月とアマリリス

月とアマリリス

小説・文芸
1,683円 (税込)

8pt

本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編!

声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。

『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞後、『星を掬う』『宙ごはん』で同賞に3年連続ノミネート。人間ドラマを中心に執筆してきた町田そのこさん、初のサスペンス巨編!

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。
遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。
遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。
遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。
自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    月とアマリリス
  • タイトルID
    :
    1806997
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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月とアマリリス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みはじめから続きが気になって、読むのがとまらなかった。
    うわっ…と思うところも結構あったし、そんなことある??って何回もおもった。

    人の弱さについて色々考えさせられたし、胸が苦しくなったけどでもなんか温かくてまた読みたいなとおもった。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    私達は常に誰かを傷つけずには生きられないのか?一人の老女の死体遺棄事件を追ううちに様々な人間模様が混じり合い、主人公の過去も繋がっていく。非常におもしろい小説でした。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    私たちは誰しもがそれぞれの弱さを抱えている。

    その弱さを攻撃されたときのダメージもまたそれぞれなのだ。

    自分だったらと想像し、痛みを理解しようとし、寄り添おうとするのは間違いではないが、そこには自分の物差しで人の苦しみを測っている危険性をわかってほしい。


    この一節がこの一冊の内容を凝縮している。
    登場人物はみな、弱さを抱えている。
    でもそれは一つの側面でしか描かれていない。

    現実世界でもそうだと思う。
    苦しいなんてその人の感じ方すべてをそっくりそのまま理解するなんてできない。
    できないということを理解しているか。

    これはあくまでも自分の物差しで、自分の経験と価値観で、感じているものであると理解しているか。

    それができるかできないかが本当の意味で優しい人なのだと思う。


    どんどん引き込まれる、でも生々しくて読み進めたくもなくなる、そんな不思議な感覚があった。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    この本は誰しもが感じることのある違和感や、矛盾、悲しみ、怒りを事細かに語られています。
    事件を追うなかで主人公が記者としての在り方が明確になって成長していくのですが、
    まるで、主人公と一緒に読者までもが成長できるような本でした。
    転んでは立ち上がり、止まってはまた歩き出す。
    語るのは簡単だけど、続けるのは難しい。
    だからこそ向き合う事が何よりも大切なのだと、
    この本で改めて教えてもらいました。

    0
    2026年10月20日

    Posted by ブクログ

    すごい重厚感のある話で、胸が締め付けられ当事者じゃないのにボロボロと涙が出る箇所がたくさんあった。
    特に美散のおじいちゃんの言ってくれた言葉は、ずっとずっと美散が言って欲しかった言葉で、ようやく言ってもらえて良かったという思いと、もっと早く言ってあげて欲しかったという思いで感情がぐちゃぐちゃになった。

    井口さんのお母さんの話もすごい心が締め付けられた。
    お母さんも、気づいて言葉にするまでにどんだけ勇気が必要だっただろうか。
    自分らしく生きるということは、とても簡単そうに聞こえるが、とても難しいことだと思った。
    そうは頭ではわかってても自分の「普通」に当てはめたら幸せになるんじゃないかという気持ちも、痛いほどよくわかった。

    私も自分が両親から愛されているとは確認せずともわかっていたが、そうは思えない子が世の中にはたくさんいることも事実で、そういうのはどうやったら分かるんだろうと考えるきっかけにはなった。

    ただ、私は心が狭いので昔いじめてきた人に対して、私も傷つけてごめんなんて言葉は絶対に出てこないと思うので、みちるの心の広さは素直にすごいと思ったが、どうしても昔いじめをしていた人がいじめをなくそうなんて言ってるのは許せないなと思った。

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    読み進めるのが辛くなり、間に原田ひ香さんの定食屋「雑」を読み切り、また戻ってきた。

    町田そのこにしては暗い空気がずっと続き、最後までほとんど変わらなかった。

    殺人、詐欺、虐待、いじめ

    ミステリーを解くわくわくはない。

    重すぎたので、再読はできないというメモ。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    町田そのこさんは人の感情の機微を描ける貴重な作家さんだなと再確認。
    誰しも弱い部分がありそこにつけ込まれてしまえば、少し道を違えば事件の加害者かもしれない。
    記者目線で物語が進んでいくのも読みやすかった。

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    満たされない思いを抱いてる人は、優しさや愛に縋り付いてしまう。
    それが偽りや騙されたと気づいても、そんなはず無いと自分自身の気持ちを見ないふりしてしまう。
    騙した人が犯罪者なら間接的に犯罪に巻き込まれる事もある。
    どこでそうなってしまったんだろう。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!
    事件ものの記者視点で、事件解決でストーリーが終わらないところが普通のサスペンスと違うところだと思った。

    一度挫折した記者として生きるみちるが、事件を追ううちに再び立ち上がっていく物語。

    事件の加害者にも事情があり、もう1人のみちるのその後がしっかりと描かれているのも良かった。

    舞台が九州ということもあり、作品のそこかしこで男尊女卑が出てくる。しかしこの物語は、一貫して男尊女卑を否定していると思う。

    凄惨なシーンやむごい場面もあったものの、読む人に生きる力を与えてくれる話だと思った。同時に、DVや男尊女卑は決して許してはならないものだと思った。

    続きはどうなるんだろう、とぐいぐい物語に引っ張り込まれた。総じて面白かったです!

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    ある記者が仕事として書いた記事で
    事件が起きた。
    真実を伝えることを大事にして書いた記事で、人が傷ついて、亡くなった。
    そこから物語は始まります。
    読んでいるうちに胸がぎゅーっとなりました。
    真実とはなにか。
    記者の人に読んでもらいたい1冊です。
    事実を伝えることと、真実を伝えることは、少し違うのかもしれないし、世の中はそんな単純に事件が起きているのでは無いのかもと思いました。
    今いる近くの人たちを大切にしようと思いました。

    0
    2026年09月18日

月とアマリリス の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    月とアマリリス
  • タイトルID
    :
    1806997
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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