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Posted by ブクログ
こんな、エロスな場面を爽やか?に書ける作家さんがいたんだな。突然の描写に、驚きながら、スッと入ってきて、下品さが一切感じない。
会話をしている場面。「」がないところがある。
ここの差はなにか?
気持ちが溶け出しているように感じるところには、ないように思う。
『夜空に~』夜の展望公園での会話が、まさしくそれだ。
「」ありの場面がその後きて、啓太と晴子の決意、みたいなものが、すごく伝わってくる。
『波間に~』愛、とはなにか。存在することの意義とはなにか。を問われているような感じ。
ただ与えてもらうことのありがたさも。
芙美の嘘が、これからどうなるのか。その嘘に、環の寄る辺になったことは間違いない。サヨの恋人の真意はわからないけれど、サヨに当てた最期の言葉が、人間の真理を現しているように思う。
人は、生き続けることができるのだ。ずっと。
『溺れるスイミー』
かなり、心にきた。
生活している場から離れたくなる。その気持ちは、誰しも一度はあるだろう。その衝動がずっと、止めたいのに止められない。他の人は、生活できているのに、なぜ。
朝井リョウさんの『正欲』に似ている読後感?
高校の時、バスで高校に登校しようとして、最後までのり続け、知らない駅に着いたことを思い出した。
最期、『海になる』での終わり。
凄いな。ここに繋がっていくんだ。と、連作短編の妙を見た、気がする。
最近、子を産んだばかり、ということもあり、桜子の境遇には、読んでいて身のすくむような気持ちになった。妊娠中でなかったのが幸いか。
でも、だからこそ。「苦しんでまで生きる意味が分からない」ことになっても、きっと、生き続けよう、とどこかで思うのだ。心でなくても。体だったとしても。そして、「ひとは誰かを育むものになれる」
Posted by ブクログ
読みながら、また読み返したいと思った
何度も再読する1冊になりそう!
一編目を読み終えるのが寂しかったけど、
その後の話にも時々登場人物が出てきて、
そこからまた想像を膨らませられたのが楽しかったな!
一編ずつちゃんと満足感があるのに、
さらに別の話でまた登場人物に出会えることで、
満足感が積み重なっていく感じもした!
短編だけど、
お話が短かったなっていう気持ちが残らなくて、
初めて短編も好きかも、って思った
誰かの強さや人間力に救われて、
前を向いていく人たち。
その人たちの考え方の変化に、
ぽっと明るくなるような気持ちをもらった
最後の解説にあった町田その子さんについてのお話を読んで、納得。
本当に1行目から惹きつけられる。
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