【感想・ネタバレ】52ヘルツのクジラたち【特典付き】のレビュー

あらすじ

2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。

【文庫化特典 スペシャルストーリー】
町田そのこさんの書き下ろし小説付き

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そ
のためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
〈解説〉内田剛

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の人生を家族に搾取されてきた貴瑚は、二人の男性との出会いによって救われ、またその男性たちとの別れを経て、かつて祖母が暮らした大分の家で第三の人生を始める。そこで出会った「ムシ」と呼ばれる少年に、かつての自分を重ね、彼に寄り添う貴瑚。彼らの出会いから始まる物語。2021年本屋大賞受賞作。

あらすじ書くの難しい、、、
完結に筋だけを纏めようとすると、味気なくなってしまう。文章に漲る瑞々しさをうまく拾いきれないのだ。湿度というと纏わり付く嫌なものに感じてしまうので、潤いのようなとでも言おうか。梅雨の終わりに降る、曇りなのに明るい空に銀糸がかかっているような、優しい雨という感じが、作品を通して揺蕩っていた。珍しくない展開なのに、丁寧な台詞選びで、鼻の奥がつんとする場面があったのも印象的だ。

結末も良かった。
ハッピーエンドを喜べるかは描き方次第である。読者が腑に落ちる所までそれまでに積み上げられているかというところだ。ご都合主義であると批判的な感想に落ちる作品もあるが、本作は「ハッピーエンドでよかったなあ」とほっとできる作品だった。正しい大人に出会うことは、愛だけでなく、貴瑚をも救うことになるに違いない。これからの未来に幸あれと心から思える。そこまで持ってきた筆力は、確かなものであることは間違いない。

不思議な魅力のある作品だった。
涙が出るほど感動した、貪るように、夜を徹して読んだという作品に満点評価をつけることにしているのだが、減点する箇所が見つからず、何をもって4点にしたらいいか分からず、気付いたら5点にしていた。この感情を言語化したいので、多くの人の感想に触れてみたい。

1
2026年06月07日

Posted by ブクログ

癒えない傷を持った人たちが全力でもがき、苦しみ、壁を乗り越えていくストーリー。
心情の奥底まで丁寧に表現され、時に胸をギュッと掴み、登場人物と同じようにこちらも傷つく。
だけど、過去を振り返り、苦しみながらも仲間に支えられ、試行錯誤していくことで今度は誰かを支えられるほどの優しさと強さを身につけていく。
人は誰しも1人では生きられない、人それぞれ色んな傷を持っているからこそ支え合って生きていく。
その大切さをこの小説から学んだ。

0
2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

辛くて苦しい話だったが、
社会の闇や問題が様々な角度から
描かれていた。
不器用な貴瑚を支えるアンさんの生き方は
切なすぎ泣けてしまう。

タイトルだけ見て気になっていた本。
想像していた内容と少し違ったが
読後感は良い。

他の人にも勧めたい一書。

0
2026年06月12日

Posted by ブクログ

普段読書を全くしてきませんでしたが、ある日たまたまこの作品と出会い小説を購入し見始めてからすぐ読み終わりました。
いつも読書を試みても、完読することは出来なかったのにこの作品は読めば読むほど作品の世界観に呑み込まれ、残り数ページともなると読み終えるのが悲しいとまで思いました( ; ; )
主人公に感情移入出来たのは勿論、アンさんの気持ちを考えると胸が痛くなりました。

町田その子さん、初めて知りましたが他の作品も読んでみようと思います。

0
2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙からはほのぼのとした物語を想像していたが、実際に読んでみると予想外の物語でした。

小説を読みながら泣いたのは久しぶりです。途中までどうか救われますうに…と願いながら読んでいました。
最後、いきなり一緒に過ごすのではなく、お互いが負担をかけすぎないような、今よりも少しでも対等に、周りの人たちに支えられるばかりではなくなるように期間を設ける、という結果にしたのはすごく良いと思いました。お互いが目標を持ち生きていけるから。
どうか素敵な人生を。魂の番という言葉がすごく印象的でした。

