柚木麻子のレビュー一覧

  • BUTTER(新潮文庫)

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    予想以上に面白かった。実際の事件はあくまでもモチーフ、その後文春でより詳しい犯人の生い立ちから追ったドキュメンタリーが連載されたが、当作品の主人公と被って一興かも?

    作品自体はシスターフッド物であるが、女性の周りを取り巻く人間関係の難しさ、危うさ、心強さが散りばめられている。大学時代からの親友伶子との気のおけない信頼関係とその変化が核となる。首都圏連続不審死事件の犯人、梶井真奈子と接見を重ねるうちに強い影響を受けていく主人公里佳のみならず、伶子にも変化が現れて…と物語に自然に引き込まれていく。他にも登場人物は多いが、絶妙なバランスで配置されていて無駄がない。(個人的には篠井さんがご贔屓笑)

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    2026年02月09日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    主人公やその登場人物の心理描写が巧みに書かれている、一方で話の中心人物になる「梶井真奈子」の心理の真実がどこにあるのか、最後まで追っていく、著者の特徴である人物の詳細な心理描写にミステリー要素も含まれた読みごたえのある一冊。
    タイトルにあるButterも物語には重要な役割をしめており、何度も出てくる料理の描写はリアリティがあると同時に登場人物達の心理描写に一役買っている。
    中盤までは登場人物達の心理の移ろいを緩やかに表しているが、終盤に一気に終わりに向けて畳み掛けてくる疾走感は引き込まれた。
    終わりの結び方も意外だが、いい形で余韻を残しており、読後感もただすっきりするわけではないが良い心地のも

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    2026年02月09日
  • 早稲女、女、男

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    短編のようで、全話が繋がってて
    カナコと長津田の関係性も一緒に追っていくようなストーリーで面白かった。
    毎日電車で少しずつ読み進めてたけど、数分間でその物語に没入できる魅力があった。

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    2026年02月08日
  • ナイルパーチの女子会

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    一気読み(*´◒`*)
    みんなヤバイけど、芋けんぴ使いやべーな笑

    『butter』は濃厚でじっくり読んだけど、こちらはスピード感があってサクサク読んじゃった。
    主人公が会社に泊まるシーンは、警備員をやり過ごしてもパソコンの使用履歴ですぐバレるやろ。10年前だからそんなのかった?いやあったあった。
    カフェのバイトもさー、ヒモなりたなりたかったらブロガーより商社勤務の方が堅いでしょ。なんで素人主婦に手を出すし。金あるわけねーだろ(^ν^)

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    2026年02月07日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ダイアナも彩子も環境や自身としっかり向き合うことで生きづらさを助長させて、、でも成長につれ真面目に正直に向き合うことで、前向きに明るい兆しを感じて終わっています。
    主人公ダイアナから、私自身が次に何の本を読もうかと課題をもらえたのがよかったです。

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    2026年02月06日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    なんだか凄い作品を読んだ気分。難しい。でも面白かった。
    文章はバターみたいにこっくり濃厚で重たくて、さらさら読める感じではないのだけど、何故だか読み続けてしまう。
    しばらくはバターを口にする度にこの不気味なモヤモヤ感を思い出すと思う。

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    2026年02月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    比喩的な象徴としてのバターかと思っていたら、
    想像していた10倍バターの話だった。

    “ブス”。
    これほど脈絡なく、クリティカルに他人を(特に女性を)傷つけることができる言葉はなかなかない。
    どれほど能がなくても持てる強力な武器。

    フェミニズムやミソジニー。
    そういったテーマで書かれた小説だと思っていたのだけれど、
    もっと社会全体に蔓延っている歪み全体を映し出すような小説だった。

    出版からは時間が経っているけれど、自分にとって、おそらく今がこの小説を受け止める最良の時期だったように思う。

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    2026年02月05日
  • 本屋さんのダイアナ

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    出てくる人みーんな魅力的。
    やっぱり女の子が主人公ってだけでも最高なのに
    仲のいい親友がいるのはツボ。
    もうそれだけで好き。
    こんなにキャラクターみんなが生き生きしてるのは
    作者の人の力だね

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    2026年02月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ずっと気になっていて1月のブックリストにも入れていた本!

    もう〜〜〜最高傑作だった!
    ひとつの連続殺人事件の犯人を追う記者と、その犯人とされる女のやり取りがまあ興味深くて濃厚で。
    物語が進めば進むほど、「それでどうなるの?!」とページをめくる手が止まらない。
    まるでたっぷりのバター料理を夢中で食べている気持ちで、それでいて胃もたれしない、すごく読み応えのあるリッチな1冊でした。
    一生手元に置いておきたい小説です。

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    2026年02月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    孤独、渇望、食、豊かさ。
    人が誰かの温度を求める弱さと、自分で選び取る強さが交差する物語。

    驚嘆に値する言葉と、心許ない夜の描写が胸に残る。
    「易きを求め、困難を求めない」という祈りのような一節が、“今日をやり終えること”の大切さをそっと教えてくれた。

