【感想・ネタバレ】わたしの知る花のレビュー

あらすじ

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」

犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。
部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。
生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。

淡く、薄く、醜くも、尊い。
様々な花から蘇る記憶――。
これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。

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Posted by ブクログ

どんな時代でも、どんな状況でも、変わらない思いは人の心の奥にあって。それはきっと、触れられると消えてしまうのかもしれないと、そっと心の奥のそのまた奥に隠れているのかもしれない。女性という観点も好きだが、人間の描写が美しい物語。

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2025年12月08日

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平の人生は幸せだったのかなと最初にまず考えた
それは平にし本当のところはわからないけれど、愛する人が幸せそうに生きているところを見て側にはいられないけど、その幸せな生活を祈って日々生きていたならきっと幸せな人生だったんだろう
辛いことも多い平だったけど、その途中で花や絵が側で彩りを飾ったのだろう
後はホロリと泣いてしまった

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2025年12月06日

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生きるって、切なくて苦しいこともたくさんあるけどいつもその中に救ってくれるあたたかい愛情がある。町田そのこさんという作家さんがまた大好きになった。

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2025年12月02日

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ネタバレ

「ぼくのありのままを受け止めてくれている→ぼくに素直に生きることだけが正解」
「ぼくはエコに会いたい」
生きていると色んなしがらみがあって、物事を複雑にしてしまうが、結局のところシンプルな思いがすべてだと思った。
何度もウルッとさせられた。

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2025年11月12日

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月並みな感想かもしれないけれど、町田そのこさんの作品は読んでいて目が離せなくなる時がある。この作品がそう。休憩を挟んだり、内容を頭の中で咀嚼し自分の中に取り込む時間も惜しいくらい、食い付いて、むさぼり食う、みたいな読み方をしてしまう。登場人物たちの何気ないセリフの中に自分を代弁してもらっている感覚に落ち入る時がある。だからかなー。

女子高生の安珠(あんじゅ)が、偶然か必然か分からないが、絵を描く高齢男性平さんと出会う。親友奏斗(かなと)との繊細な関係や元カレ貴博とのやりとり、おばあちゃんと平さんとの謎の関係。
平さんが関わった母娘、若い頃の平さんを知っている老男性、いくつかエピソードがあるんだけど、どれも心に残る。人の冷たさ、暖かさ、現実が、響いてくる。エピローグはグッときた。読み終わった後声を出して泣きたくなった。人生は思う通りにいかない。だからこそ、月並みだけど、後悔しないように、勇気を持って、生きるべきだ、進むべきだと思う。


生きるって何だろうな…ひとりの人間の人生の味わいなんて、世界には何の意味もないことなのではないのだろうか。 (奈々枝)

生きていく以上、時代に合わせて考えも変えていかなきゃ。過去の過ちを後悔して、詫びなきゃ。どれだけ昔のことであろうとも、傷つけたことがあるのなら。 (悦子)

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2025年11月12日

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人は見た目では何もわからない。話してみないとどんな人か、良い人か悪い人か、良い人のふりをしてる人かわからない。謎の老人の話がここまで広がるとは想像がつかなかった。町田先生の人間模様の描き方、どこかにある話なのかもと思わせる説得力はさすが。最後の真実に辿り着いて涙が溢れた。

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2025年11月11日

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町田そのこは、人物の不器用な優しさや複雑な気持ちの入り交じり具合を書くのが上手いなあと思いながら読んだ。

数十年ぶりに街に帰ってきた謎の老人平と、彼にまつわることを知っていそうな祖母の過去を、平に色んな形で関わってきたきた人達の目線から語られる。

彼と駆け落ちしようとした老人ホームの老女、をサポートしてた女性、亡くなった女房が平と付き合っていたお爺さん、偶然街中で出会った女子高生…平と祖母の過去にやきもきしながら、でもそうなるしかなかったのかなぁとやるせない気持ちになった、

リスの物語の最後、幻のひまわりで泣いてしまった

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2025年11月02日

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人はみんな、心のどこかで誰かを拠り所にして生きてるんだなと思った。分かってほしくても、分かってほしいと言えず、1人でも大丈夫みたいな顔をしてしまう。不器用で、強情で、それでいて脆く繊細な人間のしょうがない部分が愛おしく思えた。

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2025年11月02日

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ネタバレ

"自分が幸福であると実感するたびに、私をしあわせにできないと言った男のことを考えた。わたしはわたしひとりで、しあわせになれる力のある女だった。ならば、わたしがあなたをしあわせにすると言えばよかった。それだけでよかったのに。"

本当に痺れた。正直、私が今生きている生活とはかけ離れた生活を送る悦子に対してあまり共感が出来ない部分が多かったのだが、この言葉が出るようになるまでの葛藤と努力に、同じ女、そして人として脱帽した。

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2025年10月13日

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「無二の親友になれるタイミング、過去の友人になるタイミング。大事な思い出を共有しあえる存在になるタイミングに、もちろん、きっぱり決別するしかないタイミングもある」

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2025年10月12日

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ネタバレ

歯がゆい!歯がゆいよ!平!

