【感想・ネタバレ】BUTTER(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。(解説・山本一力)

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Posted by ブクログ

この作品を読んで炊き立てのご飯で醤油バターご飯を食べた人は、たくさんいるだろう。私もその1人。エシレは塩が効き、カルピスはミルキーだった。ルッキズムと女性の生きづらさに焦点が当たっていると思う。細くあることが当たり前だと思ってきたし、優越感もあったけど、年を重ねて新陳代謝の著しい下降には抗えるわけもなく。今になって食べるバター醤油ご飯の沁みること。でも結局は文中にある自己肯定感を高めるしかないという…。そして適量を知ることが重要だと。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

⭐︎2026年1冊目

 今作に救われた読者も多いんじゃないかな?
 ふらっと入ったお店に誰かが迎えに来てくれるような、そんな人との出会い、そんな人生、想像するだけでいいなと思える。

 食べもののシーンがどれもこれも美味しそうなの。この本を読み始めてから、食に対する気持ちが少し変わったような気がする。カロリーや明日の浮腫を気にしていたけど、「今食べたいもの」「今美味しい状態のもの」を惜しみなく食べる人生もいいなと思えた。カジマナに揺さぶられた里佳の気持ちが分かる気がする。
 好きな自分でいるためにも太っていいとは思わないけど、好きなものを好きなときに食べるのだって、好きな自分でいるために必要な健康だと思う。

 自分的にはこんなに分厚い本をすらすら読めた経験、実はそんなにない。とても良い読書体験だった。

 メーカー先のかわい子ちゃんから「みんさん絶対好きです!」と紹介してもらって読み始めました。
 たまたまだと言ってくれたけど、手土産で銀座・ウエストの焼き菓子をいただいた。ちょうど読んでいた箇所だったから偶然のご縁に感動しました…!

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

木嶋佳苗をモデルとしたお話でした。
食べ物がたくさん出てくるお話で、読んでいてお腹が空きました。
特にバターが食べたくなる小説です。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の内面と向き合うことを「臓物を眺める」と例えていたのはだれだったっけ。
登場人物たちが、おのれの中から取り出した内臓を並べ、それが自分にどれだけ似ているかを突きつけられているような物語。「ここが違う、これは似ていない」と些末な違いを躍起になって探すたびに、その行為こそが同じ穴の貉である証左に思えて、ゾワっとする。

あとがきには「女の友情と信頼」というようなことが書いてあったけれども、私は(女性に限らず)「自立」の話だと思った。
そしてそこに、友情がどろりと絡んでくる。

「自立とはたくさんの依存先を持つことである」というのをTwitterで見かけて、なるほどなと思った記憶がある。

思い返せば、ひとりの友だちにべったりと執着するような友情を築くタイプの子は何人かいて、彼女たちはだれもがとても不安定だった。

カジマナ、里佳、怜子という3人は、違うタイプに見えながら、みんなアンバランスさという点で共通していたように見える。拘置所のなかからカジマナがどうにかバランスを取ろうとした結果、カジマナだけが取り残されたように思えた。

もうひとつ、読みながらずっと、フェミニズムについて考えざるを得なかった。
「権利はすぐに義務になる」というのは、確か障害者や難病を持つ方を支援する人が安楽死の制度化に反対する文章にあったものだったけれど、
女性の働く権利を主張してきた裏で、私たちは働く義務を押し付けてこなかったかと、うっすらとした罪悪感を突きつけられる。
今みたいに、女性が仕事を持てるようになるまでには、権利を声高に主張しなければならない時代があって、ワーママなんて言葉が普通に言われる前に、苦労しながら戦ってきてくれた人たちがいるはずで、そのときに、家事がおざなりになって、置いて行かれた気持ちになった子どもたちもいたはずで、その一人がカジマナだったりするんじゃないか。

必要以上に手をかける豪華な料理は、一種のバックラッシュだったりするのかもしれない。

それにしても料理の、バターの描写が、食欲をくすぐり続ける。塊のバターを厚く切って、食パンでもお餅でも、温かい何かに乗せて、温度差を感じながらほおばりたい。

この小説は海外で先に注目されたというけれども、エシレバターを使ったバター醤油ごはんや、夜中の新宿で食べる塩バターラーメンの、あの背徳感溢れる感触を、海外の方はどこまでつかめるのか。私たちはそれをきっと一歩深く感じ取れるよ、と浅はかな優越感に浸ってしまう。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

