【感想・ネタバレ】爆弾【電子限定特典付き】のレビュー

あらすじ

★★★祝・W1位!!★★★
日本最大級のミステリランキング、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠!!
これを読まねば、“旬”のミステリーは語れない!

◎第167回直木賞候補作◎
◎各書評で大絶賛!!◎

☆☆☆

東京中に爆弾。怪物級ミステリ-!

自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、
突如「十時に爆発があります」と予言した。

直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。

ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、
警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。

炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。



【業界、震撼!】
著者の集大成とも言うべき衝撃の爆弾サスペンスにしてミステリの爆弾。取扱注意。
ーー大森望(書評家)

この作家は自身の最高傑作をどこまで更新してゆくのだろうか。
ーー千街晶之(書評家)

登場人物の個々の物語であると同時に、正体の見えない集団というもののありようを描いた力作だ。
ーー瀧井朝世(ライター)

この作品を読むことで自分の悪意の総量がわかってしまう。
ーー櫻井美怜(成田本店みなと高台店)

爆風に備えよ。呉勝浩が正義を吹き飛ばす。
ーー本間悠(うなぎBOOKS)

自分はどちらの「誰か」になるのだろう。
ーー山田麻紀子(書泉ブックタワー)

※電子版には特典として、『法廷占拠 爆弾2』の「試し読み増量版」を収録しています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化もされた有名作。先に映像を見るとスズキタゴサク=佐藤二朗にしかならない。

自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、
突如「十時に爆発があります」と予言した。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。
ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、
警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。
炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。。。

「スズキタゴサクが強すぎる。」
この一言で8割ぐらい説明が付きそうなお話。(貶している訳ではなく、褒めてる)
とにかくその流暢な喋りで対峙する刑事の心を抉り続ける。
清宮はそれに負けてしまった。
伊勢はハナから相手になってなかった。
唯一、互角の勝負をしたのが類家。
その優秀な頭脳でスズキの出すクイズに対応し、裏にある理由までも推測している。
清宮との対決時には無かった表情の変化もあるぐらい、類家はスズキと渡り合っていた。
その類家vsスズキを読むだけでも価値のある作品だと思う。
狂人vs変人の頭脳戦なんて初めてだ。

また、読者は「悪とは何か」を考えざるを得なくなる。清宮のように真っ当に正義を謳っている人間にとって、スズキタゴサクの発言は飲み込めず、反発したくなる。
そして負けてしまうのだ。
一方で等々力や類家は悪や不幸について、すべてを飲み込み受け入れている節がある。等々力に関しては諦めにも似た感情だとは思うが。

しかし改めてスズキについて考えてみると、彼はいわゆる「ギフテッド」なのではないかと。一般社会には馴染めないが、その頭脳というか知能というか自己の欲望を満たすための能力は他に類を見ないものである。
そうじゃなきゃ類家と対等に戦えるはずがない。

それにしても最初に類家が等々力を買っていた(?)のは何故なんだろうか?
そこだけ正直分からなかった。が、面白すぎたので星5

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

この小説を読んだ人は

自分の中に眠る
魔物の存在に
気付いてしまうだろう。

犯人の罪を肯定は出来ないが、犯人に同情してしまう自分もいたのも確かだった。

圧巻の名作だった。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

タゴサクと類家の会話の展開にハラハラしてページをめくる手が止まらなかった!
事件の全体像が分かったときの驚きもありつつ、そこに至るまでの関係者の経緯を想像し、ミステリ要素だけでなく物語要素にも引き込まれた。

様々な視点が登場するなかで、勧善懲悪物で語られるような絶対的な正義と現実の人間の持つ正義との差分にも思いを馳せた。後者が悪いということではなく、普通の人間の正義なんて、どう転ぶかいつ爆発するか分からない爆弾のようなものなのかもしれないなと思った。

0
2026年03月17日

Posted by ブクログ

すごい話だった。自分の心の中の醜悪性、それを突きつけられたようで読後感は悪い笑
命の価値、命の順序、利己性、正義とは何か、それを考えさせる話だった。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

