あらすじ
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2023.4.19
★5.0
図書室には、司書小町さゆりがいて、利用者の「探し物」を手助けしてくれる。それぞれの悩みや迷いに寄り添いながら、今のその人に必要な本や言葉をそっと差し出してくれる。
仕事に悩む若者、将来に迷う人、人生の節目に立つ人、さまざまな人がこの図書室を訪れ、小町の選ぶ本との出会いを通して、自分自身の「本当に探していたもの」に気づいていく。
青山さんが書く小説は、すごく心がポカポカして、優しさとか希望に包まれていく感じが好きなんだけど、それだけじゃなくて、人物を捉えるのが上手というか自然で、物語の当事者になった気分になってのめり込むから、自分が受けたみたいな優しい気持ちになれるのも、好きだなってなる理由の一つだって気づいた。この小説でも小町さゆりの表現の仕方が人それぞれで、何か一つのものを表現するのに、こんなにも人の感じ方とか表現の仕方が違っていて、でもまるっきり違うというよりかは、微妙に違う。その微妙さが絶妙。そして何より、小町さゆりが紡ぐ言葉に胸が打たれる。書き留めておきたい言葉で溢れる。
改めて、青山先生はすごいなと思った。紡がれる言葉もだけど、人物像の描写も、紹介される本の数も種類(ジャンル)も一人の人間が考え出したとは思えないほど、満足感でいっぱい。ひとつのコミュニティハウス、ひとつの図書室からこんなにも優しい物語が広がっていくのはすごく心地が良かった。日常に居そうな人物、ありそうな出来事だからこそ想像しやすく共感しやすく、素直に優しさや希望を感じられる1冊だった。一話一話読んだあとに、良い意味で深いため息を着く 1冊。
✍︎目に映る日々を、豊かに味わっていこう。ワイドビューで。
#さとの本棚
Posted by ブクログ
5人の人生をのぞき見させてもらった。
図書室を通して考えが惹わったり、前に進んでいく様子が描かれていてすごく元気をもらえたし、この本の世界に、小町さんに早く会いに行きたいと思える本だった。
小町さんは今の私にどんな付録をくれるかな~なんて考えるのも楽しい!
Posted by ブクログ
昨年、この本に出会って、心が穏やかになりました。青山美智子さんにすっかり魅了され、何冊も読んでいくうちに、仕事のストレスを感じにくくなりました。心を落ち着かせてくれる私のバイブルです。
すっかり読書大好きになりました。
Posted by ブクログ
気がついたらポロっと涙が出てしまうところがあった。
第一章
「大したことない仕事」ではなく、「自分の仕事が大したことない」って気がついた主人公、大きな一歩前進。
私も今の仕事つまらないって思い始めてるけど、自分がつまらない仕事を生み出してるのかも、と、考えさせられた。
第三章
「異動させられた」「家事育児をさせられている」という感覚に陥ってしまっている主人公が考え方を変えて、今の自分にぴったりな職場に転職できてよかった。
第五章
自分が思っている「社会」が必ずしも定年まで勤めていた会社だけではないということを小野さんとのやりとりを通して気がついて、その後自分の行動に幅を広げた65歳の正雄さんみて、今日が一番若いから何でもやりたいことに挑戦すべきだなと思った。
ただ、腰が重くて読書続けるしかできなさそう。。。笑
フィクションだから、必ずハッピーエンドで現実世界はそうも行かないだろうけど、心温まる本で元気をもらえるお話ばかりでした。
それにしても、小町さんに対する印象がベイマックスだったり鏡餅だったり人によって印象が変わるの面白かった。
青山美智子さんの本を初めて読んだけれど、ほかの作品も読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
その人の悩みにあった本と、羊毛フェルトの付録。
そして、それぞれの人につながりがあるというところから、
日々を過ごしていく中での大切なことに気づかせてくれる本でした。
それぞれの話から、「私もそう考えよう」と思える素敵な考え方を受け取れます。
癒しの本でした。生き方に迷っている方におすすめです。
Posted by ブクログ
