柚木麻子のレビュー一覧

  • 掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子

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    「放浪記」「浮雲」を読み、この本を見つけて読んでみました。とても面白かったです。
    様々な時代を駆け抜けてきた林芙美子の姿が思い浮かんでは消えていくようでした。
    詩人でもあった林芙美子の文章がとても心地よく、そして何より読みやすいし面白いです。
    柚木麻子さんの後書きにもあるように、2023年の現在、ようやく時代が林芙美子に追いついたのだろうと感じました。めっちゃ面白かったです。
    オススメなのでみんな読んでみてください✌️。

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    2023年07月31日
  • 伊藤くんA to E

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    自分がめっちゃ伊藤くんの思考回路を備えてる!と気付き、泣きたくなった。
    自分を傷つけない生き方を選んできたよな・・・失敗してる人を笑ってきたよな・・・

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    2023年08月24日
  • 3時のアッコちゃん

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    久々に読み返して梅田のここのことか!分かるぞ!と思えるようになったのが関西で就職して1年経ったことを実感した。でも泉は行ったことないな。今度探してみよう。
    社会人になって読み返すと日々の仕事や生活でもこの考え方は参考になるなとか、共感できるなと思うことが多くなった。けどいつも良いことを知ってもすぐ忘れてしまって結局自分の血肉にはならないのはどうしたらいいんだろう。分かったつもりで咀嚼できてないのかな。

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    2023年07月16日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤くんのように自覚した上でそう生きているわけではないけど、自分だけは傷つきたくない、与えられるのをひたすら待つ姿勢は正直自分にも多分になる気がして辛くなった。周りから自分を見たらこんな風に言語化できるのかと勉強にもなった気がする(?)
    伊藤くんみたいにテコでも動かないぞ、という決意はないからこそ、結局どうしたらいいんだろうという戸惑いの中にいる。また読み返して咀嚼したい。

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    2023年07月09日
  • 本屋さんのダイアナ

    匿名

    購入済み

    すごく引き込まれました

    本のタイトルが気になり読んでみました。
    が、すごく良かったです!
    大穴でダイアナ!この名前から始まり、こんなにも素敵なストーリーが盛りだくさんで読んでよかったと感動しました!

    #アツい #切ない #感動する

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    2023年05月08日
  • さらさら流る

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    柚月麻子さんは心の中の言葉にした事のない感情をきちんと掬い上げて、表現することが本当に上手な作家さんだと改めて感じさせられました。

    暖かく、心理的安全性の高い家庭で育った菫と、真逆の光晴の2人のおはなし。

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    2023年05月07日
  • 王妃の帰還

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    面白かった‼︎
    あらすじだけでもワクワク、ゾワゾワする。
    小中学生で女子グループについて悩んだり、疑問を持っていたのでこういう話を読むのは共感の嵐でたいへん面白かった。

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    2023年03月26日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アンチが出てくる。
    2作目でちょっと失速してたから、すごく良い視点だった。
    取り巻く環境は何ひとつ変わらなくても、気の持ちようで充足して生きていけるのいいな。
    私は今、逆パターンに陥っている気がするので、今読めてよかった。響く話でした。

    最終話、じわっときちゃった。
    三智子が途中で苦手になってたんだけど(笑)、なんでアッコさんが彼女を可愛がるのか説明されてて納得した。「教わることは達人クラス」
    すごい大事なスキルだ

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    2023年03月17日
  • 王妃の帰還

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    ネタバレ

    またもや柚木麻子さんである。自分の書いた記事をざっと見てみたけれど年明けに書いた感想noteが9冊ぶんほどあるのだけど、すでに柚木麻子さんの著作については2作ぶんほど書いている。でもどれも好きなんだもの、しょうがないじゃない!!
    女子校のクラス内で起こったグループでのちょっとした諍いがもとになっている。王妃ことクラスで一番人気の滝沢さんがもといたグループから弾かれ、範子たちの文化系もといオタク系のグループにやってくるという流れから話が展開していく。ネタバレ多数なのでまだ読んでいない方はここから引き返してください(笑)

    この話、王妃が範子たちのグループにやってきただけではなく、他のグループ同士

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    2023年02月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    食がテーマの本を読むと幸せになる気がする。
    自分の食事もとても大切に思えて、人生が豊かになる気がする。
    なので、最近は食事の本をよく手に取ってしまう。
    パン好きとしては、やはり「どっしりふわふわ」が好き。

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    2023年01月31日
  • 伊藤くんA to E

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    最初はイケメンクズ男に振り回される、伊藤くん周りの女たちの物語…だと思ってたけど。間違ってはいないけど。でも最後まで読んだ時に、伊藤くんの本性というか底が見えて、ひっくり返された感じ。ホラーとかミステリーじゃないのに(ミステリーなのか!?)恐怖でドキドキした。
    聡子の話はずっとイヤ〜〜な感じがしてて、でもどこか既視感。実際に、親友といってる女の子たちの中にもこういう関係はありそうだなぁと思った。嫉妬と僻みって怖い。優劣つけない、つけられない世界にいきたい…。
    最後の莉桜の話が強烈だった。現実では分かっているのに、これを辞めたらつなぎ止めている何かが壊れるから辞められない、みたいなものってある

