あらすじ
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
若者・働き盛り・人生の迷い人・定年後、それぞれの立場で思い悩み、何とか人生を盛り立てたい人たちがあるコミュニティハウスの図書室に集う。そこの司書さんが本のリストと共に与える羊毛フェルトから答えを求める物語。あぁ、こういうのを望んでいたなと。そして、登場人物がどこかで繋がっている。『人と人が関わるのなら、それはすべて社会だと思うんです。』自分も生きている価値があるんだと再確認できました。
Posted by ブクログ
5編からなる短編の作品です。
「私、このままでいいのかな」
変わりたい。
今の状況をどうにかしたい。
でも、どうしたらいいのか分からない。
そんなあなたに優しく寄り添う作品です。
小さな一歩。
でも、大きな一歩。
その一歩が波紋のように広がって、人生を変えてゆく。
そんな一歩を踏み出す勇気ももらえる作品でした。
Posted by ブクログ
良かった。特に4章のニート30歳の人のお話が過去の自分と重なるところがあり、泣いてしまった。他でも何度もうるっと来た。私も近所のコミュニティセンターに行ってみたくなった。
Posted by ブクログ
読みやすくて心に残る文を写真で何枚か撮るくらいしみた。切ない、というかキュっとする場面もあるけどほっこり心からああ、よかったと思える辛い気持ちにならない本
Posted by ブクログ
読み終わった後に心がじんわり温かくなる感じ。
自分の可能性を狭めているのは自分自身なんだと考えさせられた。
読まず嫌いになってしまっている本をはじめ、もっと視野を広げて生きていきたいと思わせてくれる作品だった。
本との出会い、人との出会い、そして自分自身を大切にしたいと思った。
Posted by ブクログ
ずっと手元に置いておきたい本です!
大きな司書 小町さんの絶妙なチョイスが、これからの人生を変えてしまう。受け取る側の気持ち次第で、色んなことがプラスに回り出す。大きな一歩でなく、小さな一歩。でも、小さな一歩がこれからの人生を楽しく変えてくれる。
この本に出会えてよかった!
Posted by ブクログ
図書室にいる大きな司書さんが紹介する本と付録の羊毛フェルトから、人生に迷った人の考えるヒントになる。個人的には最後の正雄さんのエピーソードが印象的でした。自分にもいずれ訪れる定年退職、その後の人生。仕事を一生懸命頑張るのも大事だけど、もっと視野を広げ、交友関係を広めていきたいと感じた物語でした。青山さんの作品はどれも心がホッとなるのでたまに読みたくなるな〜。
Posted by ブクログ
青山さんの著書の中で一番好き。悩み事や元気のないときにそっと寄り添ってくれるような作品。
司書の小町さんが銭天堂の紅子さんそっくりだな。姿形はもちろん、お客様にぴったりの駄菓子を見つけてくれるところと似ている。小町さんの方が付かず離れずの距離感でさりげなく伝えてくれているのだけれど。私にはどんな本を選んでもらえるのかな?
心に残った文章を抜粋
P194〜
「百人につきひとり、と考えると、百分の一で、一パーセントだな」
「でも、自分のやりたいことをやるのは自分なんだから、自分につきひとり。となれば、
1分の1で、百パーセント」
「ん?」
「百パーセントの可能性がある」
P293
人と人が関わるのならそれはすべて社会だと思うんです。接点を持つことによって起こる何かが、過去でも未来でも。
会社だけじゃない。親子の間にもちゃんと「社会」があったのではないか。
わたしはこれまでずっと、前へ前へと歩いてきた。人生は縦に伸びているものだと思っていた。
でも今、横歩きの景色には何が見えるだろう。
Posted by ブクログ
発行日が新しいものに囚われて本選びをしていた私ですが、【何度も読み直したい本】と誰かがおすすめしていたので読んでみました。なんとなく本を読みたくなった。何から読めばいいかわからないけど本を読みたい。そんな人におすすめしたいです。私が読書を好きな理由を再認識できる本でした。
Posted by ブクログ
仕事について悩む様々な社会人が町の小さな図書室を訪れる。司書さんからおすすめされた本と羊毛フェルトの付録が彼らの背中を一押しする
勇気が出ない 視野が狭くなっている 社会人へ
明日から少し新しいチャレンジをしてみようかなと思える温かい小説
章ごとに主人公が入れ替わりますが、それぞれの章の登場人物は繋がっているところもまた面白い
Posted by ブクログ
この人前のここの…というのがちょうど忘れた頃、でもすぐ思い出せるくらいのときに次々出てきて、伏線回収を繰り返してるかんじで読んでいくのが面白かった。この作者そういうのがとても上手い。
Posted by ブクログ
かなり好きな本だった!!心ぽかぽか
前に同じ作者さんの「木曜日にはココアを」を読んでいいな〜と思ってこっちも読んでみたけど、私はこっちの方が好きだった。「木曜日〜」と同じく、章によって主人公が変わる、けど話はほんのり繋がってる話の運び方。いちばん好きな章はワーキングお母さんのお話だった。仕事復帰の大変さ、子供は可愛いんだけど仕事するにあたっては煩わしく感じちゃうこと、夫からの理解のなさ(言葉不足)、、、でも最後は主人公の考え方が変わって、元担当してた作家のおばあさんからの言葉に涙したところで私も一緒に泣きました。というかこの本ちょこちょこ泣けてきて一旦閉じながら読み進めていた。読んでよかった。
Posted by ブクログ
最初は章ごとに主人公が変わる短編ものに対して少しガッカリした。しかし、前の章に出てくる主人公以外の人があとの章で重要な役回りをしていて、全ての短編がぶつ切りてはなく、ひとつの図書室をめぐり繋がっている構成に読んでいてとてもわくわくした。思えば街の小さな図書室なんだから出てくる人物同士に関わりがあるのは何も不思議じゃないのだが、無理やりに関係性を作るのではなく日常の些細な出来事の中で緩やかに繋がっている人間関係がとても心地よかった。
Posted by ブクログ
誰しもが参考になる生き方のヒントが、ちょうどいい塩梅のストーリーの中に埋め込まれている。
司書という仕事、キャラクターの個性、悩みの種、本好きな人がついつい手に取って感銘を受けてしまうような構成になっていてまんまとそれにハマった!!
