うつくしが丘の不幸の家

うつくしが丘の不幸の家

760円 (税込)

3pt

海を見下ろす住宅地『うつくしが丘』に建つ、築 21 年の三階建て一軒家を購入した美保理と譲。一階を念願の美容室に改装したその家で、夫婦の新しい日々が始まるはずだった。だが開店二日前、偶然通りがかった住民から「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」と言われてしまい……。わたしが不幸かどうかを決めるのは、家でも他人でもない。わたしたち、この家で暮らして本当によかった──。「不幸の家」で自らのしあわせについて考えることになった五つの家族の物語。本屋大賞受賞作家による、心温まる傑作小説。/【目次】第一章 おわりの家――美容室開業に選んだ家を「不幸の家」と言われた女性。/第二章 ままごとの家――不仲の夫、家でした娘、反抗的な息子、迷える妻。/第三章 さなぎの家――男に騙された女性と、幼い娘を抱えたシングルマザー。/第四章 夢喰いの家――不妊治療がうまくいかず、離婚届を書いた年の差夫婦。/第五章 しあわせの家――恋人が置いていった子供と、かつて父に捨てられた私。/エピローグ/解説=瀧井朝世

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うつくしが丘の不幸の家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    それぞれの住居人に物語があるなと思う。同じ軒下で暮らす家族(に限らない)人たちの話が温かい。

    引越し先の家は前の住居人の荷物がたくさん届いているけど、この家でも色々な物語があったんだろうな笑

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    うつくしが丘の家にまつわる、短編小説。
    最初は不幸なのかも…と思う家庭にもいろいろな事情があり、本当他の家庭のことは、見た目だけでは分からないことばかりなんだなと思った。
    最後は温かい気持ちになった。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    一家離散、失恋、不妊、失踪…住人に起こった出来事だけを見れば「不幸」としか言いようがないのかもしれないけれど
    それぞれの家族が「不幸の家」に住むことで
    自分たちの今と向き合い、自分たちなりの幸せを見つけ出していく心温まるストーリーだった。

    少しずつそれぞれの話がつながり、「不幸の家」の歩んできた歴

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    『星を掬う』を読んで、もっと町田 そのこ作品を読みたいと思い立ち、直ぐさま書店に駆け込んで購入した5作目の町田作品。

    『52ヘルツのクジラたち』、『宙ごはん』や『星を掬う』ほどの大きく心を抉られるシーンは少ないので、『コンビニ兄弟』と同じくらい町田 そのこビギナーにはオススメの作品だと思います❗️

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    いいお話だった。うつくしが丘の不幸の家にまつわる色んな家族のお話。最後はびっくり!「そうきたか」と涙が出てきた。美保理と譲はこの家とびわのお陰もあり、これから幸せいっぱいの人生を歩むことになるだろう。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    一つの家をまつわる、それぞれの物語がうまく絡み合っていて、どの話も心が温かくなった。読み終わったあと味がとても心地よい作品。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    うつくしが丘の不幸の家と、呼ばれてる家に住んでいた人達の話
    最後、枇杷の木の苗をプレゼントしてくれた子と、木の苗を植えた子が会ったシーンがあって、心温まった。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    一軒の家を舞台に、さまざまな家族の物語が描かれている。悲しみや苦しみを抱えながらも、どの話も最後は温かい結末で優しい気持ちになれた。
    「幸せのかたちは人の数だけある」。この本を通して、自分なりの幸せを見つめ直すきっかけになった。

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    電車の中で読んでいたのに涙を堪えられなかった本でした。いつもは小説はあまり読まないのですが、この本は心を軽く、そして温かくしてくれました。
    たまには小説も読んで、気持ちをほぐしてあげないのだという気がしました。

    小説を読んでいると、特に心が揺れ動く瞬間や、ハッとさせられる登場人物の言葉が出てくるこ

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    短編小説でさらっと読めるのに、家庭における現代社会の課題が巧みに盛り込まれている。
    この家に住む人たちの物語は、まるで家族という単位における現代社会の縮図のようだ。

    不妊治療や夫婦仲など、他人にはなかなか話せない家族の問題は、大小の差こそあれど、きっとどの家族にも存在している。当たり前のことなのに

    0
    2025年09月05日

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