この先もずっと大切にしたいと思える本とまた出会えた。先月読んだ青山先生の「赤と青とエスキース」があまりにも素敵だったため、それ以降どの本を読んでもあまり心が動かなかったが、また青山先生の本で大号泣してしまった。登場人物それぞれが、日常の小さな出会いによって、晴れ晴れとした気持ちで前を向いていく姿が素敵で、心があたたかくなった。大人になった今、この本に出会うことができてよかった。登場人物5人と歳が近くなる度に読み返して、次の日いつもよりちょっとだけ頑張れるような勇気をもらいたい。
Posted by ブクログ
木曜日はココアをを読んで初めて本で号泣し、青山先生のファンになりました。2作目を読んでみましたが、やはり心温まる作品ですね。
人生について生き方について考え自分を内省させてくれる大切な一冊です
Posted by ブクログ
オムニバスになっていて、どの登場人物も普通の人。全員司書の女の人に会って、勧められた本を読み付録(彼女もの手作り羊毛フェルトのマスコット)として受け取り、自分の人生を進んでいけるようになる話。 穏やかで良い本だった。
Posted by ブクログ
非常に面白い。こういうほのぼの系大好き。尚且つ短編でありつつそれぞれがつながっている。それぞれが示唆に富んでいる。とても読みやすい。
人は何か出来事に意味を見出す。もしかしたらそれは結果論なのではなくて自ら欲して出来事に意味を紐付けているのかも知れない。確証バイアスを積極的に作りにいっているのかも。もしかしたら読書だって同じなのかも。
Posted by ブクログ
仕事に行き詰まったら読みたい本。自分のそばに置いておきたいバイブルのような1冊。
全ての事柄は視点を変えることでいかようにでも見える。考え方、視野を広く持ちたいと思った。
Posted by ブクログ
予想以上に面白くて素敵なお話だった。
最初は、司書の小町さんが選んだ本と付録が、相談者を導いているのかと思ったけど違った。
みんなが付録の意味を探し当てたり、本に書かれた言葉にその人だけの何かを得たりすることで、自分自身で道を切り開いていると気づいて感動した。
ただその場で待っているだけだと何も変わらないけど、自分が動くことで、自分を取り巻く環境も動き出して、良い方向に変えることができるんだと勇気をもらえた。
それぞれの登場人物が繋がっていて、別軸でその後も頑張っている様子が描かれていて、嬉しかった。私自身も強くしてくれた気がする。
Posted by ブクログ
5篇すべてが本当に優しく、温かい物語だった。
読み進めるうちに、それぞれの登場人物が少しずつリンクしていく構成がとても好きだと感じた。
一人ひとりは違う悩みや迷いを抱えているのに、図書室という場所を通して、静かにつながっていく様子が心地よく、胸がいっぱいになった。
どの物語にも派手な出来事はない。
けれど、だからこそ登場人物の気持ちが身近に感じられ、気づけば何度も涙がこぼれていた。
誰かにそっと背中を押してもらえるような、そんな優しさに満ちている。
物語を読み終えた今、私も小町さんに会いたくなっている。そして、小町さんにおすすめの本を教えていただきたいと思う。
そのとき、そっと添えられる“付録”は、いったい何だろうか。
きっとそれは、本そのもの以上に、今の自分に必要な何かであり、自分を見つめ直すきっかけになるのだと思う。
この本は、人の人生は知らないところで静かに交差し、そのつながりが、思いがけず誰かを支えているのだと教えてくれた。
読み終えたあと、日常の中にある小さな優しさや出会いを、これまでよりも大切にしたいと思える一冊だった。
Posted by ブクログ
人間生きていればそれぞれ一人一人違った悩みを抱えているけれど、ある人との出会いや些細なきっかけから自分を変えることができる、そんな一歩前に踏み出す勇気をもらえるような心が温かくなる作品でした。
特に元雑誌編集者のお話がとても印象深くて、自分が変わろうとした結果が周りを動かした。その行動一つが他の誰かの人生をも変える。この素敵な連鎖がまさに人と人のつながりの尊さだなと優しい気持ちになりました。
青山美智子さんの作品は短編でありながらも同じ空間にいるかのように前後の登場人物の存在を感じることができてそこも楽しみの一つでした。
Posted by ブクログ
