わたしの知る花

わたしの知る花

1,870円 (税込)

9pt

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」

犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。
部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。
生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。

淡く、薄く、醜くも、尊い。
様々な花から蘇る記憶――。
これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。

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わたしの知る花 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平の人生は幸せだったのかなと最初にまず考えた
    それは平にし本当のところはわからないけれど、愛する人が幸せそうに生きているところを見て側にはいられないけど、その幸せな生活を祈って日々生きていたならきっと幸せな人生だったんだろう
    辛いことも多い平だったけど、その途中で花や絵が側で彩りを飾ったのだろう

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    生きるって、切なくて苦しいこともたくさんあるけどいつもその中に救ってくれるあたたかい愛情がある。町田そのこさんという作家さんがまた大好きになった。

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    月並みな感想かもしれないけれど、町田そのこさんの作品は読んでいて目が離せなくなる時がある。この作品がそう。休憩を挟んだり、内容を頭の中で咀嚼し自分の中に取り込む時間も惜しいくらい、食い付いて、むさぼり食う、みたいな読み方をしてしまう。登場人物たちの何気ないセリフの中に自分を代弁してもらっている感覚に

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    人は見た目では何もわからない。話してみないとどんな人か、良い人か悪い人か、良い人のふりをしてる人かわからない。謎の老人の話がここまで広がるとは想像がつかなかった。町田先生の人間模様の描き方、どこかにある話なのかもと思わせる説得力はさすが。最後の真実に辿り着いて涙が溢れた。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    町田そのこは、人物の不器用な優しさや複雑な気持ちの入り交じり具合を書くのが上手いなあと思いながら読んだ。

    数十年ぶりに街に帰ってきた謎の老人平と、彼にまつわることを知っていそうな祖母の過去を、平に色んな形で関わってきたきた人達の目線から語られる。

    彼と駆け落ちしようとした老人ホームの老女、をサポ

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    人はみんな、心のどこかで誰かを拠り所にして生きてるんだなと思った。分かってほしくても、分かってほしいと言えず、1人でも大丈夫みたいな顔をしてしまう。不器用で、強情で、それでいて脆く繊細な人間のしょうがない部分が愛おしく思えた。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    「無二の親友になれるタイミング、過去の友人になるタイミング。大事な思い出を共有しあえる存在になるタイミングに、もちろん、きっぱり決別するしかないタイミングもある」

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    ちゃんと読書を始めてから1番心に沁みる作品だった。相手を大切に想いあっているからこそ好きという気持ちだけでは一緒に居れない、読んでいて切ないけど温かい気持ちになった。
    奏斗と翠のおじいちゃんのお話のところも凄く良かった。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    一人の女子高生が公園で絵を描く老人男性に話しかけることで始まる連作短編集。
    女子高生は老人男性に関心を持ち、人物像を浮き彫りにしていく。

    一人の男性が生涯抱えていたもの、一人の女性が生涯背負ってきたこと。一つのタイミングがずれてしまったことで、様々なタイミングがずれて人生が大きく変わってしまってい

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    こんなにいろんな感情が、澱みなく流れ込んでくる作品あるんだ、ってくらい読みながら、同じ人生なんて歩んでないのに共鳴したような感覚がとても切なくて、大事に大事に一章ずつ読み進めた。

    いろんな人の感情が、いろんな人生と交わっていくおかげで、立体的に心にずーーんと伝わってくる。

    簡単には、まとめられな

    0
    2025年10月06日

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