あらすじ
いつでも始められる。今日という日は、残りの人生で一番若く、これまでで最も経験豊かなのだから。心の声に耳を傾け、一歩前に踏み出してみた自分ファースト記念日。「それぞれのおひとり模様に共鳴し、前向きになれた」など多くの支持を得た前作。その「もっと読みたい」の声にお応えして同じ作家陣が再出発をテーマに紡いだほっこりしみじみ短編集。続編あり、まったく新たな物語もあり。手軽に気軽に味わいつづけられる“本棚保存本”第2弾を、満を持してお届けします。
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Posted by ブクログ
第2弾、というのを知らずに読んだ。
こちらから読んでも十分楽しめた。
それぞれの人が「おひとりさま」をいかに楽しんでいるか!
ストレス発散に何をして心を癒しているか!
参考にしたいことがたくさんあった。
「アンジェがくれたもの」
なんて賢いアンジェ!
一番心に残った作品。
「リフォーム」
離婚式を盛大にやる話。指輪が新しい門出にリフォームされるなんて。
「この扉のむこう」
続編らしいが、これだけでも十分楽しめた。
コウ太との出会いがウルウル。
「リセット」
好きな作家さん。
亡くなった夫に隠し子がいた、というショッキングな出来事からのストーリー展開がやっぱり、いい。
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おひとりさま日和の第2弾。第1弾の反響が大きく、第2弾の刊行に至ったらしいけれど、つまり、共感する境遇の方も多い、ということかな。そのことにも、勇気づけられた。
第1弾から引き継がれている話もあれば、新しい話もある。
登場人物はそれぞれおひとりさまで、おひとりさま特有の悶々とした感情や、悲しみは、通り越した熟練の方々といった印象。
それがなんだか晴れ晴れとしていて、心地よかった。
私もおひとりさま初心者だけれど、こんなふうに日々を過ごせる日が来たらいいなぁと、うっすら思った。
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しみじみと読んだ 人生に対する不安が完全になくなったわけではないけど、みんな同じような不安を抱えているのかもしれないと思えた
それと何歳になっても学びはあるし、新しいことを始めていいんだなとも思えて良かった
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歳をとるのも悪くないかも、とちょっと気持ちを浮き立たせてくれるシリーズ2作目。『セッション』で70代の主人公がドラムを習い始める姿には、大いに驚き、勇気づけられた。
「世の中には自分を楽しませるドアがたくさんある。成り行きだったり、偶然だったり、そんなことで始めると肩の力が入らなくて済む気がした。自分に向かなければそっとドアを閉めればいい」
そう。年齢とか、時期とか、差し障りとかそういうのを考え出すとなかなか踏み出せない。思い立ったが吉日、えいやっで踏み出さなければ。「自分に向かなければ…」のくだりも、心を軽くしてくれる。
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前のもそうだったが、意外とよかった。(”意外と”と言ってる時点で自分の評価が分かる?)
また、前回の登場人物と同じお話もあったし、共通するサービスを使っている話もあって、それもよかった。
何歳でも趣味は持てるし、仕事もある程度できる。スーパーマンの成功話ではなく、等身大のお話。励まされたような気がした。
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おひとひさまアンソロジー第二弾。
お気に入りは松村さんの「セッション」
旦那の不倫で離婚した燈子。そして娘の亜沙美まで旦那の不倫で離婚。だが、その娘が不倫の末再婚する事になり絶縁。孫の陸人はおばあちゃんっ子だったのに会えなくなった。それから10年が経ち、仕事帰りに突然見知らぬ男性からライブのチケットを譲り受け、ひょんな事からドラムにハマり…
てっきりそのドラマーが孫かと思ったら、まさかの人でした。確かに名前がそうですね。
いつか、セッションできると良いですね。
どのお話も短くてサクッと読める。
いろいろな理由があって、今は1人で生活しているシニアの人たちの生活を描いた物語。
今までの長い人生でいろんなあれやこれやを乗り越えてきた人が、老後をたとえ1人でも、楽しみや好きなことを新たに見つけて、エネルギーに満ちた余生を送っているというのは若者にとっても希望になるんじゃないかな~!
