【感想・ネタバレ】月とアマリリスのレビュー

あらすじ

本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編!

声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。

『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞後、『星を掬う』『宙ごはん』で同賞に3年連続ノミネート。人間ドラマを中心に執筆してきた町田そのこさん、初のサスペンス巨編!

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。
遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。
遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。
遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。
自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

取材をしていく様子を通して様々な人々の気持ちや事情を感じて、とても切なくなった。温かい気持ちにもなったし、チクチクする心の痛みもあった。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

町田その子さん初の長編ミステリー。主人公は飯塚みちる、記者(ライター)。訳あって地元に戻っていたみちるが、元上司である堂本宗次郎から、北九州市の高蔵山で発見された白骨化遺体について記事にしないかと持ちかけられるところから物語が始まる。調査を始めたみちるは、白骨遺体の身元に迫るが、そこで新たな遺体を発見するー。事件の真相を暴く本格的なミステリーとして楽しめたが、それ以上に、それぞれの人物の生い立ちが丁寧に描かれていて、家族の在り方、友人関係の難しさを考えさせられた。「ひとはひとで歪むんよ。」と言う言葉が妙に心に残った。

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

やっぱり町田そのこは良い、と思える。話の展開とか、濃さとか、そういうものももちろん良いんだけだ、私が欲している風景を見せてくれる気がする。欲している言葉で撫でてくれる。そんな気がする。
連続殺人事件を追う記者と友人と被害者と加害者。
人間の世界だな、と思えた。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

登場する。いろいろな人たちの生い立ちや、人格心情を、主人公が取材していく中、事件の謎やストーリーが気になり、サクサクと読むことができた。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

自分に見えていることと見えていないこと。
どれだけ見えていないことがあるんだろう。
あと、いじめた側といじめられた側がこんな風に出会い直せるなら、どんなにいいだろうかと思った。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生で取り返しのつかない間違いをした時にもそこから目を背けることなく、苦しいが背負いながら生きていくことを教えられた。それよりあとは自分が他者や自分の理念を傷つけることがないように、信じて守って、生きていくことが重要なのだ。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

偶然が重なるストーリーなので、現実味は無い部分もあるが、それを鑑みても面白い。このような「支配」が現実にもあるだろうし、環境で人生が崩れてしまう現実もある、、、。
佐世保のじいちゃんが言ったことが、心に響いた。大事な人を後悔の無いように見守り、支えていこうと思える話。

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2026年06月06日

匿名

購入済み

酷く残酷な事件で胸が苦しくなりました。事件によって人の心に及ぼす苦しみが伝わってきました。悪によって人の心を摂取する人間にはなりたくない。人の心は弱いから、そこにつけ込んでくる人間て常にどこかにいるんだと思う。そんな人に巻き込まれそうな人を助けれる人達が増えるのが少しでも救いになるのを祈ってます。絶望の中にも光を与えてくれる。そんな作品でした。

#切ない #深い #怖い

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2025年10月25日

購入済み

町田そのこ先生の初のサスペンスということで刊行を楽しみにしていました。北九州を舞台に繰り広げられる死体遺棄事件を追う女性ライターの物語です。
イタリアンレストランでのみちると同級生との会話が非常に印象に残っています。相手を羨んで嫉妬したり、実は自分も加害者だった気づいたり、何か気付かされることが多いシーンでした。
読後前向きな気持ちになれる素敵な作品です。

#切ない #感動する #ドキドキハラハラ

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

無条件に愛されたかった。
多分、ほとんどそれなんだと思う。

元週刊誌記者のみちるは自分の書いたある事件の記事が原因で、記者の仕事から逃げるようにして地元北九州へ帰ってきた。そんな時、地元である事件と出会い、深く関わっていく中で、みちるは事件と向き合うことを決めて取材をすすめていく。

ある人にとっては日常なのかもしれない。だけどあまりにも凄惨なことが当たり前に起こっているという現実。考え続ける、繋がろうとし続けることが必要なんじゃないかな、と思う。
ミステリーというより、よい意味で私はいつもの町田その子さんの作品という感じに思いました。

井口さんが言う、人生の幕が下りる時に、祝福の拍手をもらえるような、私もそんな生き方ができたらな。いや、そんなこと簡単ではないだろうけど、せめて目指せる人でいたいなと思う。人と関わって、そうやって生きていけたらなと思う。

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

クソ男の犯罪に巻き込まれた人々の事件を追う…
記者さんの小説。

まじクソ男‼️‼️
いっぱいおるらしいねー。
まあ、クソ女もいっぱいおるけど。
(最近、裁判の結果がいろいろ出てる)

芸能記事とか、加害者家族を執拗に追ったり、正直、記者さんに良い印象はないけど、

凄惨な事件・事故が、繰り返されないように、真実を伝え広めて行くことを目的に、頑張ってもらえたら嬉しい…

クソ男・クソ女、そして記者さんに読んで欲しい…と言ったら、なに目線かって怒られるかな?

