【感想・ネタバレ】お探し物は図書室までのレビュー

あらすじ

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

誰しもぽっかりとした穴を抱えてる。
コミュニティセンターの司書の小野さんに
ぽんと勧められる本と羊毛フェルトのちょっとした
付録。
渡された人々はいつのまにか心の穴を自分で埋めてしまうまるで魔法のようなのだけど、小野さんの姿が
まるでファンタジーのように見えてしまうのも
すごくほっこりしてしまう。
青山先生の作品は誰かが誰かと繋がる世界が
あってとてもあたたかい。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

実際に書店に並んでいる本が物語の中に登場し、それがストーリーと絡んでいく設定にワクワクしました。

本は読む人によってさまざまな捉え方ができ、そのどれもが正解です。
私も、本を読んだ後に皆さんの感想を読みながら新たな発見に出会えるのを、とても楽しみにしています。

人はどこかで繋がっていて、相手が見えていなくても、何かしらの影響を与え合っています。

たとえば、今手元にある一冊の本には、
――執筆に繋がる著者の経験やきっかけに関わった人たち→ 著者
→ 出版社の人たち
→ 印刷会社の人たち
→ 配送会社の人たち
→ 書店の人たち
→ その本を勧めてくれた人たち
→ そして自分
と、想像するだけで本当に多くの人が関わっています。
さらに、そこに間接的に関わっている家族や友人までを含めると、その繋がりは無限に広がっていきます。

人は繋がりの中で生きていて、決して一人ではないのだと考えることができますし、見えない相手を想像することで感謝や生きがいが生まれるのかもしれません。

感想文も「本と誰かを繋げるきっかけになっているのかも」と想像すると、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

仕事だけが社会ではなく、生きているだけで社会と繋がっていることに気づけたことで、関わってくれている人たちに感謝して生きていきたいと思いました。

0
2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めーっちゃくちゃいい本だった。
登場人物の中にいわゆるすごい人は1人もいない。
小町さんも含めて。
だけど人の温かい部分がどんどん連鎖して、悩みや不安な心が薄然とほぐされていくような、そんな感覚だった。

「本も、そうなの。作り手の願いとは関係のないところで、そこに事かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に組づけてその人だけの何かを得るんです。」

この言葉は、私が本を読む理由がここに集約されてると思えるくらいしっくりきた。
本当に良い本だった。赤と青のエスキースもお気に入りだし、青山さんの本をもっと読んでみよう。
出会えてよかったと思える本です。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

以前から気になっていた本。

なんだか温かい気持ちになれました。
短編なので読みやすい。

この本の中の登場人物の一人と自分の境遇が似ていてとても共感をしてしまいました。

本を読むって、自分の中の何かの気持ちの答えを探しているのかな?と感じました。

私もハニードーム食べてみたい!

0
2025年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた
小さな図書室。そこで出会った司書さんから
選んでもらった本と、可愛い付録が人々を後押しする。
羊毛フェルトって可愛いなとは思って気にはなってたけどやったことはない( ・.・ )無心になれそうだし気になる!
そして付録貰えるのいいな。私も欲しい笑
あと小町さんの不思議な雰囲気も良い。みんな言ってるがどんだけ白くておっきいのか( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )笑


3章、元雑誌編集者の夏美さんのお話では気付いたら泣いてしまっていた。みづえ先生の言葉あたたかいな。こないだ読んだからかなメリーゴーランドの話でぐるぐるめを思い出した( ´˘` )笑
双葉ちゃんのイヤイヤ期の感じも分かるし、、でもわが子って可愛いよね。

それぞれ話が独立してるかと思ったけど、少しだけ他の話に出てくる人と繋がっていたり。青山さんで良く見かけるやつ( ´˘` )
最後の5章読んでたら1章の朋香さん出てきて、おにぎりのお話。。もしかしてそういうこと?となる(*^^*)笑 きゅんですなぁ♡♡
そして心が動いたり何かときめいたりする気持ちを大事にするの素敵だなと思った!

