柚木麻子のレビュー一覧

  • 終点のあの子

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    個人的に女子高のカースト最上位の子と最底辺の子が友達になる世界線は、ファンタジーでしかあり得ないと思っている。

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    2026年03月04日
  • らんたん(新潮文庫)

    購入済み

    恵泉女学園の創立者である河井道とその教え子である一色ゆりを中心としたシスターフッドの物語。明治大正昭和にかけての河合道の生き方を辿り、同時に日本の歴史を辿る。教科書に出てくるような作家や社会活動家と、道との関わりが面白い。何よりも恋愛ではない女性同士の特別な繋がりシスターフッドに憧れた。

    #泣ける #感動する #タメになる

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    2026年03月04日
  • らんたん(新潮文庫)

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    河井道さんがNHKの朝ドラ「あさが来た」と「花子とアン」、「ばけばけ」を横に縫いとるような、大河小説でした。
    暗くて重い時代も、あたたかくおいしいものや明るく女学生の笑い声とともに響くような、女性のしなやかさ、やさしさ、強さ、朗らかさに包まれて光を失わずに進んだ、という恵泉女学園のお話。
    女性の放つ光を外から見るような、なんともあたたかく、でも気持ちのいいお話でした。
    柚木麻子さんの心はここからできているのか、となんだか納得するような気持ちになりました。
    歴史観や宗教観はそれぞれだけど、女性のもつ光、という点でとても良かった。
    津田梅子、広岡朝子、白州次郎や、有島武郎に太宰治…、戦後復興の話はもっと知られても良いなあ、と思います。
    いつかドラマか映画になったら必ず観ます。

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    2026年03月01日
  • 踊る彼女のシルエット

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    なんかよかった登場人物それぞれの生き方に生きにくさとかそれを理解してほしい人にしてもらえない歯痒さとかでもそれぞれ正しいと思う方向に向かって進んで行く自分に誠実であろうとする姿が痛々しくも清々しく特に主人公の心の機微が繊細に描かれていてよかったし終わり方もとてもよかった。あと日替わりピラフとバナナジュースうまそう

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    2026年02月27日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    コロナが題材になっているものも多いけど、身近なところで起こっていそうな短編集。トリアージ2020は孤独な妊婦さんが生垣越しのやり取りから前を向いて進んでいけるようになるところに少しほっこりした。1話目のラーメン評論家の話。こういう奴いるよね、しかも周囲に配慮せずに動画を回して自分は正しいみたいな顔して反論してくるような人。でも、この評論家の上げた画像で人生を狂わされた人たちに反撃を受けていく過程が、暴力での反撃ではなくその人が一番精神的に衝撃を受けるであろう方法を選んでいるところに、この人を懲らしめてやろうという気持ちがよく表れており、読んでいて面白かった。
    どの話も他社とのやり取りの中で自分を取り戻していく話で、読んでいて気持ちの良いものが多い。

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    2026年02月26日
  • 私にふさわしいホテル

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    めっちゃ面白かった!
    あ、短編?と思いきや短編じゃなかった!
    ちゃんと自分に向き合って
    エネルギッシュに成長して反省して、
    進化していく加代子が読んでてほんとに
    好きすぎるし
    東十条先生も大好きです。
    加代子は間違いなくAB型です。

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    2026年02月24日
  • 終点のあの子

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    再読。細かいことを忘れていたので、フレッシュな気持ちで読めました。柚木麻子は本当にうまい。というか好き。
    女の子をどんどん描いていくけど、やっぱり一人ひとりがその人生の中では主人公なんだよなぁ…とさだまさしのような感想を抱いてしまう。
    どの子のことも愛しくて、この先幸せに生きていってもらいたい!と願ってしまう魅力的なキャラ作り。
    そういえば私も親友と二人、塾をサボって江ノ島の海に行ったことがあったなぁ、とか自分の高校生時代を思い出したりもした。
    シナリオスクールに通って腕を磨いたと行くのを聞き、それに通ってこんなすごい作家になれるならみんな通うよなぁ…とぼんやり思う。
    柚木麻子の新作が読みたいな。
    これの映画も観たいな。
    人生っていろんな味がして、多分面白い。
    そう思える一冊でした。

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    2026年02月23日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    日本の時代の変遷をドラマ好きの作家という言語化のスペシャリストの視点から辿っていけるとても良い本だった。小説家から語られる原作への願いと推しへの想いは印象に残った。

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    2026年02月18日
  • 王妃の帰還 新装版

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    めちゃくちゃ面白い

    「スクールカースト」をシャッフルして、垣根を壊して、風通しを良くする物語。東京の女子校の中学生の生活なんて全く分からないけれど、自分にもあった中学生という期間を思い出しながら楽しく読めた。

    著者は中学生が読むことを想定して書いたそうだが、当時者である時期に読んでいたら共感で死にそうになったのではないだろうか。

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    2026年02月15日
  • 踊る彼女のシルエット

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    一度読み始めると面白すぎてとまらない!
    柚木麻子が日本のアイドルについての物語を書いていたら絶対面白いだろうなと思っていたら、近しいものがあって助かった。
    「アイドルはどうして恋愛してはいけないのか」とか「なぜ我々は結婚を焦らなければなりないのか」とか、ひいては自分の生きづらさについてもじっくり考えるきっかけになる作品だった。登場人物が皆魅力的で読後感が爽やか。舞台が喫茶店なので食べ物の描写もとえも魅力的。

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    2026年02月12日
  • 王妃の帰還 新装版

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    まさか女子中学生の青春物語に浪漫を感じる日がくるなんて。すごく面白かった!女の子は誰もが主人公だ、なんてよく言った話だが、革命を起こすのもまた少女なのだ。青春小説と銘打つには勿体無い!

