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Posted by ブクログ
前作に続き、今回もアッコさんのおせっかいが良い。心身共に大きな負担がかかる職場で、心が潰れてしまいそうな明海。そんな彼女の弱りきった様子に気づき、半ば強引に手を差し伸べるアッコさん。
アッコさんのように優秀でもパワフルでもないけれど、誰かが少し元気になるような一言をかけたり、気遣えるようになりたいです。もうだいぶ良い大人だし。
そして、アッコちゃんシリーズといえば、やっぱり、美味しそうなお料理!今回気になったのは、曜日ごとに登場する紅茶と英国菓子のペアリング。中でも試してみたいのが、ダージリン + きゅうりのサンドイッチ。
きゅうりは皮をむいて塩もみするのがポイントだそう。蒸し暑い日の午後、冷たいきゅうりサンドとダージリン。試してみたい。
Posted by ブクログ
全4話の短編はどれも心に刺さるものばかりでしたが、特に印象的だったのが「梅田駅アンダーワールド」です。
就職活動という「正解」を求められるプレッシャーの中で、私たちは知らぬ間に「他人軸」で生きる苦しさに縛られていないでしょうか。
物語の中で、主人公のサエは面接に遅刻するという、社会人としては致命的な失敗をします。しかし、梅田駅の地下迷宮で途方に暮れながら、必死に周囲の人に声をかけ、助けを求める彼女の姿は、決して「ダメな人間」ではありませんでした。
スマートに地図を見て目的地へ向かうことだけが正解ではなく、見知らぬ他者に臆せず関わり、助けを借りる力。それこそが、彼女が本来持っていた「武器」であり、その失敗があったからこそ、彼女はやっと自分自身と向き合うことができたのです。
この話を読んで、強く感じたことがあります。
「大学を卒業したら就職しなければならない」という、誰もが疑わないレールの上を走ることだけが人生ではありません。
他人と自分を比較し、世間体や平均的な幸せを基準にすると、人生は途端に「行き詰まり」を見せます。しかし、他人軸を手放した瞬間、その行き詰まりは「本来の自分」へ戻るためのサインに変わります。
何かうまくいかないことがあっても、それは失敗ではなく、未来のための「経験」です。
「これからよくしていけばいい」
そう思えたとき、不思議と心が凪いでいくのを感じました。自分の人生という物語の主人公は、自分自身です。他人と比べることをやめて、自分の心地よさを大切に歩んでいこう。そんな前向きな勇気を、この本から受け取りました。
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