あらすじ
「アッコちゃんシリーズ」第二弾、待望の文庫化! 澤田三智子は高潮物産の契約社員として、シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、会議は停滞してうまくいかない。そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんだった。イギリスでティーについて学んできたというアッコさんが、お茶とお菓子で会議の進行を激変させていき――!?表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」「シュシュと猪」「梅田駅アンダーワールド」を含む全4編を収録。
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アッコさんシリーズは毎回、どんなタイミング、年齢になっても元気ややる気や勢いをもらえる。本作、なんとアッコさんが姿変えて降臨していた。そうなんだよな、アッコさんは直ぐそこにいるのかもしるない。周りを見渡せる自分がいれば。
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4つのお話が入っていますが、「3時のアッコちゃん」と「メトロのアッコちゃん」が面白かったです。
アッコさんのアイデアを実践すると、みんなが元気になる!アフタヌーンティーやフレッシュスムージー、いいな!
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一気に読むことが出来た。どのお話も好きだったが、特に「梅田駅アンダーワールド」が良かった。何をやってもダメで、周りと比べて劣等感を感じている佐江と自分が重なり親近感が湧いた。自分も周りから面白いとはよく言って貰えるので、それを強みにしていいのだと勇気を貰えた。
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アッコちゃん第二弾これもまた面白かった。
自分の能力の無さに打ちひしがれ、だんだんと元気とやる気と目標を取り戻していく。アッコちゃんには元気をなくしている時に現れ気付かせてくれる。
誰かの役に立てるおせっかい。私も誰かにおせっかいしてあげたくなった。
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久々に読み返して梅田のここのことか!分かるぞ!と思えるようになったのが関西で就職して1年経ったことを実感した。でも泉は行ったことないな。今度探してみよう。
社会人になって読み返すと日々の仕事や生活でもこの考え方は参考になるなとか、共感できるなと思うことが多くなった。けどいつも良いことを知ってもすぐ忘れてしまって結局自分の血肉にはならないのはどうしたらいいんだろう。分かったつもりで咀嚼できてないのかな。
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社会生活は苦しくて辛い。それは視点を変えれば、自分でどんな方向へも変えられるよと背中を押してくれる作品。明るくて前向きな空気を纏う事が、運をも変えると思わせてくれる。
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【印象に残っている】
・全然進まなかった議論が、お茶を時間を取り入れたことで議論が盛り上がり、進んだ
・お茶の銘柄や付け合わせのお菓子、そのコンセプトなどこだわっていて素敵だった
【気づき】
「おやつの時間」「休憩」は積極的にとるの大切
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「アッコちゃん」シリーズ2作目
「メトロのアッコちゃん」を読んだあとは自分もスムージーを飲んだように少し心が軽くなりました。普段意識していなかった『寝て、食べて、話す』ことを大切にしょうと感じました。
「梅田駅アンダーワールド」は自分を見つめ直すきっかけになりそうです。
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アッコさんのアフタヌーンティーは是非とも出張をお願いしたい。
前回よりもパワーアップしたアッコさんの人助けが、ゴリ押しと見せておいて実は理にかなっているのが面白い。
大阪は何度か行った事のあるくらいの田舎民だけど、メトロのラビリンス感はワクワクした思い出がある。
無理して就活しなくても、自分のフィールドを探した方が楽なのはそれはそう。
さて次は『幹事のアッコちゃん』を。
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どんな仕事に就くかは、本当に自己分析が大事なんだなと。。
あとは、行き詰まったときに視点を変えることの大事さも。
#3時のアッコちゃん
部長のことを否定する気持ちに立っていたけど、そうか自分も別に善良な弱者ではないんだって気づけた。
#メトロのアッコちゃん
スムージー飲みたくなる。
他者に無理やり合わせようとするのではなく、自分の合う場所を選ぶ。
自分の合う場所ってどこなのかを探すのがめちゃ大変なので、全然怠慢じゃないなって思う。
#シュシュと猪
不思議な話。登場人物が猪含め全員可愛かった!
#梅田駅アンダーワールド
これもどんな仕事を選ぶかの話。
主人公が自分のやるべきことに気づくとき、自分の心まで楽になった。
これでいいんだ、じゃなくて、こうすべきだったんだ、みたいな。
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ちょうど10年前の発刊された本。その時もやはり悩み、苦しむ人がいたのかぁ。そりゃあまぁそうだよなと納得した。アッコさんが強引な形ではあるが、エールをくれる。素敵なシリーズにであってしまった。
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アッコちゃん第二弾。アッコちゃんのお茶で三智子の会社の会議を円滑にする。三智子もアッコちゃんも健在でした。紅茶とそれに合うお菓子がいちいちおいしそう。地下鉄で通うOLに声をかけてスムージーを渡すメトロのアッコちゃん。お節介で温かい。それにしても明海の会社はブラックすぎる。「シュシュと猪」は猪にびっくり。神戸のお嬢さんが親のお金で出したお店の店員に物申す塔子。お嬢さんたちが素直な性格で微笑ましい。「梅田駅ワンダーワールド」大阪梅田の地下はそんなに複雑で川も泉もあるのか?行ったことがないので行ってみたい。
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アッコちゃんシリーズ面白いな。一応連作中篇ぽいけどアッコちゃんシリーズ2話とそのほか2話。町田康のカオスな文章の後だとベタでどストレートで清々しいくらい。あー俺もアッコさんみたいな人にこんなこと言ってほしい。2話目と3話目は泣いた。くそー柚木麻子やるな。こんな直球でに泣かせてくるとは。なんか疲弊しきった人たちが少し救われる話で泣かされちゃうのは、俺も疲れてんのかなあ?