タイミングがずれてずれてずれての2人の物語がなんとも歯がゆい。
現実にもある。あの言葉、あの行動、あの決断はあの時するべきではなかった。あの時じゃなければと後悔すること。

途中途中の他人から見た平さんはどれもやっぱり優しくて不器用で、もっとずっと最初から幸せに生きれる人生であってほしかった。
本当にずっと歯がゆい人生すぎました。

最後エコと平が再会できたこと、来週ね!って約束できたことにくそほどに泣いてしまった。
平の書いた最後の物語を紐解くシーンは泣きながら読んでしまった。よかった。平はずっとエコが大好きで、エコも平のことがずっと大好きで。一生涯を通して、どこかでいつもお互いを振り返っていた2人。
最後にやっとタイミングがあったんだなぁ…泣いちゃうよこんなん。


光男と奏斗のエピ大好き!
広恵さんの「しちゃいけないことはしないひとなのよ。」て言葉を踏まえてもう1回読むと本当にその通りで。
昔の人ではあるけど、奏斗に対して不器用ながらもとても言葉を選んでいたところから伺える。昔の価値観でついそうじゃないだろ!て説教してしまいたくなるだろうに。すごく頭の中でぐるぐる考えてくれてるのが本当に素敵。
自分の我がありながら、平みたいに考えてみようなんて柔軟なことだってできる。
光男さんに拍手を送りたい!
あとは広恵さん夫婦のところで幸せに暮らして!
場所は変われどネットのおかげで繋がる光男さんと奏斗の関係大好きです!

トータルしてみんなのエピがどれも素敵でした!大好きな作品になりました!

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2025年10月06日

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一人の女子高生が公園で絵を描く老人男性に話しかけることで始まる連作短編集。
女子高生は老人男性に関心を持ち、人物像を浮き彫りにしていく。

一人の男性が生涯抱えていたもの、一人の女性が生涯背負ってきたこと。一つのタイミングがずれてしまったことで、様々なタイミングがずれて人生が大きく変わってしまっていく。一人の男性と女性の純愛を描いた作品。
そして、今回行動を起こした一人の女子高生の成長を描いた物語でもある。
女子高生と幼馴染の二人がうまくいってくれることを願うばかり。

夫婦、セクシャリティ、親子関係、男性女卑、寡婦制度、時代のハラスメントなど、生きづらさの中でもがいている人たちに寄り添っていく。

ラスト部分にある一文がとてもよかった。

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2025年11月29日

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こんなにいろんな感情が、澱みなく流れ込んでくる作品あるんだ、ってくらい読みながら、同じ人生なんて歩んでないのに共鳴したような感覚がとても切なくて、大事に大事に一章ずつ読み進めた。

いろんな人の感情が、いろんな人生と交わっていくおかげで、立体的に心にずーーんと伝わってくる。

簡単には、まとめられない。。。。
そのくらい、切ない。
人って、なんでこんなに生きることを難しくなる瞬間が来てしまうんだろう。
読み進めるたびに、あのときのあの台詞の感じ方がまるで違うことに気づく。
ミステリーじゃないのに、もう二周目読みたくなってる。

大切な人に出会えたならば、それだけで奇跡。その積み重ねを芯として、人は大切に生きていける。大切に想って、大切に願う。

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2025年10月06日

購入済み

大好き町田そのこさん

今回はレトロでかわいらしい表紙とタイトルに惹かれました。冒頭から面白そうな予感しかなかったです。花言葉も素敵でした。多かれ少なかれ誰にでも若気の至りってあると思うけれど、この辺りは読んでいてとても苦しくなりました。見つけてくれた安珠ちゃんが素敵でした。

#切ない #深い #共感する

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2024年11月11日

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高校生杏珠(あんじゅ)は祖母悦子と公園で出会った葛城平というおじいさんの過去を調べていく中でいろいろなひとに会い、成長していく。
杏珠が心引かれた平さんの生き方はとても不器用だけど、とてつもなく優しい。登場人物みんながとても魅力的で、読んでよかったなと思える本てす。

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2025年11月30日

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それぞれの年代、性別、視点からの物語だった。いろんな人の考え方がそれぞれ違って、でもどの人にもちゃんと共感できて面白かった。
天国で平さんとエコちゃんは会えたのかなあ

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2025年11月23日

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平さんを巡った物語
色んな人の視点から平さんについて暴かれていくのが
答え合わせをしているみたいで楽しかった