仕事も恋愛も家庭も全部完璧にこなせって社会に強要される息苦しさ、その息苦しさをバターの香りで解放してくれる傑作でした。

日本社会の「見えない圧力」と真摯に向き合ってる。

女性に「美しくあれ」「強くあれ」「優しくあれ」って押し付ける日本社会の矛盾を、ここまで丁寧に、でもユーモラスに解剖する小説って本当に珍しい。
「バターが大好きでフェミニストが嫌い」っていう梶井真奈子のキャラクター設定が実は見事な社会批評の隠喩になってるわけで、読みはじめすごく嫌いだった梶井がだんだん人間らしくて愛らしくなってくるのが不思議。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

読み進めるほどに、
バターを使った料理が食べたくなる。
丁寧にごはんを作りたくなる。
そして、とにかく「美味しいものが食べたい」と思わせる一冊。

ただの“食”の物語ではなく、
その奥には 人の弱さ や どうしようもない感情 が静かに描かれている。

特に印象に残ったのは、
女性が常にさらされている「周りからの評価」や「他人の視線」。
誰かにどう見られるか、
期待に応えようとしてしまう気持ち、
そこから自由になれない息苦しさに、強く共感した。

物語には、さまざまなタイプの女性が登場する。
強い人、弱い人、賢い人、不器用な人。
でも不思議と、どの女性の気持ちも「わかる」と思ってしまう。

誰か一人を断罪する話ではなく、
誰の中にもある感情を、そっとすくい上げるような物語。

読後に残るのは、
「美味しいものを食べたい」という気持ちと、
「自分の欲望に正直でいていいのかもしれない」という、
小さな肯定感。

そんな余韻が続く本だった。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フェミニズム小説で読む人を選びそうだけどすごく面白かった!自分の地元が新潟県なのもあり、読み出したら止まらなくて、久しぶりに一気に読んだ小説でした。
カジマナの地元として新潟県の阿賀野町が出てくるけど、田舎特有の嫌なところがちゃんと書かれててわかる....と思ってしまった。それでもサントピアワールドや安田ヨーグルトなど出てきて親近感。

東京に上京してきて割と生きやすいな、と感じたことがある女性なら刺さる部分が多々あるんじゃないかなと思いました。
容姿や働き方、生き方も自分の適量を探していくことが大切。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

“BUTTER”まさに作品を象徴するメタファー。こってりとまとわりつき、乳の匂いが女を彷彿とさせる。動物性食品の独特の強みとカロリーの高さ。けれど、一度口にすると圧倒的な満足感をもたらし、何度も料理に使いたくなる。

被告人であるカジマナは伝統的なもの、古来の価値観を好み、バターはその象徴である。バターを使いすぎることにより、執着、劣等感、嫉妬など、負の感情が増幅させる。しかし、その魅惑の味を手放すことができない。手放すことは、自分を否定することと同じなのだ。

記者のリカ、その友人のレイコもカジマナの影響を受け人生の歯車が狂っていく。読み終えた時に、本当に彼女たちの人生が狂せられたのか、元々の生活のほうが歪んでいたのかわからなくなる。

ルッキズムの作品だと捉えられがちだが、誰もがもつ「心の隙間の埋め方」を問う作品だと感じた。何かの比重が高まれば、何かの比重が下がる。自然の摂理に満足せず、求め続ける限り、心は膨れ上がり満たされない。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

こんなに美味しそうな描写がたくさん出てくると思っていなかったので、グルメ小説としても楽しめた!
カジマナの影響をうけて、変化していく主人公。
変化の過程で「本当の自分」に気づき、受け入れていく様は、自分にも当てはまる部分が多く、救われる感じがした。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物の考え方に共感する部分が多く響く読書体験だった。惹き込まれてしまい、夜更かししつつ数日で読み終えることができた。

ルッキズムや男性に対して少し過剰にも思える箇所はあったものの、自身の実体験にも重なる所があったため消化することができた。
もしかしたら現実はここまでであって欲しくないと願っているのかもしれない。

また、より一層友人を大切にしようと思えた。
私もたくさんの部屋がある場所に大切な人達を呼んで一緒に暮らしたいと常日頃思っているので、作中でも主人公からその様な発言があり驚いた。

