柚木麻子のレビュー一覧

  • BUTTER(新潮文庫)

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    題名の「BUTTER」のようにとても濃度が高い小説で、カジマナの言葉に対して常に反応し続け、行動し続ける主人公の里佳が息苦しく感じるけど、ページをめくる手が止められず、終盤の大きな展開の後のラストがとても感動しました。

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    2026年02月23日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    最初はちょっと読みにくかったけど、食事や心理的な描写が素晴らしくどんどんストーリーに引き込まれていきました。 イギリス人の同僚に勧められて読み始めましたが、イギリスでも大流行りとのこと。結構ローカルの話とかが出てきて日本人でもついてくのが難しい場面もありましたがそれでも外国の方に伝わっているのはその描写力ゆえかと思います。翻訳にも興味があるので英語版も読んでみようかな。いっちゃってるカジマナの描写がどんな単語で綴られているかみてみたいです。

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    2026年02月22日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何となく、梶井のような女性に心当たりがあってゾッとしました。私自身騙されやすいタイプの人間なので主人公と同じように、この本を読んでいる間ずっと梶井に踊らされていた気がします。でも、それが心地よく感じてしまう…不思議な作品でした。

    また、他の方もコメントしているようにこの物語に出てくる食事はどれも美味しそうで、ありありと目の前に浮来るようなリアリティがあります。この本を深夜に呼んだら最後、バター増し増しの味噌ラーメンにパンケーキ…全て平らげてしまいました。めちゃくちゃ罪悪感がありましたが、梶井と同じ食事が出来た気がして少し興奮してしまいました。
    ……やっぱり私は彼女に踊らされていたようです。

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    2026年02月22日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    この物語は、女性がどこかで抱えている後ろめたさや抑圧を描いている作品だと思った。
    多くの女性は「食べすぎてはいけない」「選ばれなければならない」といった目を意識しながら生きている。

    その中で梶井は、欲望を隠さず自己肯定感が高く、他人の目に縛られない存在に見えた。だからこそ人を惹きつけるのだと思う。

    けれど彼女は本当に自由ではない。
    男性を操っているようでいて、社会構造の中では依存する立場でもある。
    関係は常に支配か利用で、対等なつながりがない。

    だから私は、梶井を「強い女」ではなく「孤独な女」だと感じた。

    彼女は少しだけ女の友達を求めているようにも見えた。
    里佳に近づこうとした瞬間もあ

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    2026年02月21日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    他人を意図のままに操ることを処世術としてきた被告に振り回される過程は興味深かったしドロっとしていて濃かった。料理にフォーカスされているが何事も本物が大切なのは一理あると思う。

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    2026年02月18日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    日本の時代の変遷をドラマ好きの作家という言語化のスペシャリストの視点から辿っていけるとても良い本だった。小説家から語られる原作への願いと推しへの想いは印象に残った。

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    2026年02月18日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    6話どれもおもしろかった!

    「バター」から柚木さんに大注目して、ポッドキャストで(柚木さんは喋りもめちゃくちゃ面白い)、柚木さんがラーメン作りにハマって、店主の気持ち(体育会系のオラオラした気持ち)にだんだんなってくる!と言っていた。
    そんなことを思い出しつつ

    【めんや 評論家おことわり】
    ガツンとやられるオヤジ。おじさん世代にセクハラパワハラ色々やられた身としてはすっきりする!!わかったか!おじさん!

    【BAKESHOP MIREY'S】
    これもあるある。
    焼き菓子屋やりたいと憧れる若者みれいちゃんと、応援する中年。お金をあげれば、何かをあげれば応援できるのかと思いきや…。た

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    2026年02月17日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    インザメガチャーチと続け様に読んだからか、
    孤独がもたらす精神的な死や、視野の狭さ/広さ、物語の持つ暴力的な力…この辺りが敏感に目についた。フェミニスト小説と称されてもいるが、性差がどうのというより、女性という生き物の複雑で入り組んだ心理構造の歪な美しさとその逞しさを見ることができた。

    自分は人間が奥深くに隠そうとする汚くて黒い感情を素手で引き摺り出して描いたような物語が好きなんだなとわかった。

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    2026年02月17日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    人間関係が難しい。仕事がうまくいかない。自分はどうしてこんなことをしているんだろう。登場人物がそれぞれ抱える悩みにとても共感した。だからこそ、ほんの少しの言葉や出会いやおいしい食べ物で少しずつ元気になったり前を向いたりする様子が気持ちよかったし、元気をもらえた。
    文庫のあらすじに『ビタミン小説』と書かれているのも納得。
    アッコさんが三智子ががっつり登場するのは四編のうち二編で、まだまだ2人のやりとりを見ていたかったから続編を読もう。