0
2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・主人公の母親からの虐待はひどく、トイレに閉じ込められるほど、陰湿なものであった。そのような中、同じような境遇を抱えた少年と出会うが、彼もまたムシと呼ばれて生きていた。

・主人公キコは、小さい頃から母親に虐待を受けており、高校を卒業した後は、義父が入院することになってしまったため、介護をしろと母親に言われ、内定をもらっていた会社にも、行くことができず、義父の介護に、大事な人生を奪われてしまう。

・義父の介護は、どんどん大変になるなか、誰の手を借りることも許さず、主人公にだけ、介護を任せ続ける。義父の罵声と母親に「こいつが死ねばよかったんだ」と言われるぐらい、主人公は、虐待を受けていた。

・そのような中、高校時代の同級生美晴と出会い、美晴の会社の先輩である岡田安吾(アンさん)と出会う。アンさんは、とても良い人であり、主人公の陥っている状況を理解し、助けようとするために、キコの母親と直接対面する。

・その一方で、主人公は、新名主税という男性に出会い、恋愛関係に発展していくのだが、アンさんと主税は、なぜか関係が最初から悪く、アンさんに会うなと主税に言われてしまう。

・そのような中、主税は浮気をしていることが分かるが、キコとは関係を続けたいと言ってくる。アンさんと疎遠になってしまっている今、拠り所がないキコは、主税の言われるがままになる。そのような中、アンさんが、主税とキコの家の近くで、探りを入れているという情報が入ってくる。

・アンさんは、居酒屋の飲み会にも参加しなくなり、会社も辞めて、家も売り払っていたため、どうしたのかと考えていたが、生きていたということを知り、キコは安堵する。

・しかし、それも束の間で、アンさんは自殺してしまっており、トランスジェンダーであったアンさんこそが、52ヘルツのクジラであり、悩み苦しんでいたのだ。

・主税と別れることになったキコは、52の保護をどうしようかと考えていたが、未成年後見人制度により、2年後から、52のお世話を見ることができるかもしれないという希望を抱く。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〜1周目〜
2024.10.16
他人に理解されない気持ち、誰にも届かない気持ちを52ヘルツのクジラで表現しているのが良い。
クジラなんて大きな存在なのに同じクジラでも気づかない。
気持ちの大小はあっても同じ人間でも気づかないことはある。
小さな気持ち、些細な変化にも気づけるような、声をかけられるような人になりたいと思えた。

0
2026年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かなしくてつらくてほとんど泣きながら読みました。

キナコの人生は決していい人生とは言い難いけど、
まわりのひとたちがいい人ばっかりで彼女の手助けを
自然としてくれる人たちで本当によかったです。

アンさんとキナコの関係が本当によくて、でも、主税と
出会わなければアンさんが自死を選ぶこともなかったの
かもしれないなとどうしても考えてしまいます。
どうか最後までキナコのことを大事に思っていたアンさん
が幸せであってほしいと思わずにはいられないです。

同じ境遇だったのはもちろん、ちゃんと52ヘルツの
くじらの声が聞けたからキナコは愛のことを助ける
ことができたんだなあとおもいました。

わたしも誰かの声をちゃんと聞ける人でありたい。


田舎独特のすぐに話がまわってしまったり、その過程で
脚色されたり、ありもしないことが噂される雰囲気は
ちょっと苦手だと思いました…

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

本当に美しい本だった。人の醜い部分と美しい部分が様々な視点で描かれていた。主人公の貴湖が成長するにつれて、見えている視点が変わったからなのだろうが、人の美しい部分の描写が増えたように思う。その中で唯一醜い部分として描かれていた52の親とおじいちゃん。成長していく貴湖との対比や、過去の貴湖との重なる部分を通じて、どんどん感情移入させられる物語だった。絶対悪は52ヘルツのクジラの声を聞けなかった人たちではなくて、聞こうという気が全くをもってなかった人達。それ以外のみんなは、醜い部分は持ちつつも、美しい部分も持っている。もちろん辛い部分はあったが、それがあったからこそ最後の僕らからしたら何気ない日常のシーンにとっても幸せを感じて泣いてしまった。表現も美しくて、読んでいて言葉に包まれるような感覚に陥って心地よかった。
本当に読むべき一冊。読めてよかった。