誘発されてたらこバターパスタを作ってみたものの、パスタを茹でる時の塩分が多く辛いものになってしまった。

バターはまだ沢山あるので再チャレンジしたいと思う。

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2026年01月07日

購入済み

雑誌記者の里佳は、連続殺人の被疑者であるカジマナの独占取材権を得るべく、かぐや姫のような彼女からのオーダーに応えようと奔走します。里佳の親友である伶子もまた彼女の悪意に翻弄されます。
実際にある有名な事件をモチーフとしているように感じました。主題は社会から求められる正しさや、女性らしさや家庭観などに疑問を投げかけることと、様々な形の友情なのかと思いました。
生々しい料理の描写が特徴的で、作中に登場するたらこパスタをつい作ってしまいました。フランス映画のようだと感じる瞬間がありました。

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2025年12月28日

私がこの本の存在を知ったのは滞在先のイギリスでした。昨年のクリスマスの頃、突如店頭に山積みになり文字通りのベストセラーとなっていた光景をよく覚えています。以来ずっと気になっていました。読み始めて、最初に刺さったのがバター醤油ご飯の描写です。バターとご飯、それをこれほどまでに美味しく描いた本がかつてあったでしょうか。そこから続く、まさに垂涎ものの食べ物の数々。一方で、その後ろで肥えていく主人公里佳の、揺らぐ女性としての価値観。彼女がインタビューした受刑者梶井真奈子と関わる間に得たもの、失ったもの。混然と混じり合うこれらの中から里佳が最後にどう答えを出して、自らの人生の道を決めることにするのか、最後まで息を詰めて読み進めました。この本が海外で高く評価を得たこと、そこに普遍的な他者から向けられる視線や、生きづらさ、孤独、そういったものを見たように思います。女性だけでなく、男性もまた共感できることが多いのではないかと私は感じました。

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2025年08月05日

QM

購入済み

被告人の生き様について

前半は「あぁバター美味しそう、、、」くらいの感想しか浮かんでこなかったが、読んでいくうちに女性の世の中での立ち位置、被告人梶井の胸の内、次々と明かされていく周囲の人との関係やその人たちの考え方見方など書き連ねられていて引き込まれた。被害者たちは梶井に直接手を下されたのか、急に構ってもらえなくなって自分でそうしたのか。女性だろうが男性だろうが自分の好きにし、好きなものを食べて思うように生きていけたらいいと思う。

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2024年07月21日

購入済み

すごい

相変わらず柚木さんの作品は読んでて、丁寧な描写のため安易に想像できる素晴らしい料理達!なんじゃこれめっちゃ美味しそう!と刺激された食欲が、人間らしいというか、あー、、、、って感じの女のドロドロした闇や裏切りを見せられて、ズーーーンと凹んでって、やっぱ元気なときにしよう、、、、っていう、、、なんとも言えない後味を残してくれます

自分がどっちかって言うと、リカ達のキラキラ系頑張る女子ではなく、カジマナのような外見なので、なるほど納得な部分多い

美味しいもの食べて、太って何が悪いって感じ
食べたいもの我慢して、痩せるのが本当にいいのか?

、、、って思っても、やっぱ骨の髄まで「痩せてるほうが美しい」となってる世間はとても怖い

いやー、、、大変面白かった!

#切ない #深い #怖い

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

重い重い!あまりにも重くて、ねっとりしててバターのような話だった。バターとマーガリン。自分らしく働き、生きることと男に捧げ、完璧に生きること。本物はどっち???

わたしまで、カジマナにハマり込み、溶けそうになった。でも愛と友情に救われた。重いし、深いし、理解し切るには、自分が未熟すぎた。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

女性の生き方について考えさせられる話。
付き合いのある男性が3人連続で亡くなったとして、殺人犯の容疑で捕まっているカジマナ。彼女は決して美女ではない、太っている見た目の冴えない女性。そのカジマナを取材する記者が主人公。
カジマナから話を聞き出そうとし、カジマナに取り入るために話を合わせて取材していくうちに、カジマナに取り込まれそうになる。

ちょっと忘れちゃったけど
カジマナは働いたりしないで男の人と一緒にいることで生活してきた。
なんかお母さんともうまくいかない、お母さんとは気が合わない。お母さんはバリバリ働く人だけどカジマナは女性は働かずに美味しいご飯で何出来ない男のためになんでもやってあげてそれこそだみたいな。でも男はフランス料理がわからずにビーフシチューと言ってがっかりみたいな。




