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「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。 部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。 生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。 淡く、薄く、醜くも、尊い。 様々な花から蘇る記憶――。 これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。
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Posted by ブクログ
最初の章から面白い展開が続く物語であったが、それぞれの章ごとに、違った主人公による毛色の違う物語が続くため、当初あまり物語に没入しずらい短編小説だと思った。しかし、それぞれの登場人物の視点によって同じ時系列を進む長編小説だと分かった時に、めまぐるしく物語が動き、都度伏線回収していく自分好みの物語と...続きを読むして、最後まで面白く読めた。また老若男女全ての登場人物による視点、価値観で、時代をまたいで物語が進むため、色々と考えさせられることが多く、久しぶりに深みのある小説に出会えた感じがした。今年読んだ中では、自分の中でかなり高評価の小説であったが、欲を言えば最後は華のある劇的な伏線回収があればさらに良かったと思う。
亡くなった平さんの真の姿を知りたいと奔走する女子高生。その熱意で周りの人達も動かし最後は皆が納得できるエンディングとなる。 とても心動かされる作品でした。
どんな時代でも、どんな状況でも、変わらない思いは人の心の奥にあって。それはきっと、触れられると消えてしまうのかもしれないと、そっと心の奥のそのまた奥に隠れているのかもしれない。女性という観点も好きだが、人間の描写が美しい物語。
平の人生は幸せだったのかなと最初にまず考えた それは平にし本当のところはわからないけれど、愛する人が幸せそうに生きているところを見て側にはいられないけど、その幸せな生活を祈って日々生きていたならきっと幸せな人生だったんだろう 辛いことも多い平だったけど、その途中で花や絵が側で彩りを飾ったのだろう 最...続きを読む後はホロリと泣いてしまった
生きるって、切なくて苦しいこともたくさんあるけどいつもその中に救ってくれるあたたかい愛情がある。町田そのこさんという作家さんがまた大好きになった。
月並みな感想かもしれないけれど、町田そのこさんの作品は読んでいて目が離せなくなる時がある。この作品がそう。休憩を挟んだり、内容を頭の中で咀嚼し自分の中に取り込む時間も惜しいくらい、食い付いて、むさぼり食う、みたいな読み方をしてしまう。登場人物たちの何気ないセリフの中に自分を代弁してもらっている感覚に...続きを読む落ち入る時がある。だからかなー。 女子高生の安珠(あんじゅ)が、偶然か必然か分からないが、絵を描く高齢男性平さんと出会う。親友奏斗(かなと)との繊細な関係や元カレ貴博とのやりとり、おばあちゃんと平さんとの謎の関係。 平さんが関わった母娘、若い頃の平さんを知っている老男性、いくつかエピソードがあるんだけど、どれも心に残る。人の冷たさ、暖かさ、現実が、響いてくる。エピローグはグッときた。読み終わった後声を出して泣きたくなった。人生は思う通りにいかない。だからこそ、月並みだけど、後悔しないように、勇気を持って、生きるべきだ、進むべきだと思う。 生きるって何だろうな…ひとりの人間の人生の味わいなんて、世界には何の意味もないことなのではないのだろうか。 (奈々枝) 生きていく以上、時代に合わせて考えも変えていかなきゃ。過去の過ちを後悔して、詫びなきゃ。どれだけ昔のことであろうとも、傷つけたことがあるのなら。 (悦子)
人は見た目では何もわからない。話してみないとどんな人か、良い人か悪い人か、良い人のふりをしてる人かわからない。謎の老人の話がここまで広がるとは想像がつかなかった。町田先生の人間模様の描き方、どこかにある話なのかもと思わせる説得力はさすが。最後の真実に辿り着いて涙が溢れた。
町田そのこは、人物の不器用な優しさや複雑な気持ちの入り交じり具合を書くのが上手いなあと思いながら読んだ。 数十年ぶりに街に帰ってきた謎の老人平と、彼にまつわることを知っていそうな祖母の過去を、平に色んな形で関わってきたきた人達の目線から語られる。 彼と駆け落ちしようとした老人ホームの老女、をサポ...続きを読むートしてた女性、亡くなった女房が平と付き合っていたお爺さん、偶然街中で出会った女子高生…平と祖母の過去にやきもきしながら、でもそうなるしかなかったのかなぁとやるせない気持ちになった、 リスの物語の最後、幻のひまわりで泣いてしまった
人はみんな、心のどこかで誰かを拠り所にして生きてるんだなと思った。分かってほしくても、分かってほしいと言えず、1人でも大丈夫みたいな顔をしてしまう。不器用で、強情で、それでいて脆く繊細な人間のしょうがない部分が愛おしく思えた。
「無二の親友になれるタイミング、過去の友人になるタイミング。大事な思い出を共有しあえる存在になるタイミングに、もちろん、きっぱり決別するしかないタイミングもある」
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