    豊かさとは、自分で選び、自分で作り、好きなように味わうこと。
    基礎を持つことで、崩す自由やオリジナリティが生まれる。
    完璧を手放すと、つながりも暮らしも軽くなる。

    バターが熱で進化するように、
    人もまた“温度”によって変わっていく。

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    2026年02月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    男の自己愛、幼児性からくるセルフネグレクト。女は献身に生きがいを感じるものの、それを当たり前だとおもわれると殺意にも似た感情を抱く。この辺りが見事に描かれている。緻密な料理に関する描写は、その両方に対して象徴的な意味を持っている。これが初期モチーフか。

    そして、本作はシスターフッドの物語だった。いや、そこだけに収まっていない。親子、友情、パートナー、コミュニティの再生の物語だった。

    最大の見せ場は、主人公のカジマナへの対峙の仕方だ。同感、共感、対決、そして、共感。痛めつけられても、拒絶はしない、内面での対話を続ける姿は、新しい文学を見た思いがした。

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    2026年02月04日
  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    とても良かった。

    柚木麻子さんの小説は初めて。
    『BUTTER』で話題になっていて、気になった。
    とりあえず、どんな作品があるのか、確認して、この本が読みたくなった。

    氷河期の私より少し上のバブル世代の女性の10年。
    寿司屋の一ノ瀬に会いにいく青子。

    自分の安心できる場所。
    自分が自分らしくなれて好きになれる場所。
    そういう場所があるって本当に大切だ。

    とても共感できた。

    男女の仲にならない方が、いいのかなって思う。
    最後にお互いの気持ちがわかったし、青子の手をにぎりたいという願いも叶った。
    だけど、一ノ瀬が言うように、男女になって結婚となるとうまくいかない気がするというのは当たって

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    2026年02月02日
  • 本屋さんのダイアナ

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    私の名前は章子!
    名前で苦労した事は無かったが名字が保田で中々ヤスダとは読んで貰えなかって記憶がある。でも結婚して工藤になった時は嬉しかった(^_^)v
    だからと言う事も無いが15歳になったら「名の変更許可申立書」を出すと言う選択肢もわかなくは無いのです。ティアラの子育てもいくら訳ありでも大穴は無いよね。周りの言う「あんたのママおかしいよ」は言われなくてもその通りだった。どうして普通のお母さんの様になれないのかわざわざ指摘されなくてもいつもため息をつきたかった。そんなダイアナに彩子ちゃんは変な名前じゃ無いと言ってくれた。まるで正反対の二人の出会いである。小学3年生から22歳頃迄のガール・ミーツ

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    2026年02月02日
  • 早稲女、女、男

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    各大学のキャラが興味深かった。私自身、早稲田だが周りにそこまで本で出てくる人はいないかなと個人的に感じた。時代的なもの?ワセジョだからとイジってくる異性も周りにいないかな。目標に対する執着を持ってる人はかなりいるが。

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    2026年01月29日
  • らんたん(新潮文庫)

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    歴史に名を刻む人たちは、その人たちで繋がりがあるこたをすごく実感した。自分の信じる道をまっすぐに生きることの難しさ、でもだからこそ得るものがあひますね。

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    2026年01月28日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ふたりの対照的なヒロインが小学生からハタチを超えるまでの十数年を描くガールミーツガール小説。

    性格も環境も考え方も、なにもかもが違うふたりの少女が本を傍らに悩みながら歳を重ねていくしていく様が丹念に描かれておりぐっと引き込まれた。
    女の子として成長していく中で揺れる繊細な苛立ちややるせなさが澱を残していく様がリアルで、深く感情移入した。
    私は綾子が自分のトラウマと自分自身に向き合う場面が特に好きで、[誰かを救うということは過去の自分を救うことです]とは正に、カラオケボックスで過去の自分自身に手を差し伸べるような構図の場面にはわず唸った。
    人と人が出会うことの美しさと苦しみを、暖かく感じさせて

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    2026年01月26日
  • その手をにぎりたい

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    一生懸命な女性の10年間でした。恋愛も仕事もすごく頑張ってるな…と。そこに美味しそうなお鮨が絡んで、なんだかよかった。最後は大人の恋愛って感じでした。

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    2026年01月26日
  • 名作なんか、こわくない

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    とても面白かった!
    その本の紹介はもちろん、読むに至るまでの経緯が著者のエピソードと絡めて書かれてあるため、前半はエッセイとして楽しく読め、後半は取り上げられている本の内容にどっぷりと浸かることができる。
    紹介された全ての本に興味を持った!

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    2026年01月23日
  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    素敵な関係だった。結ばれないほうがいつまでも心に残るような気がする。高級鮨食べたいし、常連になりたい。私もたくさん稼いで自分のお金で自由に好きなものを食べる人生を送りたい。

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    2026年01月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。
    不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。
    世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。
    他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にないくらいです。
    気持ちがいい話でした。

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    2026年01月23日