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前作があるのを知らず購入。アッコさんは2話であとのお話にはちょい顔出し。
うざいぐらいにパワフルなアッコさん。うちにも来てアドバイスがほしいです。
前作も探して読もう。
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1話:
アッコさんと三智子ちゃんの話は、いつも明るくて変な人が出てこないから楽しく読める。
アフタヌーンティーが美味しそう過ぎた。
ゆっくりお茶を入れてお茶の時間を持ちたくなる。
2話:
会社がブラック過ぎ、登場人物がネガティブ過ぎ…
でもスムージーってめっちゃ心身に良さそう。飲みたいなと思ってしまった。
3話:微妙?と思ったけど「いのシュシュ」には吹き出してしまった。
4話:駅の構造を知らないせいか、ちんぷんかんぷんで、話に入り込めなかった。
やっぱりアッコさん登場率が高いお話は面白いし、読んでてスカッとするというか、元気になれます。
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深く考えずに楽しく読める小説です。
上手くいかずに悩んだり、投げやりになったりと等身大の登場人物たちに共感できます。でもなんだかんだ仕事がんばろうと思えます。
2番目の話がよかったです。「目的地は一つでも、ルートは一つじゃない」という言葉が耳に残りました。明海の会社に乗り込んでいって、ウザい高橋っておっさんに堂々と名乗るアッコさんはカッコいいなと思いました。最後の話はちょっとゴチャゴチャしてて、あまりよく意味が分かりませんでした。
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収められている4作中2作にしかアッコさんは直接的にててこないけれど、どの作品にも働く人だったらうなずくことや納得、経験したことがあり、しかも今の自分の仕事に役立てられそうな何かがつまっていて、読んで楽しい&ためになった。
紅茶、スムージー、猪、梅田駅地下街の情報が興味深かった。
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ランチのアッコちゃんの続編。
ブラック企業に勤めているんじゃないかと
思っている人には「メトロのアッコちゃん」を
是非読んでほしい。ちゃんと食事や睡眠を
取っていないとこうなっちゃうっていう
いい例でした。当事者って案外気づかない
ものでこういう時に神出鬼没で豪快で剛腕な
アッコさんに出会えれば人生を見つめなおす
いいきっかけを作ってくれるだろうなと
思いました。わたし自身が関西に住んで
いるので後半の〇〇のアッコちゃんが
タイトルにつかない2編は関西編だったのが
すごく面白かった。岡本駅周辺の描写や
出没するベティなんかもあぁ~あるあると
思いながら読めたし、梅田の地下街も今はない
泉の広場なんかも出てきて懐かしさや
地下のラビリンス具合もうんうんと頷きながら
読めました。そしてその2編にもがっつり
登場しないながらもアッコさんの存在が
見え隠れするところも面白かったです。
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あっという間に読んでしまった。サクサク読めた割に心がチクチクした。今の世の中の矛盾行き場の無い憤り、又就活の闇?世の中一体何処に向かっているのか怖い気がする。でも人と同じで無くても良いんだよと言われている様な気がする。ちょっとしたTea timeや朝の食事で人生変わるのかなぁ。私の人生にもアッコさんが現れてくれて居たら私も変われたのかなァ...なんて気持ちになっちゃいました^o^自分も色々な場面で人生を選んで来たけどもっと頑張れば良かったと思う事は山程あるけど、あの時に戻れるとしたら私は何を選ぶんだろうか?
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契約社員になった三智子はシャンパンのキャンペーン企画チームに所属しているが、会議がうまく進まず悩んでいる。そんなときアッコさんが現れて…。
アッコさんが帰ってきた。表題作のほか、ブラック企業で働く女性にアッコさんが直撃する『メトロのアッコちゃん』、東京から神戸に転勤してきたデザイナーの女性の日々を描いた『シュシュと猪』、大阪まで面接を受けにきた就活生の奮闘を描く『梅田駅アンダーグラウンド』の4本を収録。
個人的には『シュシュと猪』という話が好きだった。
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前作を読んで続けて読んでみたもの
さくっと読めて
なんかまぁ日々それなりに頑張っていくのかな私も的な、背中押されてはないんだけど足が少しだけ前に出るような感じ
Posted by ブクログ
うまくいかないことがあっても、
食べることで生き返る物語。
▶︎読んでほしい人
食べるのが好きな人。
▶︎きっかけ
アッコちゃんシリーズのつづき。