0
2025年11月06日

Posted by ブクログ

この本を読んで自分は新しく生まれ変わった気持ちだ。

私にはやりたいことがいっぱいある。ゆっくりお菓子作りをしたいし、資格もとってみたい、語学勉強もしたいし、家族みんなで旅行も行きたい。でも時間がないお金がないを理由にしてどんどん先延ばし。もっとアクティブに動こう。ガンガン行こうぜ!「ない」を「目標」にして「いつか」を「明日」に!

0
2025年11月02日

Posted by ブクログ


他人の幸せが目につきやすくなった現代において、どうしても他人と比べて自分を下げてしまうけれど、その状況をメリーゴーランドと表現されるととても可愛く思えてくるのは何故だろう(笑)

それぞれ置かれている立場が違って、それぞれの悩みがあって、それぞれの幸せがある。そんな当たり前だけど忘れがちな事を再認識させてくれる本でした!読めてよかった!

0
2025年10月29日

Posted by ブクログ


図書室という静かな場所を舞台に
人生に少し迷っている人たちが
“ 自分の道 ”を見つけていく物語 。

大きな派手な展開はないけれど 、
一つ一つの言葉が胸にやさしく響いてくる * *

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

どれもいい物語でした。
勉強になりました。
しばらくは青山美智子さんの
本を読んでみようと思いました。

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わったあとの心のなかが、
マシュマロマンみたいに、
ベイマックスみたいに、
鏡餅みたいに、
ほわぁってあったかくなりました。

そして、とにかく外の世界へ、
一歩だけ、踏み出してみたくなりました。

一家に一台、いち小町さんがほしい。

「独身の人が結婚してる人をいいなあって思って、結婚してる人が子どものいる人をいいなあって思って。そして子どものいる人が、独身の人をいいなあって思うの。ぐるぐる回るメリーゴーランド。おもしろいわよね、それぞれが目の前にいる人のおしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。つまり、幸せに優劣も完成形もないってことよ」みづえ先生

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

独立した短編5話だか、それぞれの登場人物たちがどこかでつながる群像劇で読んでいて楽しい。

何かに迷っている人が、小町さんにすすめられた本に導かれるように答えを見つけていく。
それぞれの場所で、頑張って努力して道が拓けていく様子が読んでいて心地よい。

私も小町さんから本をおすすめされたい。
そして、呉宮堂のハニードームを食べてみたいなぁ。

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

読んでるあいだずーっと私の脳内ではマツコ・デラックスさんがキャラ設定されてた。映像で観たいな。癒された。

0
2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は今まで、自分をなんて粗末にしてきたんだろう。口に入れるものや身の回りのものをていねいに扱わないって、自分を雑にするってことだ。(P、48)

「少数派かもしれないけど、酢豚のパイナップルを好きな人はいて、その人たちはちょっと好きってレベルじゃなくて、ものすっごい好きなんだと思うんです。好きの熱量の問題っていうか。たとえ多数に受け入れられないとしても、その人たちがいる限り存在が守られるんだと思うんです」(P、217)

わたしが生まれた日と、ここに立っている今日、そしてこれから来るたくさんの明日。どの日だって、一日の大切さになんの違いもない。(P、295)

0
2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

軽く読めそうだなと軽い気持ちで読んだのだけど、
誰もが感じたことがありそうな問題を抱えて過ごす色々な人たちのお話でとてもよかった。
小町さゆりさんがくれる付録は実は適当に選ばれてて自分でその意味を見出そうとするって言ってて、読書も似てるし私はよく色んなところでそれをしてる気がするなと思った。
そして色んなページに心がふっと軽くなるような言葉が散らばってたりして、しんどくなった時に読み直したい本でした。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