スズキタゴサクの得体の知れなさ、見透かされる恐ろしさに圧倒される作品。
映画化をきっかけに手に取った本だったけど、続編があると知って素直に読みたいと感じている。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

何度も何度も結末を予想しては違うと感じさせられた。そのくらい読み応えがあり、次々へとトリックに操られる。現代社会の闇とそこから自分を保つためにぜひ読んでほしい作品である。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

「身から出た錆といわれたらぐうの音も出やしません。けども冤罪ってのは、ほんとにつらいものですね。わかりますか、刑事さん。身に憶えのない犯罪を押しつけられて疑われて、白い目で見られてね。そうしているうちにむくむくと、くろーい感情がわだかまってくるんです。おれは何もしてないのに、なんでこんな目に遭わなくちゃならないんだ。これならいっそ、おれが犯っておけばよかったなって」
「なんだって?」
「おれが犯っておけばよかった。だってそうでしょう?あの可愛いミノリちゃんに、けっきょくわたしは指一本ふれちゃいないんですからね」

あらためて実感する。時限爆弾とは、なんとやっかいな代物だろう。いったん「ある」と思わせられたが最後、「ない」と証明できるまで恐怖につきまとわれる。どこかでひっそりとその瞬間を待ち、時を刻んでいるのかもしれないという想像がぬぐえない。

「目立たない子どもってのはほんとです。誰もわたしに注意を払いやしませんでした。空気みたいな存在です。山とか湖畔の、さわやかな空気じゃないです。ゴミ置き場の空気です。なんとなく臭う程度の、嫌だけど、目くじらを立てるほどじゃないくらいの。だからストーカーみたいな真似も、こっそりつづけられたんだと思います」

「人の心をのぞける能力があるとします。サトリって妖怪がもつような力です。これは一見、とても便利に思われますが、よくよく考えるとだいぶ怖い。相手の心をのぞけるってことは、相手の汚い部分から逃げられないってことですからね。常人の何百倍、毎日のように仲間が抱える汚物のような本音にさらされて、失望しつづける人生を想像してみてください。わたしなら、正気でいられる自信がない」

「清宮さんだってそうでしょう? わたしと奥さんなら、奥さんを助けるでしょう? そうじゃなきゃ変ですもん。それはきっと、嘘ですもん。人間はそんな風にできてませんもん」
「乱暴すぎます。極限の状況を、一般化はできません」
「でも似たようなこと、どこでも起こっているでしょう?学校でも職場でも、芸能界でも役所でも。きっとあらゆる場所で、あらゆる人が、いつもいつも、他人の命のランク付けにいそしんでいるんです」
「おそらく、そうなんでしょう」清宮は同意し、スズキを見据えた。「だからこそ、社会がある。法律や制度があるんですよ、スズキさん」好奇心を隠さずに、スズキがつづきをうながしてくる。
「わたしたちが身勝手だからです。平気で他人に優劣をつけるからです。それを野放しにしていたら平穏な生活が守れそうにないから、だからルールをつくったんです。長い時間をかけて、知恵をもちよって、完璧でなくとも、妥当なルールを。人の命の平等を、実現するために」清宮は力を込めた。「それをわたしは、信じている」