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    2026年02月12日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ


    狭い囲いの中で思春期の女の子にとっては特に今いる場所が全てで、未知の人への嫉妬や憧れからくる興味と嫌悪感がリアルに描かれていて切なかったです。

    夏休みが明けて名残惜しさが残りつつも元の居場所に結局戻っていった恭子と早智子の章が現実的ですごく印象的。

    四章の最後にあの子が、ただ知りたかっただけなのだと自覚する所が好き。

    この方の他の作品も読みたいと思いました。

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    2026年02月11日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    ドラマの見方を教えてもらった気がします。ドラマって少しえっ!こんな事あるわけないじゃんとかいうわけないとか思ってさめちゃう事が多かった気がする。だけどそうゆう風にみればよかったのねー!って目から鱗。冷めた目で人をみることって本当に人生の輝いていい所も冷めてみてしまう気がしている。柚木さんありがとうございます。

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    2026年02月10日
  • 早稲女、女、男

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    短編のようで、全話が繋がってて
    カナコと長津田の関係性も一緒に追っていくようなストーリーで面白かった。
    毎日電車で少しずつ読み進めてたけど、数分間でその物語に没入できる魅力があった。

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    2026年02月08日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ダイアナも彩子も環境や自身としっかり向き合うことで生きづらさを助長させて、、でも成長につれ真面目に正直に向き合うことで、前向きに明るい兆しを感じて終わっています。
    主人公ダイアナから、私自身が次に何の本を読もうかと課題をもらえたのがよかったです。

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    2026年02月06日
  • 本屋さんのダイアナ

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    出てくる人みーんな魅力的。
    やっぱり女の子が主人公ってだけでも最高なのに
    仲のいい親友がいるのはツボ。
    もうそれだけで好き。
    こんなにキャラクターみんなが生き生きしてるのは
    作者の人の力だね

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    2026年02月04日
  • 本屋さんのダイアナ

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    私の名前は章子!
    名前で苦労した事は無かったが名字が保田で中々ヤスダとは読んで貰えなかって記憶がある。でも結婚して工藤になった時は嬉しかった(^_^)v
    だからと言う事も無いが15歳になったら「名の変更許可申立書」を出すと言う選択肢もわかなくは無いのです。ティアラの子育てもいくら訳ありでも大穴は無いよね。周りの言う「あんたのママおかしいよ」は言われなくてもその通りだった。どうして普通のお母さんの様になれないのかわざわざ指摘されなくてもいつもため息をつきたかった。そんなダイアナに彩子ちゃんは変な名前じゃ無いと言ってくれた。まるで正反対の二人の出会いである。小学3年生から22歳頃迄のガール・ミーツ・ガールの物語である。
    共通点は本が好き!色々な本が登場して読んだ事あるとか読んで無いとか思いながら、読んで無い本は後で読んでみたいと思いながらあっという間に読んでしまいました。呪いを解く方法は「リュークス、リュークス、フィルフィルルーなんびとたりとも、このダイアナを縛ることはできない。私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ...。私だけが私のすすむ道をしめすことごできる...」そうなんです。呪いを解くのは自分一人の力でやるしかないんです。誰でも自分の足で立って流されてはいけない。自分に命令できるのはこの世界で私だけなんだからね。彩子もダイアナも自分の殻を突き破って又親友になれたのかな?

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    2026年02月02日
  • 早稲女、女、男

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    各大学のキャラが興味深かった。私自身、早稲田だが周りにそこまで本で出てくる人はいないかなと個人的に感じた。時代的なもの?ワセジョだからとイジってくる異性も周りにいないかな。目標に対する執着を持ってる人はかなりいるが。

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    2026年01月29日
  • らんたん(新潮文庫)

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    歴史に名を刻む人たちは、その人たちで繋がりがあるこたをすごく実感した。自分の信じる道をまっすぐに生きることの難しさ、でもだからこそ得るものがあひますね。

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    2026年01月28日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ふたりの対照的なヒロインが小学生からハタチを超えるまでの十数年を描くガールミーツガール小説。

    性格も環境も考え方も、なにもかもが違うふたりの少女が本を傍らに悩みながら歳を重ねていくしていく様が丹念に描かれておりぐっと引き込まれた。
    女の子として成長していく中で揺れる繊細な苛立ちややるせなさが澱を残していく様がリアルで、深く感情移入した。
    私は綾子が自分のトラウマと自分自身に向き合う場面が特に好きで、[誰かを救うということは過去の自分を救うことです]とは正に、カラオケボックスで過去の自分自身に手を差し伸べるような構図の場面にはわず唸った。
    人と人が出会うことの美しさと苦しみを、暖かく感じさせてくれる本でした。柚木麻子さんありがとう。

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    2026年01月26日