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

凄いものを読んでしまった
町田そのこという作家はこんな小説も書けるのか
確かに主人公のみちるは最弱だし何度も間違えるけれど、記者として人として掘り下げ書き伝えることに真摯に向き合う人だ
辛くて読むのが辛い場面も多かったけれど、読んで良かったと思える一冊だった

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

記者として頑張って真実を求めて駆け回る。根気がいるため何度も足踏みをするところが、じれったかったが愉しめた。逃げたら殺されると分かっているから殺しを見過ごすのは仕方ないのだろうが、だんだん麻痺する感覚は怖いなとも思った。変な男に捕まってはいけない、本当に。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

なんというか……やっぱり町田そのこさんすごい〜!っていうのが第一の感想です。
一人称であんな長編が書けることにも驚きだし、構成がしっかりしてるし、いい加減な存在で出されてる登場人物が誰一人いない!
井口さんなんてキャラが立ってる!
そして自分の欠点を見つめ直し、自分がわざとでなくても犯してしまった罪に向き合うために前を向く……すごく良かった……。

「月とアマリリス」。アマリリスの意味は分かったけれど、「月」が分からない。
もしかしてプロローグにあったあの「月」のことか。それとも最後にあった記事の光のことか……。
深くて考えが止まらない(⸝⸝⸝◜?◝⸝⸝⸝)‪

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

総合的に面白かったけど、改めて記者や刑事が他人の事件を追う話が苦手だなと思った。

町田その子さんと地元が近いので、知ってる場所が沢山出てきて嬉しかった。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ



記者である主人公・みちるが、過去に自分が犯した過ちへの贖罪を胸に抱きながら、死体遺棄事件の真相を追う物語。

とりわけ第7章で、みちるが書いたルポタージュが圧巻だった。美散に過度に感情移入することなく、事実を正確に伝えながらも、その心にそっと寄り添うような文章に強く心を動かされた。

事件そのものは、目を覆い耳をふさぎたくなるほど残酷だ。愛情に飢えていた美散と茂美。そして事件発覚後、多くの人々が「助けてあげられなかった」と後悔し、自らの無力さを悔いる。一方で、美散への変わらぬ愛情を持ち続ける人もおり、そこにわずかな救いも感じられた。

家族の愛情、男女差別、いじめなど、扱われるテーマは多岐にわたる。そのためやや盛り込みすぎに感じる部分もあったが、それぞれを丁寧に描き切る筆者の力量はさすがだと思う。

重いテーマを扱いながらも、最後まで一気に読ませる力のある作品だった。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男尊女卑、家庭環境、いじめ、DVなど嫌になりそうなほどこの世界にはいろんな暴力が飛び交ってるんだなと改めて考えさせられた。
ひとはひとで歪む。その歪みをどこまで拒めるかが、自分自身の力。
というのが心に残ってる。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の社会問題の盛り合わせやないかーいと突っ込みたくなるほどコテコテのお話しだったが、読んでいくうちに引き込まれた。人の弱さは人の弱さを生み出していく。

佐世保のおじいさんが美散を抱きしめ、代わりに笠原を殺すと言ったシーンは涙なしには読めなかった。これがきっと愛なんだと思ったし、私もきっと子供を産んだらそう思う日が来るんだろうと思えた。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

読んでいて「痛い」「しんどい」という感情が沸き上がってきたけれど、それでも最後まで目を背けずにこの物語を見届けたいと思った。保守的な土地に残る根強い男尊女卑思想やをはじめ、いじめやトランスジェンダーやネグレクトや貧困家庭、そして報道の在り方など現代社会が直面している問題が詰め込まれたような作品。つい「自分の周りではいない。あくまで物語」と思ってしまいがちだけど、実はただ見えてないだけなのかもしれない。また、事件の加害者とその家族の問題にまで踏み込んで描いていたのも印象的だった。犯した罪は償うべきだけれど、だからといって彼らの人権まで踏みにじるような社会的制裁を加えてしまうのは、なんか違う。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