「でも最近、困ったことがあるんです。家の外から、平日の昼間、元気な歌声が聴こえるようになったんです。幼稚園か保育所か、そういうのができたんですね。ふだんはべつにいいんです。楽しいですよ、子どもの歌声に耳をかたむけるのは。何せ奴ら全力ですから。遠慮なんて知りません。ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ。男の子も女の子も、全力でビームを放つように歌うんです。音程なんておかまいなしに、ただただ口を大きく開けて、青筋立てて、身体の奥から酒き上がるエネルギーを爆発させているんです。彼らの躍動する生命が、びんびんに伝わってくるんです。だから苦情なんていいません。もとよりわたしなんぞ、異議申し立てできる身分じゃない。あっちは可能性の塊です。こっちはしがみついてるだけです。でも、甲子園のときだけはつらくてね。酒を飲んでまどろんで、おまえらのがんばりなんか知らねえよってつぶやくまぎわ、聴こえてくるわけです。ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ。全力のぶんぶんぶんです。可能性の塊です。未来ある命の軍歌です。それを聴くとね、たまらなくなるんです。昼間っからのんべんだらりとしちゃってる我が身の情けなさを突きつけられて、おれはどこでおれの可能性を失っちゃったんだろうって、考えてしまうんです。もう二度と、それは手に入らないんだなっておののくんです。そして眠れなくなるんです。眠りたいから、眠ってしまいたいから、だから酒を増やすんです。するとそのうち頭がぐるぐるしてきて、胃の中もぐるぐるしちゃって、トイレに駆け込んでげーってしてね。気分は良くなるんですけどね、代わりに眠気が、すっかり消え去っているんです。テレビからカキーンで澄んだ音がして、外からは陽気なピアノに全力の合唱です。わたしは部屋の中央の、電灯の真下に立って、ああ、今日は何曜日だったかな、スーパーのポイント還元の日だったかな、それは来週だったかな、なんて、現実が腐っていくのを、見て見ぬふりするんです」

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

連載中のコミカライズ版で知って、映画も先日観た。どちらも非常に面白く、満を持して原作小説に手を出した。果たして期待通り、いや期待以上の読書体験だった。
当たり前だけど漫画や映画よりも情報量が多い。メディアミックス版では描かれなかったキャラクターの設定・造形は物語により深みを与えている。とはいえメディアミックス版もそれぞれの特性を活かした良さがあるので、結論としてはどれも良い。この『爆弾』という作品に出会えて良かった!

映画版のキャスティングは非常に満足しているけど、その上でもし映画化を知る前にこの原作を読んでいたら、違ったキャスティングを脳内でしていたかもしれない。
例えば類家は成田凌、タゴサクはピエール瀧、清宮は西島秀俊、等々力は青木崇高かな〜…倖田はやっぱり伊藤沙莉だ。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

自らの守りたいものは明確な中で犠牲にしてまでも成し遂げたいこととの葛藤が辛かったけどリアルでよかった。爆発シーンは手に汗握る、国民的名探偵アニメみを感じた。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

母が映画を見てすごかった!と言っていたので、気になっていた作品。

滑り出しからスピード感よくサクサク進んでいく。もう中盤から止まらない、止められない。
スズキタゴサクのおぞましさ、不快感がすごい。読みながら鳥肌が立つレベル。途中「うっ…」って声に出してうめいてしまった。ただ、彼の言いたいことがほんのりわかってしまう自分もさらに怖くて、不気味でゾワゾワした。

「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」っていうニーチェの言葉がなんとなく浮かんできた。

なぜか私の中で類家はエバースの佐々木で再生されてた。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

映画は観ていないが、予告とキャストを見ていたので、スズキタゴサクの語りを佐藤二朗そのままのイメージで一気に読み進んだ

終始、取調べ室のやり取りが続き、スズキタゴサクと警察とのやり取りの中で、清宮も伊勢もスズキのペースにのみこまれていく
ヘラヘラと自分を卑下して語り、誰からも望まれた事の無い人生を送ってきて、その他人の思いが見えてしまうスズキ
「学が無いから私にはわかりませんが」と言うが、そうとは到底思えない相手を翻弄する語りで誰の中にもある悪、保身、諦め、破滅願望を呼び起こす

類家との応酬と爆発の恐れにヒリヒリしながら、映像でも観なくては!と思った

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ずっと緊迫感のある物語でした。登場人物たちの在り方の描き方がとても鮮やかで、それこそこの物語の重要なところだったのだと個人的に思います。幕引きも美しかったです。爆弾とはなんだったのか、考えさせられる作品でした。それと同時に、自分の考え方へも目を向けさせる作品です。私はスズキタゴサクのようにはなりたくないなと改めて思わされました。

