【感想・ネタバレ】マイクロスパイ・アンサンブルのレビュー

あらすじ

付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、どこにも居場所がないいじめられっ子、いつも謝ってばかりの頼りない上司……。でも、いま見えていることだけが世界の全てじゃない。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり。残業中のオフィスで、事故現場で、フェス会場で、奇跡は起きる。優しさと驚きに満ちた現代版おとぎ話。

※この作品は二〇二二年四月小社より刊行されたものに、「オハラ☆ブレイクʼ22秋」で配布された小冊子「猪苗代湖でまた会う話」を加えたものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎さんの小説は、読書の楽しさを味わえます。本書も伏線が回収されていく爽快感が味わえて楽しめました。割と乗り換えの多い通勤の人にピッタリの小説と思いました。ちょっと不思議なファンタジー小説でした。

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2025年11月26日

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この本を読んで、「良いことがなかったと思える日」は、「他の誰かを救ったのかもしれない」と考えるようにしている。

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2025年11月16日

匿名

購入済み

マイクロ

読み進めていったら、マイクロってそういうことか!とわかって、ほぼ一気に読んでしまいました。
途中に入る歌詞も沁みます。

#笑える #ハッピー #深い

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎さんらしいファニーでファンキーなお話。とてもいい感じ。
猪苗代湖畔で行われる音楽とアートのフェスティバルで配られるリーフレットに載せる話として書かれ、1回こっきりのはずが毎年書き重ねられることになったそうだが、何年か前に書いた話の設定やエピソードが後半の話でしっかり活かされている筋書きや仕掛けに感心した。

ロックバンドの楽曲の歌詞がいい具合に物語に絡んでいて、〈あの頃に戻りたいって そうゆうコト言わない/あの頃に戻りたいって それじゃ今日に失礼〉とか〈生きてるあいだは 不死身だ/一度も 死なないんだ〉なんて、特に刺さった。
伊坂さんの多くの物語に根底にある「ただ生きていることへの肯定」や「周りに生かされてことへの信頼と感謝」のようなものと響き合っているように思える。

付き合っていた彼女に振られた社会人一年生の松嶋くん、突然現れたスパイに救われ自らも一人前の諜報員になっていくいじめられっ子の〈ぼく〉、いつも謝ってばかりだが実は大人物(?)の門倉課長…。
本を閉じる頃にはすっかり親しくなった登場人物たちと別れがたい感じもあって、心地よい読後感でした。

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2025年11月30日

購入済み

やっぱり面白い

伊坂幸太郎ワールド全開、オススメです。

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2025年11月18日

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とりとめもなく淡々と進んでいくストーリー
ん?って最初は理解が追いつかないけれど、そこは伊坂幸太郎っていうネームバリューの安心感があってさすが。理解できなくてもちゃんと読み進めていけばちゃんと理解が追いついてしっくりくる瞬間はある。それが経験上分かってるから何も気にせず読み進めることができる。
子供の頃に行ったことがある猪苗代湖、今度足を運びたいなって思います。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

現代版 御伽噺。
随所に伊坂さんらしさがでています。

こちらの世界とあちらの世界。
空間を異動する何かがそろえば出現する扉。

物事には絶対はない。

幸せとは。

あの頃に戻りたいって そういうコト言わない/あの頃に戻りたいって それじゃ今日に失礼


音楽イベントに合わせて作られた書き下ろしを毎年更新。
そしてできた一冊。
とても素敵なお話にできあがっています。
ホッコリできました。

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2025年11月14日

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ネタバレ

目の前で起きる不思議なできごとを、自然と受け入れる登場人物たち。そして物語が交錯していく。
僕も自分が興味を駆り立てられることや、偶然などを思い切って受け入れていくことで、「奇跡が起きる」とか「人生が好転する」とか、そんな物語が始まるのかもしれない、と少し暖かい気持ちになれました!

