【感想・ネタバレ】BUTTER(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。(解説・山本一力)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

世界中で翻訳されるのが分かるような本。
食べることが好きな人にハマるんじゃないかな。

バターケーキが食べてみたくなった!

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと読めました〜
ずっと読みたいと思いつつ、後回しにしてしまっていた本。そのことをちょっと後悔。

一見自立してそうで、自信もありそうな主人公が、連続殺人の容疑者への取材を通して、自分がぐらぐらと揺らぎ、思いもよらぬ形での再構築がなされる様。その展開の持っていきかたが斬新で非常におもしろかった。

里佳も玲子も、半ば不安定な中で「でもここが自分の居場所だ」って信じていたわけだけど、梶井の価値観に触れ、感じなくてもよかった(笑)敗北感を感じ、でもその過程を通して「自分は本当はどうありたいのか」という問いに真正面から向き合い、迷いながらも手探りで自分の居場所を作っていく。その逞しさ。

とある有名事件が下敷としてあるとはいえ、それを女性同士の友情という観点から創作し直す、著者の視点に感心せざるを得なかった。

梶井には手に入らなかった「友人」
それを埋め合わせるように、男の人に擦り寄り、そうすることでしか自分の存在意義を見出せなかった梶井。
友人を得る試みも失敗に終わり、その失望もあったのだろうと思います。

ストーリーの中で出てくるたくさんのおいしそうな料理や食材。まるで色や香りが目の前に迫ってくる様な描写に、実物はどんなものかと調べながら読みました(笑)
ウエストのバターケーキ食べてみたいー!

つくづく思ったのは「食べること=生きること」なんだな。ということ。
想いのこもった手作り料理は受け取る側にも相当にエネルギーが必要。というニュアンスのセリフ(篠井さんだったかな)は、深く納得できるものだった。
だから忙しかったりで自分をぞんざいに扱い始めるとコンビニご飯やレトルト食品に逃げるわけですね。

とても充実した読書体験でした!

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2026年04月14日

購入済み

雑誌記者の里佳は、連続殺人の被疑者であるカジマナの独占取材権を得るべく、かぐや姫のような彼女からのオーダーに応えようと奔走します。里佳の親友である伶子もまた彼女の悪意に翻弄されます。
実際にある有名な事件をモチーフとしているように感じました。主題は社会から求められる正しさや、女性らしさや家庭観などに疑問を投げかけることと、様々な形の友情なのかと思いました。
生々しい料理の描写が特徴的で、作中に登場するたらこパスタをつい作ってしまいました。フランス映画のようだと感じる瞬間がありました。

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2025年12月28日

私がこの本の存在を知ったのは滞在先のイギリスでした。昨年のクリスマスの頃、突如店頭に山積みになり文字通りのベストセラーとなっていた光景をよく覚えています。以来ずっと気になっていました。読み始めて、最初に刺さったのがバター醤油ご飯の描写です。バターとご飯、それをこれほどまでに美味しく描いた本がかつてあったでしょうか。そこから続く、まさに垂涎ものの食べ物の数々。一方で、その後ろで肥えていく主人公里佳の、揺らぐ女性としての価値観。彼女がインタビューした受刑者梶井真奈子と関わる間に得たもの、失ったもの。混然と混じり合うこれらの中から里佳が最後にどう答えを出して、自らの人生の道を決めることにするのか、最後まで息を詰めて読み進めました。この本が海外で高く評価を得たこと、そこに普遍的な他者から向けられる視線や、生きづらさ、孤独、そういったものを見たように思います。女性だけでなく、男性もまた共感できることが多いのではないかと私は感じました。

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2025年08月05日

QM

購入済み

被告人の生き様について

前半は「あぁバター美味しそう、、、」くらいの感想しか浮かんでこなかったが、読んでいくうちに女性の世の中での立ち位置、被告人梶井の胸の内、次々と明かされていく周囲の人との関係やその人たちの考え方見方など書き連ねられていて引き込まれた。被害者たちは梶井に直接手を下されたのか、急に構ってもらえなくなって自分でそうしたのか。女性だろうが男性だろうが自分の好きにし、好きなものを食べて思うように生きていけたらいいと思う。

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2024年07月21日

購入済み

すごい

相変わらず柚木さんの作品は読んでて、丁寧な描写のため安易に想像できる素晴らしい料理達!なんじゃこれめっちゃ美味しそう!と刺激された食欲が、人間らしいというか、あー、、、、って感じの女のドロドロした闇や裏切りを見せられて、ズーーーンと凹んでって、やっぱ元気なときにしよう、、、、っていう、、、なんとも言えない後味を残してくれます

自分がどっちかって言うと、リカ達のキラキラ系頑張る女子ではなく、カジマナのような外見なので、なるほど納得な部分多い

美味しいもの食べて、太って何が悪いって感じ
食べたいもの我慢して、痩せるのが本当にいいのか?

