あらすじ
「アッコちゃんシリーズ」第二弾、待望の文庫化! 澤田三智子は高潮物産の契約社員として、シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、会議は停滞してうまくいかない。そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんだった。イギリスでティーについて学んできたというアッコさんが、お茶とお菓子で会議の進行を激変させていき――!?表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」「シュシュと猪」「梅田駅アンダーワールド」を含む全4編を収録。
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Posted by ブクログ
アッコちゃん第二弾。アッコちゃんのお茶で三智子の会社の会議を円滑にする。三智子もアッコちゃんも健在でした。紅茶とそれに合うお菓子がいちいちおいしそう。地下鉄で通うOLに声をかけてスムージーを渡すメトロのアッコちゃん。お節介で温かい。それにしても明海の会社はブラックすぎる。「シュシュと猪」は猪にびっくり。神戸のお嬢さんが親のお金で出したお店の店員に物申す塔子。お嬢さんたちが素直な性格で微笑ましい。「梅田駅ワンダーワールド」大阪梅田の地下はそんなに複雑で川も泉もあるのか?行ったことがないので行ってみたい。
Posted by ブクログ
1話:
アッコさんと三智子ちゃんの話は、いつも明るくて変な人が出てこないから楽しく読める。
アフタヌーンティーが美味しそう過ぎた。
ゆっくりお茶を入れてお茶の時間を持ちたくなる。
2話:
会社がブラック過ぎ、登場人物がネガティブ過ぎ…
でもスムージーってめっちゃ心身に良さそう。飲みたいなと思ってしまった。
3話:微妙?と思ったけど「いのシュシュ」には吹き出してしまった。
4話:駅の構造を知らないせいか、ちんぷんかんぷんで、話に入り込めなかった。
やっぱりアッコさん登場率が高いお話は面白いし、読んでてスカッとするというか、元気になれます。
2番目の話がよかったです。「目的地は一つでも、ルートは一つじゃない」という言葉が耳に残りました。明海の会社に乗り込んでいって、ウザい高橋っておっさんに堂々と名乗るアッコさんはカッコいいなと思いました。最後の話はちょっとゴチャゴチャしてて、あまりよく意味が分かりませんでした。
Posted by ブクログ
ランチのアッコちゃんの続編。
ブラック企業に勤めているんじゃないかと
思っている人には「メトロのアッコちゃん」を
是非読んでほしい。ちゃんと食事や睡眠を
取っていないとこうなっちゃうっていう
いい例でした。当事者って案外気づかない
ものでこういう時に神出鬼没で豪快で剛腕な
アッコさんに出会えれば人生を見つめなおす
いいきっかけを作ってくれるだろうなと
思いました。わたし自身が関西に住んで
いるので後半の〇〇のアッコちゃんが
タイトルにつかない2編は関西編だったのが
すごく面白かった。岡本駅周辺の描写や
出没するベティなんかもあぁ~あるあると
思いながら読めたし、梅田の地下街も今はない
泉の広場なんかも出てきて懐かしさや
地下のラビリンス具合もうんうんと頷きながら
読めました。そしてその2編にもがっつり
登場しないながらもアッコさんの存在が
見え隠れするところも面白かったです。