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2026年03月02日

mii

購入済み

スズキタゴサクを憎めない悔しさ

映画からの原作です。

映画を見た際に、サスペンスというより群像劇だなと感じましたが、小説を読んでその印象はさらに強くなりました。

類家だけじゃなく、等々力、倖田、清宮、鶴久、それぞれエピソードを見せられて、誰しもがそれぞれの人生の主人公であり空っぽな人間なんていないのだと強く感じました。伊勢のエピソードもうちょっと深掘りしてほしかったー

そして誰しも主人公というのはスズキタゴサクにも当てはまることで、倫理観がぶっ壊れてること(それすら本当かわからないですが)をのぞけばとても人間味があり、ある意味魅力的な人物でした。

巻末の爆弾2の導入が良すぎてすでにキャスティングが気になっています(気が早い笑)
小説は購入済みなのでこのまま読みに行ってきます。

#ドキドキハラハラ #深い #ダーク

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2025年11月19日

匿名

購入済み

映画化納得

映画化する事を知ってから読みましたが
本当におすすめです

#深い #怖い

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2025年11月07日

購入済み

映画も楽しみ

はじめのうちスズキタゴサクのグダグダした会話に少しウンザリしたが、次第に読者もだんだん事件に巻き込まれる感じが。
今まで読んだことのない実に不思議な推理小説であるがこの世の実態をよく表している気もする緻密な表現はたいしたものである。
映画でスズキタゴサクを誰が演じるのかと思っていたらフジTVのCMに佐藤二朗の顔が出て、さもありなんと。

#ドキドキハラハラ #シュール #ダーク

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2025年04月28日

匿名

購入済み

酔っ払って人を殴って捕まった男の取り調べから始まり、霊感と称して男が爆弾が爆破する予言をする。そこからは凄かった。取調室の中だけでしかスズキタゴサク存在しない。気持ち悪いほどスズキタゴサクの言葉遣いや表情が伝わってくる。言葉遊びも見おとさないようにと、読み進めました。それぞれの刑事目線からの物語もあり、取り調べに全神経を注いでるのにはハラハラしたり、タゴサクに上手く乗せられてる刑事には腹が立ったり沢山の感情がグルグルまわりました。爆弾2ではどんな展開が待ってるのか早く読みたいです。

#アツい #ドキドキハラハラ #怖い

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

タゴサクは悪いことをしているのは間違いないが主張の所々で共感することを話していたのがとても印象的だった、ラストもとても良かった

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

類家vs スズキタゴサクの頭脳戦に痺れます。謎の答えは会話をメインに明かされていきますが、え、そういうことだったん?と感嘆するばかりでした。余談ですが田舎者には東京の地理、路線図が全く分からずヤキモキしました…。

性善説派ですが、それでも人間まるっと善性だけで出来上がってるわけではない。世の中の悪事に『分からないでもない』と感じる本能を理性でコントロールしなければと思う、でも自己中心的なむき出しの感情を振りかざしたくなる、その境界線上でなんとか人間らしくあろうとする等々力や沙良の人物像が良い絡みだったと思います。

欲を言えば、スズキタゴサクが完成した成長過程を、本人の自虐や卑下だけでなく、知りたかったです。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

なかなか面白かったが小説として読むにはちょっとしんどい。本書は500ページにも渡る長編なのだが、終盤にかけて長いな〜と感じてしまった。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

基本的には取り調べ室の会話で物語が進む構成だった。
ミステリーの枠には収まっているが、心情描写が複雑で抽象的な書き方が多く読みながら何度も立ち止まって考えた。
映画版も見たが、小説と比べるとミステリーとしての側面が前に出ている印象だったと思う。どちらから入るかで作品の印象が変わりそう。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自販機と居酒屋の店主を殴って逮捕されたスズキタゴサクによる爆弾予告から始まる取調室の中で物語が進んでいくミステリー。