、、、って思っても、やっぱ骨の髄まで「痩せてるほうが美しい」となってる世間はとても怖い

いやー、、、大変面白かった!

#切ない #深い #怖い

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

重かった。

一つ一つのフレーズが重く悩みながら読んだ。BUTTERのような小説。

読み進めるのが怖かった。普段目を背けていることを指摘されるのだろうと少しずつ読んだ。

日常生活の漠然とした不安感の一部を言葉にしてもらったような気分になった。

おそらくどの人物も好感度は高くないであろう。私にはそう感じた。でも、人ってそんなものなのではないだろうか。良いところもあるし悪いところもある。怜子のように悪いところばかりが目立ちがちだがよいところもある人もいる。カジマナしかり。

本を読んだあと爽快感はないかもしれないが日常の生活に「そうだよな。仕方ないよね。でも、やるか。」というような良いあきらめをくれた気がした。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

僕は自分の心の望むままに生きているだろうか?食に関しても、人間関係に関しても。他人の、社会の目を気にして押し込めている心はないだろうか?そう問われている気がした。自分が信じてきたり正しいと思ってきたことが、覆され、壊れ、でもそれでこそ見えてきたものがあり、再生される。そんな物語だったから、僕も自分の素直な心をもう少し大切にしてみようと思えた。ただ、女性が主人公なだけに女性特有の視点もあり、ちょっと入りきれないところはあったかな。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

好きな時に好きなものを好きなだけ食べるなんて、現実的にほとんどの女性はできないと思うけれど、もしもそんな風にできたらどんなにいいだろうか…

題名通りバターが食べたくなりすぎる作品!

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は面白くて早く続きが読みたい!!と思ってたんですけど後半は失速して「それより結局最後どうなんのかが知りたい」って感じで惰性で読んでました。

正直よくわからなかった。

まず、これは何の話?

レビューでは、友情の物語だとか、女にだけ課せられたルッキズムの呪いとか色々言われてたけどどれもピンと来なかった。

主な登場人物で好きになれる人も1人もいなかった。
カジマナは当たり前にヤバいし、里佳も仲良くなれる要素がないし、怜子みたいな暴走する女も大嫌い。

だけど見ててイライラする怜子と、私は近い存在なのかも。
子なし夫婦、レスに悩み、妊活の温度感に悩み、夫は愛してると言いながら本質的な部分を見てくれていない、可憐な外見でありながら中身はパワフル行動力系でギャップがあって周りから理解されない所とか、相手への敬意よりあの人にできるなら私にもできるでしょ的な自信が勝ってしまう感じとか…
そう思うとモヤモヤしてきた…

最後はすごくハッピーエンドで全員が幸せになったけど、なんかそれも突然夜が明けるみたいな展開でついていけなかったな。

前半は特にフェミニスト的な観点の文章が多くて、私も心の中で感じていた様々な理不尽が言語化された感じがしました。ここ数年、ツイフェミの意見とかを色々目にする機会があって、今まで「これが普通」「世間はこういうもん」だと思わされていた価値観が、やっぱりそうだよね、おかしいよね、ずっと苦しめられてきたのはこれだったんだって気付かされるような感覚があって。
この本は10年前に出版されているので、当時はかなりセンセーショナルだったんじゃないかな。
15年前、私がネイルを習っていた時はまだ「そんな爪で家事とかできるのかしら…」みたいな話題が普通に飛び出ていたので。

色々と疑問というかご都合主義というか回収されない部分があったので、考察の余地も含めて話題になる本なのかなと思った。
気になったのは、
・誠となぜ別れた?感情の揺れ動きがわからなかった
(里佳はセフレの延長みたいな関係性だと思ってたけど、誠はこれからは時間を作るとか結婚したいの?とか聞いてたから色々と見えてる世界が違った感じがする)
・里佳の考察に正しいものはあったのか?
(カジマナが七面鳥のレシピを嫌がった理由、篠井と怜子の肉体関係の有無、里佳の父親が死んだ理由などなど…色々里佳が推測する場面があったけどどれも当たってる気がしなかった)
・最後犬どうなった?久しぶりに会ったのに懐いてる違和感
・横田は殺人事件になりかけたのにまだ見知らぬ女を家に住まわせている警戒心のなさ、怜子がいなくなっても何も動かない不自然さ
・里佳がカジマナに傾倒したり、冷たくしたり、一貫性がなかったのは何故?冷める理由あったっけ?