事件の解決後にも長く尺が取られていたのが印象的だった。真実が明らかになり、犯人が逮捕されたとしても事件の余波があり、当事者や関係者の中では終わった訳ではないという当然のことが描かれていたのが良い。美散は懲役6年か。なかなか重いなと思った。彼女達の歪な同居生活、高原がいなければ成り立たなかったものなのに、ヤツさえいなけりゃなと思ってしまうような温かさと物悲しさがあった。また祖父が怒り涙しながら美散を抱きしめたシーンも強く印象に残った。大切に思ってくれる人達はいたのに恋愛に盲目になって気づけないというのはあるあるではあるが、気づく為の代償が大きすぎて気の毒だった。頑張って立ち直ってほしい。
全体的にはするすると読めたが事件からはみ出た社会問題の描写はちょいちょい主観的でノイズになっているように感じた。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

主人公の内面の弱さと向き合う芯の強さを感じました。重いテーマでしたが、いろいろなことを考えさせられる物語でした。複雑な人間関係ですが、ひとりでは生きていくことができず人と共に支えながら生きていかなければと思いました。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代的な問題を詰め込んだ作品だったが、綺麗にまとまっていた。それぞれが何かしらの問題を抱えていて、そのどれもが解決するのが難しいと感じた。
作品を通して1番救われないと感じたのは茂美の友人。幼い頃からヤングケアラーとして、やらなくても良いことをやらされ、成長した後もそのことについて誹謗中傷を受けて、挙句の果てに罪の意識に苛まれて自殺未遂まで起こすなんて救われなさすぎるだろうと思った。この人のこともピックアップきて記事にしてと思った。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

「コンビニ兄弟」「52ヘルツのクジラたち」の町田そのこさんの意欲作。

町田さんの作品は、いつも「弱い人の声」を徹底的に集める。今回も、過去のトラウマで事件記者を辞めて北九州に帰ってきた「みちる」を主人公に、弱い人たちの優しくも残酷なつながりを追いかけていく。

事件の真相がわかってから、そこで「はい終わり」とならず、その後の顛末を丁寧に描写していくところがとても良かった。時間をかけても一人ひとりが前を向いて立ち上がる姿に勇気をもらえた。

ただ…ここで取り上げられた事件が、今もなお日本で続く凶悪事件をまるで「予言」したかのように思えてならない。言葉を変えれば、「虐げられた弱い者」たちはまだまだこの世にいるのだ。


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2026年05月29日

Posted by ブクログ

雑誌記者としての道に挫折し、地元・北九州に逃げ帰った飯塚みちるを主人公としたサスペンス作品。

町田そのこさんについては『52ヘルツ』の感想で、「現代的な問題を少し盛り込みすぎではないか」と書かせていただいたことがあるが、本作でも、いじめ、男尊女卑、ジェンダー、発達障害、共依存など、挙げればきりがないほど多くの社会問題が描かれている。
しかし、サスペンスというスタイルとの相性が良いのか、不思議とそれらが過剰に感じられることはなく、最後まで気にならずに読むことができた。生々しい北九州弁も、作品のリアリティを高める一因になっていたように思う。面白かったです。


アマリリス、うちの庭に植わってたけど、表紙の花はアマリリスじゃないよね。なぜ?

奥付見てたら「ジャスミン」と書いてありました。月明かりで撮影したジャスミンの花らしい。ジャスミンティー出てきたっけ?伊東未散の実家で飲んだのがそれの可能性あるけど、重要?
ジャスミンの花言葉は「優美」「愛らしさ」「愛想のよい」「官能」「幸福」

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2026年05月30日

購入済み

月はどこに

「52ヘルツのクジラたち」もそうでしたが、人の痛みの輪郭をくっきりと見せて、そこに寄り添って進む物語に今回も引きごまれました。

読みながら幼い頃の楽しかっこと、罪悪感…色々と思いだしました。

間違ってもやり直せる。
心から願うことで誰かと繋がることができる。
そんな勇気をもらいました。

#泣ける #切ない #ドロドロ

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2025年08月30日

購入済み

一気に読めました

どう話が繋がっていくのか、続きが気になって1日で読んでしまいました。
面白かったです!
どんどん謎がとけてきて、内容重いですが、あっそういうことなんだ!と爽快感もありました。

#ドキドキハラハラ #怖い

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無意識に誰かを傷付けているかもしれない、ということに主人公が過敏過ぎて生きづらそうだなと思ってしまった。誰も傷付けずに生きられればそれはそれに越した事はないけれども、そんなふうに周りに気を配ってばかりいたらそりゃ潰れるよ、と。
故意に誰かを傷つけることはよくないけど、何気ない会話やすれ違いでの傷付きは、お互いに表明して誤解を解き、丁寧にコミュニケーションしてくしかないんじゃないかな。主人公と、友人たちのように。

