柚木麻子のレビュー一覧

  • さらさら流る

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    自分が選んだにも関わらず、期待感が薄かったり、序盤の展開に物足りなさを感じるが、中盤から徐々に「やっぱ選んで間違いなかったな」と思わせられる作品ほど心震わされる。

    に加え、内容的にもおそらくほとんどの皆スルーする大衆向きでない作品。それこそが我が至高といえる。基本的に明るいのは描かないよな柚木麻子。そこが好き。(個人的には必ずしもハッピーエンドで終わんなくたっていいんじゃないかともちょっと思う、個人的に。)

    作品の内容は暗い。ただし、主人公家族の一風変わった吹き回しが救い。真に風通しが良いとはこういった会社、ではなく家庭だろう。また、加害側のもう一人の主人公光晴の名前に「光」の字が入っている当てつけ感。「名は体を表す」とはいうけれど、名前負けしている陰キャといえるというか狙ってるなこれは。

    柚木麻子の作品においてカサブタは非常に特別な装置なんだと改めて思う。今まで読んだ作品においても、できたカサブタを無視できずに剥がそうとしてしまう堪え症の無さが人物の人となりを表す描写として意図的に差し込まれている、と思う。これは自分自身もやっちゃいけないこととわかっていてもやめられない癖として、意識的に意識してしまう。

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    2025年01月28日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    親の影響で耳馴染みのあったユーミン。
    各曲を元にしたアンソロジー。
    元々ユーミンの歌そのものがすでに完成された世界観があり、ストーリー性が強い。
    そこに作家それぞれが独自の視点から、新たな物語
    を紡ぐってかなり難しいことだと思う。し、実際ハマらないってレビューも見かけた。
    ともあれ雑食な私は、そのあたり全く気にせず楽しめた。
    選曲も非常にマニアック。よきかな。

    そしてドラマ化されてたってマ?みてみよー!

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    2025年01月17日
  • らんたん

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    愛は溢れる泉。神が人間に与えてくれた最高の贈り物。
    そうなんだと腑に落ちた。
    道先生に教わった生徒たちは、なんて幸せなんでしょう。
    多感な時期に自分もそんな教育を受けていたら人生が違ったかもしれないと思えるほどだった。
    日本の男尊女卑の時代を変えようと尽力した人。
    こんな素敵な人がいたから今の日本が有るんだと感銘を受けました。

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    2025年01月03日
  • 早稲女、女、男

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    え、ここ役を橋本愛がやるの。できるんかいな。むしろ能年ちゃんの役では。でも端役で出てるしな。役者開眼を期待して愉しみ。

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    2025年01月01日
  • 本屋さんのダイアナ

    ネタバレ 購入済み

    ないものねだり

    違った境遇に育つふたりの少女がお互いを羨みながら成長するといった感じだった。ないものねだりしてしまう心境に共感できた。

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    2024年12月30日
  • らんたん

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    明治から大正、戦後にかけて女子教育に奔走した河井道の一生をその時代に女子の権利擁護に奔走したり、仕事を持ったりする女性が強い意志を持って生きている姿が描かれている。歴史上の知っている人々がまるで今生きて話しているように感じるその描写に引き込まれて最後まで一気に読み切った。なかなか分量が凄かったが、これだけの内容を調べて書き切った柚木麻子さんの熱量がすごい。河井道の創った恵泉女学園に通学してその風土を愛していたからここまでの作品になったのだろうと思った。

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    2024年12月18日
  • 3時のアッコちゃん

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    アッコさんシリーズは毎回、どんなタイミング、年齢になっても元気ややる気や勢いをもらえる。本作、なんとアッコさんが姿変えて降臨していた。そうなんだよな、アッコさんは直ぐそこにいるのかもしるない。周りを見渡せる自分がいれば。

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    2024年12月17日
  • マジカルグランマ