料理教室のマダムたちが本当に素敵だった。
あんな人たちの輪に入りたいですなぁ。




気に入った文章がたくさんある本でした。

まただ。梶井真奈子の被害者の頭には二通りの食卓しかないように感じられる。女が時間をかけて整えた温かく優しいテーブルか、ひとりぼっちのわびしく貧しい出来合いの食事。(中略)
「あなたは本当に何もわからないのね。(中略)男性を喜ばせるのはとても楽しいことで、私にとってはあなたが思うような『仕事』ではないの。男の人をケアし、支え、温めることが神が女に与えた使命であり、それをまっとうすることで女はみんな美しくなれるのよ。いわば女神のような存在になれるの。わからない? 最近、ギスギスした雰囲気の女が増えているのは、男の人への愛を惜しんでいるせいで、かえって満たされていないからよ。女は男の力には決して献わないってことをよく理解しなきゃ。少しも恥ずかしいことではないの。違いを認めて、彼らを許し、楽しませてサポートする側に回れば、びっくりするほど自由で豊かな時間が待っているわ。自然の摂理に逆らうから、みんな苦しいのよ」
話す内容とは裏腹に、梶井の顔は激しい怒りと苛立ちでじわじわと歪みつつあった。(中略)
「仕事だの自立だのにあくせくするから、満たされないし、男の人を駕してしまって、恋愛が遠のくの。男も女も、異性なしでは幸せになれないことをよくよく自覚するべきよ。バターをけちれば料理がまずくなるのと同じように、女らしさやサービス精神をけちれば異性との関係は貧しいものになるって、ねえどうしてわからないの。私の事件がこうも注目されるのは、自分の人生をまっとうしていない女性が増えているせいよ!」
butter p110


(前略)彼が彼女たちのひたむきさや素朴さを褒めるほどに、何やら乗り切れない部分があるのも事実だった。理由がなければ、好きになってはいけない。そんな風に聞こえる。努力をするから評価する、努力をしていなければ評価はしない。単に可愛いからファンなんだよね、と言ってくれた方が、よほど素直に受け入れることが出来た。
butter p135


「(前略)日本女性は、我慢強さや努力やストイックさと同時に女らしさと柔らかさ、男性へのケアも当たり前のように要求される。その両立がどうしても出来なくて、誰もが苦しみながら努力を強いられている。でも、あなたを見ているとはつきり、わかるんです。そんなもの、両立できなくて当たり前だって。両立したところで、私たちは何も救われないんだって。いつまで経っても自由になれっこないんだって」
butter p151


「レモンの皮だよ、それ。『お母さんの味』なんかじゃなくて、ただのレモン味。お母様、時間がなかったんだから、仕方ないよ。こういうことは時間がないとできないもの。愛情の問題じゃなくて、時間の問題なんだよ。やってみないとわからないね」
butter p217


あんな男に媚びてみせたりして。自分で自分が信じられない。私は一体全体、何を成し遂げたいんだろう。何をできたら今の自分に合格点を出せるのだろう。もうとうに、両親のせいにはできない年齢になっていた。
butter p373


誰と一緒に暮らしても結局私は同じなのではないか。やることは一緒。私はたった一人で家事にのめり込み、汚れがあればやっきになって磨き立て、相手の体調に合わせて時間をかけて食事を作る。美味しい?(としつこく尋ねる。
性的な気配ややりとりはなんら発生しない。そして、我慢できないほどの怒りが身体の内側に巣食っている。私は本当に亮ちゃんを愛しているといえるのだろうか。もちろん、亮ちゃんといると楽しい。彼の大きな体で包まれていると、ぬくぬくと安心できる。大事にしているし、されていると断言もできる。
でも、こちらが動くのをやめたら家族というメリーゴーランドの回転が止まるのではないか、という感は常に消えない。自分から動かなければ、愛されない。動いたところで、愛される保証もない。そもそも、愛されるってなんなのだろう。必要と思ってもらえることだろうか。ならば、人の役に立つ私がどうしてこんなにぽっかりと惨めなのだろう。
どんな私になれば、落ち着いて深く呼吸ができるようになるんだろう。
butter p374