面白かったポイントは以下
①スズキvs清宮を最初に持ってくることで、類家とのバトルに盛り上がりを見せたこと。(類家がかなり優秀だったため、このボリュームで最初から類家を出すのは微妙だっただろう)
②スズキの優秀さ。ホームレスとは思えない頭の回転、境遇の無敵さ、狡猾さ、無価値の証明に動く様がよく表れていた。
③類家の182Pのセリフ、人の心を覗ける話を最後にスズキが回収していった。
④等々力刑事はスズキ側の人間として語られるが、無価値、不幸と語るスズキとの対比が最後に見られて面白かった。

わからなかったポイント:
①細野ゆかりの話は何のために描かれたのかわからなかった。社会への溶け込めなさと救い?次への布石?にしては弱いし、、、なくてもいいかなとは思った。
②警察内部の悶々とした感じ。特に序列に関わる部分の描写が多かった。鶴久の課長としてのキャリア、矢吹、倖田が手柄を求めて動く様、伊勢による手柄の横取り話、それらが物語に影響を与えていたかと言われるとそうでもないなと。スパイスということか。まあ次回も出てくるんだろうな。少なくとも倖田は。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白かった。
取り調べの刑事と同じような感想を持ちながら読み進めた。

爆発?霊感?ほんとか?あと三度?終わった?え?まだあるの?もしかして本当にコイツは・・・

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京に仕組まれた爆弾。
取調室にて、爆弾犯だと思われる人物タゴサクと警察達との知能戦が繰り広げられる。

どこに爆弾があるのか、何故犯人は爆弾を仕組んだのか、読んでいくうちに少しずつ明らかになっていって続きが気になってすぐに読み終わった。

例えば、政治家とホームレスの命の重さは同じか。誰の命も平等なのか、命の重さについての話は面白かった←命は皆平等というけど結局は優先順位があるよねの部分。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまでハラハラが止まらない読書体験は初めてだった。読み始めてから常に心臓をギュッと掴まれているような緊張感があった。物語の多くは取調室での心理戦が中心で、なかでもタゴサクと類家のお互いに一歩に譲らない頭脳バトルが、展開の面白さに拍車をかけていた。
印象に残った場面は「心の形」についてタゴサクが話した場面。本当に人の命は平等なのか。口では平等だと言えても、実際に二つの命が天秤にかけられたとき、人は優劣をつけてしまう。そんな人間のどうしようもなさを強く感じさせられた。
事件現場で自慰行為を繰り返す刑事に対し、世間が強い批判を向け、人としての道を外れていると評価した場面。等々力の「わからなくもない」という言葉に、自分もどこか共感してしまう気持ちがありった。また、タゴサクの動画を面白半分で見た人々が、無責任な「いいね」や拡散によって結果的に状況を悪化させる場面では、人間の危うさが描かれていたと感じる。自分は真っ当に生きている、罪を犯すことはないと思っていても、一歩間違えれば簡単に落ちてしまう。人間として間違った行動を取り、他人を無責任に傷つけてしまう可能性を感じた。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

読んでて映像が目に浮かぶようだわと思ったら
映画化するんですね
映画も見たい

視点が時々変わるけど
読みにくくない
それぞれの思ってること分かりやすいし
みんなそれぞれ魅力があって読んでて楽しい

事件の謎解きより
心理戦の方が面白かったかも

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

少し前に話題になっていたので、気になって購入しつつ、読めずに積んでいたものの、映画化に合わせてまた話題になったので、映画を観る前に読んだ作品。

基本的には取調室の中での、容疑者と警察のやり取りがメインで進んでいく一方で、取調室の外でも爆弾探しや他の容疑者へのアプローチ等も発生。

登場人物が多く最初少し混乱したが、映画のサイトでキャストを予め認識したうえで補完しながら読み進めていたので、イメージがしやすかった。

だらしない見た目で、金もなく、生きていても誰からも見向きもされていない底辺の存在、所謂「無敵の人」スズキタゴサクの存在感がハンパなく、言動が愉快でもありつつ不気味さも感じた。

怪物スズキタゴサクの目的や本心は分からずも、キャストの佐藤二郎さんはイメージぴったりで、頭の中でずっと佐藤二郎さんが喋っていた。

類家(山田裕貴さん)との対決も映像でも見てみたいと思ったので映画も観たい。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

