踊る彼女のシルエット

踊る彼女のシルエット

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

義母が営む喫茶店を手伝う佐知子と芸能事務所でマネージャーをする実花。出会ってから十六年。趣味にも仕事にも情熱的な実花は、佐知子の自慢の親友だった。だが、実花が生み育てたアイドルグループが恋愛スキャンダルで解散に追い込まれたのをきっかけに、彼女は突然“婚活"を始める。「私には時間がないの」と焦る実花に、佐知子は打ち明けられないことがあり……。幸せを願っているのに、すれ違ってしまう二人が選ぶあしたとは。揺れうごく女の友情を描く長編小説。『デートクレンジング』改題。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    踊る彼女のシルエット
  • タイトルID
    :
    20032577
  • 電子版発売日
    :
    2021年04月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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踊る彼女のシルエット のユーザーレビュー

男に媚びない、というポリシーで活動してきた5人組女子アイドルグループ「デートクレンジング」。
彼女たちが解散した後、その女性マネージャー・実花が婚活にチャレンジする様子を、親友の既婚者・佐知子の目線から描いたストーリー。

結婚に対する社会的な風潮への疑問視が、きれいごとではなく自然な流れで描かれていて安心しました。
特に、ジェンダー的な目線でアイドルを運営してたことを誇りに思っていた実花が、婚活市場では男ウケを狙わないといけないというジレンマに翻弄されていく場面は本当に胸が痛くなりました。
そして同じように、「独身の女性と、先に結婚してしまった女性の友情は本当に続くのか」というテーマも、身近に感じている悩みだったので、登場人物たちの一緒に悩むことができて、救われた気持ちになりました。

そして、作中に登場するアイドルたちのその後の人生も素敵です。
アイドルのファンである著者だからこそ描ける、祈りのような理想に、しみじみと感動しました。

何かを必死で応援したことがある、悩める女性たちに読んでほしい一冊です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よかったです。
    既婚者と独身者、子供の有無など友情は続かなくなってしまうとよく言いますが、必ずしもそうではないと励まされる作品です。
    特に女性は上記のように思い込んでしまって、そういうものだと諦めてしまう友人関係も多いでしょう。
    すべての人に読んでもらいたい作品だと思えました。

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    なんかよかった登場人物それぞれの生き方に生きにくさとかそれを理解してほしい人にしてもらえない歯痒さとかでもそれぞれ正しいと思う方向に向かって進んで行く自分に誠実であろうとする姿が痛々しくも清々しく特に主人公の心の機微が繊細に描かれていてよかったし終わり方もとてもよかった。あと日替わりピラフとバナナジュースうまそう

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    一度読み始めると面白すぎてとまらない!
    柚木麻子が日本のアイドルについての物語を書いていたら絶対面白いだろうなと思っていたら、近しいものがあって助かった。
    「アイドルはどうして恋愛してはいけないのか」とか「なぜ我々は結婚を焦らなければなりないのか」とか、ひいては自分の生きづらさについてもじっくり考えるきっかけになる作品だった。登場人物が皆魅力的で読後感が爽やか。舞台が喫茶店なので食べ物の描写もとえも魅力的。

    0
    2026年02月12日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。最高のシスターフッド小説だし人生への賛歌だと思う。婚活を題材にしつつ「普通」にできない人たちへの肯定を縦糸に、近くで誰かを見続ける友情のあり方を横糸に、そして更に何かを追求するオタク的な生き方への応援を模様としてめちゃくちゃ鮮やかに織られた物語。なんだかわからない何かに急かされて抑圧されて生きてる辛さとそれからの解放がとても良かった。俺はこういう小説が読みたいんだよ。柚木麻子すごくいいなあ。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    大学時からの友人、佐和子と実花。佐和子は義母が営む喫茶店を手伝いながら妊活をしていて、実花は芸能事務所でアイドルグループのマネージャーをしている。
    いつものように喫茶店で話す2人だが、実花が急に「婚活する、私には時間がない!」と焦ったように言い出した事から、2人の間の時間が動き出す。

    焦って婚活をする実花に違和感を抱く佐和子。
    なぜ、こんな気持ちになるの?

    既婚と独身の友人関係。
    既婚同士の子あり、子なし。
    ワーママか主婦か。
    女性は常に周りからの「見えない常識、ひ非常識」に振り回されて生きている。

    本当に大切なものは何?
    自分にとっての幸せって何?