「(前略)ある日突然、彼らが無性にわずらわしくなったの。求めれば与えられることを、なんにも疑問に思ってないあの人達の顔つきが、何も差し出さないで食卓について、ただほうっと料理を待っているだけの彼らが、なんの緊張感もなく大切にされて当たり前だって顔をしている彼らが、突然、嫌になったの。そんな相手のために、旬の食材を買って、下ごしらえをして、料理をして、お皿を選んで、盛り付けて、そして後片付けして水仕事するのが面倒になったの。連絡をしなかったり、家事や料理をしなくなったら、彼らは慌てた。疑心暗鬼になってストーカーみたいなことをする人もいたし、元の一人暮らしに戻ったせいで暮らしが投げやりになって体調を崩す人もいた。なんだかみんな母親に世話されなくなった赤ん坊みたいだった。変よね。なんにもできないで私に甘えきっている彼らが、可愛いと思ってたのに・・・・・」
butter p387


里佳は悲しくなった。彼は面倒だから、こう言っているわけではない。おそらく本当に努力さえすれば、物事は解決すると思っている。この世界で起きる悲劇はすべて個人の責任であり、誰しも人に甘えてはいけないと思い込んでいる。
「あなたや世間を喜ばせるような努力の仕方を、四六時中、出来る自信はないの。もう若くなくなってきてるし、もう他人に消費されたくない。働き方とか人との付き合い方を、自分を軸にして、考えていきたいの」
butter p427


「私たちの出身地とか出身校とか、服やカバンをどこで買ったかをしつこく聞いてくるの。既婚か、そうじゃないか。夫の仕事は何か。恋人がいるのなら、その人と結婚を考えているかいないか。すごくない?(中略)なんていうか、すごく疲れたし、面食らった。私、外の世界の、ああいうのに疲れて、この教室で息を吹き返してたのに」
「ああいうのって?」
「なんていうのかな、女をランク付けする男目線のものさしっていうのかな。梶井さんは女っていうより、男だったのよね。あ、言い方が悪いか。男っていうか、強者側。(中略)そういうものさしをいきなりこっちに押しあてるから、なんか疲れちゃったの。私たち、お互いが普段は何してるかよくわからないまま、一緒に料理を作って、それが楽しかったのよね。今もそう。なんかね、船を作って、沖に押し出すのに似てる。セーフテイネットなの、あの教室は。仕事でへとへとでろくに家族とも会えないけど、この教室に通えるように時間を死守して、早く帰る。自炊するのも昔より面倒じゃなくなった(中略)私たちお互いに、本当に下の名前くらいしか、知らなかった。ネットで言われてるようなマウンティングなんて全然なかったの(中略)知っているのは、それぞれの苦手な食材と好きな食材、ナッペができるとか、フランスにチーズ旅行にいったとか、どこのデパ地下が好きだとか、テーブルセッティングの参考にしている映画はなんだ、とか、そういうこと。そういう断片みたいなことが、私たちにとってはなにより大切なプロフィールなんだ」
いずれも、今まで、自分がないがしろにしすぎてきたものだと思う。
butter p470


唐突に、里佳は夜が滲みそうになった。こんな風に、自分の親友を誰かと蒸しむ瞬間をずっと待ち望んでいたのだ。若いころから、伶子と楽しい瞬間を重ねれば重ねるほど、どこか心もとない感情を味わっていた。ずっと彼女を見ていられるわけではない。彼女のほんの少しだけわかりにくい場所にある本当の美点を、自分以外の誰が理解して、慈しんでやれるのだろうと、不安になった。亮介さんは伶子の明るく正しい部分を好きで、彼女の概にはずっと気付かず、それはそれで彼なりの愛し方だが、それゆえに冷子を追い込んだともいえる。彼女の暴走しがちな傾向や独りよがりや痛ましい生真面目さを、こんな風に第三者と軽やかに笑いながら共有したかった。
butter p496


この間、すっぴんに構わない服装のまま社内の女性誌で受けたインタビューが、知らないうちにウェブにアップされていたせいで、里佳の顔写真は早くも出回っていた。
あの記事に対する意見より、ずっと自分の体型や顔立ちに対するそれの方が厳しいことに、里佳は驚いた。肥満なわけでもなく、そう醜いとまでは思っていなかっただけに、衝撃は大きかった。人前に出る職業なのに、体型管理や化粧を怠るなんて女として怠慢だ、努力が足りない、というヒステリックな意見が目立った。これが今まで梶井真奈子が受けてきた視線だと思うと、彼女がどうして頑なに主観の中で生きて行くのか、初めてわかった。あれほどまでにバリアを張り巡らし、強靱な精神力で自己肯定し続けなければ、胸を張って生きることが困難な程、この世界の容姿に対する基準は厳しいのだ。
butter p524


