柚木麻子のレビュー一覧

  • BUTTER

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    BUTTER

    『どうしても、許せないものが二つだけある。
    フェミニストとマーガリンです』

    この作中のセリフが話題となりイギリスで高く評価された本作。

    連続殺人事件の容疑者とそれを追う女性記者の話なのだが、なにより出てくる料理の表現が素晴らしい。官能的でもあり、想像だけで唾液が溢れ出すような表現に何度も「食べたい……」と天を仰いだ。
    私はバター醤油ご飯とロブションの表現が特に気に入った。
    近いうちエシレバターをたっぷりと使い、濃厚なバター醤油ご飯を食べるのだ絶対に。
    ロブションも一度は足を運びたい。調べたところまずは2ヶ月前の予約戦争に勝つ必要があり、最低五万ほどかかるらしい。これはまだ先

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    2026年09月14日
  • BUTTER

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    表紙を見たときから気になっていた作品だったので購入しました。女性記者と女性被告人を中心に物語が進み、読みやすく、ストーリーにも入り込みやすい作品でした。中でも印象に残ったのは、料理や食事の描写です。食べ物の味や香りまで想像できるような描写に引き寄せられ、読んでいるうちに、作中に登場する料理を実際に食べてみたくなりました。

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    2026年09月13日
  • 終点のあの子

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    出てくる登場人物の所々が自分と似ていて読んでいてグサグサ刺さって辛かった。読みながら何回もため息が出た。だけど、今後自分を省みて成長するために、何回も読みたいと思った。

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    2026年09月13日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ダイアナと彩子の話。
    小さい頃はあまりにも世界が狭くて、色んなことを羨ましく思ったり「人と違う」ということが悪いことに見えるが、大人になったら今よりずっとずっと生きやすくなるんだよと、小さい頃の2人に教えてあげたいと思いながら読み進めた。

    自分はどちらかと言うと彩子のような幼少期を辿ってきて、どうしてもダイアナのような子に偏見があったときもあったが、高校の時はダイアナのような容姿になった。
    今から思えば、なんだかんだ言って憧れみたいなものもあり、その時に出来なかったことを高校になってやったんだと思った。

    ティアラさんの「みんなが正しければ正しいほど、毎日が苦しかった」という気持ちもわかった

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    2026年09月13日
  • BUTTER

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    最初から最後までずっと面白かった。柚木先生の本は『その手をにぎりたい』が1番好きだったけど、この本を読んで順位が変わった。

    私は30代女性なんだけど、同世代の女性でこの本に一つも共感できない人なんていないんじゃないかと思う。
    この本が世界で多くの人に読まれているということは、共感できるポイントがいくつもあった私と同じように、文章が胸に刺さったり救われたりした人が世界中にいるのかなと思うと嬉しくなった。
    あと、梶井は気持ち悪いなと思った。

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    2026年09月10日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

    リアルに近いフィクション作品だった。
    小学校で仲良かった2人が私立と公立中学、名門大学
    に進学、そうして徐々に交わることのない二つの世界へと進む。見た目に反して一途でずっとダイアナのことを思い続ける武田くん、不器用ながら強く生きるティアラなど歪な家庭環境でも愛に溢れていることに気づき始めたダイアナ素敵。

    やがて2人の世界が混ざり合う、どんなに離れてもまた昔みたいに戻れるかもしれない、そんな旧友を振り返りながら読めた本。ありがとうまた読む

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    2026年09月10日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    最高の短編集。柚木節炸裂!
    トリアージ2020が1番好きだった。

    コロナ禍で奮闘する女性の話が多くて、あの時期の息苦しさや、弱い立場に皺寄せがぐんときた怒りを思い出した。あの突然の休校のことを私は一生許さない。

    そういった身近な理不尽さに、連帯してスッキリする話も良かったけれど、「トリアージ2020」の自分のできる範囲で他人同士が助け合う話が1番気持ちよく読めた。今は怒ったり意思を表明するのに、ちょっと疲れてるのかもな。

    コロナ禍にあったあの時の雰囲気を、元気になるワクチンと一緒にパッケージしたような作品でした。

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    2026年09月10日
  • あまからカルテット

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    こんなに、勇気と元気をもらえる小説があるだろうか。友情、言葉では簡単だし友達という広い世界に共通する言葉。でも、この小説は違う。友情がどれだけありがたいことか、尊いことか、生きていく源の一つになるか、自分の一部を作っているまわりの大切な人達の存在を思わずにはいられない。何度も読んで、何度もこの気持ちになりたい。星5個なんて足りない、出会えて幸せな小説でした。

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    2026年09月09日
  • BUTTER

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    ずーーっとおもしろい。
    考えさせられることが多く、物思いに耽ってしまうことが多く時間はかかったがあっという間に読み終わってしまった。

    主人公里佳はカジマナとの対話を通して、人間的に精神的に、様々な成長を遂げたと思う。
    フェミニズム的観点からは、特に大きく考え方が進歩したと思う。

    里佳の価値観がアップデートされる度に自分の価値観もアップロードされる。1ページごとに価値観のアップデートを促される。そんな作品。

    人には様々な一面があり、様々な悩みを抱えて生きていることを感じた。

    今自分が何か悩んでいるように、常に前向きに生きてる人も悩み事はあるんだろうなと思った。

    2017年に書かれている

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    2026年09月08日
  • BUTTER

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    登場人物の心理や、互いの関係性などが変わっていく様子に引き込まれた。料理や情景の描写も、五感をバシバシ刺激してくる。単純に面白い。普通、面白い小説は一気に読んでしまうが、この小説はそうならなかった。少し読むだけで十分な満足感と余韻が得られるのだ。一気に読んでしまうと、胃もたれしてしまうと感じたのかもしれない。濃厚で芳醇な文章に溢れた、正に「バター」の題に相応しい作品。