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2025年11月11日

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伊坂幸太郎は今年何冊目?やっぱり安心感がある。
いつもの伊坂節はもちろんやねんけど、時系列は揃ってても世界線がズレてる今回の構成はなかなか面白かった(同じ世界線ではあるけどズレてる)
設定のぶっ飛び加減もほどよいし、帯にも書いてある「どこかの誰かが幸せでありますように」っていうとおりで、ホッコリする作品
猪苗代湖行ってみたくなった

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

久々に伊坂さん、面白かったぁ、ファンタジーと言うか御伽噺というか。読後感気持ちイイし、伏線回収も楽しいし、流石!

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2025年11月07日

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想像していた内容とは少し違いましたが、確かにマイクロスパイ・アンサンブルという表題がつく作品でした。
猪苗代湖を舞台に少しファンタジーな内容が絡むお話です。

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2025年10月30日

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タイトル通りマイクロスパイが頑張る話だった。

人間たちとマイクロスパイが互いにこっそり影響を与え合ってたのが面白かった。

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2025年10月30日

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読みやすくてあっという間に終わってしまった。
深刻な話になるわけでもなく、日常の延長みたいな感じでライトに読める話だった。相変わらず表現はおしゃれだけど。
25年後に今のことを思い出すとどう感じるのだろう。懐かしく、切なく、寂しく思うんだろうか。当たり前だけど、大事なのは今ですよ。
プライドなんてものはただの言葉。取るに足らないプライドのせいで大事なものを見失わないように。
仕事でバリバリ頑張る気持ちと、なるべく心が揺れないように俯瞰的に自分を見る気持ち。ダブルスタンダードでいいと思う。

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2025年10月25日

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はじめは、ストーリーがわからずちんぷんかんぷんだったけど。だんだんと2つの物語が交差していくと、面白くなってきた。ただ、エージェント•ハルトの世界が何だったのか、想像をかきたてるのが苦手な方には難しく感じてしまうだろう。

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2025年11月26日

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伊坂幸太郎作品の違う軸で進んでいく話に最初こそ苦戦したが、読み進むに連れて互いの世界にとっては些細なことが影響し合ってるに気づいてからは楽しく読めた。

あっと驚くような伏線回収と言うよりかは心が綻ぶような小さな伏線回収が沢山出てきて良かった。
車のライトをつけた、下を向いてくしゃみをした、そんな事でもどこかの誰かには影響しているのかな。気づかないだけで自分の些細な行動もエージェント・ハルト達に影響を与えてたら面白いな。

著者インタビューにもあったように起こってもおかしくない奇跡が沢山起きるというのも良かった。
自分も奇跡の可能性を否定せず、僅かな可能性でワクワク出来るような日々を送りたい。

門倉部長は謝ってばかりだが、確固たる自分の信念があってかっこよかった。

「謝って削れるようなプライドなんて、大したものじゃない」というセリフに感銘を受けた。

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2025年11月24日

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面白かったけど、物語が交互に書かれていて
自分にとっては、1つの物語を読む方が集中できるなと思った。没頭したい方にはお勧めできないかな。

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2025年11月23日

購入済み

あとがきでさらに楽しめる

著者との対談が最後に載っていて、この物語のできるまでがわかる。
知っているアーティスト名が出てきて「おーっ」と思ったりして楽しめました。
時間が経ったら、もう一回読むと思います。
アイネクライネナハトムジークも。

#笑える #ドキドキハラハラ

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2025年11月23日

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audibleにて。

自分の苦手なファンタジー?SF?要素のある作品だった。

彼女に振られた男の話はサラサラ面白く聴けた。
まぁ、audibleで聴いていたので挫折する事は無かったし、終盤に向かって繋がってくるのは面白かったし、優しい気持ちになれる話だった。

伊坂幸太郎さんってもっととんがった話しを書く人だと思っていたけど、前に読んだ作品も優しい話しだった。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小さな奇跡の積み重ねの本

