柚木麻子の作品一覧
「柚木麻子」の「BUTTER(新潮文庫)」「オール・ノット」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「柚木麻子」の「BUTTER(新潮文庫)」「オール・ノット」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
立教大学文学部フランス文学科卒。2008年にオール讀物新人賞を受賞。受賞作『フォーゲットミー、ノットブルー』は『本の雑誌』上半期エンターテインメントランキングで3位となる。2013年には『嘆きの美女』がテレビドラマ化される。
Posted by ブクログ
ジャケ買いした本。めちゃくちゃ面白かった。
◾️ノンフィクションである点
まず、この本は実際にあった首都圏多発不審死事件を元にした作品であることが衝撃だった。(読んだ後にちゃんと知った)。実際に木嶋佳苗の事件をモチーフに作られたことを知り、その時代の周りの人々への影響がいかほどであったかについても知り、考えさせられた。もちろん事実とは違う点もあるだろうし、木嶋本人もブログで「柚木のことは知らない」と発言しているそうだが、それでもある程度は事実に即しているのだろう。
◾️フェミニズムに対する反抗と虚構、自由
メインテーマとして、男性が女性に求めていると(一般的に)思われていること、そして女性が自
Posted by ブクログ
サスペンスとして読むべきか、ヒューマンドラマとして読むべきか、はたまたノンフィクションノベルとして読むべきか最後まで判断がつかなかった。
最初に読み始めた印象と、中途の引き込まれる感覚、そのわりにあっさりとした読後感は何もかもが異なる。物語の中で里佳を初めとする登場人物たちは見るも鮮やかに変貌し、物語の色をも塗り替えていく。
解説は女性同士の信頼と友情を描いた傑作だと評していたが、実の所女性同士というより、これは男女の関係にこそ焦点を当てた作品ではないか。過度なルッキズム、男尊女卑、女性の尊厳。一見して在り来りなテーマだが、結局本作はそれらの問題を否定も肯定もしない。ただあるがままに端に置く。
Posted by ブクログ
木嶋佳苗の首都圏連続不審死事件がモチーフになっている。
決してバター料理に癒される系ではなく、割と重いので覚悟が必要。
雑誌記者である里佳が連続殺人犯である梶井真奈子(通称「カジマナ」)にインタビューするために東京拘置所を訪れる。そのうちにどんどんカジマナの話術や佇まいにとりつかれ、勧められるがままにバター料理を食べているうちに太っていく。
それに対する周囲の批判的な反応など、ルッキズムやミソジニーといった女性にまつわる諸々の問題をてんこもりにした小説だった。
私も当時木嶋佳苗が逮捕された時は「なんでこの人が何人もの男を虜にしたんだ?」と失礼ながら思ってしまったし、メディアもそこに注目