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    2026年09月07日
  • BUTTER

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    実際にあった事件が下地だが、この物語男性と女性また年代に寄っても捉え方違うのではないか。カジマナに魅せられた人々、もし自分が出逢うことがあったらなその魔力に抗う事が出来ただろうか
    物語に潜むフェミニズム、女性に対する価値観、女性が女性を語るストーリー、食に
    する拘り、その辺りが海外でも絶讃された理由なのかも

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    2026年09月06日
  • ランチのアッコちゃん

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    「食」を中心に現代を生きる女性達にフォーカスした4編の短編集。月並みな感想だけれど、悩みながらも前に進もうとしている人たちを見ると元気がもらえる。アッコさんと三智子の関係性が尊いなあと感じた。

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    2026年09月05日
  • BUTTER

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    面白かった!どんな内容か全くわからないながら読み進めていき、どんどん引き込まれて、現実世界でも、この本の世界を思い浮かべたり、仕事中考えたりする程だった。

    参考文献でモデルになった人物がいたようで、確かに昔こんなニュースを観たような気がした。

    実際のところ、本人しな分からないけど、寂しがり屋ということなのでは無いか、と。
    自分に自信がなく、埋めるものがないから、次から次へと相手の男性を見つけていくのかな。かまってほしくて、相手が離れていく前に自分から手放す、そんな気がする。

    胆嚢摘出術後なので、脂質制限をしている今、バターバター言われるこの本を読むのは、正直辛かったけど、普通の食事が食べ

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    2026年09月04日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    本当にバターが主役のお話だったとは。いろんな意味で胃に重い濃厚な一冊でした。

    拘置所から動けない状況の容疑者カジマナが、面会者の里佳や伶子を引きつけ振り回し続けられるのは、魔性のキャラクターや都合良く事実を捏造する闇深さもさることながら、常に「本当のこと」を突きつけてくるから。それはこちらにも突きつけられているような気になる。

    あなたは本当に食べたいものも食べずに幸せなのか。太るのを咎める風潮は間違っていないか。あなたが思っているほど周りに愛されないのはなぜか。あなたは死んでいるみたいに生きていないか。

    里佳が最後、カジマナがたどり着けなかった答えを見つけたように、呪縛から逃れた先に、自

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    2026年09月05日
  • BUTTER

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    序盤のカジマナのカルト教祖感とバター醤油ご飯をはじめとするご飯の美味しそうさにとても惹きつけられた!

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    2026年09月03日
  • 王妃の帰還 新装版

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    書店でこういう系読みたいなーってなって買った本だけど、自分が想像してたより何十倍も面白くて何十倍も深みのある本だった!!

    世界観と語り口が面白すぎてぐいぐい読み進めてしまうし、展開の面白さが抜群!!

    これ本当に中学校で起こってることだよな??って何回も疑問に思ってしまうくらい、大人な考え方というか自分の理解度が高い人が多くて尊敬の気持ちが湧いたなぁ

    でもこの主人公を含むグループがそうってだけで、他の人たちはどうしようもなく子供らしくてそこのギャップも面白かった!

    物語が終盤に向かうにつれてそれが少しずつ逆転してる部分もあったけど、最終的には全員が言いようのない青春の輝きを放っててラスト

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    2026年09月01日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    重たかった。幾日もかけて、じんわりじんわり読んで、じとじとからだに染み込んできた。
    変化と失望と別れと、あたらしい仲間。そして、居場所。とてもリアルで、痛々しくて、剥き出しで、読んでいてなんどもくやしさに共感して頷いた。なんだか、魂をこめて…というのだろうか。ものすごく力"リキ"をこめて書かれているように感じて、そのエネルギーをビンビン浴びて疲れ果てたり、逆に元気をもらったり。本当に、バターのような、軽やかさもありつつどっしりとカロリーをたたえた名作だった。

    カジマナのキャラクターがかなり好きだった。加害者であるが被害者でもあったのかもしれない彼女の存在は、人間が完全に白

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    2026年09月01日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    かなり分厚い作品だったが、後半はページをめくる手が止まらなかった。(読書をする習慣をつけるための1冊目としては重たかったかも)

    梶井に近づくほど、その魅力や歪みに飲み込まれていくように見えた里佳だったが、それでも最後は梶井を単純な悪として切り捨てるのではなく、彼女を理解し、自分の中に取り込みながらも自分自身の生き方を見つけていった。その着地がとても良かった。でも、あの場面は本当に死んだかと思った。心臓に悪い。

    里佳の献身的な部分はとくに印象に残った。見返りを求めず周囲の人に与えることができるからこそ、性格も境遇も違う面白い人たちが彼女の周りに集まってくるのだと思う。
    登場人物たちの知性や行

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    2026年09月01日
  • ナイルパーチの女子会

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    ナイルパーチが意図せず生態系を壊すように、喰らい合う女たち。女友達の関係性って、ほんとに難しい…。ジワジワとえぐられました。

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    2026年08月31日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    面白かったー通勤時間に読んでるので、
    読み終わるまで時間かかるなーって思いながら
    読み進めてたけど、すぐに没入出来た。
    特に梶井の故郷へ行き、第三者目線の梶井像を知り、そして怜子が失踪して…あたりが私的山場
    最後まできっちり面白かった

    真冬の深夜ラーメンやってみたい。←

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    2026年08月31日