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発行部数12万部を超え、著者を一挙に若手人気作家へと押し上げた注目作がついに文庫で登場! 彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、畏怖する上司、通称“アッコ女史”こと黒川敦子部長から突然、一週間のランチ交換を命じられる。表題作ほか、「読むと元気になる!」と絶賛され、本屋大賞にもノミネートされたビタミン小説。
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Posted by ブクログ
やっぱりアッコさんシリーズ好き。
自分で無意識に作りあげた制限された世界を、少し視野を広げて飛び出してみれば、新鮮で充実感と幸せに満ちた気持ちを感じられる経験が出来るかも。
たとえ小さな一歩でも世界は変わる、そう思わせてくれる4編。
たとえば、1.2.4話の主人公は、自分の勤めるビルの決まったフロアから上に行ったことがない。
私もすごくわかる。
同じビルでも未知の世界なのだ。
ちょっと尻込みしてしまうのだ。
この本の主人公はみんな、つまらなくてやりきれない思いを抱えながら生きていた。
それが唐突に関わることになった人によって、半ば強制的に未知の世界へ押し出される。
そこで感じる新鮮さ、心躍り、安らぐ懐かしさ、喜びから、今度は自らの足で新たな世界へ踏み出して行く。
環境をガラッと変える訳でも、新たな人間関係の中へ飛び込む訳でもない。
ただ、同じ環境、同じ人間関係の中で、自ら変わり新たな世界を作っていくのだ。
きっかけは他人が作ってくれたかもしれない。
それでも、そこから自分の意思で人生を進み始めた主人公や、自分を認めてまた歩き始めた主人公には尊敬しかない。
結局、自分を救うのも自分を幸せにするのも自分。
他人はそれを手伝うこと以上はできないんだよね。
そしてやっぱりアッコさんは、不思議でいてしっかり人を見ている暖かい人。
私も新しい何かを見つけたい。
面白いものを見過ごさないように、好奇心のアンテナを張っておきたいなと思った。
あと、人脈の大切さに気づかせてもらった。
アッコさんのためなら!そんな風にみんなから言われるアッコさん、やっぱりすごい。
Posted by ブクログ
【感想】
中古で買った本です。
約200ページの中に、4話の短編。
サクッと読めました。(*ˊ˘ˋ*)
そのうち最初の2話は「アッコ」と「三智子」の物語。
意外にも私が1番刺さったのは、4話目の「ゆとりのビアガーデン」でした。
(三智子は一瞬出てくるぐらいですが…。)
雅之の「頑張って、ちゃんとしている」のに「疲弊していく」働き方(生き方)。
玲実の「程よく頑張って、ちゃんとしてない」のに、「上手く進む」働き方(生き方)。
この対比が素晴らしいし、学びになりました。ゆとり世代は「悟り世代」とも言われますが、まさにこの物語を読んで、そうだなぁ…と思いました。( * ॑꒳ ॑*)
Posted by ブクログ
彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の三智子に、畏怖する上司アッコ女史から突然の指令。
「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」
いや、上司から急にそんなこと言われたら、ちょっと怖い。
でも、アッコ女史の風変わりなランチコースを巡り、いつもと違う場所へ行き、知らない人と出会い、おいしいものを食べる。その繰り返しの中で、しょんぼりしていた三智子に少しずつ活力が戻ってくる。
読むと元気になる!と言われているのも納得。
登場人物たちはみんな魅力的だし、食べ物はどれもおいしそう。落ち込んだとき、人生を立て直すのに必要なのは大げさな何かじゃなくて、案外いつもと違うランチくらいなのかもしれない。
そして読後、気になったのがハーブの効いたポトフ+大根おろし。和風ポトフに柚子胡椒は時々作るけれど、+大根おろしは未経験。これはぜひ試してみたい。元気も出るし、お腹も空くお話。
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