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人気作家・柚木麻子をつくりあげた57冊! 名作は堅苦しい、と感じている人も多いだろう。しかしページをめくれば、そこにいるのは、今の私たちと変わらない悩みを抱えた人々で、女の友情、野心、恋の駆け引き、男の本音といったテーマなどが、余すところなく描かれている。つまり名作には、女子が今を生きるために必要な情報が山ほど詰まっているのである。本書は、スタンダールの『赤と黒』、有吉佐和子の『悪女について』からメルヴィルの『白鯨』まで、57冊の読みどころとその本にまつわる著者の思い出を紹介。読んだ人も、これから読む人も、読むつもりがない人も、「世界名作劇場」を観ているかのように楽しめる。『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による、初の刺激的な読書案内風エッセイ集。
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Posted by ブクログ
フランス、日本、イギリス、アメリカの「名作」を読み解く、書評というかエッセイ集。
フランス文学と日本文学のチョイスが特に柚木さんっぽくてよいな〜〜と思った。
ラクロ「危険な関係」の項がすき。そんなことで負けるあなたじゃないでしょ、メルトイユ公爵夫人。
日本文学編は、全て昭和の女性作家作品。そういえば日本の女性作家は今まであまり読んでこなかったなと後悔。いくつかポチッた。社会に抑圧されながらもしたたかであっけらかんと生きていく日本の女性たち。柚木さんの作品のルーツを何となく感じた。
〝女の子は誰かのものになんてならず、のびのびと感性の翼を羽ばたかせるべきなのだ。〟(「アップルパイの午後」)
イギリス文学とアメリカ文学編はもう完全に趣味の世界。
「1789年」は普通によかったし、「グレート・ギャツビー」は読んでいてなんだかキュンとしてしまった。
あと「ねじの回転」。釈然としないなと思っていたんだけど、あれはそういう視覚化できない不気味さを楽しむ作品だったんだな。
そしてダウントン・アビーが観たくなる。
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