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    2023年01月24日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    古典の文学作品を柚木麻子さんがハイテンションに(いい意味)紹介してくれている本で、小説が得意じゃない私も作品を読めそうな気がしてきます。

    キャラクターや人間関係やストーリーの、きれいなだけではなくドロドロしたりごたごたした部分にこそ、作品の醍醐味を見出す柚木麻子さんの視点が素敵だなあと思いました。

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    2022年12月03日
  • 早稲女、女、男

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    ガサツ、媚びない、自意識過剰、酒豪などなど言われる早稲女と、それを取り巻く女子力高めの大学代表5名のそれぞれの視点からの物語。

    自分も早稲女であったのもあり共感できたり、自分がこんな大学生活を実際にしたんじゃないかとふと記憶のように思い出せるシーンも。

    女性の自意識、心の機微。
    柚木さんの作品もっと読みたいと思った。

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    2022年11月26日
  • 伊藤くんA to E

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    想像していたのは、伊藤くんをめぐる様々な女の生き様や心情を描く小説。それが、伊藤くんEの章で完全に覆った。女同士の複雑な嫉妬や憧れを絶妙に表現する軸はそもそも秀逸。加えて、生きる中で傷つけられることが何よりも恐ろしいものだとぶちまけ、そうやって傷つけられることを恐れて、自分自身で蓋をしている部分がどこかにあるのでは、と自分の内面を振り返らせてくれる良書。

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    2022年11月03日
  • 王妃の帰還

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    いいねぇ〜。中学2年、この時期独特のクラスの空気感、自分に対する理想と現実、友だちやクラスメイトとの比較と上下関係。
    あの頃の色んな感情が蘇らない読者はいないはず。主人公たちが経験する出来事とは違っても沸き起こった感情はきっと忘れられないから。
    どのキャラクターも他人から見れば地味だったり派手だったりだけだけど、読み進めて色んな顔を見るうちに良いところも人間らしさも味わいもある子たちばかり。きっと世の中の人間ってみんな近くで見ればそういうおもしろさがあるんだろうな。

    主人公の思い切りの良さと王妃のどんと構える生き様は気持ちがいい。まだ14歳、だけどもう14年も生きてきた。彼女たちにだって色ん

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    2022年09月11日
  • さらさら流る

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    人の弱さと強さの両面を改めて感じる作品。
    自分の裸の写真が出回ってしまった主人公とその周りの人達のその後のストーリーを描く。
    周りの支えを受けて、次第に力強く立ち直っていく、変わっていく主人公。
    その姿を応援するような気持ちで読み進め、読み終えた時には、雨上がりの晴れ間のような気持ちになった。

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    2022年09月08日
  • 注文の多い料理小説集

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    7人の作家が「料理」をテーマに描いた短編小説集です。今迄に他の作品を読んだことのある作家もいれば、この小説集が初めての作家もいます。読んでみたい作家の作品を、この様な作品集を読んでからと、思う人もいるかもしれません。この短編集では柚木麻子さんの「エルゴと不倫鮨」が最初に登場します。柚木麻子さんの作品は数冊読んでいましたが、この作品は今迄で一番笑った作品です。柚木麻子さん以降の作家の作品は、どのような物語なのか興味が出てきたので、どんどんと読み進んでいきました。

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    2022年08月28日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    夫婦のデリケートな問題をポップに描いた作品。
    夫婦ってなんだろうなぁと、一言で言ってもいろいろな形があって難しくて面白い。

    だけど1人じゃ成り立たない、それが夫婦なんですよね。

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    2022年08月28日
  • ねじまき片想い

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    カーニバルは続くのよ。あんたが参加しようとしまいとね!
    これまでは形さえあればどうでもよかった。彼の隣に居られるのならば、どんな無理でもしようと思っていた。そのせいで、この二年間、同じ時間を過ごしても、人が心を通わせて一緒に居ることがどういうことかついにわからなかった。でも、今は形なんてどうでもいいことだった。ねじが回転してお互いの歯車がかみ合わなければ、いくら好きな相手と一緒でも、なんの意味もないのだ。大切なのは外側ではなく内側で何が起きているかだった。

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    2022年08月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    購入済み

    豪華なアンソロジー

    まずは参加している作家陣の豪華さです。そして、ユーミンの楽曲のとのコラボということで、面白くないわけがありません。個人的には綿矢りささんの「青春のリグレット」が好きでした。読んだ後で、楽曲を聞きなおしたくなるような一冊でした。

    #切ない #泣ける

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    2022年08月14日