心温まるお話しであり、自分自身にとって大切な1冊となりました。
図書室を通じて、登場人物たちが自分なりに何かを得ていく、その得ていく流れの中で様々な繋がりがあり良かったです。
最終章の正雄と依子の会話の中で、仕事を解雇された依子が大きなものを失ったと感じていたが、別に何も失っていなかった、自分次第でこれからも大切なことを掴んでいけると気づいた流れが、個人的に心に響きました。
等しく素晴らしい毎日を大事に過ごしていきたいです。

0
2025年10月11日

Posted by ブクログ

「本は読んだ人が自分自身に紐づけてその日だけの何かを得るんです。」
このような小町さんの言葉が印象に残る作品。
最後に優しく繋げてくれるところも好きだなぁと思う。

最近、よく読書をしているが、ちょっとだけ人生が豊かになっている気がする。
それだけでも本の力は凄いと思った。

0
2025年10月05日

Posted by ブクログ

この本に出会えて良かった!と心底思いました。
接点の無いような人や、モノ、実は緻密に繋がっている。素敵なヒトになるためのヒントがたくさん詰まっています。自らの行動、選択、それは自分勝手なものではなく、周りにずいぶんと助けられていること、日常的に感謝したいと思う。メモしたい名言がたくさん溢れてます。

0
2025年09月28日

Posted by ブクログ

今まで読んできた青山さんの作品はすべて好きですが、特に好きな作品になりました。
やることに正解はなくて、結果がすべてでもなくて、ただ自分自身のことを肯定できるようになれた主人公たちが、ひたすらに素晴らしいなと思いました。

0
2025年09月26日

Posted by ブクログ

人が救われるきっかけってどこにあるかわからないですね。
登場人物達の人生が考え方一つでいい方向に向かっている感じがして自分も前向きな気持ちになれます。

0
2025年09月16日

Posted by ブクログ

短編集かなと思っていたら伏線回収のすごいこと!
育児中の私は働くママのお話にグッときて
涙が流れました...
でもどのお話も、なぜか共感できることが多く
とても心に響きました。
まるでエッセイやドキュメンタリーを
見ているような不思議な心地でした♪
素敵なお話に出会えてよかったです。
もし何かに悩んでいる人がいたら
こちらの本をお薦めしたいなと思います!
ほっこり心が軽くなりました♪

0
2025年09月14日

購入済み

短編集でしたがそれぞれの登場人物がつながっていてすごく面白かったです。心が温まり何度も読み返したくなる素敵な作品でした。

#ほのぼの #癒やされる #感動する

0
2021年09月21日

ネタバレ 購入済み

ほっこり

久々に押しつけがましくない本に出合えて大満足。自分の事ではないのにどこか自分と被っている。けれど直接ぐさりと傷をえぐってくるわけではない。最近少々お疲れ目だったので ほっこりできました。小町さんの付録私も欲しくなってしまいました。どなたかかレビューで書いていたように、小町さんが本当に途中から「マツコ」さん以外に見えなくなってしまったのには困りました。続編期待。ぜひぜひ小町さんの旦那様との詳しいエピソードを聞かせて(読ませて?)頂きたい

#ハッピー #ほのぼの #癒やされる

0
2021年04月28日

購入済み

本好きにはたまらない

ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。

0
2021年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本好きな私に刺さる言葉がいっぱい

私も人生を変える本にいつか出会ってみたいな。

誰かにとって大切な一冊になる本との出会い出会いから始まる新たな人生。

読んだ人が自分自身に紐づけて何かを得る。
役に立つか、モノになるかではなく心が動くこと自体が大切。

前ばかり見てると視野が狭くなる悩んだ時にふと見方を広く変えてみよう。

横向きの世界には何が見えるだろう目に映る日々をワイドビューで豊かに味わう。

0
2025年12月08日

Posted by ブクログ

自分が世界と感じているのはほんの小さな部分のみ。さまざまな視点を持って日々を過ごしていきたい。生きていく上での応援団のような本だった。温かな気持ちになれる本

0
2025年12月03日

Posted by ブクログ

寝る前に1つずつ読み進めた。ゆったりできる本。
こんな図書室があるのなら行ってみたい。
転職を考えている今だから何をみられてお勧めしてもらえるのか。
その人の芯に触れる感覚。