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2026年06月01日

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自分の声にならない声を聞いてくれて、必要としてくれて、愛してくれる人が絶対にいる。
そう教えてくれた本でした。

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2026年05月31日

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ネタバレ

  痛みを知った人間だけが与えられるものがある、失ったこそ得られるものがある、届かないからこそ届けられるものがある、ということを教えてくれる作品だった。私はノルウェーという小国で、父の祖国だというだけで日本と両親の過剰な愛情から自立したい一心で30代になった。孤独と闘い、それに伴う体の疾患や心の不安定さと闘いながら毎日を過ごしている。浮き切ったあと沈みかけていた時にこの作品に出会った。 この作品の表題である「52ヘルツのクジラ」について主人公のみさきが自己を投影した孤独な少年にこの鯨について説明した時、ノルウェーの春の匂い漂う孤独の夜を散歩しながら、僕のことだ、と確信した。そこでほろっと涙が出た。最後に、52、というあだ名から、主人公が少年のことを初めて本名で心を込めて呼ぶ場面がある。「私と住まない?」ここでも涙が止まらなかった。全ての希望を失い、自暴自棄になりその大切な命を自ら断とうとしていた彼の唯一の救いに主人公はなることができた。その主人公自身も自分の救世主を失い、それまでの人生は後悔に満ちている。しかし人の痛み、愛を知っているからこそ、一つの小さい命を救うことができた。 僕は蕁麻疹とeye thingyに苦しめられながら、毎日立ち上がりたくても何か巨大な力に押さえつけられてるような、重い毎日を送っている。でもいつか、誰かにこの苦しみを叫べない叫びを、52ヘルツのクジラになって誰かと分かち合い、誰かの心の拠り所さえなれれば、僕は今のこの苦しい時を全て意義のある時に変えられるんじゃないか、そんなふうに思わせてくれる作品だった。

 Este libro me hizo darme cuenta de que mi sufrimiento y mi soledad existen para ser compartidos y para salvar la vida de los demás. Lloré sin saber por qué cuando la protagonista explicó la historia sobre la ballena de 52 Hz. Fue porque en el momento en que ella lo contó, supe que se trataba de mí, viviendo en Noruega y sin familia aquí. Me gustaría ser una persona que pueda entender a otra persona como si fuera una de esas ballenas de 52 Hz. Creo que esa es la única manera de hacer que mis días de sufrimiento valgan la pena. Este libro me hizo cambiar de rumbo y me dio la fuerza para superar las dificultades y encontrar una luz.

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

さすが本屋大賞!
読みやすく、心に残る作品。
52Hzのクジラの声をわたしも聞けるような
大人になりたい。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

とてもいいお話でした。

辛すぎる過去を経験し、孤独に苛まれた人たちの声なき声は、誰にも届くことなく通り過ぎます。
これを52ヘルツの音で歌うクジラに例えて、その深海に漂う孤独さを重ねると、寂しさが際立ちます。
通常のクジラは10〜30ヘルツで声を出すようで、52ヘルツでは他のクジラは聞いてくれないそうです。ほんと寂しい限り。
でも、なぜそのクジラは、52ヘルツで歌うのかな。もしかしたら、自分の群れでなくて、他の生き物たちと会話しようとしてるのかも?そう考えるとポジティブでしょうか?