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

普段ニュースで流れている事件。
自分たちが知らないだけでその事件一つ一つに色んな背景があると改めて考えさせられた。
一概に被害者、加害者と言われていても両側面を持っているかもしれないしその家族も計り知れない苦労を伴う。最初は話が結び付かずわからない点も多かったが、読み進めていくうちにここがこう繋がるのか、と理解できた。
この本を読んだからといって事件の全てを理解できるわけではないが、事件というものは関わる全ての人に影響を与える大きな力があると感じた。
主人公である記者のみちるは挫折も味わいながらも最後は記者に戻った。自分の信じた道を進むという強い信念があるというのはその人をも強くさせてくれるのだと感じた。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

実際の事件を物語にしようとした作者が、あまりの凄惨さにフィクションとして再構築した人間ドラマを描いた作品。
それでも残酷な物語なのに、もっと酷い現実だったと思うと背筋が凍る。
どんな事件だったのかネットで見ようかと思ったけど、怖くてやめました。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

北九州の山中で白骨遺体として発見された、一人の老女。身寄りもなく、最初は彼女が一体どこでどう生きていたのか、その居場所すら不明であるという、あまりにも孤独な現実。

前半に描かれるのは、九州出身の著者だからこそ描けたであろう、その土地特有の根深い男性優位社会の空気だ。「女は早く結婚して、子供を産んで……」という風潮を良しとする、息苦しい理不尽さに満ちている。

何より感じるのは社会や家庭内での女性の地位の低さだ。作中の女たちが口にする「怒られる、叱られる」という言葉。常に誰かの顔色を窺い生きることを強いられている。
同じ女性として、読んでいてとても考えさせられるものがあった。

しかし、町田そのこさんの作品を何冊か読んできた身としては、終盤にかけて少し方向性が変わっていく、いつもの傾向を感じずにはいられなかった。
最初に大きく掲げられた重い社会派のテーマが、後半になるにつれて少し鳴りを潜めてしまうように思える。前半であれだけ「女性としての生きにくさ」を前面に出していながら、殺人事件や同級生の行方を追っていくうちにラストに差し掛かると、主人公みちるが「ライターとしての生きがい」を見出し、やり直すという個人的なストーリーへとシフトしていく印象を受ける。

そして終盤では、「声にならない、声にできない声を拾い上げて語る時にこそ、ライターの存在価値がある」という定義が語られる。

最初の問題提起から、物語が次第にミステリー要素を帯びて転調していく。
これまでの作品でも感じた「いつのまに本筋が移行している」という町田さんならではのドラマの描き方が感じられる一冊だった。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

福岡県の地名が出てきた。大好きな街だわー
北九弁も出てきて益々好印象の本
でも中身は重い内容で〜
愛情と引き換えに搾取された犯罪生活を強いられる2人の女性。イケメンには要注意だわ~

主人公といえば、幼少の頃いじめを体験し
自分は可哀想な人間と思い大人になっていく
大人になり,人を追い込むような酷いことをしたと
可哀想な幼少時期を送ったはずの自分が逆の立場になったと落ち込む。福岡で事件を調べていくうちに
幼少の頃 実は自分が人を傷つけていたせいでいじめにあっていたのだ という事実を知る。
なんだかなあああ………

どうであれ いじめはいけない。大人になってもやる人がいる。
どうしてだろう~それこそ可哀想な人だわ。
何歳になってももっともっと心がイケメンな人になりたいわ~

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

雑誌記者の主人公が事件の取材をする中で、被害者の身元や犯人像を突き詰めて、探偵や刑事並みの推理力で話がすすみ、興味深く読んだ。

事件に関わる女性たちの生まれ育った環境や、事件に巻き込まれた背景が丁寧に描かれているので、
ラストに向かう頃には、せつなくて涙した。

支配欲のある人とは出会いたくないが、言葉巧みに言い寄られたら、気付いた時には支配されてしまうのだろうか、と怖くなる。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

ドラマっぽく登場人物の感情を丁寧に描くのはいいと思うけど、なんで記者がこんなに事件を解決するのか?警察は?しかもたまたま幼馴染みとかが多くて、現実味がなさすぎた。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

人は人によって曲がる

どんな場所に身を置くかで、人生はかなり変わると思う
身を置く場所を選べる自分でいることが大事だとも思う
誰もが、狭い世界で苦しみながら生きないで済むよう、たくさんの人と関われる社会になりますよう

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2026年05月30日

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