傘を持っていきなさいって言う。そこから先は、あの子の問題。無視して雨に濡れて、風邪ひいてもそれは、あの子の人生。今後風邪をひかないためにどうしたらいいか考えるかもしれんし、もしかしたら雨に濡れるのも、けっこう気持ちええかもよ。あんたの言うとおり傘を持っていっても晴れる可能性もあるし。あの子には失敗する権利がある。雨に濡れる自由がある。⋯⋯ところで」
    ところで。下を向いていたから、その言葉を母がどんな顔で言ったのかは知らない。
    「あんた自身の人生は、失敗やったのかしら?」』

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    2025年10月06日
  • 雫

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    多分、こういう静けさを持つ物語が好きなので、一気に読んでしまった。
    最後はなぜか分からないけれど、ジーンときて読んで良かった、と思えた。

    こんな風な人達が同じ世界に生きてるかもしれない、と思うと暖かい気持ちになれる気がする

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    2025年10月06日
  • ガラスの海を渡る舟

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    道と羽衣子のやりとり、家族のやりとり
    リアルな描写が心地よくもあり
    息苦しくもあり、、、
    これといった展開はないけれども
    ふたりの兄弟の人物描写に
    たくさん共感しました。

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    2025年10月03日