キナコさんも辛すぎる経験から、救いを求める声を伝えられずにいましたが、アンさん、美晴さんなどから救われて(その後また辛い経験をしますが)、52くんとも出会います。
周りに伝わらなくても聞いてくれる人(とは限らない?)が絶対にいる。必ず魂の番と会える。です。
ただ多分、幸せ(楽?)にまみれて暮らしてたら、聞いてもらえないし、聞くこともできないよな、とも思います。とても辛いとはいかないまでも、やはり苦難を経験しないと、ほんとの番や仲間とは会えないですよね。

辛いことがあると本当に難しいと思いますが、助けを求めて人を頼り、どこかに声が届くと思って、なんとか頑張って、(でも無理せずに)過ごせたら、と思います。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

久しぶりに一気読みしたいと思える作品に出会えました!

主人公の孤独な過去と助けられた経験をなぞりながら、母親から虐待された子の孤独に寄り添い救い、彼女自身も変わっていく物語。
孤独で誰も期待できない、絶望した心情が
とても丁寧に描かれていてすぐに物語に引き込まれました。

誰しも苦しくて誰にも届かないような
悲しい泣き声を出した経験があると思いますが、
そこに温かい光を感じられる作品でした。

そして苦しい環境で生きてきてもなお、「誰かの孤独な声を聴いてあげたい」と行動できる主人公の懐の深さに感嘆しました。
私も誰かの声を聴いてあげれる存在になりたい、読み終わった後寝ている息子をそっと抱きしめました。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

タイトルの『52ヘルツのクジラたち』の比喩が素晴らしい。
「世界一孤独なクジラ」の届かない声は、どこか幻想的で強く優しいあたたかさを持って物語全体を包み込んでいる。

巧みなストーリーの構成に完全に引き込まれた。次から次へと起こる出来事や散りばめられた疑問に、気付けば夢中でページをめくっていた。

作中で描かれる、主人公の「第一の人生から第三の人生」への歩み。単に過去の傷から立ち直り、自分の人生を取り戻していくだけの物語でなく、自分と同じように激しい孤独の中にいる少年「愛」のSOSを、今度は自分が懸命に掬い上げようとする姿に、涙がでそうになり電車のなかで堪えるのに必死だった。

貴瑚が実母と義父から受けた、弟とのあまりにも露骨で残酷な差別描写は、読んでいて胸が潰れそうになるほど不憫で、怒りが湧いてくる。
子供は親を選べないし、奴隷でもストレスの発散の道具ではないのに……。

けれど勇気を出して声を出せば美晴や村中のような救い主は必ずいる。
「いずれは与える側にならないかん」
貰う側から与える側へ循環していく愛のバトン。
孤独なクジラ達の声をそっと掬い上げられる、そんな優しい社会になればいいなと思った。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(記入途中)
読んで良かった。もっと早く読めばよかった。
町田そのこの作品は初めて読んだけど
こんな素晴らしい本を書く人なんだと
一気にファンになった。

文章の読みやすさ、飽きのこない展開の速さとテンポ感、登場人物やその背景、心理描写、社会問題、メッセージ性。
どこを取っても素晴らしく、それらの要素を絶妙なバランスで300pほどの本にぎゅっと詰め込んであるのが本当にすごい。

・ALSの義父の病状が悪化し、半狂乱になった母親が貴瑚の頬を打ち責め立て、貴瑚が絶望の心を知るシーン
・絶望の中、美晴とアンさんと出会い、居酒屋でアンさんに中華餡かけの茶碗蒸しを食べさせてもらうシーン
は思わず涙が出た。

貴瑚や愛には今までたくさん苦しんできた分、
これから2人で支え合いながら幸せに暮らしてほしいなあ。アンさんだけはどこまでも救われなくて本当苦しかった。でも登場人物全てが幸せになるわけじゃないのも、すごく現実味があった。

終わりの言葉の締め括りも良かった。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

とても心が締め付けられる本だった 特に最初のほうは救いがなかった 子は親を選べない 親ガチャと言う言葉も流行ったが、親子ってなんだろうって思った 文中に出てくる琴美は身勝手なのだろうか
 親は、子育て以外の辛さを抱えた時に、どう乗り越えていったらいいんだろうか?決して許されることのない、そして救いのない世界に、純粋なきなこと52に涙が溢れて止まらなかった とても良い本に出会ったなと思った
そして、私は誰かのアンさんになりたいと願う