心が温まり前向きになれる1冊。
もし、小町さんのレファレンスコーナーに行ったら、どのような本とおまけが出てくるのかを想像するだけでワクワクしてしまう。
Posted by ブクログ
図書室に様々な年代、境遇の人々がふとしたタイミングで訪れて、司書さんの思いもよらない本のセレクトと可愛い羊毛フェルトの付録によって人生が再び動き出していく物語。
社会人、出産後、定年後など誰もが悩みを抱えるポイントを持つ人々が話の中心になるので、接点を持ちやすく入り込みやすかった。特に司書さんからの変わった選書と付録に疑問を持つが、変わった選書によって物事を見る角度が変化して悩み事が解決に向かっていくのがよかった。エピソードを読んでいくと、違うエピソードに出てきた同じ地域に住む登場人物が出てきて、世界はどこかで繋がっていることを感じさせるようだった。
『つながってるんですよ、みんな。ひとつの結び目から、どんどん広がっていくんです。そういう縁は、いつかやろうって時が来るのを待っていたらめぐってこないかもしれない。いろんなところに顔出しして、いろんな人と話して、これだけたくさん見てきたから大丈夫って思えるところまでやってみることで、『いつか』が『明日』になるかもしれない』
短編集でしたがそれぞれの登場人物がつながっていてすごく面白かったです。心が温まり何度も読み返したくなる素敵な作品でした。
ほっこり
久々に押しつけがましくない本に出合えて大満足。自分の事ではないのにどこか自分と被っている。けれど直接ぐさりと傷をえぐってくるわけではない。最近少々お疲れ目だったので ほっこりできました。小町さんの付録私も欲しくなってしまいました。どなたかかレビューで書いていたように、小町さんが本当に途中から「マツコ」さん以外に見えなくなってしまったのには困りました。続編期待。ぜひぜひ小町さんの旦那様との詳しいエピソードを聞かせて(読ませて?)頂きたい
本好きにはたまらない
ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。
Posted by ブクログ
涙ぐみながら読み進めた1冊
三章が自分の将来を見ているようで、辛くもあり、希望を持てたような気がした。
私の人生をぽっと明るくしてくれるような、明るくしたいと思わせてくれるような物語。
Posted by ブクログ
とっても心温まる本でした。
出てくる登場人物たちも、すごく身近な存在に思えて、話す言葉も親しみがもてて。
働くことに少し疲れていたタイミングだったので、
時たまほんの中の言葉に涙が溢れました。
出会えてよかった、そんな本です。
Posted by ブクログ
仕事に行き詰まった時に読みたくなると思いました。
「大した仕事じゃないなんて思うのではなく、大した仕事を私がしていない」、「誠実を持って目の前の仕事に注力したら、それをそばで見てくれる人がいる」、「夢に描いた仕事が手に入らなくても、自分の視点を変えれば身近なところで自分が描いた仕事につけるかもしれないし、一歩を歩めるかもしれない」
目の前の仕事にきちんと向き合っていこうと思いました。
そして、司書の小町さんものぞみちゃんも魅力的な登場人物でした!
Posted by ブクログ
・全体的に面白かった。やれない理由、やらない理由を考えるより、まずやってみる、体を動かすことが、大切だと共感。
以下、抜粋
・何が起きるかわからない世の中で、今の自分にできることを今やってるんだ。
→計画はたてるが、状況にあわせて修正して取り組んでいきたい。
・時間がない、なんて言い訳はよそう。ある時間で、できることを考えていく。
→後悔はせず、反省をし、次にやることに注力していこう。
・うまい話しが向こうからやってきたのではなく、自分で動いたから、まわりも動きだした。
→まずは動かなければ、はじまらない。動こう!
・自分は出来損ないじゃなくて、自分を活かせる場を間違えていただけだったのかもしれない。
→一つのことがうまくいかないからといって、出来損ないということはない。自分の輝けるところを探そう。
・役に立つか、モノになるか。だけではなく、心が動くことをやってみたい。
→色々経験することが、人としての深みが増すと思う。ワイドビューでチャレンジ!