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2026年01月11日

Posted by ブクログ

元になっているとされる某事件。
ニュースで見た時は、ここで書かれているような、なぜこの人がこんな魔性の女になれたの?と酷いことを私も考えていた。
この本を読んで、どこまで元の事件と重なるのかわからないが、男も女も無意識なのか意識しているのか相手を値踏みしてランクづけし、自分より下の相手には馬鹿にした態度をとる…。私も覚えがある。
いろいろと考えてしまう。
体重が5キロ増えただけで、メンタル病んでいるのではと心配されてしまう。まぁ、ただ、普通に生きていれば急激に5キロ増えることはないし、そのことは不自然とは思わないが、痩せているのが正義という風潮はいかがなものかと思う。
ただ、太れない人がいるのも事実。痩せている人を一括りにして美容のために摂生あるいはダイエットしているのだろうと決めつけるのも、いかがなものかと思う。
なんだか色々ごちゃごちゃ考えた作品だが、バターが最強の食材という点には異論がない!高いけどケチらずにバター買おうと思った笑

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

読み終えて「すごいフェミニズム小説を読んだ...」と思った。この小説はずっと「ケア」の話をしていると思う。梶井は男性にとって従順な「女性らしい」仕草、そして「ケア」を男性に与えることで生き延びてきた。だから「フェミニストを許せない」と言う。しかし梶井はそういう生き方では得ることのなかった女性同士の友情、連帯、ケアのつながりに憧れてもいた。だから逮捕前、七面鳥を調理して、料理教室仲間にふるまいたかったのだ。そして梶井が料理教室に通い始め、自分のために料理するようになったから、梶井の周りの男性たちは次々に死んでいった。梶井は本当に殺していないんだと思う。ただ、与えていたケアを与えるのをやめただけ。それだけで簡単に人は死ねる。「ケアの繋がりをもつこと」はとても難しい。信頼関係も必要だけれど、自分の弱さ、脆さを受け止めることも大事だと思う。そしてそれが一方的なケアにならないよう相互的なものであるように互いに努力が必要だ。「ケアは無償で当たり前に与えられるべきもの」という認識によって梶井の周りの男性たちは自ら自滅したのだ。しかし、男性が「ケアのつながり」をもつことが難しい規範があることも事実。ケアについてもっと学びたくなった。
この本を読んでいる間、食べ物を食べる時、その味や感覚に意識を研ぎ澄ませて食べていた(小説があまりにも美味しい食べ物を食べる時の描写が上手くて)。掃除や料理を「ロック」「権力への反発」と怜子が表現したのが興味深かった。確かに掃除や料理といった家事労働って「女性性」と結びつけられがちで、さらに「愛情」という名のもとで無償化されるけど、実際ものすごい力仕事でパワーがいる。確かにやわらかい「女性らしさ」のようなものとはかけ離れている気がする。「女性らしさ」と結びつけられているけれど。自分のためだけにそれをする、というのは確かに「ロック」なことかもしれない。
梶井の被害者男性たちは、女性なしでも自分を大切にすることができたし、助けを求めることができたと思う、と里佳は物語序盤で語るが、それが難しいことを終盤で知る。助けを求めることはとても難しいし、ケアのつながりを構築することもすごく難しい。特に男性が、ではあるがそれは女性にとってもだ。
フェミニストをマーガリンと同じくらい許せない、と言う梶井真奈子が、最終的にこの物語の中で1番家父長制に抗っていたような気がするのは私だけだろうか。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

⭐️4/5
婚活で知り合った男性を次々殺害したとされる死刑囚木嶋佳苗がモデル。
最近、50歳以上の婚活が盛んらしいがこのモデルになるような女は、確かにモテるであろうなと思ってしまう妙な凄みを感じさせる描写であった。
この作品は食べ物描写がとにかく食欲そそるので空腹で読むにはオススメしない

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

久しぶりに手にした文庫本。
最初は読み切れるか心配だったが、1週間足らずで読み切ってしまった。
柚木麻子さんの作品をもっと読みたいと感じた。

近所の高級スーパーでエシレバターを見つけたので買っちゃいました♪

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

過剰でも不足でもなく、自分にとっての「ちょうどいい」を自分で決めること。
それがどれほど難しく、どれほど奪われてきたかを思い知らされる。
おいしそうで、怖くて、息苦しい。