0
2026年06月09日

購入済み

星99

まじでいい話 以上

#切ない #深い

0
2025年10月30日

購入済み

遠い土地のとても近い話

物語はとても遠くの、主人公を誰も知らない土地というような印象で始まります。それなのに話の中では読者のどこか心の近くをくすぐっていくような、、高さと遠さを同時に感じる作品です。

#泣ける #感動する #ドキドキハラハラ

0
2025年05月08日

QM

購入済み

最高

どうしようもなく悲しくなる部分もあったけど、最後はほっこり温かくなるお話だった。誰にも聞こえないような声で助けを求めているときに手を差し伸べてくれる人がいたらどれほど救われるだろう。なにが自分をどん底から引き揚げてくれるきっかけになるか分からない。自分もどこかの「クジラ」に気づけるような人になりたい

#泣ける #感動する #ドキドキハラハラ

0
2024年05月24日

購入済み

生きることについて

生きることについて考えさせられた。
精神的にくる描写もあったがそれぞれがヒントになっていて
最終的には話が繋がる感じがとても良かった。

#深い

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2024年05月06日

ネタバレ 購入済み

魂が涙した

本屋大賞受賞時に読もうと思ったのに、このタイミングになってしまった作品。
こんなに痛くて切ない内容だったとは…
人を助ける、人の役に立つってなんて大変なことなのかに気づかされ、自分の甘さを思い知る。
「魂の番」に私は逢えているのだろうか…

#泣ける #共感する

0
2024年04月25日

ネタバレ 購入済み

何度も読み返したい

いつまでも幸せでいて欲しい。寂しくなったときには私を思い出して、思いを叫んで欲しい。
与えられる人から与える人への変遷。誰かから守られることを、何かを与えられることを欲してきた結果、悲しい過去を経験した主人公はある1人の子供と出会うことで、少しずつ気持ちに変化が。
最後の場面で、守っていくのだと思っていた人から守られる場面は、人と人が支え合うその姿を表しているものかと。
何度も読み返したい、名作。

#泣ける

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2024年03月16日

購入済み

善心&カネとコネどちらも大事

●児童虐待といった深刻な問題を、暗く沈むことなく軽やかに描きなら、淀みなく大団円に突き進む。心穏やかに読み耽った。●さて、誰かが助けを求めて声を上げた時、誰かに優しく受け止めて貰えるのか。個人的体験では、職場のパワハラも介護のトラブルも、声を上げたところで、かえって傷つくことばかり多かった気がするのだが。●大方の見方は、自分を救うにも、他人を救うにも、カネとコネが不可欠というものではないか。おとぎ話に触れて心を豊かにし善心を高めることも大事だが、カネとコネの獲得に向けた日々の辛い努力も重要だ。要自戒。

#エモい

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2024年03月13日

匿名

購入済み

最初は普通の恋愛小説なのかな?と読んでいたけれど
すごーく深い話しだった。
立ち直れないようなどん底で生きていた女性
だけど優しく手を差し伸べてくれる人がいる。
後悔しないように優しい人達を大事にしたい、キナコとみはるのように優しい人にもなりたい。

#泣ける #切ない #タメになる

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2023年09月04日

誰かの声を拾える人になりたい

世界でたった一頭だけ52ヘルツの高い声で歌うクジラがいる

たとえ群れが近くにあっても他のクジラたちには聞こえない

でもどこかに自分の声が届いているはずだと信じて歌い続ける

この作品の登場人物たちだけでない

私たちもみなどこかの誰かに届いているはずと信じて自分だけの周波数で日々歌っているのだ

そして人生で数回だけの貴重な出会い
魂のつがいに出会う瞬間があるのだろう

私は身近な人たちが出しているシグナルをどれほど見逃しているだろうか

52ヘルツのクジラ
他でもない、自分のことだった

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2023年09月03日

購入済み

優しいお話

すごーく良いです。
友達にも勧めまくってます。
なんで、こんなに優しいの?
辛いことにあった人ほど 優しくなれるって ほんとにそうだと思う。
私も時々 52Hzの思いを奏でています。
みんな、そうだよね。
そんな52Hz仲間に読んで欲しい本です。