スズキタゴサクが、絶妙に気味が悪い
頭脳戦、心理戦

心の形が見えてしまうことが、怖い
結末は思いもよらないものだった

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2026年03月02日

ネタバレ 購入済み

刻々と変わる状況と心理

映画化もされた話題作。
映画館では観ないだろうけれど、内容を知りたくて読み始めました。

犯人のビジュアルは映像とは違うなぁ、というのが最初に感じたこと。
そんなのんびりした感想の後は、刻々と変わっていく状況に引き込まれていました。
ある時は取調官に、ある時は捜査員に、そして…
犯人が関わった人達になって、犯人と対峙しながら事件は進んでいきました。

一応の決着をみて終わりますが、そのまま…
続編読みます。

#ドキドキハラハラ #ドロドロ #ダーク

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2026年01月06日

匿名

無料版購入済み

映画予告を先に見ていたおかげで、スズキタゴサクはあの人の喋り方で再生されてしまうが、それでなんら違和感がない。役者さんの凄さを思い知る。

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2025年12月29日

ネタバレ

映画より原作が上!

2025年12月読了。

原作未読のままで映画を観たのたが、これだけの原作量に対して、圧倒的に尺(時間)が足りなかったため、山田くんのセリフが終盤へ向かうにつれて早口言葉のように速く成ってしまい、正直ストーリーに付いていくのが精一杯な感じで終幕となり、消化不良感満載で原作を読み始めた。
やはり謎解きのロジックはゆっくり分かりやすく説明してもらわないと「???」の連続に成ってしまう。その点でせっかく好演していた佐藤二朗の役どころがよく見えていなかったのが、原作を読んで非常に腑に落ちた感があった。
とは言え、原作にも全く瑕疵が無いとは言えない。山田くんが扮した類家の推理は、仮定や拠り所の薄い土台で論理展開しているので「仮に…、仮に…、」が多く、結果的にそれが当たりと成る辺りは、若干の都合の良さも感じてしまった。
但し、それを差し引いても、犯罪者の独白から始まる序盤の展開の薄気味悪さと、それに対峙する警察との攻防は素晴らしいものだと思う。そして奇抜なストーリー展開は他の追随を許さないリーダビリティも相俟って、極上のミステリーを読めたことに心から敬服する。

そして、この小説には続きがあるので、順次追いかけていきたいと思う。

#アツい #ドキドキハラハラ #アガる

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2025年12月15日

購入済み

人間の弱さや狡さや歪みを炙り出し、それを愉しんでいるかのようなスズキタゴサクという存在が心底気持ち悪いし恐ろしかった。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

頭脳派ミステリー どんどん読めて面白かった
スズキタゴサクは自分のこと卑下しすぎだけど頭いいじゃんね 言葉遊びのような心理戦?凄かった
映画が公開された後に読んだから役者さんを想像して読めてより一層楽しめた
読んだ後に見る映画が楽しみ

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2026年03月12日

sun

購入済み

ノンストップの緊張感を堪能

爆弾魔スズキタゴサクと警視庁特殊犯係の類家警部補の対峙は一室に凝縮され、まるで生の舞台さながら。
言葉の応酬が爆弾のカウントダウンと連動し、息を潜めてページをめくってしまうほど。
犯人・タゴサクは、まるで佐藤二朗に当て書きされたかのようなキャラ付け。冴えない風貌の裏に、毒舌と哲学的な悪意を湛えた男。
映画では、コミカルさと不気味さを併せ持つ演技が脳裏に浮かぶ。ネット拡散の現代社会を風刺し、善悪の境界を問う深みもある。ノンストップの緊張感を堪能した。



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2025年09月15日

Posted by ブクログ

取調室という密室での謎解きと心理戦。
スズキタゴサクが刑事を翻弄していく様は緊迫感が増し、おチャラけたスズキタゴサクが一転し不気味さが際立ちどんどんとのめり込んでいった。
後半は不気味さがなくなるというか、誰しも心に闇をかかえ、例え刑事でも闇に堕ちるよう操られるという不気味さが半減し、逆にスズキタゴサクを追い詰めているのか?と・・少しダレ気味となり残念。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