でも、きっとー。何キロ痩せても、たぶん合格点は出ないのだろう、と里佳は、とうに気付いている。どんなに美しくなっても、仕事で地位を手に入れても、仮にこれから結婚をし子供を産み育てても、この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん先鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。
butter p539

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいる序盤は梶井がどんな罪を犯したのか、本当に殺人したのかなど夢中になり、終盤は梶井に大して寂しい人だったんだと、読んでいて離れていく感覚になりました。
梶井がおすすめする食べ物は全て美味しそうに思えたし、試してみたいとも思ったけれど、その上で自分の好きなものを見つけてみたい。
長く生きてきて自分の美味しいと思う味付けや量の適量を知らない気がした。
また女性に向けられる体型についての厳しい目や、男性に対する寂しさについても描かれていて、それのどちらかに縛られて生きるのは辛いと思いました。
私も女性で、体型のことや見た目について言われる世の中だからこそ、自分の適量を理解できないでいることにハッとさせられました。
人が好きではないものを好きな自分を受け入れる。
そんな適量が私も欲しいと思う。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

読み終わったら読み終えた〜と息がつくくらい体力を使った。主人公がどのようにして周りと関わり、それを客観的に自覚していくか、バターが溶けていくように周りとの壁が溶けていくような気がした。個人的には得意ではないジャンルだったが、読んで良かったと思える作品だった。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

現代にはびこる女性とは?という価値観に切り込む感じで読んで良かったなとは思う。
後半からそういった社会的メッセージより、犯人と主人公のどうしようもなさのほうが際立つ感じで、なんだかなぁ、とはなったけど、でも総じて面白かったし、映画化されるだろうなぁ、という物語の展開の良さはあった。
ネットに晒されたら、自分は生きていけないよ。すごいよ、あんたは。
いろんな人が集まる場が良薬だったんだろうけど、自分もそういう場所つくんなきゃなって思った。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

言いたいことはあると思う。
だけど、それがなんなのか、まだ自分の言葉でちゃんと表現できない。

読後、すぐ感想を書ける作品とそうでない作品があるけれど、間違いなくこちらは後者。

現実の自分
他人から見た自分
そして、なりたい自分

「なりたい自分」が「多くの人からNOと言われるような自分」であることを、最初から望む人はいないと思う。

現代社会の中で、バランス感覚は大事だ。
自分の価値観と時代の価値観、自己肯定感と他者からの評価。
どれか一つに振り切るような生き方は、よっぽどの強者でないとできないし、無理にすればどこかに歪みが生まれて息苦しさを生む。

物語の登場人物たちは、みんなそのバランスに悩み、苦しんでいる感じがした。

それは、私たちも同じだろう。

苦しくなって息をするのも辛いような時、
手を伸ばして助けを求めることができる存在はいるか。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長い小説に思えたが、本を捲る手が止まらず。

最初は梶井が食べるよう勧める料理が魅力的で、美味しそうで食べてみたくなると同時に、私自身も梶井の言うことを理解したくなった。
危なく絡め取られるところだったのかも。

前半の梶井パートはねっとりと絡みつくようだったが、後半は内容が変わったかのようだった。

主人公や友人たちが、そのときの立場状況でお互いの適量を見極めていくのは心地よかった。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定、味付け程度のミステリー要素、何より料理の描写が素晴らしい。随所に、フェミニズムや己の価値観について考えさせられる表現が散りばめられている。前半は高い高揚感のまま読んだが、後半の失速が残念。モヤモヤは残りつつも、救いようのない最期でなくてよかった。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

カジマナの発言の方で共感できるポイントが多く読んでいてつらかった。それフェミニズムの逆をいく発言に関してではなく、ありのままの自分でいればいいという観点からであって、その結果人が献身的に支える自分を選ぶならそれは正解だと思うので。別に彼女の発言が全てではないのに、何故そんなにも憤慨したり攻撃できるのか。

女性に対する偏見もあれば、男性に対する偏見もあるわけで、結局のところ偏見や固定観念に性差は関係ない。容姿や仕事趣味嗜好に関し他者と比べる必要もないし、自分の本能を第一優先にすれば良いだけであって、その結果容姿が変わろうが行動が変わろうが非難される筋合いはない。ここで気をつけないといけないのは、自分を優先することで他者を傷つけないかどうかという点であって、そういった意味でこの殺人事件が起きてしまったのかなと。

自分と他者との調和は難しいが、出来ないことはない。ただ自分の固定観念で他者を決めつけないこと。それは自分を決めつけないことにも繋がり、お互いに無傷で過ごせると思って生きているので、読んでいて虚しいというか、なんでそんな周り気にするの?と思ってしまった…