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    ネタバレ

    2024年
    鑑賞作品 No.41

    この本を読んで何を感じた?
    そう聞かれたら迷わずこういう。

    右ストレートがクリーンヒットしたような痛み
    そのあとから少しずつ湧き上がってくる爽快さ

    読み始めた当初、何か違和感を感じていた。
    何かが他の小説と違う…
    でも、その“何か“がわからない。

    そして途中で気づく。

    そう、

    その“何か”が“マジカルグランマ”であるということに。

    無意識に、小説に出てくるおばあちゃんは優しくにこやかで登場人物たちを温かくサポートする脇役だ、という偏見に満ちていた。
    しかし、主人公の正子は見事なほどに真逆。
    俳優である正子は、自分だけが特別で輝くことを望み、ちやほやされる他人に対して異常なほど嫉妬し、目立ちたがり屋で、自分勝手で、わがままで、夫への愛はなく、助けを求めてやってきた夫の知り合いだという高校生を追払い、結局家の滞在を許すが宿泊料は徴収し、義母や夫の残した遺産をメルカリで売り払って金に換えるなど、やりたい放題。
    こんなおばあちゃん主人公は初めてだった。

    自分が心のどこかで期待していた主人公は、もっと優しく謙虚でおしとやかなおばあちゃんだったと気づかされる。そして、そんな人間はこの世にはいないということも。
    私たちが目を逸らしている、もしくは気づいていない社会の偏見に、否が応でも向き合わさざるを得ない。

    誰しも、
    人に褒められることは嬉しいし、
    他人に嫉妬するし、
    お金はほしい。
    嫌いな人もいる。
    だから、人は、白でも黒でもなくグレーなんだ。
    私たちは曖昧なものなんだと、貪欲でいいんだと。

    読み終えて自らを省みる。
     マジカルステューデント
     マジカルビジネスマン(ウーマン)
     マジカルサン(ドーター)
     マジカルパートナー
     マジカルフレンド
     マジカルヒューマン
    こんな生き方をしていないか…

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    2024年12月08日
  • 嘆きの美女

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    今まで読んだ柚木麻子は主人公が自分を追い込んだり追い込まれたりして、社会に馴染めなくなり、ストレスから容姿が醜くなるという展開ーーー『ナイルパーチの女子会』然り『BUTTER』然りーーーだったのだが、今回は尖りまくりの社会不適合者と言わざるをえない所からスタートして少しずつ少しずつ世の中と適応していく主人公。平等でない社会を受け入れることで表情が柔らかく、性格が丸くなる。肉体の特徴と性格が反比例していく。なんかこう、良かった。女の友情、牽制も駆け引きも垣根も手前味噌も建前も無いホンネをぶつけられる関係に最後なったのが良かった。嬉しかった。ネットで荒らしをしていたのもバレるんだろうし、それが収まって一件落着で終わるんだろうなとは思ったし、実際そうなったけど感動した。

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    2024年12月07日
  • ねじまき片想い

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    ネタバレ

    片想いの相手のために思い切った事ができるのがすごい。そして、それでも、分かりやすく結ばれた終わりにはならないところがかっこいい。

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    2024年12月02日
  • さらさら流る

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    主人公の優しさや真っ直ぐさが意図しない出来事が起きてしまう。
    読み終えて主人公の強さには惹かれましたが、主人公を傷つけた人達に対してはなんだかな…でした。
    それを甘えやちょっとした出来心と言うにはちょっと許せなくて。
    優しい人から優しさを奪わないで欲しい。
    反省されても主人公が追い詰められた出来事は消えないんだよな、と。
    そう思ってしまうのは私には主人公のような強さが無いからなのかな。

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    2024年11月30日
  • 注文の多い料理小説集

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    タイトルから、美味しそうな食べ物の描写に期待して購入したのだけど。

    どの作品も「なかなか変わった関係」が展開されていて、登場人物たちがどうなっていくのかハラハラしながら、美味しそうな食べ物が出てきてほんわかする、みたいな不思議な気持ちになる一冊だった。