短く読みやすかった。場面が1ページごとぐらいに代わっていくので、自分としては次々とくる展開に面白くすぐ読めた。また、不快感もほとんどないため3時のおやつ的な感覚で読める。

今回は主人公に感情移入して読めた。特にこれといったことがなく、周りで何かが起こる。こういうところが自分と重ね合わせてしまった。

作中所々にでてくる歌は、なんとなく日本のブルーハーツとかの雰囲気を感じた。全部がおんなじ人の歌詞な感じがする。何重層にもなっている世界がファンタジーとして面白かったが、踏まれることがないのかはふと考えてしまった。天野さんのお父さんは結局幽霊としているのかそれともまた違う層の世界にいるのか疑問ですね。

最後の伏線回収とミスリード、タイトル回収は、流石伊坂さんと言わざるを得ない。

読み終わった時、自分にも小さな奇跡が起こったので驚いた。

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2025年11月19日

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2025.14

すごく久しぶりに伊坂幸太郎の作品を読んだ
働きながらだとどうしても読むのが細切れになるけど
途切れ途切れでもちゃんと面白い
伊坂幸太郎の作品に出てくる登場人物の会話が好き
軽くてするする読める
大した意味がなさそうなところに
面白みが詰まっているのも好き
良いファンタジーだった

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

なんでもない1日が、繋がって、なんでもない想いが、繋がって、巡り巡って自分の元にかえってきたりなんかして。

そう思えば人生って毎日素晴らしくて尊いものなのかも、しれない。

伊坂幸太郎のこういう軽やかさがすき。どんな時だって自分に素直に生きていきたい。

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2025年11月19日

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付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、どこにも居場所がないいじめられっ子、いつも謝ってばかりの頼りない上司...。
でも、いま見えていることだけが世界の全てじゃない。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり。残業中のオフィスで、事故現場で、フェス会場で、奇跡は起きる。優しさと驚きに満ちた現代版おとぎ話。

まさにおとぎ話という表現がピッタリ。設定が理解しづらいし、意味が分かりづらいというか、意図が分かりづらいなーと思ったら、毎年開催されるフェスのために年1で書き下ろされてたと知り納得。求めていた感じではなかったけど、伊坂みは楽しめた。

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2025年11月11日

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2つに物語が並行して進んでいく。
失恋男の松嶋くんといじめられっこの少年がエージェント・ハルトに助けられて、猪苗代湖が舞台で繰り広げられていく
伊坂ワールド。
これちゃんと読めば伏線もあちこちに張り巡られていそうだし面白いんだろうけど、ちょっと体力が今なくやむ無く途中で挫折する。

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2025年11月06日

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伊坂ワールドに浸る。
読むことの心地よさを感じさせてくれる数少ない作家の一人だ。

今回も異なるお話と世界が交わって、平和に無事に物語は進んでいく。
特にスパイになった少年と、誇りなしの男が絶妙にイイ。
世の中の価値観をいい意味で蹴飛ばしているキャラクターが出てくると、伊坂ワールドでは、その人間はなにか重要なことをやり遂げる。今回もご多分に漏れず良い働きをしている。

あれ、これで終わり?
という中途半端さもご愛嬌。

心に平穏な休みを与えたいなら伊坂幸太郎を読むに限る。

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2025年11月05日

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星の数は整数しか選べないから3にしたけど、実際は3.5という感じ。
正直はじめはハズレかな〜と思った、でも読み進めていくと面白くなってきてあっという間に読み切った。あとがきでとあるフェスに対して毎年書いていた、とあって、そう考えると1年目より2年目が面白いのはすごいなと思った(ドラマでも映画でも、パート2はパート1に劣る印象があるため)。
4年ほど前、実家を出て一人暮らしを始めたばかりで寂しすぎて病んでいた時期があって、その頃にバイトの帰り道で遠くで輝く家や車の沢山の光を見て、みんなも生きているんだ、と謎に救われたことがある。この経験はこの話とは少し違うけど、知らないうちに誰かを助けているということは起こりうると思う。そしてそれはすごく素敵な事だと思う。