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場する人々のカジマナに対する視点が様々だった。
元々このモデルになっている事件の女性に対する、私の印象は主人公の親友である怜子の考え方に近い。
親友が仕事で洗脳されてぶくぶく肥るのを、だらしないと思うタイプだ。
しかし、主人公であり記者の町田里佳とのやりとりを通したカジマナの言葉から里佳同様にちょっと洗脳されていく感覚があった。

里佳の職場の先輩や料理教室で出会う女性、被害者家族や加害者家族の女性、多様な生き方がある。
自分で考える、こうあるべきという理想なんてものより、自分が1番居心地がいいのが大事。
と最後は落ち着くのだが女性の生き方は選択肢が多く、自分を受け入れることも他人を受け入れることも、
何が1番なのか自分自身を理解するのもやはり難しいことと感じる。



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2026年04月15日

Posted by ブクログ

「butter」というタイトルからどんな穏やかで美味しいものが出てくる話なのだろうと期待して読んだら毒入りだった。腐りかけたドロドロの女性たちの人間関係について書かれている。
たしかに美味しい食べ物はたくさん出てきた。ロブションとか銀座ウエストのケーキとか、気になって自分で買って食べてみたりした。美味しいが、どこか罪悪感があるようなものばかりだった。

この本の女性たちは、こういう類いの料理が大好きなのに自分の体型について必要以上に気にする。そして周囲の男性も彼女たちの体型を指摘したりする。(サイテー)

でもさあ、誰がどんな体型だろうと別に良くない?
現実社会ではそこまで周りの人は気にしていないだろうし、どんな形であれ自分の体に自信がある人はそれだけで魅力的だと思う。それよりも気にしすぎて病的な痩せ方をする方がよっぽど魅力に欠けるぞ、と言いたい。

こうした神経質な人が出るとイラッとするし、独りよがりで自分が決めたら周りの意見を聞かない怜子を見てもイラッとしていた。男の自分には苦行に感じる部分はあったけど最後まで読めてよかった。
妻は面白いと言っていました。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

一人称視点だからか主人公の梶井に対する侮りやマウントが意地の悪い言葉の端々に表れており、序盤は嫌な主人公だなと思った。それもその筈で主人公が窮屈さを感じながらも偏見で押し固められた理想の女性像に身を置くことを良しとしていたからだ。梶井と関わると皆おかしくなると主人公の友人レイコなどは非難強く主張するが、そうではないと思った。梶井はそもそもかなり生きづらかったのだと思う。主観的な人間と評されるが、主観的になることで自分が生きやすくなるよう自衛したのだ。多くの人は人目を気にしなくて良いのなら、その勇気が持てるなら、他人に振り回されることなく自分の在りたいように振る舞いたいのではなないか。だから自由に見える梶井の在り方には潜在的に憧れを抱き、多かれ少なかれ影響を受けてしまうのではないかと思う。もちろん梶井の在り方全てが正しい訳では無いが。ただ「おかしくなる」とは一体何を基準に逸脱した状態を指しているのか。皆で首を絞め合って勝手に苦しんで、そこから抜け駆けした人間を糾弾しているようだ。梶井から影響を受けて変わっていく主人公は良かったのではと思う。むしろ友人レイコの魅力はちょっと分からなかったし、真意不明の突飛な行動で中弛みしたようにも感じる。下世話な下りが多いのも気になったが、全体的には梶井周りの話は面白かったし篠井さん周りの描写は温かくて良かった。食事の描写も興味と食欲をかなり唆られる。生と血とバターを重ねていたのもとても印象的だった

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

・料理の描写が非常に丁寧に描かれている。お腹が空くし、実際にバター醤油ご飯は作って食べてしまった。
・周囲の目を誰よりも気にして、優位でありたいとする被告と、世間の持つ女性へのルッキズム。
・共感できる事ことは多く無いが、一定するあると同時に、自己のその感覚・世間と抗っている人が一定数いるのだと学んだ。
・文量も多く、内容としても少し難しめの本だが、イギリスを中心に大ヒット。日本だけでなく、世界から見ても(世界の方がより)その風潮があることを学び、視野が広かったと思う。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

「自分が太っていることを悪いと思ったことがないから、自分の好きなものを削ってまでするダイエットが苦しいし『何やってるんだろう』ってなる」って話をした相手から勧めてもらって読んだ
「自分の好きなものでできている自分の体が好きだ」っていうカジマナの言葉に共感してしまった笑
でも弱い自分を固めるために自己保身の理論を並べる虚無感も感じたし、そうではなくて今の自分が何を持っていて何を持ってないのか、何が好きで何がやりたくないのか、何をやるべきなのか地に足つけて考えられる自分でいたいなと思えてよかった。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

