柚木麻子のレビュー一覧

  • らんたん(新潮文庫)

    購入済み

    恵泉女学園の創立者である河井道とその教え子である一色ゆりを中心としたシスターフッドの物語。明治大正昭和にかけての河合道の生き方を辿り、同時に日本の歴史を辿る。教科書に出てくるような作家や社会活動家と、道との関わりが面白い。何よりも恋愛ではない女性同士の特別な繋がりシスターフッドに憧れた。

    #泣ける #タメになる #感動する

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    2026年03月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    私はめちゃめちゃ好きでした。表紙を見るとバターの匂いを感じるよう。
    心の触れてほしいけど触れてほしくない部分を刺されているような感覚。生きることが楽しくなる本でした。

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    2026年03月02日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    めっちゃ良かった。

    木嶋佳苗事件をモチーフに、
    いまの日本で「女性として生きること」の息苦しさが、驚くほど解像度高く描かれている。

    そしてタイトルの通り、物語の大きな軸となるのが“バター”。
    料理や食の描写が何度も現れ、
    食べること=欲望であり、生存であり、抵抗でもあると気づかされる。

    ソクラテスの言葉、
    「生きるために食べよ、食べるために生きるな」

    カジマナとの対話をきっかけに食と向き合い、
    主人公が“生きるために食べはじめる”ようになる過程が、頼もしかった。

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    2026年03月02日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    1年前にイギリスに旅行に行った際、書店で見たのがまさにこの本。
    可愛い本だなーと表紙の写真を撮った。ただインスタ映えとしか思ってなかった本をまさか読むとは思ってなかった。
    そしてこんなに面白いなんて。

    まず料理の描写がとても良い。
    文章表現だけで、漫画やアニメなどの画像や動画じゃなくてもこんなに美味しそうに描写ができるなんて。エシレのバターを買って、バター醤油のご飯を食べたいなと思った。

    女性から感じたことがあるルッキズム思想や、
    「家庭的であれ」「美しくあれ」という空気感。
    直接言われてるわけではないけど、ついついそれに従わなくちゃいけない環境を描写しており、
    うわ!私まんまとこの空気感

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    2026年03月01日
  • 王妃の帰還 新装版

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    自分自身の立ち位置とはどこなのか?相手にとって自分はどういう存在でいないといけないのか?この年齢だからこそ大人よりも過敏に反応して気を遣って傷ついてしまう。14歳の少女達は我々は大人達よりもはるかに先をみて大人びているのかもしれない。いや、この場合少女達は「大人美てる」か?

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    2026年02月28日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    かなり面白かった
    短編でこんなに面白く書けるのがすごい
    ド話は全部が救われるということではく現実味もあり、でもドタバタしてて、にしてもありえる?ありえそうか、、?みたいな絶妙なラインで展開が笑えるし、星新一とか好きな人は刺さる気がする
    何度もクスッとしてしまった
    パティオ8が好き

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    2026年02月28日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    久々読んだバター。
    味わい深い。5年前に読んだ以来ですが、解像度が上がってまた面白かった。
    バター醤油ご飯が食べたくなる。
    もう東京の3LDKの中古マンションって3000万円で買えないよね…?

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    2026年02月27日
  • 踊る彼女のシルエット

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    なんかよかった登場人物それぞれの生き方に生きにくさとかそれを理解してほしい人にしてもらえない歯痒さとかでもそれぞれ正しいと思う方向に向かって進んで行く自分に誠実であろうとする姿が痛々しくも清々しく特に主人公の心の機微が繊細に描かれていてよかったし終わり方もとてもよかった。あと日替わりピラフとバナナジュースうまそう

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    2026年02月27日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    圧倒的社会風刺小説。
    現代のルッキズムをテーマに、食を味わう素晴らしさを交えながら主人公の堂々たる変化が大変面白い。
    同じ女性の身として、無意識に「太る」ことへの抵抗があることに共感した。そこに、梶井真奈子が強く主張することで、そうではないと思いつつも、主人公とともにその主張は一理あるかもしれない、と引き込まれてしまっていた。
    何より、登場人物が全て何かしら繋がっており、その伏線回収的な爽快感が強かった。
    そして、結局は、この抗えない他人への視線が渦巻く日本社会において、どれだけそれら世間の評価を自らに取り入れるか、又は、そこにどれだけ我を通すのか、の選択によって自らは決まる。梶井真奈子のよう

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    2026年02月26日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    コロナが題材になっているものも多いけど、身近なところで起こっていそうな短編集。トリアージ2020は孤独な妊婦さんが生垣越しのやり取りから前を向いて進んでいけるようになるところに少しほっこりした。1話目のラーメン評論家の話。こういう奴いるよね、しかも周囲に配慮せずに動画を回して自分は正しいみたいな顔して反論してくるような人。でも、この評論家の上げた画像で人生を狂わされた人たちに反撃を受けていく過程が、暴力での反撃ではなくその人が一番精神的に衝撃を受けるであろう方法を選んでいるところに、この人を懲らしめてやろうという気持ちがよく表れており、読んでいて面白かった。
    どの話も他社とのやり取りの中で自分