花束は私にとってすごく大事な人にあげたいプレゼント

だからこそ平さんの向日葵の花束のシーン切なかったな

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2025年11月21日

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町田そのこさん大好きなので、この作品もいつか読みたいと思っていました
一人の男性を追うことでわかっていく事実

お互いを想っていたいし、なんなら想っているはずなのにすれ違っていく様が苦しかった
それでも前を向いていかなきゃならない
生きていくしかない

出会って過ごしてきた日々を大切にしよう

幸せにしてあげたい、でもできない
いつも思うけれど、幸せは与えられるだけのものじゃないと思ってる

悲しい気持ちにもなったけれど
最後の読後感がとても良い
安珠と奏斗の未来も明るいものであって欲しい!

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2025年11月20日

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ネタバレ



可愛いjkが主人公。幼馴染の体は男性心は不明と幼稚園からの仲。高校で別の男と付き合うが、思慮浅く別れる。幼馴染はその男が憧れ。幼馴染とjkと二人でよく会うが襲ってないか心配な幼馴染母親やjkにキレて自殺未遂。絵描きジジイの平さんにjkは頼って幼馴染と仲直りするが、平さんは死ぬ。jkの祖母と平さんの写真が出てくるなど、何やら昔は親しかった様子。


父と娘に依存してた母親。娘が就職で家を出て父親の離婚して。母親は働き出して依存が落ち着いたが、ガンで死ぬ。遺品整理中に平さんが来る。平さんの昔の思い人で顔を切った女の、介護士が母親だったそう。平さんは付き合ってた女性が鉄工所の御曹司に取られ、その女性から逃げ出したいと言われて駆け落ちしようとして失敗して刑務所へ。


jkと幼馴染のクラスメイトの祖父。平の事も知ってる。祖父の嫁が平の恋人だったが金の力で奪った。娘の結婚式の前日に移動式動物園で平に会う。


平の家の隣に住む大家夫婦の話。子供を諦めたところから歯車が狂う。平さんの死後整理。jkが調べ、平さんの過去を知る。倒れた祖母の話を待つ。


jkの祖母の悦子の話。平といちゃついてたら平の母親と妹が父親に焼き殺された。いちゃつかず会いに行っていればよかったと後悔。はなればなれ。香恵が後輩として悦子の同僚に、小藤という妹に似ていた。平と付き合い出すも、御曹司が迫り破局。平は香恵と駆け落ち未遂で刑務所へ。香恵は薄めるべく別件で2度も駆け落ち未遂する。出所後に悦子と平で暮らすが街が覚えており平は去り常連を捨てれない悦子と別れる。
そのまま、会わずに半世紀。戻ってきた平と会うが、少し会話するだけで平は急死し、悦子は倒れる。
jkや息子に事実を話す。平の絵本も小藤と一緒にアニがエコに会いに行こうとしたり、許されようとした感じが書かれてて泣いた。

ーーー

ひとってのは、どれだけ相手を求め合っていても、考え合っていても、タイミングひとつでズレてしまう生き物なんだよ。


大事なひとと一緒に寄り添って生きていたいですよね、って言われた。だからね、私はこう答えたの。近くにいてもらおうとして傷つけるくらいなら、離れた場所で笑っていてほしいわ、って。束の間でも傍にいて笑いあえた、その記憶だけで十分。大事なひとが笑っている、それだけでいいのよ。近くにいるとか、触れていられるとか、望み過ぎだと思えばいい。


大事なのはさ、武器だよ。自分にとっての武器。自信を持って使える武器……個性とか、美点とか、そういうやつ。少なくとも男らしさや女らしさなんかじゃない。そういうのは全く、意味がないんだ。

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2025年11月16日

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ネタバレ

いろんなすれ違いが重なって、もどかしい切ない恋の物語でした。会えなくてもずっとお互いのことを想っていた平と悦子。もっと早くどうにかなっていればと思いましたが、いつか天国で今度こそは2人で幸せになってほしいです。
登場人物が多めで、読み進めるのが大変だなと思ったときもありましたが、後でつながって、大丈夫でした。

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2025年10月20日

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高校生の安珠は、公園で絵を描く「絵描きジジイ」と呼ばれている老人と知り合った。
彼は、犯罪者だと噂する人もいた。

その老人は、偶然にも、安珠の祖母、悦子の幼馴染だと知らされる。

が、その老人は、孤独死した。

安珠は、その老人のことを調べるうちに、意外な過去を知る。

老人が、クロッカスの花束を持って来るシーンがあるが、我が家のベランダに咲く、クロッカスは、とても短い。
我が家のクロッカスは、花束にできるか、しばし、悩んだ。

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2025年10月18日

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素敵な表紙だな…誰がこの絵を描いたんだろう?って調べてみたら、イラストじゃなくて刺繍だった。(刺繍作品の画像がプリントされている)ビックリ!