短編集でしたがそれぞれの登場人物がつながっていてすごく面白かったです。心が温まり何度も読み返したくなる素敵な作品でした。
ほっこり
久々に押しつけがましくない本に出合えて大満足。自分の事ではないのにどこか自分と被っている。けれど直接ぐさりと傷をえぐってくるわけではない。最近少々お疲れ目だったので ほっこりできました。小町さんの付録私も欲しくなってしまいました。どなたかかレビューで書いていたように、小町さんが本当に途中から「マツコ」さん以外に見えなくなってしまったのには困りました。続編期待。ぜひぜひ小町さんの旦那様との詳しいエピソードを聞かせて(読ませて?)頂きたい
本好きにはたまらない
ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。
Posted by ブクログ
自分の心に余裕がなくなったときに、また読みたいと思える本だった。
主人公たちはそれぞれ自分の人生に悩んでいるときに、司書の小町さんと出会い、本を紹介してもらう。その本をきっかけに、自分では気づいていなかった思い込みに気づき、少しずつ物事の見方が変わっていく。世界が広がるというよりも、一生懸命に生きているからこそ見落としていた、すぐ近くにある幸せに気づいていくような感覚があった。
心に余裕がなくなると、どうしても目の前のことしか見えなくなってしまう。この本は、そんなときに少し立ち止まって、自分の見えている世界を広げてくれるような本だった。
Posted by ブクログ
市民講座が開かれるコミュニティハウス、通称「コミハ」の図書室レファレンス担当、「小町さん」のおすすめ本と羊毛フェルトのマスコットを通じて、人生に行き詰まりを感じている五人がそれぞれ状況を打開し新たな人生を歩んでいく物語。よく言えば希望が持て、悪く言えばご都合展開的内容であった。文章は引っかかりなく読めてストレスはなく、滑らかな手触りを感じる。
Posted by ブクログ
ほっこりする内容です。
仕事をしている意味とかを考えてしまう人にはとても刺さりそう!
自分も仕事をしている上で悩んだ時にまた読みたいと思いました!
主役が各章で切り替わっていくので、短編小説っぽいですが、それぞれの登場人物が少し絡み合ってるのが個人的には好きでした。
Posted by ブクログ
あるきっかけがあり、図書室に立ち寄る様々な登場人物
リファレンスと呼ばれる場所にいる特徴的な司書さん
その司書さんから提示される本との繋がりや自分を見つめ直す物語である
登場人物は毎度同じパターンを辿るがそれぞれのストーリーがあり、よかった
Posted by ブクログ
どんな人生でも自分の考え方や行動次第で素敵な人生になると思えた。
後半で伏線回収していったのが面白くてもう一回読みたい
書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていうそこに価値があるんだよ。
Posted by ブクログ
私は地球なんだ。
夏美の話から………
何で言われるまで気づかないんだろ
たまに気づくけど、すぐ忘れてまた自分中心の考えになる。嫌になるけど、常に自分を客観視しなければ。
そして読んでて気づいたけど、表紙が写真じゃなかった!それぞれのフェルトだった、かわいい。
みんな一歩を踏み出してるのがいいな。
Posted by ブクログ
心が温かくなった。
人と人とのつながりに気づいたとき意外と世間は狭いのかもと思えた!