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    2026年02月26日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    冒頭からラストまで、バター料理が満載で私生活でもバターを買ってしまうくらい影響を受けた。
    ちびくろサンボも被害者である男性に当てはめたりと、全てがバターにまつわる話で海外で評価されているのも納得という作品だった。
    話のカギを握るのはやはり篠井さんの存在。この人がかなりミステリアスでカジマナに対抗する唯一の盾となってくれたように感じる。

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    2026年02月26日
  • ナイルパーチの女子会

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    大好きだ!!柚木麻子さん!!!!
    BUTTERを読んだ時に衝撃を受けて、その後イギリスで大ヒット、ナイルパーチもイギリスで翻訳されると聞いて感想が輸入される前に読もう!と読んだ。
    ナイルパーチが魚なことも知らなかったです……って感じでスタートしたんだけど、正直BUTTERより辛いものがあったなぁ
    読み終わる頃にはめっちゃ読んでよかったーって思った

    恋人だろうと友人だろうと依存や執着、嫉妬はするし、それをうまく飼い慣らして生きているよなぁ我々って思った。
    小学生くらいの時は上手く扱えなくて傷つけた経験も傷つけられた経験もあるし、多分みんな大小こんな気持ちに振り回されて生きてるよねって思った

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    2026年02月25日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    長編で読み応えがあったが、読みやすかった。
    複雑な感情が表現豊かにリアルに散りばめられていて、料理の描写(特にバターの表現)が魅力的だった。共感でき、考えさせられ、前向きな気持ちになれる面白い小説でした。

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    2026年02月25日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    この作品を読んだ後に木嶋佳苗のブログを読むのがおすすめ。モデルになった件はあまり知らなかったんだけど、ニュースで流し見するよりは深く知ることができたかなと思う。
    “価値観や性格は環境によって形作られる”という考えで生きているんだけど、たまに世界のバグのような人や性格がが発生することってあるよね。
    その人が磁場になって有象無象が引き寄せられてくるのをこんなに俯瞰で見れるのは貴重。

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    2026年02月24日
  • 私にふさわしいホテル

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    めっちゃ面白かった!
    あ、短編?と思いきや短編じゃなかった!
    ちゃんと自分に向き合って
    エネルギッシュに成長して反省して、
    進化していく加代子が読んでてほんとに
    好きすぎるし
    東十条先生も大好きです。
    加代子は間違いなくAB型です。

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    2026年02月24日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    全部サックサク読める!
    あまり思考が必要ないので、
    ただ元気になりたい時に読みたいかな。
    どの人物もリアルに想像できて
    映像化容易い感じがほんとに好き。

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    2026年02月24日
  • ナイルパーチの女子会

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    インスタで流れてきたおすすめ。

    30代以上の女子あるある、みたいな紹介で流れてきたからそのつもりで読んだらスリラーヒトコワストーリーでいい意味で騙された。
    やばい女しか出てこない、こういうヒトコワがちょうど読みたかった。
    最初はいい人そうだったのにジワジワ裏の顔が…じゃなくてほぼ全員アクセル全開でやばさ出してくるの面白過ぎる。特にやばい女がやばい女助けるために婚約者に芋けんぴ刺して怪我させるシーンは流石に笑った。もうこのシーンだけでも誰かに読むの勧めたくなる。

    サイコパスは自分のことしか考えない、っていうけどほんとエリコみたいな人のことを言うんだろうな。心の中でしょうこを求めまくってるのに

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    2026年02月24日
  • 終点のあの子

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    再読。細かいことを忘れていたので、フレッシュな気持ちで読めました。柚木麻子は本当にうまい。というか好き。
    女の子をどんどん描いていくけど、やっぱり一人ひとりがその人生の中では主人公なんだよなぁ…とさだまさしのような感想を抱いてしまう。
    どの子のことも愛しくて、この先幸せに生きていってもらいたい!と願ってしまう魅力的なキャラ作り。
    そういえば私も親友と二人、塾をサボって江ノ島の海に行ったことがあったなぁ、とか自分の高校生時代を思い出したりもした。
    シナリオスクールに通って腕を磨いたと行くのを聞き、それに通ってこんなすごい作家になれるならみんな通うよなぁ…とぼんやり思う。
    柚木麻子の新作が読みたい

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    2026年02月23日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    何となく、梶井のような女性に心当たりがあってゾッとしました。私自身騙されやすいタイプの人間なので主人公と同じように、この本を読んでいる間ずっと梶井に踊らされていた気がします。でも、それが心地よく感じてしまう…不思議な作品でした。

    また、他の方もコメントしているようにこの物語に出てくる食事はどれも美味しそうで、ありありと目の前に浮来るようなリアリティがあります。この本を深夜に呼んだら最後、バター増し増しの味噌ラーメンにパンケーキ…全て平らげてしまいました。めちゃくちゃ罪悪感がありましたが、梶井と同じ食事が出来た気がして少し興奮してしまいました。
    ……やっぱり私は彼女に踊らされていたようです。

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    2026年02月22日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    日本の時代の変遷をドラマ好きの作家という言語化のスペシャリストの視点から辿っていけるとても良い本だった。小説家から語られる原作への願いと推しへの想いは印象に残った。

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    2026年02月18日