あらすじ
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
心の奥がじわっとあたたかくなった。泣いた。本当に素敵な1冊だった。
悩みや“探し物”を抱える5人の物語が描かれているんだけど、それぞれの気持ちの中に、今の自分と重なる部分がいくつもあって、読んでいるうちに自然と物語の中へ入り込んでいった。まるで自分も小町さんに会って、付録を手にして、人生について一緒に話しているような感覚だった。
作品を通して、自分の中にある“今探しているもの”に、ほんの少し光が当たった気がする。
悩みを抱えながら生きている自分にとって、この本はふっと背中を支えてくれるような存在だった。
小町さんの言葉、登場人物たちが自分で気づいたこと、誰かからもらった一言。それら全部が優しい勇気になって、胸にストンと落ちてきた。
そして、青山さんの作品に共通して感じるのは、
「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」
「悩みは、ちゃんと良い方向へ変わっていくんだ」
という安心感。
その優しさに触れるたび、何度でも読み返したくなる理由が分かる。
この本は、確実に僕の人生で大切な1冊になった。
これからも青山美智子さんの作品をたくさん読んでいきたい。
Posted by ブクログ
めーっちゃくちゃいい本だった。
登場人物の中にいわゆるすごい人は1人もいない。
小町さんも含めて。
だけど人の温かい部分がどんどん連鎖して、悩みや不安な心が薄然とほぐされていくような、そんな感覚だった。
「本も、そうなの。作り手の願いとは関係のないところで、そこに事かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に組づけてその人だけの何かを得るんです。」
この言葉は、私が本を読む理由がここに集約されてると思えるくらいしっくりきた。
本当に良い本だった。赤と青のエスキースもお気に入りだし、青山さんの本をもっと読んでみよう。
出会えてよかったと思える本です。
Posted by ブクログ
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた
小さな図書室。そこで出会った司書さんから
選んでもらった本と、可愛い付録が人々を後押しする。
羊毛フェルトって可愛いなとは思って気にはなってたけどやったことはない( ・.・ )無心になれそうだし気になる!
そして付録貰えるのいいな。私も欲しい笑
あと小町さんの不思議な雰囲気も良い。みんな言ってるがどんだけ白くておっきいのか( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )笑
3章、元雑誌編集者の夏美さんのお話では気付いたら泣いてしまっていた。みづえ先生の言葉あたたかいな。こないだ読んだからかなメリーゴーランドの話でぐるぐるめを思い出した( ´˘` )笑
双葉ちゃんのイヤイヤ期の感じも分かるし、、でもわが子って可愛いよね。
それぞれ話が独立してるかと思ったけど、少しだけ他の話に出てくる人と繋がっていたり。青山さんで良く見かけるやつ( ´˘` )
最後の5章読んでたら1章の朋香さん出てきて、おにぎりのお話。。もしかしてそういうこと?となる(*^^*)笑 きゅんですなぁ♡♡
そして心が動いたり何かときめいたりする気持ちを大事にするの素敵だなと思った!
ほっこり
久々に押しつけがましくない本に出合えて大満足。自分の事ではないのにどこか自分と被っている。けれど直接ぐさりと傷をえぐってくるわけではない。最近少々お疲れ目だったので ほっこりできました。小町さんの付録私も欲しくなってしまいました。どなたかかレビューで書いていたように、小町さんが本当に途中から「マツコ」さん以外に見えなくなってしまったのには困りました。続編期待。ぜひぜひ小町さんの旦那様との詳しいエピソードを聞かせて(読ませて?)頂きたい
Posted by ブクログ
久方ぶりにミステリー以外の小説を読んだ。
こういう小説のカテゴリーをなんと言うのか迷ったが、あらすじによるとハートウォーミング小説というらしい。
なるほど、言い得て妙である。
とあるコミュニティハウスの中にある図書室を起点に展開するオムニバス。
そこかしこに出てくる他の話との関連が絶妙。
自分としてはこういう話で絶対泣かないぞ!と謎のプライドがあったのだが、子育て中の元キャリアウーマンの話は正直に言おう、めちゃくちゃ身につまされた…。
『大切な子なのに。望んでいた子なのに。まるで双葉のせいで自分の人生が狂ってしまったみたいな気持ちになるなんて••••••。』
この言葉が頭から離れない。
母親としての辛さと、母であるのにそんな気持ちを持ってしまった罪悪感が痛いほど伝わった。
どの話も読後感がよく、読み終わってしまえば1話1話がコンパクトにまとめられていた。
癖が強くなく、最後には希望が持てる終わり方で万人受けする小説であるように思う。
Posted by ブクログ
本好きな私に刺さる言葉がいっぱい
私も人生を変える本にいつか出会ってみたいな。
誰かにとって大切な一冊になる本との出会い出会いから始まる新たな人生。
読んだ人が自分自身に紐づけて何かを得る。
役に立つか、モノになるかではなく心が動くこと自体が大切。
前ばかり見てると視野が狭くなる悩んだ時にふと見方を広く変えてみよう。
横向きの世界には何が見えるだろう目に映る日々をワイドビューで豊かに味わう。