寺地はるなのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私の祖父は、桐矢の祖父と違い、「みんなそれぞれ考え方があって受け入れる性格まるっこいじいちゃん」だったので、最初読んでて桐矢の祖父の横暴さや「典型的なステレオタイプの昭和の頑固迷惑爺」がしんどかったし、そんな祖父と生活しなきゃいけなくなった桐矢に同情しかなかった。そんな正直鼻つまみ者な祖父と祖父が若かりし頃営業を頑張ってたレトルトカレーでちょっとずつ距離が近づいていくところをみて「人情は多少あるんだけどね…」って感じだった。
桐矢の祖父は家族の愛情を知らずに育って食べ物にも苦労したから、家族を持つことに戸惑いもあったし、食べ物の恩のこともあって必死だったこと。そういう面を知ると仕方ない部分もあ -
Posted by ブクログ
寺地はるな、『水を縫う』。
寺地はるな作品初読み。
松岡清澄、手芸好きな高校1年生。手芸好きをからかわれ、クラスでは浮いている。幼いころに父と母が離婚し、今は祖母・文枝、母・さつ子、姉・水青との3人で暮らしている。
かわいいものが苦手な、結婚を控えた水青のために、清澄は、ウェディングドレスを手作りすることに。
家族でありながら、自分たちの想いをなかなかうまく伝えられない松岡家。
水青は、過去の忌まわしい記憶から、かわいいものが苦手であるが、それをうまく伝えられない…
水青のためにウェディングドレスを作ろうとする清澄も水青の想いを汲み取れず、自分の想いを伝えられない…
さつ子も手芸好きな清 -
Posted by ブクログ
寺地はるなさんの作品はいくつか読んでいるが、
エッセイは初!表紙もほんわかして可愛らしい!
私と同世代なので、感覚が近い所がいくつもあり、何度も励まされたり、笑わせてもらった。
そして、ふいに勇気づけられたり元気ももらえた。
一つ一つのコラムから溢れるメッセージというより、まぁ同じ時代に生きとる者同士、ぼちぼちいきましょう〜という感覚の、肩の力をそっとほどいてくれるような作品だった。
リヴァー・フェニックス、私も好きだったなぁ。
久しぶりに当時の胸キュンを思い出させてくれた寺地さんに感謝。
小説では分からない、寺地さんの心に少しだけ近づけた気がして、親近感がわいた。
今後も作品を読ん -
Posted by ブクログ
兄の道はコミュニケーションが苦手で協調性がなく、妹の羽衣子は何事もこなせるかわりに突出したものがなく、自分の個性が見つけられていない。
はじめは、妹に同情したけど妹も妹でいろいろあるな〜って思ったのが最初の印象。
正直私は何でもこなせるのが羨ましい。私には得意苦手がはっきりしていて、周りにもよく言われていた。私の友達はとても器用で、真似てすぐ習得出来る。とても羨ましかった。でもその友達にも、突出したなにかが欲しいから、むしろ私が羨ましいと最近言われたことをふと思い出した。(私に得意なことって何か私にはわかってないけど)
最終的には、兄妹がめっちゃ仲良し!という訳では無いけどわかりあっていくんだ