    「エルゴと不倫鮨」

    どういう組み合わせ?と思わせる題名。

    大人の空間に乗り込んでくるワンオペ育児明けママが、とにかく凄まじい。
    高級鮨屋のおススメをモノともせず、自身の経験から鮨に注文をつけて「創作」していく。
    お店の人にとっては迷惑この上ないお客様の暴走っぷりが印象的だった。

    「夏も近づく」

    最初にこの話を読んだ時、続きがあるかな?あるといいな、と探したほどだった。

    居場所探しと釜で炊く飯。

    料理を覚えるということは、一人で生きていく、その質を高めることでもあるのかなと思う。
    でも、葉月という名の少年は、それでも、誰かのためを思って、美味しさを尽くす。
    その姿が健気で、彼が生き生きと成長していってくれる、そんな「続編」を望む。

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    2024年11月09日
  • 終点のあの子

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    違う人の視点からその人を見て聞いて、知らなかった一面に気がつくのが本当にそうでぐっと来る
    高校生でアルバイトをする「大人びた」同級生を慕う友人からの視点と、同じ店舗で働き「子供っぽい」彼女の行動に飽き飽きする大人の視点

    柚月さんは他にも数多くの名作があるが、私はこれが一番好き(読んだのが高校生の時だったから余計登場人物に近い想いを持って読めたと思う)

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    2026年05月08日
  • 本屋さんのダイアナ

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    なんだろう、少女2人のなんて事ない日常かと思いきや、こんな事になるなんて
    読み進むうちに、私の心の奥の奥、自分でも気付かない様な感情に辿り付いてしまった
    終盤は涙が溢れて、読みにくかった

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    2026年03月21日
  • 踊る彼女のシルエット

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    すごく面白かった。最高のシスターフッド小説だし人生への賛歌だと思う。婚活を題材にしつつ「普通」にできない人たちへの肯定を縦糸に、近くで誰かを見続ける友情のあり方を横糸に、そして更に何かを追求するオタク的な生き方への応援を模様としてめちゃくちゃ鮮やかに織られた物語。なんだかわからない何かに急かされて抑圧されて生きてる辛さとそれからの解放がとても良かった。俺はこういう小説が読みたいんだよ。柚木麻子すごくいいなあ。

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    2024年10月25日
  • 3時のアッコちゃん

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    4つのお話が入っていますが、「3時のアッコちゃん」と「メトロのアッコちゃん」が面白かったです。
    アッコさんのアイデアを実践すると、みんなが元気になる!アフタヌーンティーやフレッシュスムージー、いいな!

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    2024年10月23日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アンソロジーで3時のアッコちゃんに出会ってアッコちゃんシリーズ読み終わっちゃった( ; ; )
    こんな上司がいたらいいな〜って読みながらずっと思ってたけど、本という形で側にいてくれてるよね

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    2024年10月08日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ読み終わってしまった(;;)
    あっという間だった。めちゃくちゃ読みやすくて楽しかった。
    やっぱポジティブ最高!
    仕事を頑張れる為には休憩時間やプライベートの時間を充実させるのがやっぱ大事☆
    アッコちゃんシリーズは日頃お仕事頑張ってる人に読んでもらいたいなぁ♪
    やる気が出ない人にもおすすめ!

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    2024年10月08日
  • マジカルグランマ

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    とてもパワフルな女性のお話し
    正子さんの事を最初は好きになれず、読むのを諦めそうになってしまったが。中盤から彼女の諦めない行動力に引き込まれて全て読むことができた

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    2024年10月04日
  • ほろよい読書

    QM

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    お酒にまつわる色々な小話。
    本の表紙が可愛い。
    ちょっと贅沢なおつまみを用意してお酒が飲みたくなる。
    また読み返したいな

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    2024年10月01日