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「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。 部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。 生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。 淡く、薄く、醜くも、尊い。 様々な花から蘇る記憶――。 これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。
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Posted by ブクログ
平の人生は幸せだったのかなと最初にまず考えた それは平にし本当のところはわからないけれど、愛する人が幸せそうに生きているところを見て側にはいられないけど、その幸せな生活を祈って日々生きていたならきっと幸せな人生だったんだろう 辛いことも多い平だったけど、その途中で花や絵が側で彩りを飾ったのだろう 最...続きを読む後はホロリと泣いてしまった
生きるって、切なくて苦しいこともたくさんあるけどいつもその中に救ってくれるあたたかい愛情がある。町田そのこさんという作家さんがまた大好きになった。
月並みな感想かもしれないけれど、町田そのこさんの作品は読んでいて目が離せなくなる時がある。この作品がそう。休憩を挟んだり、内容を頭の中で咀嚼し自分の中に取り込む時間も惜しいくらい、食い付いて、むさぼり食う、みたいな読み方をしてしまう。登場人物たちの何気ないセリフの中に自分を代弁してもらっている感覚に...続きを読む落ち入る時がある。だからかなー。 女子高生の安珠(あんじゅ)が、偶然か必然か分からないが、絵を描く高齢男性平さんと出会う。親友奏斗(かなと)との繊細な関係や元カレ貴博とのやりとり、おばあちゃんと平さんとの謎の関係。 平さんが関わった母娘、若い頃の平さんを知っている老男性、いくつかエピソードがあるんだけど、どれも心に残る。人の冷たさ、暖かさ、現実が、響いてくる。エピローグはグッときた。読み終わった後声を出して泣きたくなった。人生は思う通りにいかない。だからこそ、月並みだけど、後悔しないように、勇気を持って、生きるべきだ、進むべきだと思う。 生きるって何だろうな…ひとりの人間の人生の味わいなんて、世界には何の意味もないことなのではないのだろうか。 (奈々枝) 生きていく以上、時代に合わせて考えも変えていかなきゃ。過去の過ちを後悔して、詫びなきゃ。どれだけ昔のことであろうとも、傷つけたことがあるのなら。 (悦子)
人は見た目では何もわからない。話してみないとどんな人か、良い人か悪い人か、良い人のふりをしてる人かわからない。謎の老人の話がここまで広がるとは想像がつかなかった。町田先生の人間模様の描き方、どこかにある話なのかもと思わせる説得力はさすが。最後の真実に辿り着いて涙が溢れた。
町田そのこは、人物の不器用な優しさや複雑な気持ちの入り交じり具合を書くのが上手いなあと思いながら読んだ。 数十年ぶりに街に帰ってきた謎の老人平と、彼にまつわることを知っていそうな祖母の過去を、平に色んな形で関わってきたきた人達の目線から語られる。 彼と駆け落ちしようとした老人ホームの老女、をサポ...続きを読むートしてた女性、亡くなった女房が平と付き合っていたお爺さん、偶然街中で出会った女子高生…平と祖母の過去にやきもきしながら、でもそうなるしかなかったのかなぁとやるせない気持ちになった、 リスの物語の最後、幻のひまわりで泣いてしまった
人はみんな、心のどこかで誰かを拠り所にして生きてるんだなと思った。分かってほしくても、分かってほしいと言えず、1人でも大丈夫みたいな顔をしてしまう。不器用で、強情で、それでいて脆く繊細な人間のしょうがない部分が愛おしく思えた。
「無二の親友になれるタイミング、過去の友人になるタイミング。大事な思い出を共有しあえる存在になるタイミングに、もちろん、きっぱり決別するしかないタイミングもある」
ちゃんと読書を始めてから1番心に沁みる作品だった。相手を大切に想いあっているからこそ好きという気持ちだけでは一緒に居れない、読んでいて切ないけど温かい気持ちになった。 奏斗と翠のおじいちゃんのお話のところも凄く良かった。
一人の女子高生が公園で絵を描く老人男性に話しかけることで始まる連作短編集。 女子高生は老人男性に関心を持ち、人物像を浮き彫りにしていく。 一人の男性が生涯抱えていたもの、一人の女性が生涯背負ってきたこと。一つのタイミングがずれてしまったことで、様々なタイミングがずれて人生が大きく変わってしまってい...続きを読むく。一人の男性と女性の純愛を描いた作品。 そして、今回行動を起こした一人の女子高生の成長を描いた物語でもある。 女子高生と幼馴染の二人がうまくいってくれることを願うばかり。 夫婦、セクシャリティ、親子関係、男性女卑、寡婦制度、時代のハラスメントなど、生きづらさの中でもがいている人たちに寄り添っていく。 ラスト部分にある一文がとてもよかった。
こんなにいろんな感情が、澱みなく流れ込んでくる作品あるんだ、ってくらい読みながら、同じ人生なんて歩んでないのに共鳴したような感覚がとても切なくて、大事に大事に一章ずつ読み進めた。 いろんな人の感情が、いろんな人生と交わっていくおかげで、立体的に心にずーーんと伝わってくる。 簡単には、まとめられな...続きを読むい。。。。 そのくらい、切ない。 人って、なんでこんなに生きることを難しくなる瞬間が来てしまうんだろう。 読み進めるたびに、あのときのあの台詞の感じ方がまるで違うことに気づく。 ミステリーじゃないのに、もう二周目読みたくなってる。 大切な人に出会えたならば、それだけで奇跡。その積み重ねを芯として、人は大切に生きていける。大切に想って、大切に願う。
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