0
2025年11月30日

Posted by ブクログ

司書の小野さんがセレクトしてくれる本が、相手に気付きをあたえ、前向きにさせてくれる。

司書の小野さんが超能力者かと思う程、相談相手の悩みを解決してくれている。
新しい道に行く、このまま今の場所で頑張る等、登場人物によって様々です。
一章~五章で主人公が違い、様々な悩みを抱えています。初めは小野さんセレクトの本の意味が分からないけど、読み進めて行くと面白い関連性が見つかります。
そして、登場人物が何だかんだ言ってどこかで繋がっているのがより面白さを引き立てているように感じます。
読みやすくて、心が軽くなるような物語になっています。(登場人物と同じような悩みに共感してしまうかもしれません)

0
2025年11月15日

Posted by ブクログ

モヤモヤする日常から前向きになって行動を起こしていくきっかけを作ってくれる、不思議な司書さん。
私はレファレンスをしてもらったことがないので、一度してみたくなりました。自分では選ばない本との出会いがあるかもしれないですね。

私も何か始めてみよう!と前向きな気持ちになれる一冊でした。

0
2025年11月01日

Posted by ブクログ

自分の今置かれてる立場やライフステージでグッとくる章が異なるんだろうと思いました。
どの世代も何らかの悩みを抱えている。その時々の心の変化が上手に描かれていて、一歩踏み出す瞬間を読者として立ち会える喜びがこの本にはありました。

0
2025年10月20日

Posted by ブクログ

「何をお探し?」
図書室に引き寄せられた何人かの物語。
皆、繋がっていた見えない糸をたぐりよせる。
最後には自分でつかんだ。登場するみんなが。

原田ひ香の古本食堂とはもちろん全く違っているけれど、人生の道標になりそうな本を紹介する、という所は似ているというか。けれど、それ以上にわかりやすく、たんに行動描写しているだけの古本食堂より、ずっといい。

求めた本ともう1冊別の本を選び、ふろく、と渡す羊毛フェルトは、その先に出会う何かというのも面白く、2話目から楽しみになった。

私は今、始めたい、変えたい、わけではないし、今の生活に満足していないけれどだからどうしたいともない。
この気持ちが、少し振れた時、この物語が背中を押してくれるように思う。

0
2025年10月16日

Posted by ブクログ

短編だけど一つ一つの話につながりがあって楽しみながら読み進めることができた。どの話にも共通している「心動かされるものに一歩踏み出す」という姿が気持ちよかった。
自分だったら小町さんはどんな付録を付けてくれるのか考えるとまた別の楽しさもあった。読んだ人と話してみたいなと思った。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

本によって気付きやキッカケがある事で人の気持ちが変わり行動になる、とってもいいお話です。
そんな司書さんに出会ってみたくなる!色んなジャンルの本を読みたくなりました。
青山美智子さんの作品は登場人物がいい感じに絡みあってるのでそこが読んで行く楽しみのひとつです。

0
2025年09月15日

購入済み

日常に元気をくれる

バタバタと忙しくて癒されたかったのか、あらすじを読んで即決。
ひとつひとつの物語の主人公は自分と重なるところはないのに、なぜかとても共感できました。
彼らが図書室で出会った本とその「付録」に、自分なりの意味を見つけていく中で、生きるという大袈裟なものではなく、日常に元気をもらった感じがしました。
と人との繋がりの大切さを、これを書きながらこの本に教えてもらったんだと、改めて…
繋がっていく物語です。

0
2021年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★☆☆星3【不思議な力を持った司書案内人】ベテラン司書の小町さゆりさんに銭天堂の紅子さんを重ねてしまった!!人を見る力?なのかな、悩める人を良い方向に導く。なんて素敵な力なんだ!現在人生迷い中なので小町さゆりさんに会ってみたい。行列ができそうですね!

0
2025年11月12日

「小説」ランキング