わずかな温度の変化で溶けて、固まり、また溶けては流れ込み、さりげなく染み込むバター。さらりとしながら濃厚な風味と重量感のある深い味わい。摂り過ぎてもいけないかな、と思いながら止められない背徳感も味わいのひとつだろう。
ためらうほどの主張があるのに入り込む。わかっているのに止められない。そんなものかな、人間関係も。ひとりで生きているようで、いとも簡単に自分の領域に入り込ませてしまう隙。入り込む側の人間こそバターの特性にまみれている。摂り過ぎた結果の、わかり切った不都合ですら二の次にしてしまう甘さ。したたかさを許す甘さ。
たぶんそれでいい。それ以外に何もできっこないから。なるようにしてなること。因果。誰しも面倒なことから離れたい。利用されようが騙されようが、かまわないという自覚すら、きっと持ち合わせいないのだ。
皆、他人に構い過ぎ。他人への関心などは、自分を保つことを、自分で困難にするだけ。
誰も気づいちゃいないんだ。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

P570 の 自分の考えていること、下世話な勘繰り、事実が何を指しているのかが?で誰かと話したい! 誰が彼女を裁けるだろう、の彼女はカジマナで正解?

一瞬、篠井さんが玲子のセカンドパートナーになったといことだと思った。玲子の両親を考えを受け入れた玲子は精神的にとても楽になった。
これからは亮介さんは、心の拠り所、身体の拠り所は篠井さんという意味かと思ったのですが、これは深読みしすぎ?

みなさんの意見を聞きたいです!

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで面白かったが、最後は結局なんだったんだっけ?となってしまった。
容姿があまり良くない梶井容疑者を取材してくうちに、どんどん容疑者に似てきてしまうというフレーズに惹かれて読み始めた。
主人公の里佳は、食に興味がなく、スタイルも抜群、男にもあまり興味がないという、容疑者と正反対の人物。
その人物が、容疑者と関わるうちに自信が容疑者に似てきてしまう。
最初は主人公の周りの人物が、似ていくことに対し批判的な反応を示すが最終的には周りの人物も影響を受けて変わっていく。
私は食べることが好きだが、太るのは嫌。だから食べたいものを我慢することが多い。
でもこの本を読み進めるうちに、容姿をそこまで気にする必要はあるのかと思うようになった。
何のために、何を気にして我慢するのかということを考えるようになり、若いうちに食べられるものは食べたほうがいいのではと考えるようになった。

人は相手に対し、勝手に希望や期待、印象を持ち、
それと異なると勝手に失望や怒りを覚えてしまう。
人は他の人と異なることを嫌い、同調をしてしまう。
それは相手からしたら、知らない話で気にする必要は全くない。
ただ、これに気づいたり、行動を変えたりすることは難しい。
今こうして振り返りながらそう思った。
理想は、
自分がやりたいことをやる。
相手に過度な期待をしないで相手を尊重する。
そんなものなのかなと何となく気付かされた一冊でした。

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2026年04月16日

匿名

購入済み

すぐに読み返したくなる!

友情、恋愛、家族、たくさんの内容の濃いお話しでした。

#ドキドキハラハラ #タメになる

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2023年05月13日

匿名

購入済み

バター

一見、男性にだらしなく危ない感じかと思われたカジマナだかそんな彼女と話すたびに魅了され変わっていく里佳。カジマナの男女や食への考え方は変わっているというかどこか達観していてなんだかはっとさせれる。カロリーを気にして絶対できないけどバターを思い切り食べたくなる。

#深い

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

人の心を操る、というのは決して一方的な行為ではないのだと突きつけられた。
操る側は支配しているという自覚すらなく、操られる側もまた、心のどこかでそれを求め、共鳴してしまう。そんな、二人の人間の間に生まれる抗いがたい「引力」の描き方が実に見事。