読むほどに、自分の感覚を問い返される一冊。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

出てくる料理がとても美味しそうでお腹空かせながら読んだ。
温かいご飯にバターを乗せて醤油を垂らしてかきこみたい。
深夜に塩ラーメンにバターをマシマシで乗せて啜りたい。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

人生における「適量」を知ること…ついバターを過剰に控えていた自分に突き刺さるお題目であった。
自分に都合の良い解釈をして開き直って生きていく人間に振り回されながも、自分たちの生活を見つめ直す人たち。
それにしてもボラカイ島のビーチで読んでいたのだけれど、毎日の食事が口に合わず辟易していたので、この小説の食べ物の描写に空腹を刺激されて大変困りました。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

エシレバター醤油ご飯
食べたいものを食べるのよ

ぽっちゃり
自分のために生きる

こんな人たちが増えている
私たちは生きづらいまま

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2026年01月10日

匿名

購入済み

すぐに読み返したくなる!

友情、恋愛、家族、たくさんの内容の濃いお話しでした。

#ドキドキハラハラ #タメになる

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2023年05月13日

匿名

購入済み

バター

一見、男性にだらしなく危ない感じかと思われたカジマナだかそんな彼女と話すたびに魅了され変わっていく里佳。カジマナの男女や食への考え方は変わっているというかどこか達観していてなんだかはっとさせれる。カロリーを気にして絶対できないけどバターを思い切り食べたくなる。

#深い

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

話の一説に「死んだように生きてる」という表現があり、わたしもここ最近死んだように生きてたように思った。ただただ日常をこなすだけの日々。もっと丁寧に生きたいとおもった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

話題になっていて気になり読んだ本。
フェミニズムやルッキズムの話だから好き嫌いは分かれそう。

個人的には難しくて、読み終えるまで時間がかかった。
少し前の日本の価値観があらわれていて(2017年初版だから??)、私自身の歳が若いからか共感する部分は少なかった。

ただ、ごはんの描写はすごく印象的で、エシレのバターはいつか買ってみたいと思った。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

元々気になっていてイギリスで英訳されて売れていること(賛否の否多めの印象だけど)、そしてさらに藤原しおり(旧ブルゾンちえみ)がおすすめしていたので読み始めた。
いわゆるキレイでは無くふくよか体型の通称カジマナが様々な男性を家庭的な料理を振る舞って虜のさせてその方々が軒並み亡くなっているので殺人犯として捕まる。記者の里佳はカジマナと面会できるようになり、仕事で忙しいので食事に全くこだわりの無くとてもスリムな体型だが、みるみる食に対する考え方や体型も変わっていく。カジマナの故郷に行ったり、不動産で働いている被害者の兄妹と接触したり、これでもかと追求する。
至るところで女性として体型が変わっていくことや良い妻としての役割、料理教室に対する世の中の偏見など女性に向けられる指標がたくさんあることを
親友の伶子はなかなかクレイジーで事件への没頭っぷりがすごくてまるで探偵みたいな動きもしていた。
後になって知ったが、木嶋佳苗という婚活詐欺殺人と呼ばれる事件を起こした人の話を参考にしているのでさらにありえるお話に思えるリアルさがあった気がする。
結局真相が分かるわけではないので事件としてはすっきりしない系だけど里佳の周りの関係性がどんどん変わっていくことが見えた。
直接的な表現せず読者に考えさせるタイプの書き方だったからなのか去年末読み終えるはずだったけど思ったほどスムーズに進まなかったので星は3つ。
海外向けの表紙の方が可愛い説。なんでこんなに違うだろう…

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていたこの本を手に取らなかったのは、実際に起きたある事件をモデルにした長編、きっとドロドロしてるんじゃないかと思われる設定が、仕事で疲れている私に最後まで読むことができるんだろうかという不安からだった。

そんな私の勝手な妄想で手をだせずにいたこの本を、意を決して読んでみると、ぜんぜんドロドロしていない!むしろ柚木さんのやさしさが伝わってくる物語だった。

物語のなかで柚木さんが感じる世の中に対してのおかしな考え方が随所にテーマとして表れるものの、

誰も悪者にしていない。犯罪者のカジマナでさえも。

キャラクターへの愛、人間への愛が感じられて、人間のダメな部分も包み込んでくれるようなラストに柚木さんのお人柄を感じた。

そして物語のなかで出てくるバターや料理たちのおいしそうなことよ。夜中にお腹をならせながら読む日もありました。エシレバターごはん食べたい。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