↓好きな文章
『芯は自分が自分の力で作るもの。豊かな時間を過ごしたのなら、幸福を共有したのなら、それが奇跡。その時間を芯として生きる。そうすると強くなれる』

心にも体にも芯が一本すっと通った、素敵な人間になりたい。なれる。私ならなれる。

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2025年09月30日

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十人十色 昔は自分が人生の主人公で、他の人は助演だとしか考えられませんでした。今は、十人いれば十人が主人公で、それぞれの物語を生きていると思えるようになりました。

お年寄りも幼子も自分の人生の主人公。紡がれてきた物語があり紡いでいく物語がある。人って素敵だなって思います。そして、歳を重ねてきたお年寄りにもっと寄り添えるような気がしました。

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2025年12月03日

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ネタバレ

満足感があり、楽しく集中して読めました。
ただ、個人的に安珠と悦子の強い女というか、私が〇〇を1番理解している!〇〇にとっての1番は私に決まってる!みたいな考え方(物語の中で変化していくけれども)はあまり共感できず、自分ごととしては捉えられなかったな...
私は湊斗、好きでしたね。あと、翠ちゃんのおじいちゃんも良かったです。美園の母の束縛は怖くて気持ち悪く感じてしまいました。

あと、ほかの方が書かれていたように、うまく出来すぎていて綺麗事な感じはしました。
でも平さんや老婆になった香恵さんは、すごく良い言葉を言ってるなと思いました!

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2025年12月12日

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今は老境となった"平"を知るためにいくつものストーリーが語られる。時代が変わっても同じような境遇が重なり合う。
安珠と奏斗、悦子と平
悦子と両親、奏斗と祖父母
平の母親、平の元恋人の香恵、安珠の友達の翠の祖父…

平が最後に住んだアパートの大家夫婦は子供を授かれず、二人で生きる事を選んだことを葛藤。「ゆっくりと枯渇していく愛」これがこの本で一番好きなフレーズだが、この人達を描くのは必要だったのかなぁと素人考えの私は思う。

安珠が平を調べていくうちに成長していったってくだりが何回か出てくるけど、そんな事で成長するか?とちょっとシラけさせた。
だけどエンディングが「手を取り合って」的ではなく、永遠にすれ違いながらも二人だけにわかるサイン(コレが題の"花"なのかな)を、送り受け止めた…ってのは面白かった。
この本は好き嫌いが分かれそう。

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2025年12月08日

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葛城平という見映えも良く女性から好かれる中性的魅力のある男性を軸に、彼の幼少期から老年を経て死に至る迄に関わった人々の物語が、章毎に主人公を変えて展開される。第一章を読み始めた時点では、主人公が15歳の女子中学生で、性的マイノリティの友達を巡る話でその先の展開が不安だったが、その後章毎の主人公が変わって平という男性を巡る話しであり、それが彼の見てくれ、性格から引き起こされているという事が段々見えて来て、思い通りにならない人生、不運な巡り合わせに切なさを感じさせる展開であった。
しかし、少し登場人物が多すぎて、其々の抱える生活もそこそこ描かれているため、結果的には平と悦子の物語への感情移入度合いが削がれてしまった感があって、大きな感動には至らず残念。(これ迄に読んだ町田作品全て4点以上だったが、初の3点)

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

平さんの不器用ながらの思いや優しさがたくさん伝わってくる一冊だった。この物語の登場人物は全員がさまざまな事情をかかえていて、誰かを思いやって生きていた。

思い出したい一言「十四年の人生で覚えた、気持ちの良いすべての感情が花火のようにわたしの中で光り爆ぜた。」

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

必要な人には、どこかで必ず会えるようになっているんじゃないだろうかと思える。もう少し早くてもよかったのかもしれないけど、これがベストのタイミングだったんだろう。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

町で犯罪者と噂される老人が、ある日孤独死した。彼の部屋に残されていたのは段ボール箱いっぱいのノートに書かれた物語と、花。
彼が過ごしてきた壮絶な人生と、物語に込められた意味とは…。

重い内容の小説を続けて読んだからか、「(自分で選んどいて)ありのままの自分で生きづらい系小説おなかいっぱい…」と辟易しながら読んでいたけれど、後半を過ぎたあたりから引き込まれた。

タイトルにある「花」よりも、老人が長年かけて書き溜めていた物語のほうが存在感があった。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

どこかで読んだ話に似ている。
もしかしてこの話?ではないよな。
でも読後感は良い。
前向きになれる本だ

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

平と悦子の子供の頃から、そして別々の人生を歩みながらも最後にはつながっていく数奇な運命のはなし。
勧められて読んだ。面白かった。

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2025年10月06日

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