#泣ける #切ない

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2023年08月31日

購入済み

現代社会問題を反映

現代社会問題を反映した物語です。次次の展開がハラハラさせられます。また現実と空想のつながりのとても面白い表現に惹きつけられます。

#感動する #深い

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2023年07月08日

匿名

購入済み

2人が出会えて良かった

久しぶりにこんなに泣いた。2人が出会えて本当に良かった。私も過去に聴けなかった声を聴いてあげられる人になりたいし、見つけてもらえなかった声を聴いてくれる人に出会いたい。

#泣ける #感動する

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2023年06月24日

Posted by ブクログ

苦しいお話のようで、美しいお話だった。

『ひとというのは最初こそ貰う側やけんど、いずれは与える側にならないかん。いつまでも、貰ってばかりじゃいかんのよ。親になれば、尚のこと。』

私はいまだに貰ってばかりだなと思った。与える側になりたいけど、でもそれは受け取る側が欲しているものを与えることができてこそ、はじめて与えることができたってなるんだと思う。ただ、自分が与えたいものを与えるだけではだめ。相手のことを思って行動するって、本当に難しいことだと思った。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クジラと書かれたタイトルの本を読んで、最初から息苦しさを感じるとは思わなかった。たった1つの幸せをダイヤモンドに変えて持って生きていくことの難しさ、それが上手くできない悲しさ、逃げ出したり改善するには若さというハンデや経済的な難しさ。困難を抱えて生きる人が、今の自分には聞こえてないだけでどこかにいるということを忘れないようにしたい。読み終えた時にはスッと息を吸えて、そこでようやく自分が一気に読んでいた事に気付いた、そんな一冊でした。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

✶印象に残った言葉✶
「思い出だけで生きていけたらいいのに。たった一度の言葉を永遠のダイヤに変えて、それを抱きしめて生きているひとだっているという。私もそうでありたいと思う。」

「『水の中で、相手の声が響いてくるってどんな感じなんだろうね。わたしはね、相手の思いに全身包まれるんじゃないかなって思うんだ。』わたしに向けられた思いを全身で受けて、全身で聴く。それはきっととても心地いいだろうと思う。」

「孤独の匂いは肌でも肉でもなく、心に滲みつくものなのだ。この匂いを消せたと言うひとがいたら、そのひとは豊かになったのだと思う。海にインクを垂らせば薄まって見えなくなってしまうように、心の中にある水が広く豊かに、海のようになれば、滲みついた孤独は薄まって匂わなくなる。そんなひとはとてもしあわせだと思う。だけど、いつまでも鼻腔をくすぐる匂いに倦みながら、濁った水を抱えて生きているひともいる。わたしのように。」

「愛が呟いて、耳を澄ませるように目を閉じる。その横顔は祈っているようにも見えた。わたしも、目を閉じて祈った。いまこのとき、世界中にいる52ヘルツのクジラたちに向かって。どうか、その声が誰かに届きますように。優しく受け止めてもらえますように。わたしでいいのなら、全身で受け止めるからどうか歌声を止めないで。わたしは聴こうとするし、見つけるから。わたしが二度も見つけてもらえたように、きっと見つけてみせるから。だから、お願い。52ヘルツの声を、聴かせて。」

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

友人に勧められて読んだ本。
家族に恵まれた私は、家族の呪いなんて感じたことなかったけれどそういう家庭環境だったら辛いんだろうなと思った。
52も徐々に人間っぽい1面が見えて、感動した。