殿堂入りの本を順番に読んでいます。
ルッキズム、フェミニズム的な内容で、
最初はとても面白く読めました!
でも後半梶井が出てこなくなったあたりから、
私の好きな感じじゃなくなりました。
なんでこんな人気なんだろうという想いです。

ただ、梶井のキャラが最高でした!
エシレのバターは必ず買おうと思います^_^

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

BUTTERのお話って 死刑囚 木嶋佳苗の話らしい。

梶井真奈子が容疑者で 週刊誌記者の町田里佳 

なかなか 進まないページ
これでは いつ読み終えるかわからない。
そう感じた私は 1日の隙間時間をほとんど この本に捧げ
やっと読み終えた。

中盤からは スピードが早くなったのは
ラストが気になったからかもしれない。

しかし どうも わたし 素直に読めない部分や 理解できない部分があって
きっと もう一度読み直せば 「そうだったんだ」って思うに違いない一冊でした。

取材って こんな感じ?

町田里佳は 梶井の言われるまま
レストランで食事をし 夜中に ラーメンを食べ
料理をしたことがないのに 作って食べる。。
そして 体重も増えたが 其の体型こそが 町田里佳らしい。

要するに 取材しながら梶井になりきってみたのだろう。

この小説は 事件に関するかもしれないけれど
 
友人関係や カロリーやダイエットを気にして
食も気にしながら 食べている人たちへの警告なのだろうか

思う存分
本物を味わいなさいと梶井が言っていた気がするが
私も 本物の味を知らない。。

梶井は 本物の味を見つけるためのアドバイスや
人間関係のつながりや絆を教えていたに違いない。
梶井自身の 女性は敵だと感じてしまった背景。


容疑者全てにおける 突然 容疑者になったわけではなく
みんな 過去の傷が深く コントロールできない人間なのかもしれないと感じさせられた。

これは 里佳の取材で気がついたこと。

BUTTERのタイトルは 要するに 食の大切なものの一つで
私も 実は 幼少期に 熱々のご飯にバターを乗っけておかわりしていたことを思い出して もう一度 食べたくなった。


そんなふうに私の 読み進めれない理由の一つは食のこだわりが難しかったのかもしれない。食に ちょっとだけ興味があったからなのかもしれない。

今までの中で 読むのが疲れた一冊でした。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

タイトルからはどんなストーリーか想像できなかったが、女性視点のルッキズム、フェミニズム、嫉妬などが入り交ざった内容だった。バターを使った料理が美味しそうに感じ、パッケージのふくよかな女性の意味も読むと分かった。
女性視点なだけに共感はしづらく、世界中で読まれている理由は分からなかった。
女性が、周りからの視線や体型などのコンプレックスを気にせずに、自分らしく生きていく強さを感じられる内容ではあった。
Audibleで聴読。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

人間は誰しも「らしさ」や「あるべき」に囚われて自分にとっての適量を見失っている。その適量を見つけるために、自分の好きなものを味わい人と交わり時には辛い思いをしていくのではないか。
料理は人に尽くすための労働ではなく、本来は自分の欲望を満たすための手段であること、その欲望と向き合い続ける体力と根気はどこから現れるのか…魅惑のバター料理のように落ちていく作品でした。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

実際にあった有名な女結婚詐欺師の事件を題材にした話、とはいえ、ちょっと料理の描写が多くて、もっといえばおしゃれで、確かにフランスでウケる要素は多々ありますなぁ、という感じ。
でも読み終えると腑に落ちない要素も多くて、結局何が言いたいのかよくわからなかった、という話でした。
誰か、説明して欲しい。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

最後まで読んでこそ真髄がある。ずっと気持ち悪くて虫唾が走って読むのがしんどかったけど、悔しきかな、そう評さずにはいられない。ただこの作者を追うことはない。

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2026年01月11日

購入済み

面白かった

一気に読んでしまった。
とても面白かったけど、同時になんかすごく気持ち悪かった(笑)
このネトネトした感じを描けるのも技量なんだと思う。

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2022年07月25日

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