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    2026年02月15日
  • 王妃の帰還 新装版

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    めちゃくちゃ面白い

    「スクールカースト」をシャッフルして、垣根を壊して、風通しを良くする物語。東京の女子校の中学生の生活なんて全く分からないけれど、自分にもあった中学生という期間を思い出しながら楽しく読めた。

    著者は中学生が読むことを想定して書いたそうだが、当時者である時期に読んでいたら共感で死にそうになったのではないだろうか。

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    2026年02月15日
  • 踊る彼女のシルエット

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    一度読み始めると面白すぎてとまらない!
    柚木麻子が日本のアイドルについての物語を書いていたら絶対面白いだろうなと思っていたら、近しいものがあって助かった。
    「アイドルはどうして恋愛してはいけないのか」とか「なぜ我々は結婚を焦らなければなりないのか」とか、ひいては自分の生きづらさについてもじっくり考えるきっかけになる作品だった。登場人物が皆魅力的で読後感が爽やか。舞台が喫茶店なので食べ物の描写もとえも魅力的。

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    2026年02月12日
  • 王妃の帰還 新装版

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    まさか女子中学生の青春物語に浪漫を感じる日がくるなんて。すごく面白かった!女の子は誰もが主人公だ、なんてよく言った話だが、革命を起こすのもまた少女なのだ。青春小説と銘打つには勿体無い!

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    2026年02月12日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    同じような人生を歩んでいる23歳の私には、今から踏む未来のように思えた。怖くなったけど、手が止まらなかった。

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    2026年02月12日
  • ランチのアッコちゃん

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    仕事や生活が上手くいってない社会人たちが主人公の話。なのに明るく楽しい内容で、読み終わった後にはスッキリ感もありました。次作も読んでみたいです。

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    2026年02月11日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    初めて読んだ作者さん
    ものすごく引き込まれました。

    狭い囲いの中で思春期の女の子にとっては特に今いる場所が全てで、未知の人への嫉妬や憧れからくる興味と嫌悪感がリアルに描かれていて切なかったです。

    夏休みが明けて名残惜しさが残りつつも元の居場所に結局戻っていった恭子と早智子の章が現実的ですごく印象的。

    四章の最後にあの子が、ただ知りたかっただけなのだと自覚する所が好き。

    この方の他の作品も読みたいと思いました。

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    2026年02月11日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    ドラマの見方を教えてもらった気がします。ドラマって少しえっ!こんな事あるわけないじゃんとかいうわけないとか思ってさめちゃう事が多かった気がする。だけどそうゆう風にみればよかったのねー!って目から鱗。冷めた目で人をみることって本当に人生の輝いていい所も冷めてみてしまう気がしている。柚木さんありがとうございます。

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    2026年02月10日
  • 早稲女、女、男

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    短編のようで、全話が繋がってて
    カナコと長津田の関係性も一緒に追っていくようなストーリーで面白かった。
    毎日電車で少しずつ読み進めてたけど、数分間でその物語に没入できる魅力があった。

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    2026年02月08日
  • ナイルパーチの女子会

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    一気読み(*´◒`*)
    みんなヤバイけど、芋けんぴ使いやべーな笑

    『butter』は濃厚でじっくり読んだけど、こちらはスピード感があってサクサク読んじゃった。
    主人公が会社に泊まるシーンは、警備員をやり過ごしてもパソコンの使用履歴ですぐバレるやろ。10年前だからそんなのかった?いやあったあった。
    カフェのバイトもさー、ヒモなりたなりたかったらブロガーより商社勤務の方が堅いでしょ。なんで素人主婦に手を出すし。金あるわけねーだろ(^ν^)

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    2026年02月07日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ダイアナも彩子も環境や自身としっかり向き合うことで生きづらさを助長させて、、でも成長につれ真面目に正直に向き合うことで、前向きに明るい兆しを感じて終わっています。
    主人公ダイアナから、私自身が次に何の本を読もうかと課題をもらえたのがよかったです。

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    2026年02月06日
  • 本屋さんのダイアナ

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    出てくる人みーんな魅力的。
    やっぱり女の子が主人公ってだけでも最高なのに
    仲のいい親友がいるのはツボ。
    もうそれだけで好き。
    こんなにキャラクターみんなが生き生きしてるのは
    作者の人の力だね

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    2026年02月04日