アンさんも過去から辛い経験をしたからこそキナコに寄り添えたんだろうな〜なんだか途中で胸がすごい痛かった。

本と映画どちらも見たけど、正直私は映画の方が良かった

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

表紙とタイトルから絵本みたいに和むストーリーなのかなと期待して読み始めたら、もう、ほんとにとんでもないグロ小説で、とんだ災難に遭った。
右も左もゲボみたいな奴ばっかりで、なんなんだこれは 地獄を見せられているのか?と思ったが、最後はあまりの感動で涙が止まらなくて、ストレスパートを乗り越えて良かった…と思った。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

52ヘルツのクジラの意味を知ってよりこの本を好きになれました。
私は涙脆いのか大号泣しながら読んだので、ぜひ1人で泣ける空間で読んで欲しいです。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすくて面白かった。最後の方は泣きながら読んでた。

色んな社会問題がテーマになってた。アンさんとキナコの関係も愛との関係も素敵。アンさんの死は絶望すぎたけど、、。
わたしも52ヘルツの声を聞くことができる人になりたい。魂の番って言葉が印象的でした。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

前情報に期待値を上げられすぎていたこともあり、
あまり泣けなかった。
現実にこんなこと起こらないよなーという冷めた感覚を持ってしまったのを覚えている。

でも読んでいて涼しくなれた。
文章の表現や頭に浮かぶシーンが美しい本だった。
もう一度読んでもいいな。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

この本を読みながら自分の家族の事を考えてしまった。小さい頃の思い出が蘇ってきて切ない気持ちになった。
読者に何かしら考えさせる本は良い本だと思う。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

違和感なくポンポンストーリーが進み、成長していく人物たちにエネルギーをもらえる。
人は自分と似たような境遇にある人に引き寄せられ、プラスに動こうとする。現代都会ではなかなか実感できないが、人の温かさ、集団の温かさ、とても良いストーリーだった。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

本屋大賞もとっていて、周りもおすすめしていた為かなりハードルは上がっていたがその期待を超えてきた。
考えさせられるような作品でさすが人気なだけあるなと感じた。
涙が溢れるタイプの感動ではなくて心に響くタイプの作品だった。

私も主人公達のように泣いている人がいた時に聴いてあげるられるのだろうか。

できる自信はないけど聴いてもらうばかりではなく耳を傾けて手を差し伸べることをできる勇気をつけてみたいなと思った。

⭐️4.0

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

本屋大賞受賞作品ということでポップな内容をイメージしていたが、様々な重たいテーマを含んだ物語で読み進めるのは辛かった。ただ、どこか共感できるような人物も登場し、大きく感情が動いた。

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2026年06月06日

ネタバレ 購入済み

しんどすぎる。。。でも

主人公の虐待シーンや、どん底に堕ちていくが読んでいて本当に辛く、「そっちはだめだー!」と叫び出しそうになってしまった。胸が圧迫されて息ができない、そんな感じに似ている。
救いの手は差し伸べられているのに、沼の深くまではまっている人はその手に捕まることを躊躇する、振り払う。その手に捕まること、幸せになることは簡単なのに、その権利がないのではと思ってしまう。読んでいてとても辛かった。
でも不幸な呪縛から段階的に解放されていく主人公に、読後いつのまにか自分も不幸から解放されていたことに気づいた。

#癒やされる #泣ける #ドロドロ

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2025年03月22日

購入済み

良書

魂の番とクジラの声
一貫した作品の骨はとても良かった。
ただ結末に向かって走りすぎた感は否めず、それだけに予定調和を感じる結果になってしまった。
その部分で星一つ減らしたが、現代社会の問題をうつした力作であることは間違いないと思う。

#切ない #感動する #深い

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

SNSでフォローしている方が中1のお子さんから薦められて読んだと書いていて、気になって手に取ってみた。

自分では手に取らないタイプの小説で、描写がきつかった。体をぎゅっと縮めながら時折感情が揺さぶられるところはあったけれど、全体を通して好きになれなかった。

感想とはそれてしまうが、この小説を読んで、号泣して親にも読んでみてって言える中学生がすごいし、素晴らしい関係だなと思った。

そしてこういう小説で涙を流したりできなくなっているのは、いま自分が共感力が低くなっているんだなと理解した。

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2026年06月12日

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