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思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋、そして、ともには生きられなかったあの人のこと――。大胆な仕掛けを選考委員に絶賛されたR-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。(解説・吉田伸子)
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Posted by ブクログ
一度電子書籍で読んだことがあるので再読。 定期的にこの本の世界観を全身に浴びたくなるのはなんでだろう。 琴線に触れる感動とも悲しさとも呼べない感情が毎回溢れてくる。町田さんファンも初めて読む方にもオススメしたい。
随分前に購入したけれど読み切れてなくて、再度読み始めたら、あっという間に読んでしまいました 必要な嘘があるということ、いなくなった人を大切に思う気持ち、考えさせられました 私もその時がやってくるまで、自分の大切なものが分からなくならないように頑張って生きていこうと思います
長年、積読しておいたことを後悔したくらい素晴らしかった。短編集だけれとリレー方式になっていて良き◎フミさん大好き!
永遠だと思っていたものって多分たくさんある。なのに、びっくりするくらいにあっさりと、なくなっちゃってる。 実家の子供部屋で姉とずっと喧嘩をしていると思ってたし、大好きだったあの人とは死ぬまで一緒にいると思ってた。 実家を出て親がいない場所で過ごし、大好きだったあの人のことは大嫌いになって別れた。 永...続きを読む遠なんてどこにもなくて寂しくなる。だけど、永遠を突き出されると息苦しくなる。そんな矛盾が自分の中にずっとある。 同じ場所にいたくない、ここじゃないどこかに行きたい。だけど、変わるのは怖い。私を知らない人だらけの街で生きたい。だけど、ずっとそこで暮らすのは怖くて寂しい。そんな思いにぐちゃぐちゃになって夜中飛び出したくなるときが結構ある。 この本を読んで、なんやこの気持ちって私だけちゃうんやって心が軽くなった。大人になっても迷っていいし、もがきながら生きていけばいいんや。と息がしやすくなった大切な一冊。
めっちゃおもしろかったです 読みやすかったです 人の割り切れない感情とかのグロくなっちゃいそうな感じを優しい文体?で表現していてすごいと思いました
短編5作。 ひとつひとつのお話はするすると読めてしまうけど、またひとつひとつ繋がっていて、最後のお話はどこに繋がっていくんだろうと思いながら読んだ。 短編ごとの表題も優しく切なく、ストーリーと繋がっていて最後の読後感まですごくよかった。
町田そのこさんの本を読んでみたい、 何を選べば…と手に取ったのがこの本 「うん、まずはデビュー作よね」 もう…なんだろう…はじめの話からグッと刺さり「溺れるスイミー」には心を揺さぶられました 他の本も読んでみたいようなもう少し余韻に浸りたいような
「溺れるスイミー」すごく共感してしまって、すごく寂しくなった。好きな人や好きな場所が自分の居場所になってしまうことが怖い、普通に馴染んで穏やかに過ごしたいはずなのに、、
いろいろな本を読んでいると「面白すぎて続きが気になる」本に度々出会いますが、この本はそういうタイプではありませんでした。 しかし、わたしには間違いなく☆5の作品でした。 この本は5つの短編で構成されており、どれも冒頭の一文がなかなか衝撃的ですが、物語を進めるにつれてそれ以上に衝撃的なシーンがある...続きを読むと言いますか、心を揺さぶられる展開になっていきます。 また、5つともそれぞれ主人公は異なりますが、意外なところでキャラクターに繋がりがあり、この方はどう繋がっているのだろうかと推測するのも楽しかったです(わたしの予想は全く当たりませんでしたが(^^; 毎回新キャラが何人か登場するので、人間関係を把握するのが少し大変でしたが、把握する頃にはすでに物語に引き込まれておりました。 あとは、魚を例えにした比喩表現がいくつか使われており、それがこの物語を綺麗なイメージにしているのではないかと思いました。 特に金魚鉢や水槽の例えは、個人的にとても心に残りました。 「続きが気になる」と焦って読むのではなく、「じわっと心に染み入る」「綺麗な物語が好き」「終わってほしくない」 そういう物語が読みたい方におすすめしたい一冊です。 ちなみに冒頭も衝撃的でしたが、わたしが一番驚いたのは最後に載っている解説でした。 まさかこの作品が町田そのこさんの◯◯◯◯◯だったとは…! ◯◯◯◯◯にしてはレベルが高すぎてびっくりしました。 これから読む方に向けて丸で隠しましたが、よく見たら裏表紙に答えが書かれておりましたので、もしかしたら知らなかったのはわたしだけかもしれません( ̄▽ ̄;)
良い人も悪い人もいて、都合よく終わらないところがよかった。それぞれが傷や悩みを抱えながら、それでも前を向いて生きていく姿が印象的だった。寂しくてしんどくて優しくて美しい話ばかりだった。
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