青山美智子さんの作品にまたほっこりさせていただきました。
町の小学校の隣にあるコミュニティハウスの中にある図書室の司書の小町さんが、探している内容の本と、何故か「?」と思える本をおすすめしてくれて、更に手作りの羊毛フエルトの「付録」まで。
小町さんの選んでくれた本で、人生のモヤモヤや悩みを乗り越
...続きを読むえて前に進んでいく。
印象に残ったのは、三章の夏美さん。
子どもが生まれてから、やりたいことがやれない、こんなはずじゃなかった。
育児は、想像以上に手ごわいと言う夏美さんに、小町さんは「お産は大イベントだったでしょう。でも、お母さんも大変だっただろうけど、子どもは生まれてくるときに相当な苦しみを耐え抜いてこの世界に飛び出してきた」と。
そういう考え方があるんだ~と、心に残った。
「嬉しいとか幸せとか感じるたびに、私がんばって生まれてきたかいがあったって、噛みしめてる」
「人生で一番がんばったのは生まれたとき。その後のことは、きっとあのときほどつらくない。あんなすごいことに耐えたんだから、ちゃんと乗り越えられる」
この先、何かに悩み迷うことがあったら思い出したい言葉。