minaさんのレビュー一覧
レビュアー
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自分にとっての永遠って
年末年始で実家に帰ったり、同窓会に出たりしたせいか、出会いについて改めて考えた。
出会って別れて、選んで選ばれて、その繰り返し。
それでいいと感じられる瞬間が、これまであっただろうか。これからあるだろうか。
いつか、またこの本を読み返すと思います。 -
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救いようのない
屋久島旅行に行くのに関係のある小説、だと思って選びましたが…
泊まった宿も林芙美子さんが、そこで執筆したという縁の場所で、楽しみに読み始めたのですが…
人に固執する様やその時に流されてしまう様は理解できなくもないけれど、あまりにも救いようのない感情が吐露されていて、早く終わってくれと思う自分がいました。
最期のあっけなさには驚かされましたが、男も女もなく人間はどうしようもない生き物だと認識させられました。 -
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山と人生
山に登るのは人生そのもの、そう思わされました。
今まで楽しい、気持ちいいから登っていましたが、生きるために・自分の信条のために登る人もいるんだろうなと、今更ながらに考えさせられました。 -
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読みながら何度も深呼吸
何年か登山をしていますが初めて聞きました「バリ山行」。
山との向き合い方は人それぞれで、登場人物達からもそれを改めて感じました。
主人公の仕事(人生)と山行、そして自分の現状ともクロスするようで、胸が苦しくなり何度も深呼吸しました。
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食べて話して元気になる
ちょっとファンタジーもあって、少し予想とは違う内容でした。
でも、どの物語も「人は食べて、話すことで元気になる」と思わせてくれました。 -
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恋愛小説だったのか
出だしといい失踪という展開といい、サスペンスかミステリー小説だと思って読んでいました。
「善良」と「傲慢」が、登場する人たちの中で目まぐるしく表れて…
男性視点のパートの後半は、読んでいて息苦しく嫌な気持ちになるくらいでした。
それは巻末の解説で浅井さんが指摘していたことそのもののせいだと、読了して気づきました。
それだけに、ラストは納得できないというか、主人公達を理解できませんでした。
皆さんは、どう読んでいるんでしょうか。 -
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裏表?!
著者曰くジーン・ワルツとの裏表の作品。
ジーン・ワルツでは様々なお産の話が、一つの産院で展開され、それを担当する一人の産科医の「出産」の裏表がマドンナ・ヴェルデという物語。
それが先に読んだ「医学のたまご」に繋がっていくという…
改めて、スゴいです!海堂先生。
ここに描かれている課題は、進捗を見せていないようで…
当事者以外にとっては「他人事」。
変わることはないのでしょうか。