『もういいや』
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「この社会、どうしようもな」
「俺ってなんのために生きてんだろ」
恥ずかしながら、現代を生きる中で考えたことがないとは言えない。

けれど、そう思うこと
そう思えることを不幸せとは思わない。

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個人的な好みに基づいて言えば、
主人公が多すぎた。スズキタゴサクという魅力的なヒールの輪郭が曖昧になっているように感じた。

スズキに翻弄される「人間」が、その強烈さを際立たせている側面もある。しかし、それにしては書ききれていないように感じる。直木賞で宮部みゆきさんが「密室ドラマにする」或いは「上下二巻を読ませてほしかった」と指摘するのにも納得した。

清宮が敗北する場面は、自身を糾弾されているかと思うほどの緊迫感があった。「スズキタゴサク」とは怪物であると同時に、ある意味最も人間らしい。続編でその背景に近づけると嬉しい。

映画はまだ見られていないが、間違いなく見どころは「スズキの饒舌な語り」だろう。佐藤二郎さんというキャスティングは天才的だと思う。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

映画『爆弾』のキャストである佐藤二朗さんが日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞に選ばれたということで手に取った。

スズキタゴサクと警察の頭脳戦、心理戦が繰り広げられるが、高度すぎて理解するのがやや難しかった。

映画『爆弾』が3/31からネトフリで配信されるみたいだから、観てみよう〜。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

映画はタイミングが合わず足を運べなかったので、Netflixで配信される前に原作を読んでみました。

普段寝落ちしないんですが、この本読んでると何度も寝落ちしてしまいました。寝落ちという言葉より、エネルギー吸い取られるという方が正しいでしょうか…。途中で読むのをやめようとは思わないけど、続きが気になって手が止められない!という熱中度もなくて淡々と読み進めた感じです。

頭の中で想像するより、爆弾の衝撃や俳優さんたちの掛け合いの迫力が映画の方が楽しめそうかなと思いました。映画版に期待です!

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忙しい時期に、ちまちま読んだのは失敗だった。絶対一気読みする方が楽しく読めたとおもう。

命の価値、平等、心の形のところは相当面白かった。
スズキタゴサクが「バケモノ」であることは確かだが、命は平等ではないし、人それぞれどうでもいい存在がいることは確かである心苦しさを感じる。

スズキが本当のところ何だったのか、あえてわからないまま終わらせているのだと思うが、そこは知りたかったところ。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化すると聞いて手に取ったら、思った数倍会話がベースでびっくりした。

一般市民の女、長谷部の秘密を共有してた等々力、婦警、取調室、の4つの視点で物語が進んでいく。
長谷部という警官が過去に事件現場で自慰行為をしていることが週刊誌に報道され、威信失墜し最終的に電車に飛び込み自殺をしてしまった。等々力は問題の報道直後に「気持ちはわからないでもない」と同調をしてしまい、署内で煙たがられるように。
そこにスズキという自称記憶喪失の推定爆弾魔が現れ、等々力を指名したが事件の重大性により、位の高い人にバトンタッチ。清宮と伊勢と類家とスズキ4人の心理戦が始まる。

冷静で論理的な清宮は、自分が公正であるというプライドを持っており、スズキとの論理ゲームで幼稚園児とホームレスの命を天秤にかけられ、ホームレスに詳しくなかった、あまり関心がなかったが故に敗北してしまった。

伊勢は以前婦警の先輩から手柄を奪っていた。そんな中スズキに翻弄されて、罪悪感からかなんなのか、特別な情報を婦警の先輩に教えた。しかしそれはブラフで罠式の爆弾がしかけられていた。