読み進めるうちに、「バター」という概念が単なる食材を超え、自分を縛る理性を溶かし、本能を剥き出しにする象徴として、不思議なほどストンと胸に落ちた。

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2026年04月19日

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胃もたれするような重みのある一冊。

私は普段自分で料理しないタイプで、序盤の里佳と同じような感じ。やってみれば変わるもんなのかなぁ。確かにバターたっぷりのたらこパスタは絶対にうまいだろうなぁ。

登場人物のみんなが色んなものを抱えて生きていて、どんどん複雑に絡み合って、良くも悪くも影響しあう様子がなんだかリアルだな、と。

いい終わり方でよかった。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

生き方とか価値観ってどうしても合わない人とは一生合わないし、合わせる努力も死ぬほど辛いもの。
無理に合わせても辛いだけでいいことがない。特に女は。周りにいる大切だとわかっている人すら実はきちんと大切にするのはとても難しいことで、この本をゆっくり読んで自分の体に溶け込ませるので精一杯。一気にたくさん読むとバター食べた時みたいに胃もたれした気分になる読むのに4ヶ月かかった本。

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2026年04月17日

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★★★☆☆料理とは、友情とは、そして女とは…女性として読んでてチクチクと刺さるものがある。
強烈な作品ではないけど、胸のどこかにこれからもずっと残りそうな感覚がある作品だった。男性にウケるのかはちょっとわからない。
イギリスではすごいヒットしてるとのことだけど、この食への感覚が日本人ではなくてもわかるものなのかな?
また、全体を通してちょっと長かったかなというのも感じた。湊かなえの暁星もだけど、巷で有名になった事件の犯人をオマージュする作品

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

読むとお腹が減るwww

ハラハラドキドキのサスペンスではなく、
ヒューマンドラマみたいに感じました( ⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷ωᵒ̴̶̷⸝⸝⸝)

主人公の苛立ち、葛藤、空腹感を共有してしまう( *´꒳`*)www

カジマナのイメージは、何故か勝手にマツコを想像して読んでしまいました(ノ∀`)タハーwww
映画撮る時はマツコをキャスティングして欲しいwww

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。』

世界には様々な美的価値観はある。日本では、細身が美しいとされ、現代では過剰なまでに華奢でいることに執着する。
あの人より細い、可愛いだとか言い出したらキリがないし、ステータスや容姿を気にするくらいなら、
自分にしかないものを磨いていきたい。

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2026年04月16日

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butterとなのあるように胃もたれする小説
この小説は、木島早苗をモチーフにした小説ですが、カジマナと言う受刑者に汽車である主人公が面会をしていくことでストーリーが進みます。料理の描写が素晴らしく、中盤からストーリーが一気に進みます。最後は謎が謎のまま終わってしまい消化不良な気がします。
飯テロ小説としても有名で、私もバターを買い、バターかけご飯を食べました。読後はしばらくはイヤミスはいいかなと言う気持ちになる、胃もたれ感がありました。海外の評価が高い部分は日本的なモテに翻弄されているカジマナ主人公怜子にあるのでしょう。一度読んでみるといいかもしれません。

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2026年04月16日

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ネタバレ

保険金目的連続結婚詐欺・殺人の被疑者を取材する雑誌記者が主人公。被疑者は肥満の普通のおばさんのようだが、巧みに相手を洗脳して、結婚を匂わせて高額の生命保険に加入させるのはよくある設定だが、無類のグルメで、特に濃厚な西洋料理に目がないらしく、それで体重が増えている。
収監後の被疑者への取材を引き受けてもらうため、主人公も被疑者の指示に従いグルメを体験して被疑者に取り入ろうとするが、被疑者にむしろだんだん洗脳されていく。
主人公の記者やその友人まで洗脳されていく状況が描かれていくが、それなりに説得力はある。ただし、グルメではないので、あまり感情移入できなかったかもしれない。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

料理が、生きるための延命措置と揶揄する流れ作業から、レシピにひと工夫凝らすクリエイティブな創作行為へ昇華していく様が印象的だった。

型通りにしか料理が作れずに
レシピ内の"適量"に頭を悩ませる人がいる一方、
和食だの洋食だのの枠さえも突き破って
アレンジして楽しむお料理の先生がいるなど
そんな対比も面白い。

実際、毎日手抜き料理をしている身ですが、
検索をかけるなどして出てきたレシピを
きっちりそのまま再現することなんて、
ほぼないことに気づく。

ベースは参考にしつつ、
自分ないし振る舞う相手の
健康状態や好みに合わせて
足し算引き算している。

それを口にする夫や子どもなどの家族にとっては
嫌でもそれが母の味、家庭の味として
染み込んでいくのよねえ。

それはそうと、焼きたてのパンに
山ほどバターを載せて食べたい午前4時
お腹がすいた

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2026年04月14日

購入済み

面白かった

一気に読んでしまった。
とても面白かったけど、同時になんかすごく気持ち悪かった(笑)
このネトネトした感じを描けるのも技量なんだと思う。

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2022年07月25日

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