    2人と一緒に成長出来る一冊です。  

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    柚木麻子さんの小説に出てくる、物語の序盤は普通の主婦、社会人、女友達なのに、中〜終盤にかけてたがが外れて、猪突猛進に突き進む女の子が好きすぎる。

    デートのの呪いをぶっ壊せ!

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    オタクになったことがある人、結婚しなければならないのか?と思ったことがある人、同性の友人に憧れがある人のあるあるが多く登場する作品。
    ピラフが食べたくなる

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    推し活、未婚と既婚、子持ちと子無し
    友情のアップデート
    第三世界みたいな、また違った選択肢が広がってもいいよね

    ヒリヒリとした摩擦を自分自身感じたこともある

    ジェーンスーさんのあとがきが秀逸でした
    自信がなく、男を立てて、欲望を抑えるような「わきまえる女」が評価されてきたこと…

    なんにせよ、できるだけ周りを気にしないこと、自分がしたいことをちゃんと考えること、相手のカテゴリーじゃなくてその人自身を見ること。そういうことを大切にしたい。

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    あんなに意気投合した
    のに、

    結婚や子供ができた事
    を機に疎遠になった人。

    いや、なってしまった
    人と言うべきでしょう
    か。

    私の場合、小学校から
    の親友がそうでした。

    既婚と未婚、子のある
    なし。

    ライフステージの違い
    が増せば互いに気遣い
    も増す。

    ギクシャクしてしまう
    のは避け難いようです。

    でも、私は私のままで
    なにも変わっていない。

    相手だってきっと同じ。

    喧嘩別れしたわけでも
    なければ、

    一緒にいて誰かに迷惑
    がかかるわけでもない。

    またあの懐かしい笑顔
    にまみえたいなと、

    読み終えてそんな思い
    に耽りました。

    0
    2023年12月09日

    Posted by ブクログ

    帯は、
    -------------------------
    結婚、妊娠、出産……
    人生のステージが
    変わるたび
    揺さぶられる
    女の友情を描く
    長編小説。

    会えなくなってしまった
    ひとがいるあなたへ。
    -------------------------
    文庫本の解説は、ジェーン・スーさん。贅沢。

    「デートクレンジング」を改題しての文庫化。
    ハードカバーで読んでて、
    すっかり忘れて文庫読んでました。苦笑
    本書では、
    デートクレンジングという
    アイドルグループが登場するんですが、
    このアイドル達の本を
    過去に読んだという私の記憶。
    怖すぎる、私の記憶。泣

    しかも、全く気づかず読み切って、
    レビュー書こうとして、
    表紙裏の説明を見て気づくという。。。号泣

    本書には30代の女友達二人が登場します。

    結婚して、妊活しながら、義母の喫茶店を手伝う佐知子。
    芸能事務所でアイドルのマネージャーをしていた実花。
    実花が婚活を始めたことを佐知子に告げて物語が始まります。

    担当していたアイドルグループは、
    メンバーの熱愛発覚、スキャンダルとなり、結果解散。

    実花が不安に思う気持ち、
    迷う気持ちもわかるし、
    佐知子が実花に憧れ、
    大好きで大切に想う気持ちもわかる。

    途中でお互いの状況が違って
    すれ違ってしまうんですが、
    義母が言う通り、
    普通は疎遠になってしまう人が多いのに、
    何とか忌まわしい呪い(価値観や圧力)に屈せずに、
    理解し受け止め、相手を大切にしようとする、
    二人が良いです。

    普通なら、環境違うと疎遠になる。
    私も、結婚出産して専業主婦してる友達とは、
    だんだん連絡とらなくなっちゃったり。

    物語に登場する二人は、
    丁寧にちゃんと相手と話そうとします。
    それが愛しい。
    私だったら、こんな話し方できないと思う。
    たぶん諦めるか喧嘩するか呑み込んでしまう。
    だけど二人はちゃんと話す。
    義母同様、いいなあ、と思います。

    多様性とか平等とか言うけど、
    自分が正しくその言葉を使えている自信がなくて、
    そんな時にこの本を読んで、
    呪いに縛られずぶっ壊せというのが、
    心に残りました。

    結婚、妊娠、出産、仕事、
    あらゆることがタイムリミットとともに迫ってきて。
    一人でいることも不安。
    愛したいし、愛されたい。

    開き直って俯瞰してみたときに、
    ようやく続きが見えるのかなあ。
    簡単に手を離さなかった二人の友情が良かったです。

    0
    2023年07月16日

踊る彼女のシルエット の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    踊る彼女のシルエット
  • タイトルID
    :
    20032577
  • 電子版発売日
    :
    2021年04月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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