良かったけど、伊坂作品にしてはそこまでハマらなかったし読み返すこともない。所々に出てくる月の描写は美しくて好きだった。

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2025年11月05日

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伊坂幸太郎の魅力が詰まった、連作短編。
この作者は、現実とファンタジーが地続きになる話の構成が上手い。
本作は、極々平凡な一般人と異世界でスパイをする若者の運命が交差する話。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

同じ世界線で生きてるのに、大きい人と小人の世界で全く違う世界になってる。1つ1つの小さなことが知らぬ間に相互し合って、助け合っている。不思議な世界でおもしろかった!

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

人と人の繋がり、優しい話。
たしかにファンタジー要素も入ってくる
現代版おとぎ話でした!
3つ揃えば奇跡が起こる、ちょっとした偶然がその場を救うみたいなのはほっこりしましたね
でも確かに他の方の感想でも見たけど、
ほっこりはあるがストーリーとしては物足りない!
マイクロ×スパイの奇妙な設定が、
もう少し後半で効いてくるのかしらと思ってた。
作中に出てくる歌詞はどれも好きだった!
とくにハッピーハッピー言ってるやつ。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

猪苗代湖や会津など福島を中心に
スパイや謎の扉
そして様々人(失恋した社会人、いじめやDVを受けた子)が巻き込まれつつ幸せを掴む

油断すると違う世界?読み戻しながら読み進めるのがオススメです

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

福島県の猪苗代湖で行われる
音楽とアートのフェスティバル
第一回「オハラ☆ブレイク」のための描き下ろし短編の集合

伊坂さんらしい、場面切り替えと繋がりがありつつも、
繋がり方等がいつものようにすんなりとは入って来なかった作品。

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2025年10月27日

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安定の面白さではあったが盛り上がりにイマイチ欠ける印象。スパイの設定があまり生かされてるイメージじゃなかった。読後感は良かった。
フェス自体に思い入れがあればもっと面白く読めたかも。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

猪苗代湖を舞台に、それぞれ別々の人生を歩む人たちが、まるで偶然を装うように少しずつ交差していく。誰かの選択が、思いもよらない場所で別の誰かの運命を動かす。その連鎖が、まるで見えない楽譜の上で音を奏でているようだ。
 登場人物たちは、みんなちょっと変わっていて、でもどこか愛おしい。小さなスパイたちが、世界の裏側で“つながり”をこっそり仕掛けているような気さえする。
 しかもそれが深刻になりすぎないのが、伊坂さんのすごいところだ。登場人物がとんでもない状況に巻き込まれても、ユーモアがスッと入り込んで、思わず「まあ、人生そんなもんか」と笑ってしまった。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

1年目は、任務の男「ハルト」、失恋の男「松島君」、逃げる少年「」は、名前が出てないが、物語に登場したのはハルトも出てくる。これは、複数の主人公が絡む、楽しいタイプだな。ってなる。キーワードは、グライダーのようだ。これをどうやって回収するのか。

2年目は、カゲロウがキーワードなのかな。それとも猪苗代湖かな。失恋の男は、失言の男として。逃げる少年は、任務の男として、物語が交互に進む。

3年目は、誇りなしの男(失恋→失言)は、課長と猪苗代湖へ。帰還の少年(逃げる→任務)は、1人での任務もこなすが常にファンタジーです。

4年目も、松島くんは入社3年目の男として登場する。先輩かわいいのかな。そして、また、猪苗代湖へ。救出する少年は、ファンタジー過ぎて、イメージが湧かない。

そして5年目。いよいよ、つながった!

6年目。おめでとう!

って思って、最後まで読んだら、そういうコンセプトの本だったのかぁー!!ってなる。松島くん、おめでとう♪娘さんに好かれるフレーズが思い浮かぶとイイね♪ってなる。

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2025年10月06日

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