類家はスズキと互角程度にやり合うも、スズキがヒントを出し惜しみしたせいで爆発は免れなかった。しかしそのだし惜しみを見抜くことによって、心理戦には勝利した

婦警はスズキが求める直接的で絶対的な恨みをプレゼントし、長谷部の奥さんがスズキ諸共自爆しようとするのを止めようとする。
一般市民の女は連続爆発事件の犯人を侮蔑しながら友達との話題に昇華しようとするが、SNSでバズの道具に使ったところをスズキに「この動画はSNSのRTが一定数超えたら自動で送られる」という、第三者から関係者側に引きずり込まれて焦る。
等々力は表面的な構造や制度に飽き飽きして、他人の命の重さが直感的には分からなくなり自分の理性とんりとのあいだで揺れ、次なるスズキになるムーブをとらされていたが結局ならなかった

などなど複数の視点があったから、取調室の精神的なやり取りを飽きずに読めた
スズキはこの世の中の構造化されていて、汚いところを見ないようにする欺瞞的なところが許せなかったのかなあ
ココ最近の小説は匿名性に対するアンチテーゼが多くて、純粋に楽しむより問題提起が目に付いてしまいまたか!となる
とはいえ一般市民の女の視点を入れることによって、スズキの巧妙さが表されたから不必要だったとは言えないし、現代について書くのなら、現代の問題も共に書かれるのも当然だよな

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2026年03月03日

購入済み

面白かったけど

ストーリーは意外性もあったし面白かった
ただ、なんと言ったらいいのか、犯人以外の登場人物たちの体温や熱量と読む側の感覚が微妙にズレてる
そんな印象でした

#アツい #じれったい

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2026年01月31日

ネタバレ 購入済み

映像で見たほうがたぶんよかったのかもしれない。タゴサクの一人しゃべりが長い。映像だったら面白いのかもしれないけれど、文だと途中で私は飽きてしまった。読み進めるのに苦労しました。
場面もあまり変わらないし、淡々と進んでいくという印象。

#ダーク

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2025年12月02日

匿名

真相究明されずモヤった

好評レビューも多く面白そうな内容だったので期待して読んでみたのですが
非常に読みにくく地味にストレスが溜まりました。
その1番の理由は、誰のセリフかわからない場面が何回もあったこと。
会話の応酬に「」がついていない。警察用語が注釈もなく使われている点。
登場人物も多く、場面転換も多いためこの人誰だっけ?となりがち。
なのでいちいち読む手を止めて前の方のページを遡ったりして読むのに時間がかかりました。
以上の不満は映像化でほぼ解決されるだろうけど、1番の不満は中途半端なところで話がおわってる点。
事件の真相究明がされないまま終わるのでモヤモヤする。
劇場版ではその辺りをある程度スッキリさせてほしい。

この小説で一番面白かったところは
タゴサクが爆破予告ビデオで「〜は〜だから殺します」ってターゲットを列挙するところ
ほぼ全員じゃん!と脳内でツッコミ入れました


#怖い #ドロドロ #じれったい

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2025年09月09日

匿名

購入済み

面白いかどうかと言うなら面白いが、読後感が宜しくない。で、星二つマイナス。
スズキタゴサク氏は、私にとってはエイリアンです。言葉通じない、会話できない。場面に登場するだけでストレスが溜まっていく。
続編も面白いに違いないが、またこのストレスと読後感にあうかと思うと買うのは躊躇します。

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2025年08月19日

購入済み

深みが足りない気がしました

これはシリーズモノの1作目なのかな。
登場人物の掘り下げが少なく、ぶっちゃけ誰が主人公なの!?と思いました。
もう少し、各キャラの役目をはっきり与えてもらえたら読みやすかったかな。
結局、タゴサクが主人公ってことになるのかも知れないけど、パーソナリティも動機も良く分からない理由で、最後まで読んでもカタルシスゼロ、フラストレーションが溜まる一方でした。

タゴサク嘘ツカナイの割に記憶喪失が嘘だしさ笑
あんな大掛かりな連続爆破事件もリアリティが全くないし、、、
作者はもう少し筆力高い方かと思っていましたが、うーん。

#じれったい

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2025年11月10日

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