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『BUTTER』で世界中を魅了する著者が贈る
最高に愛おしいガールズ青春小説!
学園の王妃(プリンセス)はお城に
帰ることができるのか――
滝沢さんを再び王妃に――
少女たちの革命が始まった!
聖鏡女学園中等部に通うノリスケこと範子は2年B組の頂点に君臨する姫グループのトップ・滝沢さんを心の中で「王妃」と呼んでいた。
しかし、クラスで起きた腕時計事件で王妃は失脚。範子の地味グループに迎え入れたものの、我がままな彼女の振る舞いに気疲れするばかり。
穏やかな日常を取り戻すため、範子たちはある作戦を立てることにするが……。
誰だって、誰かの大事なプリンセスなのだ。
柚木麻子の物語に登場する人たちが、今すぐ、あなたの友達になる。
彼女たちはあなたの味方だ。だって、柚木麻子はずっと、
作品を通して女の子たちの背中を押してきた作家だからだ。
―――瀧井朝世(ライター・解説より)
カバーを一新した新装版登場!
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Posted by ブクログ
書店でこういう系読みたいなーってなって買った本だけど、自分が想像してたより何十倍も面白くて何十倍も深みのある本だった!!
世界観と語り口が面白すぎてぐいぐい読み進めてしまうし、展開の面白さが抜群!!
これ本当に中学校で起こってることだよな??って何回も疑問に思ってしまうくらい、大人な考え方というか自分の理解度が高い人が多くて尊敬の気持ちが湧いたなぁ
でもこの主人公を含むグループがそうってだけで、他の人たちはどうしようもなく子供らしくてそこのギャップも面白かった!
物語が終盤に向かうにつれてそれが少しずつ逆転してる部分もあったけど、最終的には全員が言いようのない青春の輝きを放っててラストはもはやスタンディングオベーションしたい気分になる!
このところ美しい世界観の本を割と読んでたから久しぶりにおもしろさ120%の本読めて最高だった!!
Posted by ブクログ
カースト最上位の学園の王妃がある事件により地位を失い、所謂地味なグループに所属することになる。
そんな物語のスタートから、クラス内でコロコロ変わる人間関係を追いかけながら思春期の女の子たちの成長を描く小説。本当に、中学生のころに読みたかったなあ。
思春期の女の子同士の人間関係ってどうしてあんなにも拗れるんだろう。
今思えばどうして、と思うことで毎日苦しんでいた。
学校生活のことはもう鮮明には覚えていないけど、友達と衝突した時の記憶や、ギスギスしていた空気感、学校に行きたくない朝の気持ち、仲直りをした後の世界の全てが味方になったような気持ち、そのあたりはやっぱりまだ思い出せる。狭い狭い人間関係が世界の全てだった。そして私は、多分上手くやれていない方だった。
自分より上だと思っている女の子達には愛想笑いをし、適切に距離を取り、聞かれたことにだけ答える。でも自分より下だと思っている女の子達には横柄な態度を取っていたと思う。おざなりにしたこともある。たくさん傷つけ、私もまた誰かによって傷ついていた。
学生時代の人間関係を思い出すと暗澹たる気持ちになるくらい、本当に上手くやれていなかった。でも、私が憧れていた女の子たちも、当時見下していた(酷いね)女の子たちも、みんなそれぞれに悩み、不安を抱えて、なんとか集うことで身を保っていたんだろうなあと思う。
大人になって世界が広がると、また別の苦しみはあるけれど、この頃の狭い世界特有の苦しみから逃げる方法はいくらでもあるということがよく分かる。でもその時はその世界が全てだからそんなことを言ったって響かない。
それでも私はあの頃の私をちょっとだけ認めてあげられるようになったし、あの頃のあの子をちょっとだけ許せたような気がする。
Posted by ブクログ
同じクラスや同じグループにいて、友達の誰かへの憧れとか、あの子のベストフレンドになりたいとか、誰と誰が仲が良いとか気になったり、そういうのってすごいあったなと思い出した。
女性同士のグループって、何歳になっても中学生の頃のように色々あると聞いた。その時は「へー、そうなんだ」と面白がっていたけど、そんなことの面白さとか大変さとか、不思議さとか、そんなことが柚木麻子さんの小説にはいっぱい詰まっている。そして、それを表現することがとても上手。
そういう意味で個性的で独特の作家さんであるともいえるし、本当に女同士の友情って素敵だよねって読んでいて思わせてくれる作家さんだと思う。
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