その手をにぎりたい

その手をにぎりたい

770円 (税込)

3pt

銀座鮨店に10年通ったバブル期OL物語。

80年代。都内で働いていた青子は、25歳で会社を辞め、栃木の実家へ帰る決意をする。その日、彼女は送別会をかね、上司に連れられて銀座の高級鮨店のカウンターに座っていた。彼女は、そのお店で衝撃を受ける。そこでは、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べるのだ。青子は、その味にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、
と一念発起。東京に残ることに決めた。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。

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その手をにぎりたい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    時代こそ違えど、バリバリ働いている女性ならばささるポイントが結構あるなーと思いながら読んだ。
    私は主人公の青子ほどキャリアウーマンではなかったけど。

    働いていた会社を退職し東京を離れるつもりだったのに、退職日に上司に連れていってもらった高級寿司屋で寿司を食べるなり、「ここに通えるほどの収入を自力で

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    バブルOL物語かぁとライトに手に取って読んだ。
    全く想像してなかった話の展開で、面白くて一気に読んでしまった。名作で、心に残る作品でした。主人公の青子の生き方がバブルにまみれてるのに芯はピュアな心がずっとあって、それが信じられて、胸を響いた。読後感が気持ち良く、また読みたいなと思いました。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    選書していただいた本。
    少しずつ読もうと思っていたのに、一気に読んでしまった。バブル期のお話で、あまり共感できないかも…って思っていたのですが、恋愛・友情・仕事・経済と要素が多くて、ぐんぐん読み進めてしまった。
    そして読後感が晴れ晴れとしているところも良かった。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    バブル期の東京で、鮨に心奪われた女性の十年弱を描いた物語。主人公が自分の人生の軸を見つけ、掴みとり、ときに揺れ、もがきながら、バブル絶頂期の東京の海を泳いでいくさまは力強く、陳腐な表現だけど、勇気づけられる。「ついでにジェントルマン」を先に読んでいたので、柚月さんの鮨描写がやけに具体的で、読み手の食

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    一ノ瀬さん好きすぎる
    島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』に出てくる椎名さんが大好きなんだけれど それに匹敵するレベルで好き

    ラストは期待したものではなかったけど
    確かにそこ回収しておかないとなぁと思ったので これはこれで納得している。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    矜持を持って、時に女を武器にして駆け抜けた青子の姿を誰も笑い飛ばすことはできない。
    登場する女性がそれぞれの幸せに向かって走る姿がたくましくて、彼女たちなら大丈夫、とある意味安心して読めました。
    好敵手との友情もすてき。

    浦和くんの
    「どんな時でもちゃんと食事をする。
    ささいなことに見えるけど、い

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    鮨と恋と仕事
    すごく読み応えあり 
    疾走感あり おもしろかった〜

    1983年から1年ごと
    1992年まで
    バブル突入して はじけるまで

    銀座鮨店『すし静』 
    カウンターで 手から手に渡されるにぎり
    食べた瞬間の文章 高級で美味しそうで 
    極上の一品
    私も味わってみたい
    とにかく お鮨が食べたくな

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    絶食日に読む本じゃない。

    全然あらすじ読まずに開いてしまって、でも辞められなくて一気読みしてしまった。

    来週末、お誕生日で高い寿司屋行くの楽しみ。すし静の1/10位の予算かな。笑


    どうして…と思うところもたくさんあるけど。自分で決めて自分で戦っている女って格好良いなぁ。私は青子みたいになれな

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、なかなかよかった。このタイトルからどんな話なのか想像つかなかったけど、こんな展開だとは。またバブル期という縁遠い時代設定も主人公の毀誉褒貶あってよかった!

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    この本昔読んですごく好きなんですよね

    butterで注目を集めた柚木さんですが、この小説もとってもとってもおすすめです。

    鮨を通じて恋愛するストーリー
    造形がすごく浮かぶんですよね。

    食にも人にものめり込んでいく…
    butterと少し似た要素もあると思います。

    ぜひ読んでみて欲しいです

    0
    2025年01月22日

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