(棚)小説
(評価)4.2
Posted by ブクログ
1冊の本との出会いで自分を後押しするきっかけになる短編小説
ぐりとぐらの絵本が出てきて懐かしい気持ちになったので読んでみようと思った。
雑誌編集者のお話しで自分が行動したから周りも動いたってところがとても素敵だと感じた。
行動すること、周りに宣言することを実践しようと思えた。
Posted by ブクログ
久方ぶりにミステリー以外の小説を読んだ。
こういう小説のカテゴリーをなんと言うのか迷ったが、あらすじによるとハートウォーミング小説というらしい。
なるほど、言い得て妙である。
とあるコミュニティハウスの中にある図書室を起点に展開するオムニバス。
そこかしこに出てくる他の話との関連が絶妙。
自分としてはこういう話で絶対泣かないぞ!と謎のプライドがあったのだが、子育て中の元キャリアウーマンの話は正直に言おう、めちゃくちゃ身につまされた…。
『大切な子なのに。望んでいた子なのに。まるで双葉のせいで自分の人生が狂ってしまったみたいな気持ちになるなんて••••••。』
この言葉が頭から離れない。
母親としての辛さと、母であるのにそんな気持ちを持ってしまった罪悪感が痛いほど伝わった。
どの話も読後感がよく、読み終わってしまえば1話1話がコンパクトにまとめられていた。
癖が強くなく、最後には希望が持てる終わり方で万人受けする小説であるように思う。
Posted by ブクログ
グリとグラを私も読みたくなった。読んだ人によって捉え方が違うのおもしろい!
サンタクロースの存在についての秘密を、つい先週知り合いから聞いたばかりだったからこの本にも載ってておどろいた。
青山さんの作品は、何気なくちょっと寂しいありふれた日々を明るい見方に変えてくれる。
また人生に悩んだ時に読みたい。
羊毛フェルトやってみたくなったし、小町さんに会ってみたい。
Posted by ブクログ
誰もが人生の歩みの中でふと立ち止まる時がある。簡単に答えや道を示してもらえたら楽だけれど、それでは意味がないのだろう。ゆっくり内省し人と触れ合う中で、自分にしか見つけられない“何か”を見つけるしかないのだ。
自分も小町さんと話してみたい。でも容貌や性格は違えど、小町さん的存在は自分の側にもたくさんいるのかも。目の前のことに真っ直ぐに向き合い、人との出会いを大切にしたいと思った。
Posted by ブクログ
心温まる、背中を優しく押してくれる本 司書がくれる羊毛フェルトの付録とおすすめ本のリスト。各ストーリーの主人公はみな悩みを抱えながら日々生きてる。その悩みに寄り添うかのように渡される本のリストと付録。各ストーリーは結果的には嘘みたいに主人公の問題が解決されていくけれど、これを本の中の世界だから、と一蹴してしまっては勿体ない。この本はフィクションでありながら、自己啓発をベースにした小説のよう。結局、今までと違う一歩を踏み出すか否かでその後の展開は変わってくよ。自分を取り巻く状況は変わったかもしれないけど、自分自身は何も変わってないんじゃない?、と物事の見方、捉え方をフッ、と変えてくれる物語が展開される。
読者も思い当たる悩み、願いが題材になっていたりするので、きっとどれかのストーリーに背中を押されるような気持ちになると思う。何事も自分次第よ、と。
日常に元気をくれる
バタバタと忙しくて癒されたかったのか、あらすじを読んで即決。
ひとつひとつの物語の主人公は自分と重なるところはないのに、なぜかとても共感できました。
彼らが図書室で出会った本とその「付録」に、自分なりの意味を見つけていく中で、生きるという大袈裟なものではなく、日常に元気をもらった感じがしました。
人と人との繋がりの大切さを、これを書きながらこの本に教えてもらったんだと、改めて…
繋がっていく物語です。
Posted by ブクログ
☆3.5
260319
読んでいる途中で、私もその人に適した何かを与えられる人でありたいって思った。
けれど、何かをわかったり与えたりしている訳ではなく、その人がそこに意味を見出しているのだとわかった。
Posted by ブクログ
小学校横に併設されたコミュニティハウス、そこにある小さな図書室。無愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押ししてくれる。ハートウォーミングなお話です。
Posted by ブクログ
なんでそこまで人気なんだろう?
よくあるパターンのやつね、と思った。
が、よくあるパターンが分かるくらい自分が読書をしてきたということか、とも思った。
Posted by ブクログ
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
不思議な能力のある司書さんだなーその人の悩みを解決する思いも寄らない1冊をチョイスできるなんて。とはいえ物語だから予定調和でどうにでもなるもんなー。って思っていたけど、違うわ。
きっかけは本だったかもしれないけど、この人たちは自分で気づいて自分で変わっていった。
やっぱりいい物語だった。