ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋、そして、ともには生きられなかったあの人のこと――。大胆な仕掛けを選考委員に絶賛されたR-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。(解説・吉田伸子)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
比喩表現がとても上手い。章ごとにストーリーが違うけど登場人物に繋がりを持たせてたのがとてもすごかった。とくに波間に浮かぶイエローと溺れるスイミーが面白かった。
短編だけど同じ世界になっていて読みやすく面白かった。 「波間に浮かぶイエロー」と「溺れるスイミー」そして「海になる」が特に印象に残った。 呼吸の仕方もそれに伴う感じ方も人それぞれなことは当たり前だけど、ちょっと救われた気がします。
全体的に好きな雰囲気。表題作もとても好きだしどの作品も好みであった。けれど、波間に浮かぶイエローがあまりにも刺さった。刺さって抜けない。 波間に浮かぶイエローは、恋人が突然自死した沙世を中心に、勤務先のオーナーである芙美とかつての約束頼りに芙美を尋ねてきた環の三人の話。 幾つも好きな文章があって全...続きを読むて心に刺さった。個人的に1番好きなものは 《あなたがわたしのことを一生想うんなら、わたしも一生覚えています。この世のどこかにわたしのことを好きな人がいて、わたしのことをいまこの瞬間も想っているんだなあって。》 あまりにも傲慢で、愚かだけれど確かに共感してしまう。自分が誰かに向ける愛も、その人にとって綺麗な、一生覚えていたくなる存在になる呪いであってほしいと。
短編というのはその都度、感情がリセットされるので、 どちらかと言えば苦手な部類なのだが、この作品は別格だった。 大きなみたらし団子にかぶりついたら、差し歯がとれたサキコ。 そんなサキコが差し歯になった原因を作った乱暴者のりゅうちゃん。 サキコが幼い頃からずっと付き合ってきたのに、 今はどこかへ行っ...続きを読むてしまったりゅうちゃんとの思い出、 そして思いがけない再会を描いた『カメルーンの青い魚』 夏休みにバイトに勤しむ中学生の啓太と、 啓太の同級生であり曰く付き少女である晴子との 交流を描いた『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』 恋人に突然自殺され取り残された沙世。 彼女が働く軽食ブルーリボン。 店主は男から女に変わる途中、名称をつけるなら「おんこ」だという ゴリゴリの女装で身を纏う芙美。 その芙美がまだ男だった時代を知っていて尋ねてきた環という妊婦。 そんな三人が織りなすドタバタ劇である『波間に浮かぶイエロー』 製菓工場で働く唯子と、しるしが見えるという男・宇崎。 ひょんな出会いから宇崎に連れられ 彼が運転するダンプの助手席に乗りドライブする『溺れるスイミー』 夫の止まない暴力に苦しみ死を決意した桜子。 その死を決意した日に再会した死神との物語である『海になる』 全5編の短編なのだが、どれも緩やかに繋がりのある連作短編。 個人的には『波間に浮かぶイエロー』が断トツだった。 これほどまでに深い愛で締め括られる物語はそうそうない。 どの作品も登場人物たちは生き方を模索している。 読んでいるだけで辛くなる理由のものもあれば、 少し理解し難いものまで多種多様である。 だが、そのどれもが必死に踠いている。 そしてその溺れるような踠きが、泳ぎへと変わっていく。 簡単なようで難しい。 その泳ぎ方に辿り着けないまま、終わってしまうことだって多々ある。 どれもこれもハッピーエンドとは言い難いが、 でも、読み終えた後の読後感はどこか光が射している。 そんな気持ちにさせてくれる作品だった。
すり鉢状の小さな街で「ここ」と「ここではないどこか」で生きる決意をする人々の物語。 連続短編集になっていて、毎回冒頭の一文に心を掴まれてわくわくしてしまう。 「ここ」を選んでも「ここではないどこか」を選んでもきっと正解で、人はちょっとした奇跡みたいなものを信じて生きていくしかないないんだろうな。 チ...続きを読むョコレートグラミーの生態には驚いたし、物語に重ね合わせるとその生き方に無性に泣きたくなる。
最後の解説にも書いていた通り、物語の1行目が秀逸で、グッと心を捕まれ物語に引き込まれていく感覚を味わいました。 5篇の中でも「溺れるスイミー」が特に好きで、自分が居るべき場所を離れていくことに安堵や心地良さを感じる主人公の気持ちに凄く共感しました。 表題作の「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」では、思...続きを読む春期特有の人間関係の縺れを表現する文章が絶妙だと思いました。また、啓太と晴子がおにぎりを頬張りながら交わした会話がとても好きでした。
冒頭からグッと心を掴まれ、その先の展開が気になって読む手が止まりませんでした。 リアリティに満ちていて目を覆いたくなるような描写もありましたが、現実を突きつけられた気がしました。 さまざまな登場人物は、水槽を泳ぐ魚として描かれています。 自分の居場所を求めて、今いる場所に留まる魚、旅立っていく魚、...続きを読む戻ってくる魚、死を選ぶ魚。 それぞれが、水槽しか知らない魚たちです。 彼らは悲しみも苦しみも循環し昇華してくれる“海"の存在を知りません。 しかし、人との出会いによってその海の存在を知り、それぞれの幸せを見つけにいく物語で、「自分の居場所」「幸せ」「大切な人」「約束」「生きる」について深く考えさせられました。 各短編小説が絶妙に絡み合う構成もとても素敵でした。 「大切な人」がどこか遠くに離れてしまったとしても、その人は心の中で生き続けます。 自分が離れる側になったとしても、誰かにとってそうであるのかもしれません。 もし別れが訪れると分かっているのなら、後悔する前に「大切な人」であることを、言葉だけでなく態度でもきちんと伝えたいと思いました。 その人の心に残ろうと別れを選ぶくらいなら、そばにいられる道を選びたい。 それでも一緒にいられないのなら、「あなたは大切な人です」と伝えておきたい。 ーーそんな思いを抱きました。
とても綺麗な短編連作集でした。どのエピソードも出だしの一行で続きが気になりあっという間に読んでしまいました。そしてラストの胸が暖かくなる光が指すような締め。お見事でした。
匿名
今この瞬間に出逢えてよかった
人には浮き沈みがあるが、ひどく沈んでいる時にこの本に出逢えた。壊れそうなほど生々しく辛い事象達がずらずらと並んでいるのに、最終的には力強く前を向いている。まるで今の私に前の向き方を教えてくれる教科書のようだった。ぜひ読んでください!
#泣ける #切ない #感動する
短編集なにの長い長編を読んだみたいでした。 物語の登場人物が繋がってるのでそんな感じがするのかもしれませんが、読み終えた後の感動は凄かったです! どれも前向で自分の心を強くしてくれた気がします!
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
町田そのこ
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃
コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)
わたしの知る花
星を掬う
52ヘルツのクジラたち【特典付き】
コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店 1巻
コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex) 原作&コミカライズ 無料お試し版
試し読み
あなたはここにいなくとも
「町田そのこ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫) ページトップヘ