Posted by ブクログ
6人の作家が書いた話が1話ずつ入った6話の短編集。どの作品もよかったが、「アンジェがくれたもの」に涙、「セッション」は私もドラムに挑戦してみようかなと思った。
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間違えてこちらから読んでしまった。
70歳になってドラム始めちゃうの素敵だし
そこで孫との再会は感動しました。
明日ひとつめのおひとりさま日和買って読み始めよう。
Posted by ブクログ
前のシリーズが面白かったので、続きで読んでみた。
いろんな立場のお一人様の女性が主人公の短編集。
高齢になって一人暮らしだと、淋しいとか、かわいそうとか思われがちだけど、決してそんなことはなく前向きに元気に生きている女性たちなので、勇気をもらった。やはり大事なのは健康と、友人と、趣味だなと思った。
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人生後半に入ってからの転機の物語。
●アンジェがくれたもの
何十年も「自分を喜ばせるために何もできない」なんてどんな気持ちで生きてきたんだろうと思うと、心が締め付けられる思いがしたし、その分、アンジェとの出会いがとても素晴らしいものに感じて、人生どこでどんな転機に恵まれるかは分からないものなんだなと思った。
一寸先が闇のこともあるけど、小さなきっかけで心を取り戻せることもある。そしてそれを何も言わなくとも、一緒に喜んでくれる人がいるってすごく幸せな気持ちになるなと思った。
●友だち追加
主人公は人との繋がりをちょっと億劫そうに語っていたけど、やっぱり人との繋がりって大事だなと思った。
煩わしさもあるけど、こうやって誘ってくれるのも付き合いがあるからだし、その結果自分の幸せを再認識したり、刺激をもらったりしてる。
1人で生きていたらできないことばかりだ。
距離感や自分の心地よさはもちろん大事だけど、繋がることを諦めちゃダメだなと思った。
比べるから自分が見えてくるんだなと感じた。
●リフォーム
円満離婚、離婚式の話。
指輪を送ってくれたお父さんの思い、それを受けた主人公の思いがジーンときた。
●この扉のむこう
動物を飼いたいと思ったことはなかったけれど、動物というよりもっと家族のように親しい存在なんだなということが伝わってきて、ほっこりした気持ちになった。
校長にスパンと言うカッコよさは爽快!
●リセット
夫が亡くなってから他に子どもがいたと知ったら…。
しかも自分に子どもがいなかったら。。
怒り、悲しみがものすごい勢いで押し寄せそう。
「リセットしなくても再構築すればいいんですよね」の言葉は温かくて、励まされるなと思った。
お互い真実を知っているのに、何も言わずに付き合い続けようとする2人の距離感もいいな。こういう風にお互いを必要として引き合う関係もあるんだなと思った。
●セッション
主人公の「習得したいからそこで働く」のスタンスがいいなと思った。目的を持って、立場にこだわりすぎずに働けるっていいな。
真実が分かった時の、ホッとした感覚や心が温まる感覚に、やっぱり人と一緒にいられるって喜びなんだなと思った。
Posted by ブクログ
おひとりさま
なんて言葉がでてきたのは
つい最近な気がします。
最近のコトバは、ポジティブに取れるコトバか
多くて
おひとりさまも、次のステップに向かうための
すごくポジティブなコトバな気がします。
そんなおひとりさまの世界を楽しんだり
悩んだり、おひとりさまの世界に浸れる
おもしろい1冊でした
Posted by ブクログ
長い人生歳をとっているから遅いとか無理とかは無い。歳をとって始める事。1から出直すこと多々有る。そんな思いは今しかないような気がする。自分で考え進むことが大事と思う。今が青春、人を好きになることも男女関係なく前向きに進みたい。難しいけどお互いに頑張っていきたい。
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歳を重ねても純粋な心の主人公たち。歳を取っても夢中になれるものがあるだけで幸せなんだなと分かった。私は読書がとても好き。おばあちゃんになって一人だとしても本を読めれば幸せだと思う。未来を明るく思わせてくれた作品です。
Posted by ブクログ
『ささやかな転機』とのテーマに合った、おひとりさまだけど、次へのステップへと繋がる素敵な物語。
6編の中でも特に『セッション』と『アンジェがくれたもの』に感動した。
人それぞれの人生があり、いろんな形のおひとりさまがいる。
どんな状況でも、できるだけポジティブに!そして、新しい事に挑戦したり、興味を持って生きていこう。
いつでも始められるのだから。
Posted by ブクログ
色々なひとりがあって、それぞれの想いと共にみんな生きているなぁと。作家の方々の個性が光るアンソロジーならではの面白さもあり今回もたっぷりと楽しめた。出会いも別れも人それぞれ。日々の暮らしを少し目線を変えてみたら少し違うものが見えたり、新しい出会いがあったりするのかもと前を向く気持ちになれた。
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「アンジェがくれたもの/大崎梢」
「友だち追加/岸本葉子」
「リフォーム/坂井希久子」
「この扉のむこう/咲沢くれは」
「リセット/新津きよみ」