隙間時間にサクッと読めるから気づいたら読み終わってた。ボリュームはそこまでないかも
Posted by ブクログ
やっぱ青山さんの作品はどれも心があたたかくなる。
「木曜日にはココアを」でもだけどひとつひとつの話が繋がっていておもしろい。
最初に出てきた朋花と桐山が最後の話で付き合ってるのわかったまじあつい。
どの話もハッピーエンドで幸せな気持ちになる。
諒は別れてしまうのかと思ったけど、彼女と結婚するのもすごいし、
なにより諒が飛んだと思ってた骨董品の店主が実はちゃんと借金返して管理人してたというのにも驚き
見事なまでに全てがつながっててきちんと伏線回収されてた。
Posted by ブクログ
本を開いた瞬間から、すーっと言葉が心に馴染んでいく感覚がありました。文章がとても軽やかで読みやすく、夢中になってページをめくっているうちに、あっという間に物語の終わりを迎えていました。大きな事件が起きるようなドラマチックな起承転結があるわけではないのに、読み終えた後はじんわりと温かく、ほっと肩の力が抜けるような優しい余韻が残ります。日々の生活で少し心が疲れてしまったときに、そっと手に取りたくなるような大切な一冊になりました。
図書室の司書である小町さゆりさんの佇まいは、どこか『不思議駄菓子屋 銭天堂』を思わせる不思議な魅力と存在感があり、物語全体に懐かしく温かい空気を与えてくれています。この本をきっかけに、昔大切にしていた絵本をもう一度読み返してみたいという愛おしい気持ちが芽生えています。
各章ごとに主人公が変わる連作短編の形式をとっていますが、それぞれのストーリーが完全にブツ切りになっているわけではなく、登場人物たちが少しずつ交差し、伏線が優しく回収されていく構成も非常に鮮やかでした。物語の結末はどれも主人公たちが一歩前を向き、ハッピーエンドへと向かっていくため、読後感が本当に爽やかです。
特に自分自身の姿を強く重ね合わせてしまったのが、第二章のひなです。彼女の考え方や性格に深く共感しながら読み進めていたのですが、作中で語られた「世界は何で回っていると思う? 信用で回っているんじゃないか」という言葉にはハッとさせられました。今までそんな視点で考えたことがありませんでしたが、日常で買い物をすることや、誰かと約束をして会うことなど、すべての営みの根底には確かに「信用」が存在しているのだと、深く納得させられる大きな学びがありました。
一方で、第三章のストーリーは自分とは異なる価値観に触れる時間となりました。子どもが生まれたことでキャリアが思うように進まなくなってしまい、我が子を素直に可愛いと思えなくなってしまう主人公の葛藤には、もどかしさやイライラを感じる部分もありました。しかし、そうした率直な感情を通して、これまで知ることのなかった誰かの切実な悩みの内側に触れ、「こういう気持ちを抱える人もいるのだ」と視野が広がるような感覚を覚えました。
また、第三章に登場する「どんな本もそうだけど、そのものに力があるというよりかは、あなたがそういう読み方をしたというそこに価値がある」という言葉は、私の心に深く刺さりました。本の中に書かれた事実をそのまま受け取るだけでなく、自分自身の経験や感性を通して解釈し、自分だけの宝物を見つけ出していく。読書とはまさに、自分だけの宝探しのような素敵な時間なのだと教えてもらった気がします。
そして、物語の中で最も私の心を揺さぶったのが、第4章のニートの青年を描いたお話でした。具体的な言葉で表すのが難しいほど胸に迫るものがあります。いちばん泣けました。物語の終盤に登場する「俺は今生きている」というシンプルな一文を目にした瞬間、全身に鳥肌が立つほどの強い衝撃を受けました。
登場人物たちがそれぞれの場所で、自分の足で踏み出していく姿に背中を押される、本当に愛おしく心に残る名作です。
Posted by ブクログ
登場する人達が本に励まされたり、さゆりさんの言葉にはっとしたり、付録に意味を見出していくように、私自身も同じように感じて、本当に楽しい時間を過ごせた。
また、時間が空いてから読んでもたくさんの気づきを得られそう。
Posted by ブクログ
ほっこりした〜!!
社会人の私には、5章が特に刺さった。
退職後、社会から隔絶されてしまい何となく無気力になっている老人が、心動かされることに前向きに取り組んでみるというのが素敵だったな〜。
全体を通じて、やってみたいことは、忙しいとか色々あるけども気軽にちょっと挑戦してみようと思わせてくれる作品だった!
Posted by ブクログ
文句なしにハッピーな気分になれる作品。
普段は重厚でおどろおどろしいミステリーが好きだが、たまにこういうハートウォーミングなものが無性に読みたくなる。今の気分にうってつけだった。
5遍からなるオムニバス形式だが、リンクしていて絡み過ぎない伏線がちょうどいい。
どこかファンタジックでもあり、実在の書籍や漫画も登場する不思議な世界観が面白い。
ドラマ化もされるだろうが、ビジュアルだけで安藤なつをキャスティングしないで欲しいなとは思う。
日常に元気をくれる
バタバタと忙しくて癒されたかったのか、あらすじを読んで即決。
ひとつひとつの物語の主人公は自分と重なるところはないのに、なぜかとても共感できました。
彼らが図書室で出会った本とその「付録」に、自分なりの意味を見つけていく中で、生きるという大袈裟なものではなく、日常に元気をもらった感じがしました。
人と人との繋がりの大切さを、これを書きながらこの本に教えてもらったんだと、改めて…
繋がっていく物語です。