「セッション/松村比呂美」
2023年に発売された『おひとりさま日和』に続くシリーズ第二弾。
今回も粒ぞろいの作品集で全話楽しめた。
中でも一番共感出来たのは坂井さんの「リフォーム」。
約1770度の温度で結婚指輪を溶かし、新たな形に作り替える決意をした主人公を心から応援した。
破壊の後に待ち受ける再生にこちらまで気分爽快。
おひとりさまが好きな私にとってこのシリーズは指南書のよう。
Posted by ブクログ
前作は70代ぐらいのおひとりさまが多かったイメージだけど、
今回はもう少し若い年代もいて、
近しい感じがあって読みやすかった。
新しいことにチャレンジするってステキ
おひとりさまは独りじゃない
前の巻にも出てきた「レンタル番犬」の話がスキです。
主人公もその叔父も「ひとり」ですが、閉じるのをやめたことで、生活に彩りが生まれる。
今回もそんなお話たちに、前向きな気持ちをもらいました。
Posted by ブクログ
リフォーム 坂井希久子
セッション 松村比呂美
結婚指輪を自分の手でリフォームする話、ライブでドラムに心を掴まれて新しい夢を見つける話。
どちらも希望が持てる再スタートといった話で好きだった。
Posted by ブクログ
「アンジェがくれたもの」、すごくよかった。
タイトルからして、アンジェがいってしまうかと思ってどきどきしたけど、ああいうラストでよかった。
「この扉のむこう」の保護猫カフェの話も好き。
「セッション」の展開は、びっくり。最初、チケットをくれたところは怪しすぎてどうなるかと思ったけど。
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様々な理由でひとり暮らしをする年齢はバラバラな6人の女性の短編集。
私が1番刺さった作品は、「リセット」。
配偶者の死亡後に、「復氏届」を出せば、結婚前の姓に戻ることができる‥初めて知った情報。
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Audibleで。
続編とは知らずこちらから(笑)
どれもこれもよかったなあ。
歳を経てなぜ一人でいるのか、なぜ一人になったのか。人それぞれには理由があったり、そこそこ元気な人でも、不安だ。でも、なんとか元気でいれば楽しい。
よかった2編を。
アンジュ。ひとり暮らしの叔父さんが飼っている犬。叔父さんばかりでなく無職の甥っ子でさえ力を与える
リセット。夫の戸籍謄本に、認知した娘が。
揺れ動く妻。リセットするために旅に出るが、何故がつきまとう。そして、認知した娘の出生を知る。最後の方で本との親子のように2人旅に出る。
いいな、どれもこれも、終わりかたが優しい。ひとりであってひとりでない。そんな感じ。
今、1作品目を聴いている
Posted by ブクログ
ひとり暮らしには寂しさが漂うものだけど、考え方を変えるだけで、また違った人生が始まる。
ペットに癒されたり、趣味に出会ったり、友達付き合いも無理せずに。
そんな風に、ひとり人生も楽しい、と思えるといいよね。
Posted by ブクログ
あんまりお一人さまと言いたくないけど、やっぱりそういう本に目がいってしまう
どんなふうに一人の生活を楽しんでいるのだろうと
初めから一人が馴染んでいる人もあれば、意地を張って生きている人もいる
どの登場人物もラストは生き生きとそれぞれの今を楽しんでいる姿が素晴らしい
ラストのお話のように出来すぎのクライマックスもあるけれど、たまにはそんなふうに上手く行くことがあってもいいよね
というか、これは娘さんが出来すぎなんだな
Posted by ブクログ
おひとりさま第2弾。続きものあり、新しい話ありで楽しかった。
自分もひとりになった時、この本の主役たちのように前向きに生きていけたらいいのですが・・・
6話中「リセット」は共感できなかった。相談もなしに関係ない子を勝手に認知ってひどい裏切りです。そしてその子と母娘ごっこするのも分からない。
「友だち追加」「セッション」>「アンジェがくれたもの」「リフォーム」>「この扉の向こう」「リセット」
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
続編になっているものもあったけど、こちらから読んでも特に問題なさそう。
前作より登場人物が全体的にちょっと若くなっている気がした。
ずっと独身の人、離婚した人、死別した人…色々なおひとりさまが登場。自分とは状況は違うのに、寂しかったり悩んだりしながら暮らしている様子には共感してしまった。そこから新たな一歩を踏み出す様子には、元気をもらえる。
今後もシリーズ化されるといいなと思う。
Posted by ブクログ
おひとりさまめっちゃいいじゃないか!
そう思わされる作品でした。いろんな理由で
おひとりさまになるかもしれないが、
この作品に出てくる話を読んだら
おひとり様を謳歌しなければもったいない
そんな風に思わせてもらえました。
前作からの続きのお話が数話あり、
あの後どうなったのかなぁ~えっ!
そういう展開になるの?って話だったり
いい話だったけどいやいや上手く
いきすぎでしょ~なんて話も・・・
何だかんだとおひとりさまでも
そうでなくても人生を楽しく送るヒントが
書いてあるのかもしれない・・・
大崎梢さんの「アンジェがくれたもの」や
出来すぎだけど松村比呂美さんの
「セッション」が個人的にはよかったかな。